デイリーニュース

  • #市庁舎を占拠せよ: NY市警の予算から10億ドルを移すという市長の「無理解な」公約はデモの要求を満たさない

    ニューヨーク市警察(NYPD)の60億ドルの予算から10億ドルを削減することを要求し市庁舎の外で野営している平和的な抗議者を、NYPD の警官が包囲しました。7月1日の市予算締め切りを目前に、ビル・デブラシオ市長は抗議者の要求を明らかに考慮してNYPDの予算から10億ドルを別へ移す予算案を発表しました。しかし、抗議運動の主導者たちはそれでは彼らの要求は満たされないと言います。「彼らが実際にしたことは資金をNYPDの予算から学校の警備に移しただけです」と、#OccupyCityHall(#市庁舎を占拠せよ)野営運動のビアンカ・カニングハムは言います。彼女は、学校警備員は、黒人とヒスパニック系のコミュニティを不均衡に打撃する「学校から警察へ」(school-to-prison)のパイプラインに寄与し続けると付け加えます。「これは、彼らが今ある事態が何なのか全く理解してないということを示しています」と、彼女は言います。

    dailynews date: 
    2020/6/30(Tue)
    記事番号: 
    4
  • ニュージャージー州 ジェントリフィケーションと公立校の取り壊し、ラティニクス生徒の強制転校と闘う親たち

    デモクラシー・ナウ!が注目して取材してきた話題、ニュージャージー州ニューブランズウィック市にあるリンカーン・アネックス公立小学校の取り壊しを阻止する取り組みについて、最新情報をフアン・ゴンザレスから聞きます。市当局は今夏にこの公立小学校の取り壊しを進めようとしています。その結果、760人の生徒たちが何年も他の学校にバス通学することを余儀なくさせられることになり、保護者と地元の活動家たちがリンカーン・アネックス校の前で抗議者集会を開いています。「彼らは街頭で圧力をかけ続け、共にに闘うために集会に参加する同志を求めています。彼らが同志に求めているのは、公共教育への支援、ジェントリフィケーションと移民への不当な扱への反対意志です」と、ゴンザレスは言います。

    dailynews date: 
    2020/6/30(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 全米黒人地位向上協会の代表デリック・ジョンソンが語るミシシッピ州旗、トランプの憎悪に満ちたレトリック、フェイスブックボイコット

    ミシシッピ州議会は、全米で継続中の人種差別と警察の暴力に反対する蜂起とミシシッピ州内での圧力をかける運動の高まりを受け、南北戦争時代の南部連合(南軍)の紋章を州旗から取り除く法案を歴史的投票によって可決しました。これによって、ミシシッピは南部連合のシンボルを州旗から削除する全米で最後の州となります。全米黒人地位向上協会 (NAACP)の代表兼CEOのデリック・ジョンソンは、ミシシッピ州旗を変えるのは「長い旅」だったと言います。「私たちは、人種抑圧のシンボルと人種抑圧についての修正主義的な歴史の双方と闘わなければなりませんでした。そして今、次のステップはミシシッピ州だけでなく全米の公共政策に深く根付いている構造的な人種差別と闘うことです」と、ジョンソンは言います。彼はさらに、トランプ大統領が彼の支持者が「ホワイトパワー(白人の力)」と繰り返し唱える映像をソーシャルメディア上でいかに共有したかと、プラットホーム上で憎悪に満ちた誤った情報の拡散を許可したことでフェイスブックへのボイコットが高まっていることについても話してくれます。

    dailynews date: 
    2020/6/30(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 大喜びの瞬間」トランプ時代初の大きな中絶ケースで最高裁が厳格なルイジアナ州法に無効の判決

    米連邦最高裁判所は、トランプ時代の中絶をめぐる最初の大きな判決として、州内の中絶クリニックをたった一つまで減らす可能性のあったルイジアナ州の制限的な中絶法を無効にしました。2014年の法律は、中絶を行う医師に彼らの診療所から30マイル以内の病院に「入院特権」(admitting privileges)を持つことを義務付けており、この厄介な要求によって多くの中絶施術提供者の活動継続が不可能となっていました。「大喜びした瞬間でした」と、ニューオーリンズを拠点とする女性の権利団体「先見の明を持つ女性たち」(Women with a Vision)の性と生殖に関する健康と正義担当部長ラキーシャ・ハリスは言います。「私たちの多くは何年もこの問題に取り組んできて、今回の判決は勝ち取った正義です。」

    dailynews date: 
    2020/6/30(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ルイジアナの活動家が15年の刑に直面 プラスチックごみの箱で石油ロビイストを「怖がらせた」容疑で

    「ルイジアナ・バケット・ブリゲード」(the Louisiana Bucket Brigade)の環境活動家2人は、昨年12月にテキサス州の海岸で見つかったプラスチックごみの塊りを入れた箱を石油ガスのロビイストの自宅に放置したとして、最大15年の禁固刑に直面しています。支持者たちは、重罪によって活動家を「威嚇する」やり方はルイジアナの環境活動家を犯罪者に仕立てあげる長年の企てを反映しているとしています。今回の事件は、「がん回廊」として知られるルイジアナ州セントジェームズ郡に、フォルモサ・プラスチック社が計画している新工場建設を阻止しようとする運動のさなかに起きています。「ルイジアナ・バケット・ブリゲード」責任者で重罪の危険に直面するアン・ロルフズ、環境活動家でありブロードムーア・コミュニティー教会のグレゴリー・マニング牧師と話します。マニングは、2019年10月に「がん回廊」に沿って平和的抗議活動を率いたときに、暴動を扇動した罪に問われたことがあります。

