デイリーニュース

  • パート3:アンジェラ・デイビス トランプの集会は人種虐殺の地タルサで奴隷制廃止の日に行われると酷評

    トランプ大統領は、オクラホマ州タルサ市で6月19日に予定される集会を皮切りに、屋内開催の選挙イベントを再開します。6月19日は、アフリカ系アメリカ人が奴隷身分から解放された1965年の出来事を祝う日、ジュンティーンス(Juneteenth)として知られています。トランプが予定する選挙集会はまた、タルサ人種暴動の99周年にも重なります。これは1921年[5月31日から6月1日かけて]タルサ市で起きた事件で、白人住民が何百人ものアフリカ系の隣人を殺害した、米国史上でもっとも悪質な人種差別に基づく虐殺事件の一つです。有名な学者で活動家のアンジェラ・デイビスは、トランプが体現するのは「過去に戻りたいと願う米国人の一セクターであり、白人の優越性や女性蔑視のかたまりだ」という認識が重要だと述べます。人種差別と国家暴力に反対する歴史的な蜂起を考えると、「私たちはホワイトハウスの現在の住人が代表するような勢力によって引き留められるわけにはいきません」。

    dailynews date: 
    2020/6/12(Fri)
    記事番号: 
    3
  • パート2:アンジェラ・デイビス 旧南部同盟英雄の彫像の撤去は奴隷制と人種差別の歴史の清算を反映

    ここ数週間、米国各地の都市で続いている人種差別を象徴する記念碑の破壊と撤去は、「歴史的な人種差別の容認がこの国を今日の状態にまで推し進めた」ことを、遅まきながら清算する動きの一環だと、アンジェラ・デイビスは言います。「人種差別は、奴隷制度を廃止した後ただちに問い直すべきことでした」。

    dailynews date: 
    2020/6/12(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 蜂起と廃止:アンジェラ・デイビス 運動構築を語る 「警察予算縮小」と今後の方向性

    警察の残忍性と黒人差別に対する大衆抗議は引き続き米国内や他の国々で吹き荒れています。権力の回廊でも街頭でも過去の審判が強いられる事態になっています。 5月25日ミネアポリス市でジョージ・フロイドが警察によって殺害されたことを契機とする大規模な抗議行動が、警察のあり方と構造的な人種差別についての世論を劇的に変化させ、「警察予算を縮小せよ」が運動の集約的な要求となりつつあります。この歴史的な瞬間について、著名な学者で活動家のアンジェラ・デイビスをゲストに話し合います。「現在のように、大衆の意識が急速に変化し、根本的な変化の方向に進むことが突然可能になるような状況がいつ生じるかを知ることはできません」と彼女は言います。「現在のような激しいデモを長期にわたって維持することはできません。私たちは、ギアを入れ替えて、異なる場を使ってこれらの問題を訴える準備もしておく必要があります」。

    dailynews date: 
    2020/6/12(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 警察との激しい対立の後 シアトルのデモ参加者が警察署周辺で自治区を宣言

    ワシントン州シアトルでは、警察が抗議デモに暴力で応戦した後、参加者たちが6ブロックをバリケードで囲み「自治区」であると宣言しました。対立が数日間続く中、警察がバリケードを撤去し東部地区警察署ビルを放棄したため、デモ隊はこの地区に移動し、そこを「自由キャピトル・ヒル」と名付けました。シアトルで、抗議デモと警察による弾圧を生でストリーミングしてきた市民ジャーナリスト、オマリ・ソールズベリーに話を聞きます。(画像クレジット:オマリ・ソールズベリー)

    dailynews date: 
    2020/6/11(Thu)
    記事番号: 
    4
  • 歴史家ロビン・D・G・ケリー:今の蜂起が可能なのは 人種正義の組織が長年にわたり基礎を築いてきたおかげ

    警察暴力と人種差別に反対するデモが全米で続いていますが、歴史家でUCLAアフリカ系米国人学教授のロビン・D・G・ケリーに話を聞きます。「現在の状況は偶然の産物ではありません」とケリーは言います。これは人種正義のオーガナイザー達が、このような機会が訪れた時のために、過去10年間基礎を築いてきたおかげだと指摘します。「問題は、これが持続可能かという点です」(画像クレジット:E・マッキー)

    dailynews date: 
    2020/6/11(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 「20ドルのために殺されるなんてことが あってはならない」:ジョージ・フロイドの弟 議会で警察による殺害を止めるよう求める

