デイリーニュース

  • エドワード・スノーデン 「忍び寄る独裁体制」 米情報機関で重要な役割を果たしているのは民間請負業者

    トランプ大統領に対する内部告発がワシントンを揺るがすなか、民主党は大統領の弾劾調査を開始しました。トランプは、これに応じる者は「重大な結果」を被ることになると威嚇しています。世界で最も著名な内部告発者であり、現在ロシアに亡命中のエドワード・スノーデンとのインタビュー第2弾をお送りします。スノーデンは6年前、米国が世界中すべての通話・メール情報を収集する巨大な監視機構を作り上げ、地球上にいるすべての人間の私生活をのぞき見していることを示す膨大な秘密文書をリークして世界に衝撃を与えました。新著は出版されたばかりの自伝『スノーデン 独白:永久記録(仮)』です。米国政府が当初スノーデンは民間請負業者に過ぎず、重要人物ではないと説明しようとしていたこと、しかし民間請負業者は米国情報機関で中心的な役割を果たしていることについてスノーデンの話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/9/30(Mon)
    記事番号: 
    1
  • トランプの「お気に入り独裁者」エジプトのシーシー 抗議運動の高まりで2000人以上を逮捕

    エジプトでは27日もデモが続いています。アブドルファッターフ・アッ=シーシー大統領の汚職の告発を受けて、数千人が街頭に出て大統領の辞任を求めています。抗議運動はカイロや他の都市に広がり、過去1週間で2000人近くが逮捕されました。デモのきっかけとなったのは元軍事請負業者によるSNS投稿で、シーシー大統領や他の政府高官たちが公金を乱用していると非難する内容でした。反政府抗議運動はエジプトではまれな出来事です。2013年にモハンマド・モルシ大統領が失脚した後にシーシーが政権を握り、それ以来、政府を批判する抗議行動は事実上禁止されているからです。トランプ大統領は今週ニューヨークの国連総会で会談した折、シーシーを褒め称えました。また最近、シーシーのことを「お気に入りの独裁者」と呼んでいました。デモクラシー・ナウ!の通信員シャリーフ・アブデル・クドゥースにさらに詳しく話を聞きます。彼は、カイロを拠点とする独立メディア・アウトレット『マダ・マスル』の記者です。

    dailynews date: 
    2019/9/27(Fri)
    記事番号: 
    3
  • ジェイムズ・ライゼン:2015年に私が報じたバイデンとウクライナの関係を右派メディアが捻じ曲げた

    トランプ大統領がウクライナ大統領ウォロディミール・ゼレンスキーに電話して、民主党のジョー・バイデン議員と息子のハンターについて調査するよう迫った件で、民主党はトランプ大統領を弾劾する方針で結束しています。一方、共和党はバイデン親子のウクライナ疑惑にしがみついて、バイデン元副大統領に汚職政治家のレッテルをはり、次期大統領選でのトランプ大統領の潜在的ライバルにダメージを与えようとやっきになっています。この件の詳細について、インターセプト誌の国家安全保障担当の上級記者ジェイムズ・ライゼンに話を聞きます。彼はニューヨーク・タイムズ紙の記者時代の2015年に初めてバイデンとウクライナの問題を記事にしました。ライゼン記者は、「右派の情報操作マシン」が自分の記事の内容を捻じ曲げ、発覚したことをゆがめて伝えていると言います。ライゼンはオンライン誌『インターセプト』の最新の記事で、「ドナルド・トランプ、ルドルフ・ジュリアーニ、そして彼らの背後にいる勢力によって、自分の記事が捻じ曲げられ、誤解され、嘘と悪意あるプロパガンダに変わるのを見るのは、とてもおかしな気分だ」と書いています。

    dailynews date: 
    2019/9/27(Fri)
    記事番号: 
    2
  • ジェイムズ・ライゼン:トランプは職権乱用の「常習犯」 内部告発状の公開で明らかに

    米民主党がトランプ大統領を弾劾する手筈を進めています。民主党大統領候補のジョー・バイデンとその息子ハンターを調査するようウクライナ大統領に働きかけたことが理由です。およそ90%の民主党下院議員が弾劾を求めています。26日木曜日、匿名の内部告発者による告発状が機密解除されて公開され、7月にトランプ大統領がウォロディミール・ゼレンスキー大統領にかけた電話の詳細が明らかになりました。告発状の中で、匿名の内部告発者(CIA職員だと特定されています)は、トランプが「大統領の職権を使って、2020年の米大統領選挙への外国の干渉を懇願した」と非難しています。さらに、ホワイトハウスが、トランプがゼレンスキーと電話で交わした会話の全ての記録を、コードワード・レベル機密情報専用のネットワークから独立したコンピューターシステムに移すことで「隔離」しようとした手法に関する詳細も明らかにしました。内部告発者は告発文の中で、「私が話したホワイトハウスの職員によると、大統領の通話記録がコードワード・レベルの機密システムに入れられたことは、トランプ政権の下では『初めてのことではありません』。国家安全保障上の機密事項だからではなく、政治的にデリケートな情報を保護することだけが目的なのです」と告発状には書かれています。

    dailynews date: 
    2019/9/27(Fri)
    記事番号: 
    1
  • ウクライナ疑惑を暴露した内部告発者に対するトランプの不当な扱いを エドワード・スノーデンが批判

