デイリーニュース

  • 修繕&復活:ウィリアム・バーバー師 人種差別 貧困 気候変動 戦争とナショナリズムを語る

    「貧者のキャンペーン」(The Poor People’s Campaign)は、参加者がまばらだったトランプ大統領のタルサでの選挙戦集会に対抗して、大規模なデジタル集会を開催しました。このデジタル集会では、「貧者のキャンペーン」のプラットフォームが発表されました。それは体系的人種差別、体系的貧困、環境破壊、戦争経済、そして宗教的国粋主義の脅威という5つの重要課題への「変革的行動」を促すものです。「私たちは修繕し復活せねばなりません」と「貧者のキャンペーン」共同委員長のウィリアム・バーバー師は言います。「紙の上で民主主義とよんでいるものを本物にするには、それが不可欠なのです」

    dailynews date: 
    2020/6/25(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 「科学を無視」した米国とブラジルの指導者たちが いかにアメリカ大陸最悪のコロナウイルス危機を招いたか

    世界のコロナウイルス感染者数は1000万人に上ろうとしています。その半数近くを、アメリカ大陸の2つ大国、米国とブラジルの感染者が占めています。現在、ブラジルの感染率は世界最悪となっており、7月には死者数も米国を超える可能性があると見られています。「ブラジルで起こっていることは、現在の指導者を反映しているのです」と、人口統計学教授でハーバード大学T・H・チャン公衆衛生大学院の世界衛生および人口学の学部長、兼ハーバード大ブラジル学プログラム共同学部長のマルシア・カストロは言います。極右のジャイール・ボルソナーロ大統領は、今回のパンデミックの深刻さを軽視し、対策を講じようとする動きを阻害したとカストロは指摘します。ブラジルのワクチン臨床試験への参加、今回の危機の先住民族への影響、そして、米国で最も人口の多い州、カリフォルニア、テキサス、フロリダでのCOVID-19感染増加についても話を聞きます。

    dailynews date: 
    2020/6/25(Thu)
    記事番号: 
    1
  • サンクエンティンで感染拡大―新型コロナウイルス感染者が、カリフォルニアの刑務所で急増 それでも釈放される人が増えない理由

    新型コロナウイルスがカリフォルニア州の過密刑務所で急速に広がり、サンクエンティン州刑務所では400人がウイルス検査で陽性反応を示しました。支援者や収監者は刑務所内の環境がひどいと警鐘を鳴らしています。ウイルスがいったん刑務所内に入ったら、感染を止める手立てはほとんどないといいます。アナン・カーンに話を聞きます。カーンは、暴力と終身刑に代わる政策と刑罰の導入を提唱している団体「正義の回復」(Re:Store Justice)の事務局長です。カーンは、非人道的な刑務所の状況が、制度的な人種差別と国家の暴力に対する街頭での大衆的な抗議行動につながっているといいます。「実に、何百万もの人々が投獄されているが、その根拠というのが、『確かな証言』と警察による報告書です。しかしまさにその警察が、平和的に抗議行動を行っている人々に暴行を働き、ジャーナリストや看護師に対しても暴行を加え、銃撃しているのです」と、カーンは批判します。

    dailynews date: 
    2020/6/24(Wed)
    記事番号: 
    4
  • 「黒人の命も大切」の抗議行動が、プロスポーツ界の人種的正義をめぐる対話を進展させている

    「黒人の命も大切」(Black Lives Matter)の抗議行動は、スポーツ分野での人種的正義についての対話を劇的に進展させている。こう話すのは、元NBA選手で著述家、活動家でもあるエタン・トーマスです。トーマスが、語ってくれるのは、アスリートたちがいかにしてプロスポーツ界にある制度的な人種差別の存在を認めさせようとしているかという現状です。そのひとつ、NASCAR(米国のストックカーレース)はカップシリーズに出場する唯一の黒人ドライバーであるババ・ウォレスを支持して結集しました。ウォレスは、レース会場での南部連合旗の掲揚の禁止を求め、先頭に立って行動を起こしていました。「NASCARでは驚くべきことが起きています。ドライバーたちが48時間でやったことは、ナショナルフットボールリーグ(NFL)がコリン・キャパニックをめぐる問題で4、5年かけて達成したことをしのぎます」と、トーマスは指摘します。

    dailynews date: 
    2020/6/24(Wed)
    記事番号: 
    3
  • パレスチナ人学者ヌーラ・エレカット:私のいとこは彼の妹の結婚式の日にイスラエル軍に殺された

