デイリーニュース

  • 米国が支援するイエメンでの戦争が激化する中 アラブ首長国連邦がイエメンの指導層殺害のため米国の傭兵を雇用

    アラブ首長国連邦(UAE)がイエメンの政官指導層の暗殺を実行するため傭兵を雇ったとする衝撃的な調査報道が明かるみに出ました。米国の特殊作戦に携わった元エリート兵士らが、「テロリスト」と見なされる人々の殺害に加わるよう、アラブ首長国連邦に有給で雇用されました。アラブ首長国連邦は、イスラエル系アメリカ人のエイブラハム・ゴランが設立した米国の会社スピア・オペレーションズ・グループ(Spear Operations Group)と協働しました。ゴランはニュースサイト「バズ・フィード(BuzzFeed)」に、「イエメンには、標的を定めた暗殺計画があり、私が指揮していた」と語っています。このグループの最初の標的とされたのは、アル・イスラー党の現地指導者でした。2011年のノーベル平和賞受賞者タワックル・カルマンもこの政党の党員です。この事件を明らかにしたバズ・フィード・ニュースのジャーナリスト、アラム・ロストンから詳しく聞きます。彼の最新記事は、「中東の君主が政敵殺害のために米国人の元兵士を雇用。これが戦争の未来像?(“A Middle East Monarchy Hired American Ex-Soldiers To Kill Its Political Enemies. This Could Be The Future Of War.”)」です。

    dailynews date: 
    2018/10/17(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 反体制派弾圧史 カショギ以前にも運転の権利を主張したフェミニストを標的にした過去

    サウジアラビアのジャーナリストでワシントン・ポスト紙のコラムニストであるジャマル・カショギの衝撃の死に関して、新事実が明らかとなり、国際的に怒りの声が高まっています。サウジアラビアが長年にわたり反政府活動家を標的としてきた歴史について調査報道記者のサラ・アジージャから話しを聞きます。サウジアラビアで女性の運転禁止令が廃止される数週間前にサウジ政府は、同国の著名な女性の権利活動家数人を逮捕しました。逮捕された中には、数十年にわたり女性の運転の権利を求めてきた女性が含まれています。サラ・アジージャは「危機の報道のためのピューリツアーセンター」(Pulitzer Center for Crisis Reporting)の支援を得てサウジアラビアから報道を続けてきました。調査報道サイト「インターセプト(The Intercept)」への最新の寄稿記事のタイトルは、「ジャマル・カショギは最初ではない---サウジアラビア政府は何十年も海外の反体制活動家をつけ回してきた(“Jamal Khashoggi Wasn’t the First – Saudi Arabia Has Been Going After Dissidents Abroad for Decades.”)」です。

    dailynews date: 
    2018/10/17(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ジャマル・エルシャヤールが語る カショギの死への対応でサウジアラビアと中東の将来が決まる

    ワシントンポスト紙の記者ジャマル・カショギが失踪し、死亡が推測されている件で新たな詳細情報が浮上しています。カショギは、2週間以上前にイスタンブールのサウジ領事館で、身体を切断された時、まだ生きていたという報道です。トルコのある消息筋は、カショギは7分後に死亡したと述べています。ニューヨーク・タイムズ紙によれば、殺害に関与したと見られるサウジアラビア人15人のうち4人は、モハメド・ビン・サルマン皇太子の警護特務部隊と直接のつながりがあります。アルジャジーラの上席記者で国際的な受賞歴のあるジャマル・エルシャヤールから詳しく聞きます。彼は昨年、独立系ニュースサイト「ミドル・イースト・アイ(Middle East Eye)」に、「モハメド・ビン・サルマンの台頭:警鐘が鳴らされるべき」("The rise of Mohammed bin Salman: Alarm bells should be ringing.")と題する記事を寄稿しています。

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    2018/10/17(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 『1人ゼロ票』の著者キャロル・アンダーソン:トランプは有権者抑制のおかげで2016年の大統領選に勝利した

