デイリーニュース

  • 「正当性などない」:ジョージ・フロイド殺害の警官を殺人罪に問うことを要求して ミネアポリス市民が再び街頭に繰り出す

    5月27日夜、ミネアポリスでは市民が再び街頭に繰り出して抗議を行い、街の一部が燃え上がりました。彼らは26日に、黒人のジョージ・フロイドが、白人警察官デレク・ショービンに殺害されたことに対し抗議しています。広く拡散された動画には、ショービンがジョージ・フロイドの首を数分間、膝で圧迫し、フロイドが何度も「息ができない」と言っているのが映されていました。フロイドが窒息している傍らには他にも3人の警官がいました。現場にいた警官の名はトゥ・タオ、トーマス・レーン、J・アレクサンダー・クーングです。4人とも26日に解雇されました。ミネアポリスのジェイコブ・フレイ市長は、デレク・ショービンに対し刑事告発するよう検察に求めています。公民権弁護士で「人種正義ネットワーク」(Racial Justice Network)創設者、全米黒人地位向上協会(NAACP)ミネアポリス支部の元支部長のネキマ・レビィ・アームストロングに話を聞きます。「ジョージ・フロイドを殺害した警官4人に対し即刑事責任を問うべきです」と彼女は言います。「彼らがしたことに正当性はありませんし、した理由を正当化することもできません」(画像クレジット:ブラッド・シーガル)

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    2020/5/28(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 「おぞましき怠慢」:移民税関捜査局の拘留中にCOVID-19感染者が死亡 収容移民の大量解放を求める声が高まる

    移民税関捜査局(ICE)に対して、新型コロナウイルス・パンデミック期間中、収容移民の解放を求める要望が高まっています。拘留中、COVID-19感染で2人が死亡したからです。『インターセプト』のライアン・デブローに話を聞きます。カルロス・エルネスト・エスコバル・メヒアは、オタイメサ収容センターに収容されていましたが、医療怠慢の犠牲になり、その後、亡くなりました。デブローはその経緯をリポートしています。もう一人のゲストは、「ライセス・アクション」(RAICES Action)のエリカ・アンディオラです。「移民の人たち、とりわけ、亡命を求めて移住してきた人々は、だれひとりとして、収容施設で終身刑に服さなければならないようなことは、何もしていない」と、アンディオラは指摘しています。

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    2020/5/27(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 感染の人種別データの追跡:イブラム・X・.ケンディ、データの向上により明らかにされる新型コロナウイルス感染の実像

    イブラム・X・ケンディは、COVID-19についてメディアは当初、「素晴らしい均一化装置[差別なく誰をも均一に脅かす病気]」として報道し、この感染症の影響が人種間によって異なるということを見落としていたと、指摘しています。しかし、その問題はすぐに明らかになりました。「感染者や死亡者は、ラティーノ、アフリカ系アメリカ人、先住民の人たちに際立って多いのです」。ゲストのイブラム・X・ケンディは、アメリカン大学「反人種差別研究・政策センター」(Antiracist Research and Policy Center at American University)の創設ディレクター、です。作家として受賞歴もあるケンディに、「感染の人種別データの追跡」(COVID Racial Data Tracker)という共同研究を立ち上げた理由などについて聞きます。

    dailynews date: 
    2020/5/27(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ジョージ・フロイドからクリス・クーパーまで:イブラム・X・ケンディが語る、米国の黒人が直面する「人種差別テロ」

    「息ができない」――武器を持たないアフリカ系アメリカ人の男性ジョージ・フロイドは25日、ミネソタ州ミネアポリス署の白人警官に向かって、繰り返しこう訴えました。警官は、フロイドの首を膝で地面に押し付けていたのです。この模様の動画がソーシャルメディアに投稿され口コミで素早く広まりました。現在、関与した4人の警官は解雇されました。この事件と同時並行してネットで広まったもう1本の動画では、ニューヨーク市のセントラルパークで、白人の女性が警官に通報し、黒人男性に「命を脅かされている」と誤った告発をしているところが写っていました。実際には、黒人の男性は、この女性に対して、飼い犬にリードをつけるよう求めていただけでした。事件の進展などについて、アメリカン大学「反人種差別研究・政策センター」(Antiracist Research and Policy Center)の創設ディレクター、イブラム・X・ケンディに話を聞きます。

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    2020/5/27(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 家にいよう、安全でいよう、親切でいよう:COVID-19 抑え込みについてニュージーランドが世界に教えられること

