デイリーニュース

  • 移民関税捜査局が拘束中の男性が死亡 カリフォルニア州は移民収容所など営利刑務所の禁止へ

    今週、カリフォルニア州で、移民関税捜査局(ICE)に拘束されたカメルーン出身の移民が亡くなりました。この男性は37歳のネバニ・アビエンウィで、10月1日に脳出血により死亡しました。カリフォルニア州議会は9月に州内の民間刑務所を禁止する法案を通過させ、移民拘禁に深く関わる米国の営利刑務所業界に大きな打撃を与えたところです。同法案は、収容能力4500人にのぼる4カ所のICE移民収容所の閉鎖も命じています。法案は現在、ギャビン・ニューサム知事の署名を待っている状態です。ニューサム知事は今年1月の就任演説で、カリフォルニア州は「承服しがたい民間刑務所をきっぱり廃止」すべきだと述べました。カリフォルニア州の営利刑務所の受刑者数は2016年の7000人がピークで、その後は公営の刑務所に受刑者を移動させています。「移民正義カリフォルニア共同支部」の移民弁護士ハミッド・ヤズダン・パナーに、同法案とカリフォルニアにおける移民拘禁について話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/10/3(Thu)
    記事番号: 
    3
  • トランプ対カリフォルニア:同州の厳格な自動車排ガス規制を連邦政府が無効化 気候対策に打撃

    カリフォルニア州は自動車の排ガス、大気汚染、そして気候変動問題を巡りトランプ政権と法廷で争っています。カリフォルニア州は最近、同州の自動車および軽トラックの排ガス規制を無効にしたトランプ政権を提訴しました。州が連邦より厳しい排ガス規制を行う権限を剥奪したことは、気候変動を緩和するための法規制を撤回する現政権の動きの最新のものであり、20州以上が同様の訴訟を起こしています。カリフォルニアでは自動車が温暖化ガス排出の最大原因です。ロサンゼルスより、長年「カリフォルニア大気資源委員会」(California Air Resources Board)委員長を務めるメアリー・ニコルズに話を聞きます。ニコルズは、国際的にも認められる気候変動アクション・プランを同委員会が作成するのを先導しました。自然保護団体シエラクラブ事務局長マイケル・ブルンにもサンフランシスコより話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/10/3(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 「ホームレス問題の一番の解決策は家を与えること」:サンフランシスコのホームレスを批判するトランプに活動家が反論

    トランプ大統領は、サンフランシスコのホームレスと政治指導者に対する徹底批判を未だに緩めていません。10月2日、トランプ政権はサンフランシスコ市に対し環境保護違反通知を出し、同市の水源汚染はホームレス急増が原因であると虚偽の申し立てをしています。市当局者は、ホームレスと水質問題に関係があるとするトランプの根拠なき主張を繰り返し退けてきました。カリフォルニア州は米国の全人口の12パーセントを占めていますが、ホームレスの人口では全米の半分を占めています。トランプ大統領は数週間前からホームレスの取り締まりを要求しており、ホームレスのテント村の撤去、警察による取り締まり強化に加え、ホームレスの投獄も行うと脅しています。安価な住宅が不足しホームレスが急増している問題について、「ホームレス問題連合」(Coalition on Homelessness)事務局長ジェニファー・フリーデンバックと、「西部地域弁護プロジェクト」(Western Regional Advocacy Project)事務局長ポール・ボーデンに話を聞きます。

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    2019/10/3(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 「免責と汚職」:経済衰退の中、ハイチのデモ参加者たちはモイーズ大統領の辞任を要求

    ハイチでは、米国が支援するジョヴネル・モイーズ大統領の辞任を求める大規模な反政府デモがエスカレートし続けています。経済危機の悪化、燃料と食料の不足、モイーズに対する汚職疑惑などで、この1年間、街頭では抗議デモが断続的に行われています。9月30日には首都ポルトープランスで数百人がデモを行い、2日にも別の抗議行動が予定されています。ポルトープランスの多くの地区がこの2週間にわたり封鎖されていています。ハイチ警察が実弾と催涙ガスを使用して抗議デモ参加者に発砲し、最近数日間で少なくとも4人が殺されました。マイアミから、マイアミヘラルド紙のハイチ、カリブ海の特派員で、2010年ハイチ地震の報道でピューリッツァー賞の最終選考に残ったジャクリーン・チャールズに話を聞きます。

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    2019/10/2(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 「地上で最も不平等な社会の一つ」と戦う香港の若者たちが、軍事弾圧に直面

    中国は今週、共産党政権による統治70年を記念して、北京で史上最大の軍事パレードを開催しました。一方、香港では1日、数ヶ月にわたる抗議活動で初めて、警察がデモ隊に向けて実弾を発射して、暴力を激化させました。オンラインで広く視聴されているビデオでは、機動隊の警官が18歳の抗議者ツァン・チクンの胸に銃弾を撃っているのが見られます。撃たれた若者の容体は安定していると伝えられています。抗議者たちが火炎瓶を投げるなか、警察は催涙ガスと放水砲も発射しました。10月1日、抗議参加者96人が暴動容疑で逮捕されました。香港の抗議活動の詳細について、「労働者の権利国際フォーラム」(International Labor Rights Forum)の中国プログラム責任者であるケビン・リンに話を聞きます。彼は北京で生まれ育ち、長年にわたり中国の労働運動と市民社会を研究してきました。ジャコバン誌への彼の最近の寄稿は、“Four Points on the Hong Kong Protests”(「香港の抗議行動の4つのポイント」)という見出しが付けられています。またニュー・ポリティックス誌の“How Should the U.S. Left Think About China?”(「米国左派は中国をどう考えるべきか」)の著者でもあります。

    dailynews date: 
    2019/10/2(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ボサム・ジーンを殺害した白人警官に殺人で有罪判決 遺族の弁護士「今後の判決の先例になる」と称賛

