デイリーニュース

  • ジャマール・ボウマン、下院民主党の重鎮にいどむ「ブロンクスの校長」

    ブロンクス地区は、ニューヨーク州で2番目に経済的な格差の大きい地区です。この地区の民主党下院議員選挙の予備選挙で、16期目の現職、民主党下院議員で下院外交委員会の委員長を務めているエリオット・エンゲルの再選をはばもうと、元中学校校長ジャマール・ボウマンが反旗をあげて立候補しています。ボウマンは、警察への予算打ち切り、メディケア・フォー・オール(国民皆健康保険制度)、グリーン・ニューディール政策を支持しています。また、上院議員のエリザベス・ウォーレンやバーニー・サンダース、さらにアレクサンドリア・オカシオ・コルテス連邦下院議員やニューヨーク・タイムズ紙編集委員会など有力な勢力がボウマンへの支持を表明しています。「この10年間、この地区で中学校の校長として仕事をしてきました。その間、コミュニティの子どもたちや家族と、何千もの素晴らしい繋がりをもつことができました。そうして貧困と間違った政策が、地域の親や子どもたちの日々の生活にもたらしている影響について日々、身近に学んできました」と、ボウマンは語ります。

    dailynews date: 
    2020/6/17(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 15億ドルの電力計画がまったくの無監査 プエルトリコ電力の民営化に警鐘

    ハリケーンの季節を迎えました。プエルトリコでの、電力網を民営化する動きを検証します。新たな調査により、プエルトリコ当局が、適切な監督や環境への影響に関する調査もおこなわずに15億ドルにのぼる契約を一企業に発注していたことが発覚しました。このプロジェクトは、2017年のハリケーンマリア以来、初の大規模な発電プロジェクトで、化石燃料による発電への依存が続きます。プエルトリコの前首席補佐官だったイングリッド・ビラ・ビアージはこのプロジェクトについての報告書の共同執筆者です。イングリッドは、このプロジェクトが「場当たり的で、財政処理についても無責任な慣行に満ちている」と言います。

    dailynews date: 
    2020/6/17(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 「和解への道を破壊するもの」:賭けに出たトランプ大統領、集会予定地のタルサは、1921年に黒人の虐殺があった

    ドナルド・トランプ大統領は、6月20日にオクラホマ州タルサ市で予定している大規模な選挙集会を決行すると主張しています。州政府が経済を再開するなか、当地では新型コロナウイルスの感染者が急増しているさなかです。トランプは、当初、奴隷解放記念日、「ジュンティーンス」(Juneteenth)の6月19日に、集会を予定していましたが、1日延期しました。タルサ市は、米国史上で最悪の、黒人に対する大量虐殺があった場所の一つで、1921年に、活況を呈していたアフリカ系米国人の商業地区で、白人の暴徒が300人もの黒人を殺害しました。「この集会は、多くの人にとって迷惑なのです。理由は、会場がタルサ市であることと開催時期、この二つです」と、ハンニバル・B・ジョンソンは指摘します。ジョンソンは、弁護士でBlack Wall Street: From Riot to Renaissance in Tulsa’s Historic Greenwood District (『ブラック・ウォール・ストリート-タルサの歴史的なグリーンウッド地区の暴動から復興まで』)の著者です。

    dailynews date: 
    2020/6/17(Wed)
    記事番号: 
    1
  • さようならコロンブス:ブリー・ニューサム・バスが語る世界の人種差別主義者記念碑撤去運動

    人種差別と国家暴力に反対するデモの波の一環として、世界中で抗議者たちが人種差別主義者、植民地開拓者、南部連合リーダーの記念碑を倒しています。ノースカロライナ州を拠点とする芸術家で反人種差別活動家のブリー・ニューサム・バスに話を聞きましょう。彼女は5年前、南部連合旗を外そうと、30フィートの旗竿によじ登り、サウスカロライナ州議会議事堂で逮捕されました。彼女は現在の人種差別主義者の象徴に対する反発は、米国とその他の場所での「漸進的な進展に対するいら立ち」を反映していると言います。「人々は数世紀にわたる植民地主義と白人至上主義のイデオロギーにうんざりしているのです」。

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    2020/6/16(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 黒人トランスジェンダーの命も大切:暴力の「流行」の中で抗議運動が求める正義と認知度

    6月14日、黒人トランスジェンダーの人々、なかでも警察からの暴力と街頭での被害率がとびぬけて高い、女性への暴力に抗議して少なくとも1万5000人がニューヨークのブルックリンをデモ行進しました。この抗議の一方で、6月第2週オハイオ州とペンシルベニア州でさらに2人の黒人トランスジェンダーの女性が殺されています。この2人は今年米国で暴力によって亡くなった、少なくとも13人目と14人目のトランスジェンダーの人々と見られています。ドキュメンタリー・シリーズ「トランスラッシュ」(TransLash)の制作者であるジャーナリストのイマラ・ジョーンズに話を聞きます。彼女はトランスジェンダーの権利の運動は現在「非常に大きな認知度」がある一方で「非常に大きな反発」にも直面していると言います。

