複数の共和党議員が10月23日、ドナルド・トランプ大統領の弾劾に向けた調査のための非公開の聞き取りが行われている下院公聴室に押し入り、米国防総省職員の証言を遅らせました。ウクライナおよびロシアを担当する米国防総省職員ローラ・クーパーの証言が始まる直前、数十人の共和党議員が(情報の漏洩や盗聴などに対して)機密が確保された会議室に押し入る、という異常な行動に出たため、その後5時間に渡り公聴会は膠着状態となりました。この騒ぎは、在ウクライナの米外交官ウィリアム・テイラーが衝撃の証言を行った翌日に起こりました。テイラーは公聴会で、トランプ政権がトランプの政治的ライバルである大統領選候補のジョー・バイデン元副大統領の不正行為を暴くことをウクライナに強要するために、最大3億9100万ドルに上るウクライナへの米国の援助を停止させたと証言しました。米国会議事堂よりKPFとパシフィカ・ラジオの番組『レターズ&ポリティックス』(Letters & Politics)の司会者ミッチ・ジェセリッチに話を聞きます。また、退役大佐でベトナム戦争従軍経験者、シンクタンク「責任ある国政のためのクインシー・インスティテュート」(Quincy Institute for Responsible Statecraft)共同創設者でもあるアンドリュー・ベースヴィッチにも話を聞きます。