デイリーニュース

  • 「ロバート・E・リーは残虐な奴隷主」:活動家がルイジアナの学校の改名を呼びかけ 拡散される

    ネットで拡散されたビデオを放送します。ルイジアナ州バトン・ルージュの地域活動家ゲーリー・チャンバース・ジュニアは、南北戦争時の南部連合軍司令官を務めたロバート・E・リー将軍にちなんで名づけられたリー・ハイスクールは差別的な命名だとして、校名の変更を同校の教育委員に強く要求しました。チャンバースは6月18日の委員会での様子を映したビデオで、奴隷制を擁護した人物ではなく奴隷制および差別主義と闘った人々の名誉をたたえる名前を選ぶべきだと主張しました。チャンバースはまた、コニー・バーナード教育委員についてふれ、同委員はかねてよりロバート・E・リーの擁護者であり、会議中にオンライン・ショッピングをしていることを指摘しました。

    dailynews date: 
    2020/6/22(Mon)
    記事番号: 
    3
  • トランプの再選戦略の中身 差別用語と新型コロナウイルス検査の抑制による感染危機の軽視

    米国では新型コロナウイルスによる死者が12万人に近づき、警察の残虐行為とレイシズムに反対する民衆の大抗議が続く中、トランプ大統領が選挙集会でした発言に非難が集まっています。トランプ大統領は参加者が少なかったオクラホマ州タルサの選挙集会で、「カンフルー」(kung flu カンフーのもじり)などの差別的な言葉を繰り返し、抗議者を罵倒しました。ニューヨーク・タイムズ・マガジン常勤ライターのエミリー・バゼロンは、「分断させようとする巨大な衝動が顕わになりました。これまではトランプに有利に働きました。今回も変えるつもりはないでしょう」と言います。

    dailynews date: 
    2020/6/22(Mon)
    記事番号: 
    2
  • トランプが連邦検察幹部を解任 ウィリアム・バー司法長官が「帝王的大統領」制の拡大に動く

    週末におこなわれた土壇場の対決の末、トランプ政権は大統領の複数の側近への捜査を指揮したニューヨーク州南地区連邦検察事務所のジェフリー・バーマン検事正を解任しました。ウィリアム・バー連邦司法長官がトランプを守るために取った異例の措置について、バー司法長官の調査報道をしてきたニューヨーク・タイムズ・マガジン誌のライター、エミリー・バゼロンと話します。「バー司法長官は、大統領には強力な行政権限があると信じる人物です。巨大な権限が大統領のもとに集中する一種の帝王的大統領です」とバゼロンは述べます。

    dailynews date: 
    2020/6/22(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 1921年のタルサ人種虐殺の傷は99年後の今も「癒されていない」

    トランプ大統領は新型コロナ大流行が始まって以来はじめての選挙運動の集会を、オクラホマ州タルサ市で土曜日に開催します。しかし、現地ではCOVID-19感染者が急増にしています。トランプ大統領は当初、この集会を「ジュンティーンス」(アフリカ系アメリカ人の奴隷制からの解放を祝う6月19日の記念日)に行うと、人種差別と警察の残虐行為に対する全国的な抗議運動のさなかに発表しましたが、大きな反発を受けたため開催日程を土曜日に変更しました。それに加えて、タルサは、1921年に白人暴徒が「ブラックウォールストリート」として知られた繁栄するアフリカ系アメリカ人ビジネス地区グリーンウッドで300人もの人々を殺害し、米国史上でも有数の犠牲者を出した虐殺事件の現場です。この歴史と、いまも蔓延する人種差別について、公民権弁護士ダマリオ・ソロモン=シモンズと話します。彼はタルサに住むグリーンウッド虐殺事件の最後の既知の生存者の法定代理人を務めており、また2016年にタルサで白人警官によって射殺された黒人テレンス・クラッチャーの遺族の弁護士でもあります。テレンス・クラッチャーの妹ティファニー・クラッチャー医師もタルサから番組に参加します。

    dailynews date: 
    2020/6/19(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 6月19日は「ジュンティーンス」 黒人解放を祝うとともに「奴隷制という恐ろしいシステム」を記憶するための日

    6月19日はジュンティーンスと呼ばれる記念日で、1865年に米国で最後まで奴隷身分に置かれていた黒人が奴隷解放を知らされた日を祝います。国民の祝日として記念すべきだという動きが高まる中、作家で歴史家のジェラルド・ホーンと話します。彼は、6月16日の物語は「従来示されてきたよりもはるかに複雑です」が、この日についての認識が高まったことは、「奴隷制という恐ろしいシステムを余すところなく思い出す機会を与えています」と言います。

    dailynews date: 
    2020/6/19(Fri)
    記事番号: 
    2
  • ドリーマーズがトランプを破った秘訣 最高裁判所のDACA維持判決は「アクティビズムの持続的な圧力」の成果

