デイリーニュース

  • ナオミ・クライン 気候危機には根本的な変化が必要 紙製のストローは一時しのぎで解決策ではない

    著名な気候活動家で作家のナオミ・クラインは気候危機への対処について、我々は長いこと地球を救うために必要な集団行動より個人的な消費者の選択にとらわれすぎてきたと言います。インターセプトのために制作された新しいビデオの中でクラインは、「今までは、環境問題への対応策の多くが、きりのない消費に基づいた経済へのほんのわずかな調整でしかありませんでした。植物から作ったハンバーガーと紙製のストローで飲むコーラを買いにドライブスルーに電気自動車で行く。もちろんそうでない手段よりはましです。でも、私たちが本当に私たちの地球を崖っぷちから引き戻したいなら、そのために必要な深い変化には到底及んでいないのです。」放送時間いっぱい、クラインに彼女の新刊On Fire: The (Burning) Case for a Green New Deal(『オン・ファイヤー:グリーン・ニューディールの(熱い)論証』)について話してもらいましょう。

    dailynews date: 
    2019/9/17(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 「生物学的絶滅だ」 アラスカの北極圏野生生物保護区で石油・ガス採掘を解禁する危険

    トランプ政権は、世界最後の原生地域の一つとされる国立北極圏野生生物保護区(Arctic National Wildlife Refuge)での石油採掘と天然ガスのフラッキング採掘を解禁する計画の最終段階に入っています。気候変動が北極に半永久的な影響を与え、現地のコミュニティーに壊滅的なショックを与える中、トランプは同地での資源掘削を進めています。計画には滑走路や採掘施設、パイプライン基盤設備、海水処理プラント、175マイルの道路、アラスカ北海岸のその他のインフラの建設が盛り込まれています。連邦下院は9月12日、トランプ政権による同保護区での資源採掘を解禁する法案を阻止しました。しかし共和党が多数を占める上院で同様の法案が可決される可能性は低いと考えられています。ニューメキシコ大学のアート・エコロジーの教授でArctic National Wildlife Refuge: Seasons of Life and Land(『北極圏国立野生生物保護区――生き物と土地の季節』)著者のサブハンカー・バナージーにノースカロライナ州シャーロットから話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/9/16(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 「われわれメディアは仕事を怠ってきた」 250以上のメディアが気候危機の報道強化を約束

    気候危機に対する世界的な報道を改善するため、ネイション誌とコロンビア・ジャーナリズム・レビュー誌が新たな大型プロジェクトを打ち出しました。デモクラシー・ナウ!を含む世界250以上のメディアが、気候をめぐる記事の掲載や番組の放送に努力すると署名しました。主催者によると一つのトピックをめぐって世界中のメディアをまとめるこれまでで最も野心的な取り組みの一つになります。来週の国連気候変動サミットに向けて、15日には報道ウィークが開始されました。この取り組みの一環として、CBS ニュースは、2000人以上の米国住民を対象とした新しい意識調査の結果を発表しました。これによると米国人の3人に2人が気候変動は危機または深刻な問題と考えており、過半数は地球の気温上昇に対処するためにすぐに行動することを求めていることがわかりました。プロジェクト「Covering Climate Now(今すぐ気候について報じよう)」の共同創設者の一人でネイション誌の環境専門記者、調査報道編集者のマーク・ハーツガードにサンフランシスコから話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/9/16(Mon)
    記事番号: 
    2
  • サウジの石油施設攻撃 米国とイランを含む「広範囲の地域戦争」になる恐れ

    サウジアラビアの大規模石油施設が14日(土)に無人機と巡航ミサイルの攻撃を受け、トランプ大統領は軍事行動も辞さない構えを見せています。この攻撃についてはイエメンのフーシ派反政府勢力が犯行声明を出していますが、攻撃がイエメンではなくイラクもしくはイランから来た可能性を示唆する多数の報告が出ています。サウジのアラムコ社が運営する石油施設が大きな損害を被ったことで、原油価格は15%以上上昇しました。攻撃された施設には、世界最大の石油加工施設も含まれています。この攻撃で、サウジアラビアの石油生産能力は日量600万バレル近く減少するとの見込みもあります。米国はただちにイランを非難しましたが、世界の他の主要国はまだ責任の所在を明言していません。デモクラシー・ナウ!のニューヨークのスタジオに、「国際危機グループ(International Crisis Group)」でイエメン専門のシニアアナリストを務めるピーター・ソールズベリーを迎えて話を聞きます。ワシントンDCからは、コードピンクの共同創設者で著書にInside Iran: The Real History and Politics of the Islamic Republic of Iran(『イランの内幕:イランのイスラム共和国の歴史と政治の真実』)があるメディア・ベンジャミンが加わります。

    dailynews date: 
    2019/9/16(Mon)
    記事番号: 
    1
  • メディケア・フォア・オール:サンダースとウォーレンは高齢者向け公的医療保険を全国民に拡大する案を主張

