ニュージャージー州ニューアークでは数千人の住人が水道水を飲めないという、長期的な公衆衛生の悪夢にさいなまれています。同市では何年も前から鉛汚染が発生していましたが、2019年には汚染度が急上昇しました。住人に配布された水フィルターに効果がなかった可能性が最近明らかになり、この危機が明るみにでました。ニュージャージー州の政治的指導者らによる水道水危機への対応に対し批判の声が増しています。アクティビストらは、市が何年にもわたり問題の深刻さを重要視せず、解決にもなかなか乗り出さなかったといい、ニューアークの水道水危機はミシガン州フリントと同様だと主張しています。ニューアークのセントラル高校教師で、同市サウスワード在住のイベット・ジョーダンと、夏にニューアーク市に対し、飲用水の安全に関する連邦法違反で裁判を起こした「天然資源保護協議会(Natural Resources Defense Council)」幹部のエリック・オルソンに話を聞きます。