デイリーニュース

  • 米陸軍は兵士の殺人を無視したのか? 行方不明のバネッサ・ギレンを巡り深まる疑惑

    米陸軍は、テキサス州フォートフッド駐屯の20歳の兵士バネッサ・ギレンが行方不明になった事件の、容疑者を拘束したと発表しました。ギレンの家族は、彼女の遺体はテキサスの陸軍基地付近に浅く掘られた墓に埋められた可能性が高いと言います。2人目の容疑者は、ギレン家の代理人である弁護士によれば、アーロン・ロビンソンという名の兵士で、テキサス州キリーンで、将校らが(彼を拘束するため)近づいたところ自殺したということです。家族にとってはこの数か月間、心配し続けた後の結果でした。彼女は行方不明になる前に、上司に性的ハラスメントを受けたということで、消息を絶った後も陸軍はなかなか捜査を開始しようとしなかったと家族は言います。ギレン家の代理人であるナタリー・カワム弁護士に最新情報を聞きます。

    dailynews date: 
    2020/7/2(Thu)
    記事番号: 
    3
  • バーバラ・ランスビーがバイデン問題を語る:社会運動はトランプを落選させ 同時に民主党の責任も問うべき

    人種差別と国家暴力に反対する大型デモが続く中、社会運動はトランプ大統領の敵対心としっぺ返しと闘うだけでなく、「バイデン問題」にも取り組むべきだと、歴史家で作家、活動家でもあるバーバラ・ランスビーは言います。「ジョー・バイデンはどうみても我々の理想的な大統領候補ではありません。ジョー・バイデンに対し厳しい目を向けるべきであり、当選後は彼のすることについて責任を問うべきです。しかし、まずは11月にトランプを落選させなければなりません」

    dailynews date: 
    2020/7/2(Thu)
    記事番号: 
    2
  • ラシュモア山の知られざる歴史:ラコタ族の神聖な土地にKKK支持者が作った記念碑

    先住民族政府はトランプ大統領にラシュモア山での独立記念日祝賀行事を中止するよう要請しています。本日は、先住民の人々がなぜ長年、ラシュモア山記念碑の除去を求めてきたのかを見ていきます。この記念碑はKKK(クー・クルックス・クラン)とも繋がりのある彫刻家がデザインしたものを、先住民族にとって神聖な山であるブラック・ヒルズに彫って作られたものです。「この山は我々にとって非常に神聖な地なのです」と、NDNコレクティブの社長兼CEOのニック・ティルセンは言います。「我々の土地を奪い、先住民を大虐殺した植民地入植者である白人男性4人の顔をそこに彫るのは、とんでもない暴力行為です」

    dailynews date: 
    2020/7/2(Thu)
    記事番号: 
    1
  • エド・ヤン、米国のパンデミック対策は「ひどい」、「メディケア・フォー・オール」があったら、どれほど多くの命が救われていたか」

    米国の現在の新型コロナウィルス感染状況は世界最悪です。アトランティック誌(The Atlantic)に科学記事を寄稿しているエド・ヤンに話を聞きます。ヤンは2018年のウイルス大流行では、米国の防止対策ができていないと、警鐘を鳴らしました。そして今回、「ほんとうにがくぜんとする、ひどいものです」と、米国のパンデミック対策のまずさを指摘し、被害のほとんどは、連邦政府の指導力の欠如によるものだと、非難しています。「資源や資力を持っている国が、このような状態であってはならない」と述べ、国民皆保険「メディケア・フォー・オール」があれば、多くの命を救うことができたはずだ、とヤンは指摘しています。

    dailynews date: 
    2020/7/1(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ジャマール・ボウマン、予備選挙での番狂わせ、家賃不払い運動、警察の暴力行為、西岸併合に反対する理由を語る

    非白人系の進歩派候補者が、全米の民主党予備選挙で相次いで勝利しています。ブロンクスの元中学校校長、ジャマール・ボウマンに話を聞きます。ボウマンは、下馬評を覆して、ニューヨーク選挙区で下院議員16期、外務委員会委員長を務めるエリオット・エンゲルに勝利しました。また、グリーンニューディール、国民皆保険「メディケア・フォー・オール」政策を掲げて出馬し、最近は、人種差別と警察の暴力行為の廃絶を要求する抗議行動に参加しています。ボウマンは、政治のエスタブリッシュメントから「権利をはく奪され、見捨てられた」人々を結集することで、エンゲルに番狂わせの勝利ができたと述べています。「私たちの対象は、予備選挙に欠かさず投票する人だけではありません。あらゆる人を対象にしています」と、ボウマンは言い、パレスチナへの支援、家賃不払い運動、警察への責任追及など、今後の活動について、語ります。

    dailynews date: 
    2020/7/1(Wed)
    記事番号: 
    0
  • #市庁舎を占拠せよ: NY市警の予算から10億ドルを移すという市長の「無理解な」公約はデモの要求を満たさない

