デイリーニュース

  • 「決定的な」証拠が示すトランプ政権の反移民の高官たちによる国勢調査の不正操作の試み

    ニューヨーク市で進行中の連邦裁判について検証します。この裁判は、2020年の国勢調査に市民権についての質問を加えようとするトランプ政権の計画を覆す可能性があります。投票権運動家は、この質問が移民の国勢調査参加の障壁となり、結果大きな移民コミュニティを抱える複数の州での大規模な数え落としが起きることを懸念しています。これは、連邦議会の選挙区の引き直しから連邦政府補助金の割り当てまで、あらゆることに影響を与える可能性があります。市民権についての質問の設置は2018年3月、ウィルバー・ロス商務長官によって発表されました。彼は、これを投票権法を強化し、有権者差別から少数派を守る方法だと強調しました。しかし原告側は11月4日の夜、国勢調査に市民権の質問を加えることに関してトランプ政権が表明した目的とは矛盾するように見える宣誓証書を発表しました。この裁判について取材を続けている記者のアリ・バーマンに話を聞きます。彼は、「この欺きは最初から仕組まれていたんです。これは、クリス・コバック、スティーブ・バノン、ジェフ・セッションズといった共和党の最も反移民的な連中の仕業だ」と言います。

    dailynews date: 
    2018/11/6(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 米国で3600万人が期日前投票 若者と非白人の記録を更新

    数百万人の有権者が11月6日、中間選挙の投票に向かいます。今回の中間選挙は、連邦議会の上下両院と36州の知事選の結果によって 、ドナルド・トランプ政権に対する国民による審判が示されると考えられています。実際には、すでに数百万人が投票を済ませています。記録的な3600万人の米国人が期日前投票をし、中でも若者と非白人の間で高い投票率が見られています。これは4年前の2700万人からの増加で、多くの人々はこの結果から、中間選挙での記録的な投票率を予測しています。「投票者の数を見ると、期日前投票は若者と非白人の間で過去の記録を更新しています」と、マザー・ジョーンズ誌の上級記者アリ・バーマンは言います。「私たちは、いつもなら中間選挙には行かないような多くの人々が投票所に向かうのを目撃しています。なぜなら彼らは今回の選挙が非常に重要だと信じているからです」。

    dailynews date: 
    2018/11/6(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ノーム・チョムスキー:気候変動を否認する共和党のせいで人間社会の存続は危機にさらされている

    人類が地球温暖化を緩和し、世界的規模の破滅に歯止めをかける時間的余裕はあと十数年と国連が警告したのは数週間前のことでした。この問題について、世界的に有名な政治的反体制派で言語学者、著者のチョムスキーに聞きます。「今すぐ決断を下すべきです。人間社会がまともな形で存続できるかどうかは、文字通り私たちの決断にかかっています」とチョムスキーは語ります。

    dailynews date: 
    2018/11/5(Mon)
    記事番号: 
    4
  • 「破滅への行進だ」 トランプの核全廃条約撤退をノーム・チョムスキーが批判

    トランプ大統領は米国がロシアと結んだ核兵器に関する画期的な条約を破棄する意向を表明しました。新たな軍備競争を引き起こす恐れのある動きです。中距離核戦力(INF)全廃条約は、ロナルド・レーガン大統領と旧ソ連の指導者ミハイル・ゴルバチョフが1987年に調印した条約です。INF条約では、核弾頭と通常弾頭を搭載したすべての短・中距離ミサイルが禁止されます。この条約によって、何千もの陸上配備ミサイルの破棄が促進されることになりました。世界的に有名な言語学者で政治体制批判でも知られる著者のノーム・チョムスキーに、INF条約の重要性とトランプの計画する条約離脱の影響について聞きます。

    dailynews date: 
    2018/11/5(Mon)
    記事番号: 
    3
  • ノーム・チョムスキーが中間選挙を語る 共和党は「人類史上最も危険な組織」

    米国では中間選挙が間近に迫っています。世界的に有名な言語学者で体制批判派、著者のノーム・チョムスキーに話を聞きます。「トランプ政権の国内政策とは何ですか?」とチョムスキーは問います。「それは明白です。裕福で大きな力をもつ企業部門には大盤振る舞いをし、一般市民の利益はすべて土台から破壊することです」

    dailynews date: 
    2018/11/5(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 「彼は始めから殺すつもりだった」 自称ミソジニストが女性2人を殺害 フロリダ州のヨガ・スタジオで

    フロリダ州タラハシーで2日、極右過激派でミソジニスト(女性嫌悪者)を名乗る男がヨガ教室に押し入り、女性2人を射殺しました。男はスコット・バイアリー40歳で、殺されたのはフロリダ州立大学教員で医者のナンシー・バン・ベセム61歳と、同大学の学生マウラ・ビンクリー21歳です。女性4人が重傷を負い、1人は弾丸を9発も浴びました。バイアリーは銃口を自分に向ける前に、ピストルで男性1人を殴ってもいました。警察によると、バイアリーは自分が発射した銃弾によって死亡しているのが現場で発見されました。バイアリーには、オンラインの動画や歌で女性、黒人、移民を攻撃した過去がありました。それ以前にも女性への嫌がらせで捜査を受けたことがあり、少なくとも2回逮捕されています。そのうち1回は女性複数に対する暴行容疑でした。首都ワシントンにいるソラヤ・チェマリーに聞きます。チェマリーはベテランフェミニズム活動家で、近著はRage Becomes Her: The Power of Women’s Anger(『怒りが彼女になる:女性たちの怒りのパワー』)です。「女性メディアセンター」(the Women’s Media Center)のスピーチプロジェクト総監を務めています。

    dailynews date: 
    2018/11/5(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 反ユダヤ主義的な破壊行為の後 NYブルックリンのシナゴーグでイベントが中止された理由

