ブロンクス地区は、ニューヨーク州で2番目に経済的な格差の大きい地区です。この地区の民主党下院議員選挙の予備選挙で、16期目の現職、民主党下院議員で下院外交委員会の委員長を務めているエリオット・エンゲルの再選をはばもうと、元中学校校長ジャマール・ボウマンが反旗をあげて立候補しています。ボウマンは、警察への予算打ち切り、メディケア・フォー・オール(国民皆健康保険制度)、グリーン・ニューディール政策を支持しています。また、上院議員のエリザベス・ウォーレンやバーニー・サンダース、さらにアレクサンドリア・オカシオ・コルテス連邦下院議員やニューヨーク・タイムズ紙編集委員会など有力な勢力がボウマンへの支持を表明しています。「この10年間、この地区で中学校の校長として仕事をしてきました。その間、コミュニティの子どもたちや家族と、何千もの素晴らしい繋がりをもつことができました。そうして貧困と間違った政策が、地域の親や子どもたちの日々の生活にもたらしている影響について日々、身近に学んできました」と、ボウマンは語ります。