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    2020/6/16(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 米最高裁LGBTQの人々への職場差別を禁止 判決の影響で諸変化が生まれる可能性

    米国連邦最高裁判所は6月15日、職場での性別による差別を禁じた1964年の公民権法第7編が同性愛者とトランスジェンダーの人々にも適用されるとする、歴史的な6対3の判決を下しました。この判決のほんの数日前に、医療保険制度改革法(Affordable Care Act)に定められたトランスジェンダーの人々への保護を、トランプ政権が覆したばかりです。「これは本当に歴史的な判決です」と、全米自由人権協会(ACLU)のLGBT & HIVプロジェクトのトランスジェンダー正義 副責任者のチェイス・ストレンジオは言います。「この判決は、住宅、教育、医療、そして信用取引の面で、連邦の公民権関連の法律を変える影響を持つでしょう」。ドキュメンタリー・シリーズ「トランスラッシュ」(TransLash)の制作者であるジャーナリストのイマラ・ジョーンズからも話を聞きます。

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    2020/6/16(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 「警官は私を傷つけたかった」 ニューヨークのデモ参加者、警官に地面に突き倒され病院搬送

    ニューヨーク市で、警察官が女性嫌悪の暴言を口にしながら非暴力のデモ参加者を乱暴に突き倒す様子を映したビデオが拡散し、この警官が暴行、器物損壊罪、ハラスメント、脅迫の容疑で刑事告発されるという異例の展開となっています。5月29日にブルックリンでおこなわれた警察の暴力に対する抗議デモで受けた攻撃や、発作が起きた様子、脳しんとうで病院に運ばれたことについて被害者のドーンヤ・ザイヤーに聞きます。彼女の弁護士の一人、タハニエ・アボウシとも話します。

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    2020/6/15(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 警察に反偏見を教える訓練官、デモで警官にそけい部を撃たれる 「訓練が機能していないのは明らか」

    人種差別と警察の暴力に対する抗議が全米で続くなか、長年にわたり、サンノゼで非白人に対する潜在的差別を避けるよう警察を指導してきたにもかかわらず、そのサンノゼ警察の警官に発砲された地域活動家、デリック・サンダーリンと話します。発砲は5月29日におこなわれたレイシズムへの抗議デモで起きました。警察官がサンダーリンの股間に向けてゴム弾を発射、睾丸が破裂し、生殖能力に影響することが懸念されています。

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    2020/6/15(Mon)
    記事番号: 
    2
  • レイシャード・ブルックス殺害 自分の車の中で眠りこんだ武器不携帯の男性をアトランタ警官が射殺 

    米アトランタでは、飲食店「ウェンディーズ」の駐車場で、警察官がアフリカ系アメリカ人レイシャード・ブルックスを射殺したことへの抗議が巻き起こっています。検死結果によるとブルックスは現場から走り去るときに背後から銃撃されており、郡検視官は殺人と判定しました。ブルックスの殺害は、米国全土で人種差別と警察の暴力に対する抗議が続くさなかの出来事です。アトランタ市の警察本部長は既に辞任し、ブルックスを射殺した警察官は解雇されました。「ブルックスに起こったことは、残念ながら米国の全ての地域で繰り返し目撃されてきたことです。本来警察が現れるべきではない場面に、第一対応者として警官が呼ばれる事態を私たちは見続けています」と言うのは、「サザナース・オン・ニュー・グラウンド」(Southerners on New Ground)共同責任者メアリー・フックスです。この組織は、「ナショナル・ベイルアウト・コレクティブ」(National Bail Out collective)と「ムーブメント・フォー・ブラックライブズ」(Movement for Black Lives)の一部門を担っています。

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    2020/6/15(Mon)
    記事番号: 
    1
  • パート4:アンジェラ・デイビス 民主党も共和党も企業資本主義の虜 それでも投票によりトランプを「永久に追放」すべし

    「どちらの政党も、この国に必要な未来を代表するものではありません。両党とも企業資本主義とつながったままです」と、アンジェラ・デイビスは2020年の選挙について語ります。 「最近のデモに特徴的な大きな熱意の一部を、選挙の舞台で活かすような工夫をすべきです。そのためには、選挙は急進的な政治表現には最適な場でないと認識する必要があります」。

    dailynews date: 
    2020/6/12(Fri)
    記事番号: 
    4

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