    12日(木曜)の民主党候補者討論会で、バーニー・サンダース上院議員とエリザベス・ウォーレン上院議員は現行のメディケア(高齢者や障碍者を対象とする無料の公的医療保険制度)を国民全員を対象とするものに拡大するメディケア・フォア・オール(Medicare for All)プランの利点を主張しました。これに対し他候補からは批判の声が上がり、エイミー・クロブチャー上院議員は「愚策」とけなし、サウスベンド市長ピート・ブーティジェッジ候補は、この法案はサンダース候補とウォーレン候補が「国民を信頼していない」ことを示していると主張ました。

    dailynews date: 
    2019/9/13(Fri)
    記事番号: 
    6
  • エリザベス・ウォーレン候補 アフガニスタンからの米軍撤退を要求

    テキサス州ヒューストンで行われた3回目の民主党候補者討論会で、2020年大統領候補者のエリザベス・ウォーレン上院議員は、アフガニスタンからの米軍の撤退を求めました。また米国の貿易政策についての立場を述べ、「アメリカ大陸におけるわが国の貿易政策がここ何十年ものあいだ破綻している」ことについて語りました。

    dailynews date: 
    2019/9/13(Fri)
    記事番号: 
    5
  • バーニー・サンダース候補の民主社会主義:わたしたち皆が潤う経済をつくりたい

    ベネズエラ危機についての質疑の後、バーニー・サンダース上院議員は彼の民主社会主義のビジョンの正しさを主張しました。「カナダと北欧で行われているような、全ての人に人権として医療を保証することに賛同します。米国が主要国で唯一、有給の家族休暇と医療休暇を提供しない国であってはならないと考えます。この国の全ての労働者は生活できる賃金を得る資格があり、労働組合運動は拡大するでしょう」。

    dailynews date: 
    2019/9/13(Fri)
    記事番号: 
    4
  • ラティーノはバイデン候補を信用すべきか?前副大統領はオバマ政権時代の300万人国外追放の批判を拒否

    討論会司会者のウニビジョン(スペイン語TV)のホルヘ・ラモスは、オバマ政権時代の国外追放処分に関する記録をめぐりジョー・バイデン前副大統領を厳しく追求しました。バイデン候補は、オバマ大統領が300万人という過去最大の国外追放を実施したとき、それを阻止するために何かしたかという問いに、回答を拒否しました。

    dailynews date: 
    2019/9/13(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 「人種差別は米国の風土病」民主党候補者たちは奴隷制度の負の遺産と白人至上主義に立ち向かうことを誓う

    12日(木曜)夜に行われた民主党候補者テレビ討論会で、元住宅都市開発省(HUD)長官のフリアン・カストロ候補が先月のエルパソ銃乱射事件を取り上げたことで、人種と人種偏見をめぐる議論が個人的な色彩をおびました。銃撃によって犠牲になった22人はほとんどがヒスパニック系でした。カストロ候補は、犯人の白人男性は「私のような外見の人々を殺すために」国境の町に赴いたのですと述べました。エルパソ出身で元テキサス州選出下院議員のベト・オローク候補は、人種差別は米国の根幹にある風土病だと言いました。彼は、奴隷にされたアフリカ人が初めて米国に連れてこられてから今年で400年となることに言及し、奴隷制賠償委員会の設立を約束しました。

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    2019/9/13(Fri)
    記事番号: 
    2
  • ジョー・バイデン  3回目の民主党候補者討論会で医療保険制度案とイラク侵攻支持を批判される

    12日木曜日の夜、ヒューストンのテキサス・サザン大学で行われた民主党大統領候補者テレビ討論会で、上位10候補が初めて同じ舞台に立ちました。予備選挙期間の3回目の討論会でしたが、ジョー・バイデン前副大統領とエリザベス・ウォーレン上院議員が同時に参加したのは初めてです。バイデン候補は医療保険制度についての彼の案と、イラク侵攻を支持した過去に対し、繰り返し批判を受けました。

    dailynews date: 
    2019/9/13(Fri)
    記事番号: 
    1

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