デイリーニュース

  • 州選挙で米民主党が相次ぎ勝利 バージニア州議会は上下両院を獲得、トランプ支援のケンタッキー州知事は落選

    5日に行われた知事選や州議会選の開票結果が出ました。いくつかの重要な州で民主党が大きな勝利を収めています。バージニア州では、民主党が25年ぶりに上下両院で過半数を制覇しました。ケンタッキー州の知事選では、民主党の州司法長官アンディ・ベシアが、トランプの支援を受けた共和党の現職マット・ベビンを接戦で破りました。一方、ミシシッピ州の知事選では、共和党の副知事テート・リーブスが、民主党の州司法長官ジム・フッドを破りました。また全国各地で、候補者たちが新たな歴史を作りました。ペンシルバニア州スクラントンでは、ペイジ・コグネッティが、民主党の登録党員でありながら独立候補として出馬して、最初の女性市長に選出されました。彼女はまた、就任後出産する初の市長になります。12月が出産予定です。ガザラ・ハシュミは、リッチモンドの郊外地区で勝利し、バージニア州上院議員に選ばれた初のイスラム教徒女性となりました。そして、ダニカ・ロームは、バージニア州議会下院の第13地区選挙で反LGBTの共和党候補を破って再選を果たし、カミングアウトした初のトランスジェンダー議員として、2度目の歴史を作りました。5日の選挙では、いくつかの重要な州民投票も行われました。ニューヨーク市の有権者はランキング投票(ranked-choice voting)を承認しました。

    dailynews date: 
    2019/11/6(Wed)
    記事番号: 
    2
  • テキサスは無実の男を処刑するのか?新たな証言が出るなか、ロドニー・リードの家族が再審を要求

    テキサス州では、強姦と殺人の罪で、死刑囚として20年以上を監獄で過ごしてきたアフリカ系アメリカ人のロドニー・リードの近く予定される死刑執行を中止するよう求める声が高まっています。リードは、無実を主張しています。民主党と共和党両党の議員を含む26人のテキサス州議会議員のグループは、11月20日に予定されている処刑を停止するよう、グレッグ・アボット知事に今週書簡を提出しました。リードの命を救うよう求めるオンライン嘆願書には、1400筆を超える署名が寄せられています。処刑停止支持者には、キム・カーダシアン・ウエスト、リアーナ、ミーク・ミルなどの著名人も名を連ねています。リードは、1996年に恋愛関係にあった19歳の白人女性ステイシー・スタイツを殺害したとして有罪判決を受け、死刑を宣告されました。しかし、リードの裁判後、スタイツの当時の婚約者であった白人警官ジミー・フェネルの関与を示唆する重要な証拠が現れました。フェネルは、その後、別件の誘拐とレイプ容疑で投獄されました。大きな進展となったのは、フェネルと同時期に刑務所に収監されていた人物が、婚約者が黒人男性と浮気していたため彼女を殺したと、フェネルが刑務所で認めたと断言する宣誓供述書に先月、署名したことでした。

    dailynews date: 
    2019/11/6(Wed)
    記事番号: 
    1
  • コロラドが全米で最も投票率が高い州の1つになった過程

    全米で地方選挙が行われていますが、コロラド州では郵送投票制度によって住民が投票所での長い行列を回避できるようになり、有権者にとっては今までになく投票がしやすくなりました。コロラド州にはさらに、運転免許取得更新時の自動投票登録、仮出所者への投票権の拡大、一部の17歳の予備選での投票許可を含む投票関連法があります。全米で、共和党が優勢な州の議会が有権者を抑制しようとしている時代に、コロラド州は有権者のアクセス拡大の必要性を感じている州のお手本と見なされています。コロラドの州務長官ジェナ・グリスウォルドに話を聞きます。彼女はコロラド州は「投票資格のある市民の有権者登録率が最も高く、投票率も多くの場合、全米1位か2位」と言います。

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    2019/11/5(Tue)
    記事番号: 
    4
  • ニューヨーク市の有権者 市公職選への選択希望順位投票制採用を票決

    全米の有権者が11月5日、州選挙の投票に向かいます。この選挙は、弾劾調査に直面しているドナルド・トランプの共和党への影響を計る指標のひとつとなるでしょう。ニューヨーク市の主な住民投票法案には、将来の選挙で有権者が候補者を選ぶ方法を変えるかも知れない法案が含まれています。ニューヨーク市民は、候補者の絶対得票数をみる選挙法から、選択希望順位投票制、つまり投票者が自分の好きな候補者をランク付けし最も多くのトップランク投票を得た候補者が勝つ選挙法へ移行するかを票決します。この法案の支持者たちは、この選挙方法によって、意思が十分に選挙に反映されない有権者たちと有色人種の候補者たちを助けることになると言います。ニュースクール大学の社会正義担当統括副学長(senior vice president for social justice)で公共・都市政策教授のマヤ・ワイリーに選択希望順位投票制についての討論に参加してもらいます。彼女はこの制度について「有権者たちは誰が公職に選ばれるか、より多くの選択肢を持つ」と言います。

    dailynews date: 
    2019/11/5(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 「僕の母を釈放して」癌ステージ4の母親の強制送還と闘うイェール大生