    米コメディ・セントラルの番組『ブロード・シティ』(Broad City)のイラーナ・グレイザー主催の政治イベントが、1日夜、ニューヨーク市ブルックリン区プロスペクトハイツのユニオン・テンプル・シナゴーグで予定されていましたが、中止となりました。建物の至る所で反ユダヤ主義の人種差別的なメッセージが見つかったことが原因です。メッセージの中には、「ユダヤ人よ、覚悟しろ」、「焼き殺せ」、「今度こそ終わりだ」、「ヒトラー」、「生意気なユダ公は思い知るぞ」、そして「プエルトリコを解放せよ」(FPEE PR)というものもありました。今回の落書き騒動の背景には、ピッツバーグのシナゴーグ「ツリー・オブ・ライフ」で27日に起きたユダヤ教信者11人の虐殺を含め、全国の反ユダヤ人的なヘイト犯罪の急増があります。エイミー・グッドマンもそのイベントで中間選挙取材に関して講演する予定でした。ニューヨーク市から、米人気チャンネル、コメディ・セントラルの番組『ブロード・シティ』の共同制作者で主役のイラーナ・グレイザーの話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/11/2(Fri)
    記事番号: 
    3
  • ノーム・チョムスキーが語るピッツバーグ攻撃「ヘイト再燃はトランプの発言が招いたこと」

    米ピッツバーグのシナゴーグ「ツリー・オブ・ライフ」で27日、11人のユダヤ教信者が射殺され、米国民の多くがその死を悼んでいます。今回の事件は、ユダヤ人に対する攻撃としては米国史上最悪とされています。夫婦であるバーニス・サイモンとシルバン・サイモン、そしてリチャード・ゴットフリードの3人の葬儀が1日に執り行われました。一方、銃乱射容疑で起訴されたロバート・バウアーズは同日、無罪を主張しました。バウアーズは殺人とヘイト犯罪を含む44件の罪状で起訴されています。ピッツバーグで起きたシナゴーグ銃乱射事件や、最近の白人至上主義や右翼の攻撃などに関して、世界的に著名な大学教授で言語学者であり、体制批判家のノーム・チョムスキーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/11/2(Fri)
    記事番号: 
    2
  • ノーム・チョムスキー「移民キャラバンは米国がつくり出した悲惨と恐怖から逃れようとする人々」

    米国・メキシコ国境へ進む中米移民キャラバン(集団)に対するトランプ大統領の攻撃や脅迫がエスカレートするなか、米政権は1日、ベネズエラとキューバに対する新たな制裁措置を発表しました。国家安全保障問題担当の大統領補佐官ジョン・ボルトンは、ベネズエラ、キューバ、ニカラグアの3国を「独裁のトロイカ」(troika of tyranny)、「恐怖の三角形」(triangle of terror)だと宣言しました。中米における米国外交政策について、世界的に著名な言語学者で体制批判家のノーム・チョムスキーと話します。現在アリゾナ大学で教える同氏は、アリゾナ州トゥーソンからの参加となります。チョムスキーは、50年以上にわたり教鞭をとったマサチューセッツ工科大学の名誉教授でもあります。

    dailynews date: 
    2018/11/2(Fri)
    記事番号: 
    1
  • アラン・ネアン:米国はファシズムの台頭に直面しているが 右翼革命は阻止できる

    2018年の米国中間選挙でトランプ政権は重要な局面を迎えています。下院で民主党が多数派に返り咲く可能性があるため、11月6日の投票日を前に白人至上主義者的なヘイト発言が頻発するようになり、先週だけでも過激派のトランプ支持者が、トランプが頻繁に批判してきた人物12人およびCNNにパイプ爆弾を送りつけた容疑をかけられ、ケンタッキー州ルイビルでは白人至上主義者がアフリカ系米国人2人を殺害、ピッツバーグのシナゴーグでは白人至上主義者の銃乱射でユダヤ人11人が犠牲となりました。ピッツバーグでの事件の犯人はソーシャルメディアで「難民を支援するユダヤ人」を非難していました。この犯人はトランプ同様、移民を「侵入者」と呼んでいます。そしてトランプは移民への攻撃を急激に強めており、最大1万5000人にもの軍隊を米・メキシコ間国境へと派遣し、憲法を書き換えて米国の出生地主義による市民権付与を廃止すると脅しています。米国ではファシズムが台頭していると語る調査報道ジャーナリストのアラン・ネアンに話を聞きます。ネアンは長年、戦争と新自由主義を支持する民主党を鋭く批判してきましたが、今回の中間選挙では民主党に投票するよう有権者に呼びかけています。

    dailynews date: 
    2018/11/1(Thu)
    記事番号: 
    2

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