    ニュージーランドは最も早くロックダウンをした国の1つで、ジャシンダ・アーダーン首相の指揮の下で新型コロナウイルスを抑え込むことに大きく成功しました。この国の成功のいくつかは、アーダーンの指導力、科学への信頼、そして危機のさなかにおけるわかりやすいコミュニケーションに因っています。ニュージーランドのウェリントンにあるオタゴ大学の公衆衛生学教授マイケル・ベーカーに最新情報を聞きます。彼は疫学者で、「ニュージーランド保健省技術諮問グループ」(New Zealand Ministry of Health’s Technical Advisory Group)のメンバーです。ベーカーは、COVID-19 のパンデミックへの対応について政府に助言してきました。彼らのスローガンは「家にいよう、安全でいよう、親切でいよう」です。

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    2020/5/26(Tue)
    記事番号: 
    2
  • フォトジャーナリストのセバスチャン・サルガド:ブラジルの無謀なCOVID対策が先住民の生存を脅かす

    ブラジルでは24時間で800人以上が死亡、感染が確認されたケースも約40万件に上っています。番組ではCOVID-19がブラジル先住民族に壊滅的な影響について検証します。ブラジル先住民の死亡率は同国の他の地域の2倍です。世界的に有名なブラジルのフォトジャーナリスト、セバスチャン・サルガドに話を聞きましょう。彼は、新型コロナウイルスを「小さなインフルエンザ」と呼んだ右翼の大統領ジャイル・ボルソナロに対し、パンデミックは「まさに先住民の生存への非常に大きな脅威」と警告する公開書簡を書きました。

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    2020/5/26(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ノーム・チョムスキーに聞く 破滅的なトランプの新型コロナ対応、WHO、中国、ガザ、グローバル資本主義

    世界一の金持ち国であるにもかかわらず、米国はどうして世界的なコロナウィルス大流行の震源地になってしまったのでしょう。いまや47秒ごとに1人の死者が出ています。歴史上先例のないこの瞬間とその政治的影響について、世界的に有名な政治的反体制派、言語学者、著作家のノーム・チョムスキー教授と一時間たっぷり話します。バーニー・サンダースの選挙活動についてチョムスキーは、「議論の方向性を完全に変え」「大成功」だったとして、重要性を評価しました。また、トランプ大統領のWHOへの支援削減、記録を塗り替える米国のコロナ死者の激増についての考えを示し、ガザの状況、世界各地における専制政治の台頭とそれに対する進歩派の反応についても話しました。

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    2020/5/25(Mon)
    記事番号: 
    1
  • マイク・デイビス:パンデミック最中に50州の封鎖解除で労働者は収入と健康のあいだの「ソフィーの選択」に直面

    COVID-19大流行で米国の死者数は95,000人を超え、一部の州では感染者の急増に備えていますが、このメモリアルデーの週末に50州すべてが、少なくとも部分的に封鎖解除となる予定です。歴史家で作家のマイク・デイビスと話します。彼は「経済を再開すれば、私たちは地獄行きだ」とジャコバン誌で語っています。

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    2020/5/22(Fri)
    記事番号: 
    4
  • 下痢、脱水症、飢餓、消耗:インドではコロナ封鎖で農村部の貧困層が最も被害を受ける

    インドでは新たに6000人のコロナウイルス感染がみつかり、24時間の新規感染者数は過去最高を記録しました。推定300万人が大型サイクロンからの避難所を求めており、数万人が仕事も食糧もない状態です。ムンバイから「インド農村の人々のためのアーカイブ」(People’s Archive of Rural India)の創設者で有名なジャーナリストのP.サイナート(P. Sainath)からの最新情報を聞きます。

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    2020/5/22(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 警察署長の引退表明を受けFBIがブリオナ・テイラー射殺事件の捜査に乗り出す

    ベン・クランプ弁護士に別の事件についても聞きます。看護師志望の26歳、ブリオナ・テイラー(Breonna Taylor)が自宅で警察に射殺された事件で、クランプ弁護士は遺族の法定代理人を務めています。テイラーの遺族はケンタッキー州ルイビル・メトロ(ルイビル市とジェファーソン郡の行政統合地域)の警察を相手取って不法死亡訴訟(人の不注意や過失などから生じた死亡事故に対して、故人の家族又はそれに値する人が責任を求める訴訟)を起こしています。訴状によれば、捜査令状を持った警察が予告なしにテイラーの部屋に押し入った後、少なくとも8回にわたり彼女を撃ったことが詳述されています。警察が探していた男性はテイラーのアパートには住んでおらず、3月13日の夜に警察官がテイラーの家に到着したときには、すでに警察に拘留されていたと報じられています。彼女の殺害時には、テイラーは緊急医療技術者として、COVID-19感染者の治療にあたっていました。

    dailynews date: 
    2020/5/22(Fri)
    記事番号: 
    2

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