    ドナルド・トランプは2016年の大統領選を有権者抑制で勝ち取った。キャロル・アンダーソン教授は彼女の新刊One Person, No Vote: How Voter Suppression Is Destroying Our Democracy(『1人ゼロ票:有権者抑圧が我々の民主主義を破壊する過程』)の中で、こう主張しています。この本は、米国各地で制限的な投票法が増えてきた過程を追っています。アンダーソンはその中で、2013年の最高裁判決が1965年に制定された投票権法を骨抜きにし、以来アフリカ系米国人の選挙参加がいかに組織的に損なわれてきたかを検証しています。2016年の大統領選までに、全米の黒人有権者の投票率は66%から60%以下に減少しました。この減少傾向はミルウォーキーのような重要エリアではさらに大きく、投票率は2012年の78%から2016年には50%以下に落ちています。トランプ大統領はミルウォーキーがあるウィスコンシン州で2万3000以下の投票数の差で勝利しました。アトランタのエモリー大学のアフリカ系米国人研究科の代表であるキャロル・アンダーソンに、彼女の新刊と近く行われる中間選挙について話を聞きます。

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    2018/10/16(Tue)
    記事番号: 
    4
  • アリ・バーマン:ノースダコタ州の共和党は数千人の先住民有権者たちの投票権を剥奪しようとしている

    連邦最高裁判所は、アメリカ先住民が中間選挙で投票することを困難にする新たな有権者ID(身分証明)必要条件をノースダコタ州が施行することを認める判決を下しました。ノースダコタ州の新ID法は、有権者の現住所を示す身分証明を見せることを義務付けています。しかし、保留地に住む多くのアメリカ先住民たちは郵便を受け取るのに私書箱を使っているため、多くの部族のIDはこれですでに無効になることになります。この新法によって、民主党上院議員のハイディ・ハイトカンプと彼女の共和党の対立候補ケビン・クレーマーの接戦に違いがでるかもしれません。この選挙戦は、米国の上院の先導権を誰が握るかの決定に影響すると見られています。マザージョーンズ誌の上級記者で、ネイション・インスティテュート(Nation Institute)の報道フェローでもあり、Give Us the Ballot: The Modern Struggle for Voting Rights in America(『我々に投票させよ:米国の投票権を求める近代の闘い』)の著者でもあるアリ・バーマンからも話を聞きます。

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    2018/10/16(Tue)
    記事番号: 
    3
  • デズモンド・ミード:彼自身を含む140万人のフロリダ州元重罪犯が投票権を勝ち取ることを期待

    フロリダ州の有権者は、刑期を完全に終えた非暴力重罪犯140万人の投票権を回復させる法案を票決する準備を進めています。フロリダ州の5人に1人のアフリカ系米国人と同州の成人人口の10%は犯罪歴のために投票する資格がありません。米国全体では、重罪の有罪判決を受けた610万人以上が投票する資格がありません。フロリダは、元重罪犯に生涯にわたって投票することを禁じるわずか4州のうちの1つです。他の3州は、アイオワ、ケンタッキー、バージニアです。「ブレナン公正センター」(Brennan Center for Justice)の報告によると、フロリダ州は、アラバマ、ジョージア、ルイジアナ、ミシシッピ、ノースカロライナ、サウスカロライナ、テネシーでの件数を合計したよりも多くの市民の投票権剥奪をしています。フロリダ州で元重罪犯に投票権を再び与える闘いを主導している「フロリダ権利回復連合」(the Florida Rights Restoration Coalition)の議長デズモンド・ミードに話を聞きます。彼は、「公正な民主主義を求めるフロリダ州民」(Floridians for a Fair Democracy)の議長も務めています。彼は元犯罪者で、以前はホームレスでした。彼は今も投票権を剥奪されています。

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    2018/10/16(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 対立候補による有権者抑制のなかでジョージア州初の黒人知事を目指すステーシー・エイブラムス

