今週、カリフォルニア州で、移民関税捜査局(ICE)に拘束されたカメルーン出身の移民が亡くなりました。この男性は37歳のネバニ・アビエンウィで、10月1日に脳出血により死亡しました。カリフォルニア州議会は9月に州内の民間刑務所を禁止する法案を通過させ、移民拘禁に深く関わる米国の営利刑務所業界に大きな打撃を与えたところです。同法案は、収容能力4500人にのぼる4カ所のICE移民収容所の閉鎖も命じています。法案は現在、ギャビン・ニューサム知事の署名を待っている状態です。ニューサム知事は今年1月の就任演説で、カリフォルニア州は「承服しがたい民間刑務所をきっぱり廃止」すべきだと述べました。カリフォルニア州の営利刑務所の受刑者数は2016年の7000人がピークで、その後は公営の刑務所に受刑者を移動させています。「移民正義カリフォルニア共同支部」の移民弁護士ハミッド・ヤズダン・パナーに、同法案とカリフォルニアにおける移民拘禁について話を聞きます。