    ニューヨーク市警察(NYPD)の60億ドルの予算から10億ドルを削減することを要求し市庁舎の外で野営している平和的な抗議者を、NYPD の警官が包囲しました。7月1日の市予算締め切りを目前に、ビル・デブラシオ市長は抗議者の要求を明らかに考慮してNYPDの予算から10億ドルを別へ移す予算案を発表しました。しかし、抗議運動の主導者たちはそれでは彼らの要求は満たされないと言います。「彼らが実際にしたことは資金をNYPDの予算から学校の警備に移しただけです」と、#OccupyCityHall(#市庁舎を占拠せよ)野営運動のビアンカ・カニングハムは言います。彼女は、学校警備員は、黒人とヒスパニック系のコミュニティを不均衡に打撃する「学校から警察へ」(school-to-prison)のパイプラインに寄与し続けると付け加えます。「これは、彼らが今ある事態が何なのか全く理解してないということを示しています」と、彼女は言います。

    dailynews date: 
    2020/6/30(Tue)
    記事番号: 
    4
  • ニュージャージー州 ジェントリフィケーションと公立校の取り壊し、ラティニクス生徒の強制転校と闘う親たち

    デモクラシー・ナウ!が注目して取材してきた話題、ニュージャージー州ニューブランズウィック市にあるリンカーン・アネックス公立小学校の取り壊しを阻止する取り組みについて、最新情報をフアン・ゴンザレスから聞きます。市当局は今夏にこの公立小学校の取り壊しを進めようとしています。その結果、760人の生徒たちが何年も他の学校にバス通学することを余儀なくさせられることになり、保護者と地元の活動家たちがリンカーン・アネックス校の前で抗議者集会を開いています。「彼らは街頭で圧力をかけ続け、共にに闘うために集会に参加する同志を求めています。彼らが同志に求めているのは、公共教育への支援、ジェントリフィケーションと移民への不当な扱への反対意志です」と、ゴンザレスは言います。

    dailynews date: 
    2020/6/30(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 全米黒人地位向上協会の代表デリック・ジョンソンが語るミシシッピ州旗、トランプの憎悪に満ちたレトリック、フェイスブックボイコット

    ミシシッピ州議会は、全米で継続中の人種差別と警察の暴力に反対する蜂起とミシシッピ州内での圧力をかける運動の高まりを受け、南北戦争時代の南部連合(南軍)の紋章を州旗から取り除く法案を歴史的投票によって可決しました。これによって、ミシシッピは南部連合のシンボルを州旗から削除する全米で最後の州となります。全米黒人地位向上協会 (NAACP)の代表兼CEOのデリック・ジョンソンは、ミシシッピ州旗を変えるのは「長い旅」だったと言います。「私たちは、人種抑圧のシンボルと人種抑圧についての修正主義的な歴史の双方と闘わなければなりませんでした。そして今、次のステップはミシシッピ州だけでなく全米の公共政策に深く根付いている構造的な人種差別と闘うことです」と、ジョンソンは言います。彼はさらに、トランプ大統領が彼の支持者が「ホワイトパワー(白人の力)」と繰り返し唱える映像をソーシャルメディア上でいかに共有したかと、プラットホーム上で憎悪に満ちた誤った情報の拡散を許可したことでフェイスブックへのボイコットが高まっていることについても話してくれます。

    dailynews date: 
    2020/6/30(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 大喜びの瞬間」トランプ時代初の大きな中絶ケースで最高裁が厳格なルイジアナ州法に無効の判決

    米連邦最高裁判所は、トランプ時代の中絶をめぐる最初の大きな判決として、州内の中絶クリニックをたった一つまで減らす可能性のあったルイジアナ州の制限的な中絶法を無効にしました。2014年の法律は、中絶を行う医師に彼らの診療所から30マイル以内の病院に「入院特権」(admitting privileges)を持つことを義務付けており、この厄介な要求によって多くの中絶施術提供者の活動継続が不可能となっていました。「大喜びした瞬間でした」と、ニューオーリンズを拠点とする女性の権利団体「先見の明を持つ女性たち」(Women with a Vision)の性と生殖に関する健康と正義担当部長ラキーシャ・ハリスは言います。「私たちの多くは何年もこの問題に取り組んできて、今回の判決は勝ち取った正義です。」

    dailynews date: 
    2020/6/30(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ルイジアナの活動家が15年の刑に直面 プラスチックごみの箱で石油ロビイストを「怖がらせた」容疑で

    「ルイジアナ・バケット・ブリゲード」(the Louisiana Bucket Brigade)の環境活動家2人は、昨年12月にテキサス州の海岸で見つかったプラスチックごみの塊りを入れた箱を石油ガスのロビイストの自宅に放置したとして、最大15年の禁固刑に直面しています。支持者たちは、重罪によって活動家を「威嚇する」やり方はルイジアナの環境活動家を犯罪者に仕立てあげる長年の企てを反映しているとしています。今回の事件は、「がん回廊」として知られるルイジアナ州セントジェームズ郡に、フォルモサ・プラスチック社が計画している新工場建設を阻止しようとする運動のさなかに起きています。「ルイジアナ・バケット・ブリゲード」責任者で重罪の危険に直面するアン・ロルフズ、環境活動家でありブロードムーア・コミュニティー教会のグレゴリー・マニング牧師と話します。マニングは、2019年10月に「がん回廊」に沿って平和的抗議活動を率いたときに、暴動を扇動した罪に問われたことがあります。

    dailynews date: 
    2020/6/29(Mon)
    記事番号: 
    3

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