    中間選挙が3週間後の11月6日に迫るなか、投票権擁護の運動家たちは、共和党選出の当局者たちが複数の州で有色人種を標的にした一連の有権者抑制運動の糸を引いていると非難しています。ジョージア州では、民主党の知事候補であるステーシー・エイラムスが、5万3000件の有権者登録を保留扱いとした責を問い、共和党の対立候補であるブライアン・ケンプに州務長官を辞任することを求めています。保留になった登録申請の70%はアフリカ系米国人のものです。エイブラムスはケンプが有権者の投票権を無効にすることを目的に、同州の「完全一致」システムを使ったと非難しています。完全一致規則では、有権者の登録と公式身分証明証がわずかに違っているだけで投票を禁じることができます。アトランタのエモリー大学のアフリカ系米国人研究科の代表であるキャロル・アンダーソンに話を聞きます。彼女は新刊One Person, No Vote: How Voter Suppression Is Destroying Our Democracy(『1人ゼロ票:有権者弾圧が我々の民主主義を破壊する過程』)の著者です。

    dailynews date: 
    2018/10/16(Tue)
    記事番号: 
    1
  • バチカン エルサルバドルのオスカル・ロメロ大司教を列聖 米国が支援する暗殺部隊に殺害

    フランシスコ教皇は、エルサルバドルのオスカル・ロメロ大司教を聖人として宣言しました。貧しい人や虐げられた人のために戦ったロメロは1980年、米国の支援を受けた右翼の暗殺部隊に殺されました。米国が支援する残忍な軍事政権期の初期でした。フランシスコ教皇は、ロメロが暗殺されたときにつけていた血に染まったロープベルトを身に着け、ロメオは自身の命を顧みることなく、貧しい人々や信徒らに寄り添おうとしたと称賛しました。人権弁護士でAssassination of a Saint: The Plot to Murder Óscar Romero and the Quest to Bring His Killers to Justice”(『聖人の殺害:オスカル・ロメオの殺害計画と殺害者を裁くための戦い』)の著者であるマット・アイゼンブラントに話を聞きます。アイゼンブラントは、ロメロ殺害について唯一の判決をもたらした裁判チームの一員を務めました。

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    2018/10/15(Mon)
    記事番号: 
    3
  • トランプ政権が国境での家族分離政策を再開か 人権団体ACLUは「人々の抗議が必須」

    トランプ政権は、米国・メキシコ国境で移民の子どもを強制的に家族から分離する政策の再開を検討していると伝えられています。幅広い批判を招いた前回の措置によって家族離散となった全体の人数はいまだにわかっていません。アムネスティ・インターナショナルが新たに発表した報告によれば、入国管理当局は4月から8月までに約6000家族を分離、これまでに考えられていたよりもずっと多い子どもや親が被害を受けていたとみられます。トランプ政権の当局者は、亡命を求める家族を最長20日間拘束し、その後、親に対して、移民案件の手続きが進む数カ月から数年を子ども一緒に拘束されて過ごすか、子どもを政府の避難所に送り、親族などが後見人となれるようにするかを強制的に選ばせる計画を検討しています。「アメリカ自由人権協会」(ACLU)の移民の権利プロジェクトの副代表を務めるリー・ゲラーントに話を聞きます。ゲラーントは、トランプ政権の家族分離政策に反対するACLUの全米キャンペーンを率いる弁護士です。

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    2018/10/15(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 元サウジ政治囚 「カショギの失踪は体制批判者へのぞっとするようなメッセージ」

    ワシントンポスト紙のコラムニストで著名ジャーナリストのジャマル・カショギがトルコのイスタンブールにあるサウジ領事館に入った後、行方不明になって2週間近くが経過しています。サウジアラビアは、トルコ当局に対し領事館を15日午後に捜査することを許可しました。10月2日以降、カショギの姿を見た人はいません。トルコ当局の捜査は、カショギのショッキングな失踪についてサウジアラビアに説明を求める声が国際的に高まっている最中でした。トルコ当局は、カショギを殺害し遺体をばらばらに切断して領事館から持ち出したのはサウジアラビアだと非難しています。トランプはCBSの番組「60 ミニッツ」のインタビューで、サウジアラビアがこの事件について責任があることが判明すれば、「重大な結果」に苦しむことになるだろうと述べました。しかしトランプは一方でサウジアラビアへの兵器販売を終わらせることには反対すると繰り返し述べ、これらの兵器は米国企業に1100億ドル相当をもたらすと主張しています。トランプの脅しに対しサウジアラビア外務省は、「何らかのアクションを受けたら、それ以上のアクションで返す」と応えました。サウジアラビアは、カショギが領事館で殺害されたことを否認しています。

    dailynews date: 
    2018/10/15(Mon)
    記事番号: 
    1

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