    2018年、ダラスで26歳の黒人男性をダラスの彼の自宅で射殺した白人の非番の警察官が、10月1日、殺人罪で有罪判決を受けました。警官のアンバー・ガイガーは、ボサム・ジーンのアパートに自宅と勘違いして入り、彼を射殺しました。ジーンの部屋は、ガイガーの部屋と同じ建物の1階下に位置していました。彼女は公判で、ジーンが侵入者だと思いこんだと主張しました。「ダラス・モーニング・ニュース」紙によると、ダラスの警察官が、殺人で有罪判決を受ける1970年代以来、ガイガーが初めてです。事件の詳細について、ボサム・ジーンの遺族の弁護士であるベンジャミン・クランプに話を聞きます。彼は、この判決は「今後の判決の先例」となり得るものであり、白人の警察官が、武器をもたない黒人やラティノを殺したら、相応の結果を伴う、ということを示すものだと言います。

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    2019/10/2(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ニューアークの水危機:ラス・バラカ市長が批判に応え同市が解決に取り組むことを約束

    ニュージャージー州ニューアーク市の担当当局は最近、住民に配られた数千の浄水器が水道水に含まれる鉛を安全基準にまで大幅に減らしたことを発表しました。鉛による水の汚染は何年間も市の深刻な問題でしたが、2019年になって汚染がさらに悪化していました。「自然資源防衛協議会」(Natural Resources Defense Council)は2019年夏、飲料水の安全に関する複数の連邦法に違反しているとして、ニューアーク市を告訴しました。この危機は9月になって、住民に配られた浄水器が機能していなかったかもしれないという事実が暴露されたことで頂点に達しました。一方、ニュージャージー州当局は、ニューアーク市の汚染されたパイプを短期間で3年以内に交換するため、エセックス郡による1億2000万ドルの郡債の発行を許可しました。ニューアーク市のラス・バラカ市長は10月2日、水質に関する対話集会を行う予定です。デモクラシー・ナウ!のスタジオでバラカ市長に話を聞きます。

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    2019/10/1(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 弾劾か否か? クリス・ヘッジズとジョン・ボニファズが議会は次に何をするべきかを討論

    下院民主党は9月30日、トランプ大統領の顧問弁護士ルディ・ジュリアーニに対し、ウクライナでの彼の仕事に関係する書類を求める召喚状を送りました。ジュリアーニは9月最終週、テレビ番組の中で、ウクライナ政府に対しトランプの政敵で2020年の民主党大統領候補ジョー・バイデンを調査するよう要請したことを認めました。トランプがウクライナの大統領との電話で、ジョー・バイデンと彼の息子ハンターを含む民主党の活動を捜査する「便宜」を要請したことをめぐる内部告発をうけて、下院民主党がトランプ大統領の弾劾の立件に向けて動くなかでの出来事です。一方、トランプは弾劾を推し進める議員たちを引き続き脅し、匿名の内部告発者の身元を突き止めようとしていることを公的に認めました。これは内部告発者保護法違反に当たる可能性があります。トランプの弾劾を求める団体のひとつ「市民に言論の自由を」(Free Speech for People)の共同創設者で代表のジョン・ボニファズと、ピュリッツァー賞受賞ジャーナリストで、受賞歴のある作家で活動家でもあるクリス・ヘッジズとの弾劾に関する討論を放送します。

    dailynews date: 
    2019/10/1(Tue)
    記事番号: 
    1
  • エドワード・スノーデンが語るトランプ・オバマ大統領 本国送還を逃れる旅がロシアで立ち往生になった理由

    米国家安全保障局(NSA)を内部告発し自伝『スノーデン 独白:永久記録(仮)』を出版したばかりのエドワード・スノーデンのインタビューを締めくくります。2013年に国家安全保障局を辞職し、香港に行ったスノーデンは、米国への強制送還を逃れるため香港から中南米へ飛ぼうとしていました。しかし途中ロシアで降りた時に米国政府が彼のパスポートを無効にしたため、スノーデンはロシアで立往生させられることになりました。それ以来モスクワで亡命生活を送っています。彼がこの間のいきさつを語ります。

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    2019/9/30(Mon)
    記事番号: 
    3
  • スノーデンが逮捕されることなく国家安全保障局の犯罪行為を秘密裏に暴露した方法

    エドワード・スノーデンが、秘密文書のリーク先としてウィキリークスではなくジャーナリストのグレン・グリーンウォルドとローラ・ポイトラスを選んだ理由、内部告発者に対する米国政府の対応について語ります。出版されたばかりの自伝『スノーデン 独白:永久記録(仮)』でスノーデンは巨大監視システムを暴露する決断について語っています。「この暴露が国家安全保障に何の害も与えなかったことは明らかだと思います。それでも、私に対するそうした批判や指摘は消えません。どの内部告発者も同じことを経験しています」とスノーデンは語ります。「重要なのは、私の公開方法が正しくてウィキリークスのやり方が悪いということではなく、警戒レベルやリスク軽減において大きく異なる二つの方法があるということです」。

    dailynews date: 
    2019/9/30(Mon)
    記事番号: 
    2

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