    トランプ大統領弾劾への捜査のきっかけとなった内部告発のニュースについて、有名な内部告発者エドワード・スノーデンが、2013年に機密文書を漏洩した自身の決断について語りました。今週、下院情報特別委員会は機密扱いから外された内部告発である、7月のトランプ大統領とウクライナ大統領との電話会談の内容を公表しました。政府は「疑惑を話題の焦点から外そう」としていると、スノーデンはデモクラシー・ナウ!に述べています。「政府は自らの不正ではなく、内部告発者を話題にしたいのです」

    dailynews date: 
    2019/9/26(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 「パーマネント・レコード」:NSAの内部告発者エドワード・スノーデンが命を危険に晒してまで監視国家を明らかにしたかった理由

    6年前、エドワード・スノーデンは、米国が国内および世界各地の人々を監視するために巨大な監視組織を作り上げていることに関する大量の機密文書を漏洩しました。そのことで、彼は米国で諜報活動取締法およびその他の法律に違反した容疑をかけられ、南アメリカに逃れようとする途中、米国がパスポートを無効にしたため、ロシアで足止めされました。彼は、それ以来モスクワに住んでいます。スノーデンは先日、自身の回顧録Permanent Record(『パーマネント・レコード』)を出版し、自らの命を危険に晒してまで米国政府の巨大な監視システムを暴露するに至った経緯を記しました。デモクラシー・ナウ!のエイミー・グッドマンとフアン・ゴンザレスが、国家安全保障局(NSA)内部告発者になる前後の彼の人生について、モスクワのエドワード・スノーデンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/9/26(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 「経済的制裁でも弾圧は弾圧だ」:エドワード・スノーデン 自身への司法省の提訴を批判

    トランプ大統領に対する内部告発でワシントンが揺れ、トランプ政権を脅かしていますが、本日は世界で最も有名な内部告発者のひとりエドワード・スノーデンにロシアのモスクワから話を聞きます。米司法省は9月、スノーデンが最近出版した回顧録Permanent Record(『パーマネント・レコード』)が、彼が国家安全保障局(NSA)の委託職員だった時代に連邦政府と結んだ秘密保持契約に違反するとして提訴しました。司法省はまた、スノーデンの著書からの利益全額を受け取る権利があるとも主張しています。デモクラシー・ナウ!のエイミー・グッドマンとフアン・ゴンザレスが、スノーデンにその訴訟について話を聞きました。

    dailynews date: 
    2019/9/26(Thu)
    記事番号: 
    1
  • ビリー・ブラッグ:英最高裁のボリス・ジョンソンに対する歴史的判断が、ブレグジットにとってもつ意味

    英最高裁は、24日、ボリス・ジョンソン首相が欧州連合(EU)との合意のあるなしに関わらずブレグジットを決行するために議会を閉会したのは違法だという判断を示しました。これを受け、英国議会は再開されました。英国は10月31日にEU離脱を予定しており、ジョンソンは、審議の余地を限定させるため、女王に許可を求め、8月末、議会閉鎖という前例のない措置を行いました。ニュースが報じられて以来、ジョンソンの辞任を求める声が高まり、野党労働党党首のジェレミー・コービンは、総選挙の実施を呼びかけ、ジョンソンの女王と国民への謝罪を要求しています。英国の政治危機について、英国の伝説的なシンガー・ソング・ライターのビリー・ブラッグに聞きます。「ブレグジットの背景にあるのは、ふつうの労働者たちが、自分たちの暮らしを代弁する者はもういないと感じていることです。欧州連合に怒りが集中していますが、本当なら、怒りはボリス・ジョンソンが率いる政権に向けられるべきなのです」とブラッグは言います。彼の最新著は、The Three Dimensions of Freedom.(『自由の3つの次元』)です。

    dailynews date: 
    2019/9/25(Wed)
    記事番号: 
    3
  • トランプ 国連総会で国家主義的演説 イラン 中国 ベネズエラを糾弾

    最近起きたサウジアラビアの石油施設攻撃をめぐり、中東で一触即発の緊張が漂う中、24日、トランプ大統領は、国連総会で3回目の一般討論演説を行いました。アメリカはサウジへの攻撃はイランに責任があると非難していますが、イラン政府は否定しています。トランプは、中国とベネズエラも糾弾しました。トリコンチネンタル:社会調査研究所の所長ビジェイ・プラシャドと話します。彼がニュース・サイト『サロン』に、最近寄稿した記事のタイトルは“World leaders gather at the UN in the face of war, climate catastrophe & global worker exploitation.”(「戦争・気候の破局・グローバルな労働者の搾取を前に 世界の指導者たちが国連に結集」)です。

    dailynews date: 
    2019/9/25(Wed)
    記事番号: 
    2
  • アル・グリーン下院議員 「我々は臨界量に達した」:ペロシ下院議長がトランプの「卑劣な行為」をめぐり弾劾調査開始を表明

    情報機関の内部告発者がトランプ大統領を告発したことを受け、民主党のナンシー・ペロシ下院議長は、トランプへの弾劾調査を正式に開始しました。告発は、トランプ大統領が、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領への7月25日の電話で、米大統領選への民主党のトップ候補とされるジョー・バイデンと息子ハンターの捜査への協力を依頼したとしています。24日、共和党議員が多数を占める上院は、トランプ政権に対し、内部告発者の訴状を上下両院の情報委員会に開示するよう求める拘束力のない決議を全会一致で可決しました。民主党選出の下院議員(テキサス州)で、2017年にトランプ弾劾の議案を米議会に提出した初の議員となったアル・グリーンにこの動きへの反応、そして次の一歩をどう見ているかを聞きます。『ネイション』誌の政治ライターのジョン・ニコルズにも話を聞きます。彼の最近著のタイトルは、The Genius of Impeachment: The Founders’ Cure for Royalism (『弾劾の天才:建国の父たちが君主主義病に使った治療法』です。

    dailynews date: 
    2019/9/25(Wed)
    記事番号: 
    1

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