    ジョン・ロバーツ首席判事の率いる連邦最高裁判所は18日(木)、DACA(幼少期に米国に到着した移民への国外退去一時延期措置)を終了させようとするトランプ大統領の試みを、5対4の票決で阻止しました。DACAは2012年にオバマ大統領が導入した連邦プログラムで、子供の時に米国に入国した約70万人の移民を国外追放から保護しています。最高裁判所でDACAを弁護した弁護士の1人ルイス・コルテスは、勝利の鍵はDACA登録者(ドリーマーズ)の個々の身の上話を共有できたことにあると語っています。「ロバーツ首席判事を動かしたのは、個々人の物語でした」と、自らもDACA登録者であるコルテス弁護士は言います。また、RAICES(難民・移民の教育と法務支援のセンター)のアドボカシー主任エリカ・アンディオラとも話します。彼女は、ポッドキャスト「ホームランド・インセキュリティ」の司会も務めています。

    dailynews date: 
    2020/6/19(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 「抗議運動は結果を生む」:活動家が「キャピトル・ヒル」を占拠するシアトルで 市が催涙ガスの使用を禁止 労働審議会は警察労組を追放除名

    シアトルでは警察の軍事化を阻止し予算の削減を求める戦いが続いています。市民による数週間の抗議の後、キング郡労働審議会は6月17日、シアトル警察労働組合を審議会から除名することを決定しました。シアトル警察は、警察暴力に反対する大型デモで、参加者や記者に対し唐辛子スプレーや催涙ガス、閃光弾を使用し大きな批判を浴びました。その後、活動家たちは、警察が警察署ビルを放棄したことを受け、そこにキャピトル・ヒル自治区(CHAZ)を設立しました。17日、トランプ大統領は、数ブロックに渡る「キャピトル・ヒル占領デモ」解体のために軍を送ると脅しました。シアトルの社会主義議員クシュマ・サワントは、軍事介入の脅しは「非常に恐ろしい」ことだが、これは「ドナルド・トランプが臆病者で、運動は結果を生むという証明」だと語ります。

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    2020/6/18(Thu)
    記事番号: 
    4
  • 「催涙ガス弾は武器だ」:警察の催涙弾使用で 世界中で人権侵害が行われているとアムネスティ報告書

    ここ数週間の間に、米国のおよそ100の都市で、警察がデモ隊に対し催涙ガス弾を撃ち、多くの重症者が出ました。アムネスティ・インターナショナルの新しい報告書によれば、近年、催涙ガスの使用が増加を続けており、これは世界的にも、警察による平和的デモへの人権侵害につながっています。「世界各地で警察はすぐに催涙ガスを使いたがりますが、催涙ガス弾は安全ではありませんし、重傷者もでるのです」と、アムネスティ・インターナショナル武器および軍事作戦上級危機顧問ブライアン・キャストナーは言います。(画像クレジット:インスタグラム @freerunsell100)

    dailynews date: 
    2020/6/18(Thu)
    記事番号: 
    3
  • ラシャード・ロビンソン 最近の警察による絞首殺害の増加 TV番組『コップス』の打ち切り フェイスブックへのボイコットについて語る

    人種正義組織「カラー・オブ・チェンジ」(Color of Change)は10年以上、警察の暴力を美化する長寿番組『Cops(コップス)』の打ち切りを求めてきました。ここにきてこの番組のみならずA&E局のリアリティ番組『Live PD(ライブPD)』も打ち切りが決まりました。「これらの番組はリアリティショーを名乗っていますが、実際には警察側の視点しか描いていないのです」と、「カラー・オブ・チェンジ」代表のラシャード・ロビンソンは言います。「こういう番組は、警察権力の広報の役割を果たしてきました」。ロビンソンはネットフリックスの番組Border Security: America’s Front Line(『国境警備:米国の国境最前線』)の打ち切りも求めています。

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    2020/6/18(Thu)
    記事番号: 
    2
  • レイシャード・ブルックスを射殺したアトランタの警官に対する殺人罪訴追は「運動の力」を示すもの

    検察は、レイシャード・ブルックスを射殺したアトランタの警官ギャレット・ロルフが、ブルックスを背後から2度撃った後に、瀕死の彼を蹴りつけたとして、重罪の殺人罪など11件で訴追すると発表しました。もう一人の警官デイビッド・ブロスナンは暴力罪を含む4件の罪に問われます。本日は、アトランタから人種正義組織「カラー・オブ・チェンジ」(Color of Change)の代表ラシャード・ロビンソンに、警察への予算削減を求める声が広まっていることについて話を聞きます。「米国では過去20年間、暴力的犯罪は着実に減少しました」とロビンソンは言います。「同時に警察の予算は増え続け、常に拡大してきました。我が国は警察を軍事化したのです」

    dailynews date: 
    2020/6/18(Thu)
    記事番号: 
    1

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