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    2020/6/29(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 「残酷な仕打ち」:コロラド州の警察による2019年のイライジャ・マクレイン殺害 捜査開始がなぜこれほど遅れたのか

    コロラド州知事ジャレッド・ポリスは、2019年にイライジャ・マクレイン23歳が同州オーロラ市の警察に殺害された事件について、新たな捜査を命じました。全米が警察の残虐な暴力に対して蜂起するなか、オーロラ市は新たな捜査と怒りに直面しています。2019年8月、マクレインが買物の後に自宅に向かって歩いているときに、何者かが「不審人物がいる」とオーロラ市警察に通報しました。通報を受けた3人の警察官はマクレインを地面に押し倒し、マクレインが命を助けてほしいと訴えたにもかかわらずのど絞めを行ない、現場に到着した救急隊はマクレインに強力な鎮静剤ケタミンを注射しました。彼は病院へ運ばれる途中で心不全を起こし、数日後に死亡しました。マクレイン家の弁護士であるマリ・ニューマンは、「この事件は直ちに注目されるべきであったのに、実際にはほぼ一年がかかりました。なんと恐ろしいことでしょう」と述べています。

    dailynews date: 
    2020/6/29(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 壮大な否認:新型コロナウイルス感染が米国各地で急増 世界全体で1千万人越え ペンス副大統領は「見事な進展」と称賛

    新型コロナウイルス感染確認者数が世界全体で1千万人を越え、米国でも36州で急増が報告されるなか、マイク・ペンス副大統領は「実に見事な進展があった」と称賛しました。ピュリッツァー賞受賞歴のあるサイエンス・ライター、ローリー・ギャレットは、米国のパンデミック対応は「大規模な否認、愚かな政策であり、戦略的計画も戦略目標もない状態が続いています」とし、「私たちは今、極めて深刻な局面にいます」と述べました。

    dailynews date: 
    2020/6/29(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 人種正義の勝利 ジョンソン&ジョンソンはアスベスト混入ベビーパウダー裁判で女性たちに20億ドルを支払う

    ジョンソン&ジョンソンは、アスベスト汚染されたタルカムパウダーを使用して卵巣ガンを発症した女性の一団に総額21億ドルを支払うよう命じられました。ジョンソン&ジョンソンは、タルカムパウダーが癌を引き起こす可能性があると警告されていたにもかかわらず、この製品をアフリカ系アメリカ人の女性をターゲットに大々的に売り込んでいました。ジョンソン&ジョンソンを提訴した原告のうち6人は裁判が始まる前に死亡しました。 2018年に公判が始まって以降、さらに5人の女性が亡くなりました。全国女性健康ネットワーク(National Women's Health Network)で上級政策マネージャーを務めるM・イザベル・チョードリ(M. Isabelle Chaudry)の反応を取り上げます。彼女によれば、ジョンソン&ジョンソンは同製品を世界全体で禁止し、引き起こした被害への対処にもっと努力すべきです。特に、非白人コミュニティに対して努力が必要です。「人種差別的な行動をしてきた歴史がありますから」と彼女は言います。

    dailynews date: 
    2020/6/26(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 1つの悪いアルゴリズム?顔認識システムはAI技術に組み込まれた体系的な人種差別を明らかにしたと

    ミシガン州の黒人男性がテクノロジーが原因で不当逮捕されたと明らしたことを受け、警察による顔認識テクノロジーの使用をめぐる論争が拡大しています。デトロイト警察は、ロバート・ウィリアムズに対し妻と娘の目の前で手錠をかけました。顔認識ソフトが彼を強盗の容疑者として誤認したためです。研究者によれば、顔認識ソフトウェアの判定ミスが起こる確率は非白人色が白人の100倍も高いのです。今週、ボストン市議会は顔認証ソフトの使用中止を議決しました。また、連邦の法執行機関でも同様の措置をとる法案が民主党議員たちから提出されました。「たまたま出来損ないのアルゴリズムが一つ混じっていたというような話ではなりません。警察官による残虐行為の事例と同じように、顔認識技術の利用のようなAIシステムの中にいかに構造的な人種差別が組み込まれうるかが可視化されたのです」と、アルゴリスムの正義連合(Algorithmatic Justice League)の創設者ジョイ・ブラムウィニ(Joy Buolamwini)は述べています。

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    2020/6/26(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 亡命はもうできない?最高裁はトランプ政権に味方し迅速な国外退去処分を支持

    連邦最高裁判所は25日(木)、連邦政府は亡命申請者に対し裁判所の審理を受ける機会を与えることなしに迅速な国外退去措置を取ることができるとする判決を下し、トランプ政権に大きな勝利を与えました。米国自由人権協会(ACLU)のリー・グラント(Lee Gelernt)が、タミル人亡命希望者ビジャイアクマル・ツライシジヤム(Vijayakumar Thuraissigiam)の代理人として裁判所に申し立てていた件への回答でした。「これは極めて深刻な決定であり、非常に多くの亡命申請者にとって不利に働くでしょう。これから申請手続きではねられる人々が続出しそうですが、そうなっても彼らは連邦裁判所に最後の審判をあおぐことができません」と、グラントは言います。

    dailynews date: 
    2020/6/26(Fri)
    記事番号: 
    1

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