    故郷のヒューストンでジョージ・フロイドの葬式を行った翌日、ジョージの弟、フィローニス・フロイドが連邦議会で議員たちを前に警察の暴力を終わらせるよう求めました。「疲れました。痛みはもうたくさんです」とフロイドは下院司法委員会で語りました。「経歴やジェンダー、人種に関係なく、多くの人々が集結して変化を求めています。彼らに敬意を払ってください。ジョージに敬意を払ってください」

    dailynews date: 
    2020/6/11(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 米国のコロナウイルス感染者数が200万を超え 各州の制限解除で第二波への懸念が高まる

    各州で自宅待機命令の緩和と経済再開が続いている米国では、公式に確認されたコロナウイルス感染者が200万人を超えました。更に12以上の州で新規感染者数が増加しています。「今の公式感染者数は、実体より少なく、漏れた感染者が一定数いるため、新たな感染の波が全米に広がっているのではないかと心配しています」と、コロンビア大学医療センター緊急医療科、「グローバル・ヘルス」のディレクター、クレイグ・スペンサー医師は言います。

    dailynews date: 
    2020/6/11(Thu)
    記事番号: 
    1
  • バッファロー市警察から暴行を受けた75歳の平和活動家を、トランプまで攻撃

    平和活動家マーティン・グジーノは先週、ニューヨーク州バッファロー市で警察官に突き飛ばされて転倒し、重体に陥って病院に搬送されました。警察による攻撃の瞬間をとらえた動画はオンラインで数百万回、再生されています。9日、トランプ大統領はツイッターで75歳のマーティンを非難し、転倒は、マーティンの自作自演で、彼は反ファシズト抗議団体「アンティファ」(ANTIFA)の破壊工作員」だと攻撃しました。トランプの主張は、極右メディアのワン・アメリカ・ニュース・ネットワーク(OANN)が放送した内容の一部を根拠のないまま、受け売りしています。ルー・アーヤに話を聞きます。アーヤは、ニューヨークに拠点を置くグループ「平和詩人」(Peace Poets)のメンバーで、マーティンとともに「拷問に反対する証人」(Witness Against Torture)という団体を結成しました。アーヤはこう語ります。「まず言いたいことは、マーティンは、ほんとうに親切で、心根の優しい人です。これまでいっしょに活動してきた人のなかでも、最高のひとりです。また、仲間の年長の方々すべてにいえることですが、より多くの尊敬と心配りを受けてしかるべき人です」。

    dailynews date: 
    2020/6/10(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 「改革の選択肢は残されていない」:ハリール・ジブラン・ムハンマドが語る米国警察の人種差別の歴史

    黒人の命を守る抗議行動と警察への予算打ち切りを求める声が、ロサンゼルスからミネアポリス、ニューヨークと、全米各地で続いています。ハーバード・ケネディ・スクールの歴史、人種、公共政策の教授ハリール・ジブラン・ムハンマドと、ラドクリフ高等研究所のスーザン・ヤング・マレー教授から、現時点の意義と米国の警察活動の歴史について、話を聞きます。「今回のような出来事は、半世紀以上、なかったことです。今後、事態がどういう方向に進むのか、いま見極めるのは困難ですが、はっきりしていることは、警察活動の歴史を振り返れば、改革という意味では、選択肢は尽きている。警察が自らやれることは何か、考えうる選択肢は残されていません」と、ムハンマドは言います。

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    2020/6/10(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 「正義の裁きが下される」:ジョージ・フロイドのヒューストンでの葬儀 「改革」を強く訴え家族が追悼

    9日、2週間前、ミネアポリスの警察官に9分近く、首を膝で地面に押し付けられ、殺害されたジョージ・フロイドの葬儀が家族や支援者などにより、ヒューストンで行われました。フロイドの死は、警察の暴力行為と人種差別に対する抗議を、全米と世界各地で引き起こしました。葬儀の模様の一部とともに、家族や著名人のスピーチを放送します

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    2020/6/10(Wed)
    記事番号: 
    1

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