    イスラエル兵士が23日、占領下の西岸地区の検問所で27歳のアハマド・エレカットを殺害しました。アハマドは、その夜、結婚式をあげることになっていた妹を、車で迎えに行くところでした。アハマド・エレカットは、パレスチナ政府高官でパレスチナ解放機構(PLO)事務総長のサエブ・エレカットの甥で、パレスチナ系米国人法学者ヌーラ・エレカットのいとこです。イスラエルは、アハマドが兵士に向かって、車で体当たり攻撃をしようとしていたという根拠のない主張をしている、ヌーラは言います。「私たちが把握しているのは、アハマドが車のコントロールを失ったか、あわてていて運転中に混乱したということです。それだけのことで、イスラエル兵は、アハマドに向かって、即座に何度も発砲したのです」と、ヌーラは言います。

    dailynews date: 
    2020/6/24(Wed)
    記事番号: 
    2
  • アレクサンドリア・オカシオコルテス(AOC)に続くか? 民主党の造反者ジャマール・ボウマン、ニューヨーク州の予備選挙で党重鎮エンゲル下院議員に大差

    今年最大の進歩派による番狂わせになりそうです。アフリカ系米国人の元中学校校長ジャマール・ボウマンは23日に行われたニューヨーク州の予備選挙で、16区選出の民主党現職下院議員のエリオット・エンゲルに勝利したようです。投票結果はまだ確定したわけではありませんが、ボウマンは、エンゲルを大差でリードしています。エンゲルは、民主党の重鎮で下院外交委員会の委員長を務め、イスラエルを支援していることでも知られています。ボウマンは、グリーン・ニューディール、メディケア・フォー・オールや、警察への予算縮小を支持しています。23日夜に開催された選挙集会での、ボウマンのスピーチを放映します。

    dailynews date: 
    2020/6/24(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ブランドン・サエンズにインタビュー:「低致死性」弾丸で警察に撃たれ片目を失明したダラスの抗議デモ参加者

    アムネスティ・インターナショナルの新しい報告書によれば、5月26日から6月5日の間に40州で行われた「黒人の命も大切」(Black Lives Matters)デモにおいて、警察による暴力が少なくとも125件確認されました。いわゆる低致死性兵器でダラス警察によって顔面を撃たれ左目を失明し顔を骨折した26歳の黒人男性ブランドン・サエンズに話を聞きます。サエンズの弁護士であるダリル・ワシントンにも、彼がサエンズの事件後、ダラス市での警察による化学薬品とゴム弾の使用に対する90日の仮差し止め命令を勝ち取ることに、どのように貢献したか、話を聞きます。

    dailynews date: 
    2020/6/23(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 投票権に新たな危機:ケンタッキー州は95%の投票所を閉鎖 ルイビル市の投票所はたった1カ所に

    ニューヨーク州、ケンタッキー州、バージニア州で予備選の投票に向かう有権者たちには、長い列が待っています。一方トランプ大統領は、郵便投票は不正につながると不当に主張し、攻撃を続けています。ケンタッキー州は投票場の数を3700からたった170に縮小しました。これは95%の縮小です。このような抑圧的な作戦にも関わらず、「記録的な投票率の可能性があります」と、「黒人の投票も大切」(Black Voters Matter)の共同設立者で代表のクリフ・オルブライトは指摘しています。

    dailynews date: 
    2020/6/23(Tue)
    記事番号: 
    2
  • トランプは反ファシズム集団を批判する一方で破壊的な暴力行為を行ったブーガルーと極右集団には沈黙

    トランプ大統領は、反ファシズム集団が、警察の暴力に対する抗議活動において暴動を煽っていると証拠もなく主張していますが、抗議デモを隠れ蓑に殺人さえも含む暴力行為を行っている「ブーガルー」(boogaloo)運動のような集団についてはたいしたことではないかのように振舞っています。「この国の政治的暴力は圧倒的に極右によるもので、9.11アメリカ同時多発テロ以来、極右の過激派が他のどのイデオロギー集団のメンバーよりもはるかに多くの人間を殺していることが判明しています」と、「南部貧困法律センター」(Southern Poverty Law Center)の上級アナリストのカシー・ミラーは言います。ネオナチの武装集団「ザ・ベース」(The Base)がいかに拡大し、オンライン上で十代の若者を勧誘しているかに対するBBCの新たな調査について、ジャーナリストのアリ・ウィンストンにも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2020/6/23(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 黒人とラテン系の男性5人が街中で首つり状態で発見 リンチの疑いも

    人種差別主義と警察の残虐行為に対する大規模抗議が続いています。数週間で少なくとも5人の男性(黒人4人とラティーノ1人)が街中で首をつられた状態で発見されました。ドキュメンタリー映画『オールウェイズ・イン・シーズン』(Always in Season)のジャクリーン・オリーブ監督に聞きます。2014年、アフリカ系アメリカ人のティーンエイジャー、レノン・レイシーが公園のブランコで首をつられた状態で発見された事件を通して、リンチの歴史を検証した映画です。オリーブ監督は最近の首つり事件について、「徹底捜査に値する事件です。それらを歴史的文脈の中に位置づけ、3日の捜査で終わらせず、全体としてみることが必要です」と述べています。

    dailynews date: 
    2020/6/22(Mon)
    記事番号: 
    4

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