    米国への在留許可を持たないホンジュラスからの移民でステージ4の癌の生存者であるタニア・ロメロは、彼女の4人の子供たちと共に米国に留まる闘いをしています。ロメロは9月に米移民関税捜査局(ICE)によってジョージア州の民間経営アーウィン郡収容所に収容され、命に関わる治療を中断されています。ロメロは8月中旬、軽度の交通違反で停車を命じられ、運転免許証を持っていなかったために逮捕されました。タニア・ロメロの弁護士は、彼女の健康状態 が虚弱であることを理由に強制送還の人道的保留を求めましたが、9月に却下されました。ロメロの息子クリスチャン・パディラ・ロメロは、彼の母親の釈放を求める3万以上の署名入り嘆願書をもって強制送還と闘う準備をしています。クリスチャン・パディラ・ロメロに話を聞きます。彼は、イェール大学ラテンアメリカ史の博士課程の学生で、「幼少期に米国に到着した移民への国外退去一時延期措置」(Deferred Action for Childhood Arrivals Program:DACA)の滞在資格を持つホンジュラスからの移民です。

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    2019/11/5(Tue)
    記事番号: 
    2
  • ビル・マッキベンが語る米国のパリ協定からの離脱、カリフォルニアの山火事、気候難民

    トランプ政権は11月4日、米国が歴史的なパリ気候協定から離脱することを国連に通告し、気候危機と闘うための国際協定を1年かけて離脱するプロセスを始めました。世界史上最大の二酸化炭素排出国である米国は、この協定に参加しない唯一の国となります。トランプの発表は、協定の規則の下でr離脱が可能になる初日に行なわれました。バーモント州ミドルベリーから、350.orgの共同設立者ビル・マッキベンに話を聞きます。「トランプの時代には多くの恥ずべきことがあり、多くのひどいことが起こりました。しかし、米国が、我々が直面している最大の危機を解決しようとする地球規模の試みに参加しない地球上で唯一の国になるという決定に勝るひどいことはないでしょう」と、マッキベンは言います。

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    2019/11/5(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 追悼 1979年のグリーンズボロ虐殺事件 KKKとナチスが白昼5人を殺害

    グリーンズボロ虐殺事件40周年を記念するため数百人が週末に集まりました。ノースキャロナイナ州グリーンズボロで40年前、クー・クラックス・クラン(KKK)とアメリカのナチス支持者が反人種差別活動家に発砲し、88秒間で5人を殺害した事件です。殺されたのはアメリカ共産主義労働者党(CWP)の党員でした。10人が負傷しました。この事件で有罪となった被告は一人もいませんでした。しかし後の陪審で、これは不法死亡であり、警察にはKKKと協力した責任があるという判断が示されています。グリーンズボロの牧師たちは、1979年の殺害事件を招いた事態について謝罪を表明するよう同市市議会に求めています。この事件で殺害されたマイク・ネイサン医師の未亡人、マーティー・ネイサン医師から詳しく聞きます。

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    2019/11/4(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 立ち退き 攻撃 犯罪者扱い 住宅危機に襲われたサンフランシスコで家を失った人々が声を上げる

    住宅価格の高騰で格差が拡大する中、カルフォルニア全域で家のない人々が急増しています。サンフランシスコのホームレスの数は、2017年以降少なくとも30%増加しました。オークランドでは50%近く増加しています。路上に追い出された人々の増加に伴い、ロサンジェルスからベイエリアの都市中心部では路上での野営が急増しています。活動家たちは安価な住宅供給による解決を求めていますが、多くの市はホームレスを犯罪化し、懲罰的な取り締まりを強化しています。番組ではサンフランシスコの状況について、家を失った当事者と支援者を現地取材しました。

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    2019/11/4(Mon)
    記事番号: 
    2
  • アマゾンの森林を不法に伐採する業者が先住民指導者を殺害 ボルソナロ大統領の規制緩和に乗じ

    先住民の森林保護運動家パウロ・パウリーノ・グアジャジャラが11月2日、不法森林伐採業者に射殺されました。極右の大統領ジャイール・ボルソナーロが選出された昨年以降、先住民を狙った暴力が続いていますが、これはその最新の事件です。グアジャジャラともう一人の森林保護運動家は、ブラジル北東部マラニョン州アラリボイア保護区内で不法森林伐採業者に待ち伏せされて殺害されました。マラニョン州の州都サンルイスにいる現地コーオーディネーター、NGO「アマゾン・ウォッチ」法律顧問ジョアン・コインブラ・ソウサから詳しく聞きます。また、サンフランシスコにいる「アマゾン・ウォッチ」事業責任者クリスチャン・ポワリエにも聞きます。

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    2019/11/4(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 「私たちの街の勝利だ」シカゴの教師たち11日に及ぶ歴史的ストライキの終焉を祝う

    シカゴの教師たちは今日(11月1日)学校に戻り、米国で3番目に大きな学校区を閉鎖した11日間に及ぶ歴史的なストライキに終止符を打ちました。数週間にわたる切迫した交渉の末、市当局は、クラスの規模を縮小し、今後5年間で給与を16%引き上げ、さらに数百人のソーシャルワーカー、看護師、そして司書を雇用することに同意しました。組合は、教師が職場に戻ることに同意する条件として全11日間分の補習授業を要求しましたが、最終的に5日間で市側と妥協しました。並行してストライキをしていたサービス従業員国際組合(Service Employees International Union:SEIU)所属の公立学校職員7500人も、今週に入ってから先にシカゴ市と和解しました。シカゴ教員組合副代表のステイシー・デイビス・ゲイツと、労働問題の記者サラ・ジャッフェに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/11/1(Fri)
    記事番号: 
    1

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