コロンビアでは、先住民指導者5人の虐殺が国を震撼させています。殺害は南西のカウカ県で起きました。犠牲者の中には、半自治が行なわれている先住民保護区ナサ・タクエイヨの指導者クリスティーナ・バウティスタもいました。同保護区の非武装の警備隊員4人も殺され、6人が負傷しました。国連の専門家グループがこの虐殺を非難し、先住民当局と協力して虐殺を調査するための緊急措置をとるよう、コロンビア政府に要請しました。警察は誰も逮捕しておらず、虐殺の容疑者の名前も挙がっていません。開発と平和学研究所によると、コロンビアでは2016年の和平協定調印以来、少なくとも700人の社会指導者たち、主にアフリカ系コロンビア人や先住民の活動家が殺害されているということです。ホフストラ大学コミュニケーション学部副学長で、コロンビアとカウカ県について数多く報道してきた受賞歴のあるジャーナリスト、マリオ・ムリーリョに話を聞きます。