デイリーニュース

  • ネタニヤフ首相がイスラエルの人権団体ベツェレムを非難 自国の占領政策を国連で批判したことを受け

    イスラエルがパレスチナ自治区ガザとの間の厳重に武装された分離壁にそって、軍の配備を増強していることに懸念が広まっています。イスラエルは60台の戦車を配備し、本日のパレスチナ人の抗議集会に備えています。この集会は、イスラエルによる占領の継続に抗議し、故郷を追われたパレスチナ難民の帰還の権利を要求するものです。ガザの住民は3月30日の以来、毎週金曜日に「帰還の大行進」の旗印のもと抗議活動を行ってきましたが、イスラエルはこれに対し「ゼロ・トレランス」政策で臨むと発表しています。そのとき以来、イスラエル軍は30人以上の子供を含む少なくとも170人を殺害し、1万8千人以上を負傷させています。これについて、イスラエルの人権団体「ベツェレム」(B’Tselem)のハガイ・エルアド代表に話を聞きます。エルアドは18日、国連安全保障理事会でガザ地区とヨルダン川西岸地区における危機について証言しました。

    dailynews date: 
    2018/10/19(Fri)
    記事番号: 
    3
  • マダウィ・アルラシード教授「カショギ殺害に関しサウジ側の自己調査は許されない」

    ワシントンポスト紙コラムニストのジャマル・カショギの失踪と殺害の可能性に関して続々と詳細が明らかになってきています。サウジのジャーナリストならびに政権インサイダーとしてのカショギの経歴と、サウジアラビアの将来について、サウジの反体制派マダウィ・アルラシード教授に話を聞きます。同氏はロンドン・スクール・オブ・エコノミクス中東センターの客員教授です。サウジ当局を批判したことで、2005年に市民権を剥奪されました。ニューヨークタイムズ紙に “Why King Salman Must Replace M.B.S.”(「サルマン国王がムハンマド・ビン・サルマン皇太子を更迭すべき理由」)と題する新しい記事を書いています。

    dailynews date: 
    2018/10/19(Fri)
    記事番号: 
    2
  • サウジの反体制派マダウィ・アルラシード教授 カショギ失踪や米・サウジ関係などを語る

    サウジ皇太子ムハンマド・ビン・サルマンが、自国のジャーナリストで米ワシントンポスト紙コラムニストを務めるジャマル・カショギ殺害に直接関与していた証拠が次々と出ています。トルコ当局は、カショギが10月2日イスタンブールのサウジ領事館に入ってまもなく、15人のサウジの暗殺部隊によって拷問され、殺害されたと伝えています。また、報道によると、カショギ殺害に関与した人々のうち4人が、サウジの皇太子ムハンマド・ビン・サルマンの護衛隊と繋がっているとされています。トランプ大統領は数週間にわたりサウジアラビアを擁護してきましたが、18日になって遂にカショギが死亡したとの見方を肯定し、サウジアラビアが手を下したとする告発を受け入れました。サウジの反体制派でロンドン・スクール・オブ・エコノミクス中東センター客員教授のマダウィ・アルラシードに話を聞きます。彼女はサウジ当局を批判したことで、2005年に市民権を剥奪されました。ニューヨークタイムズ紙に、“Why King Salman Must Replace M.B.S.”(「サルマン国王がムハンマド・ビン・サルマン皇太子を更迭すべき理由」)と題する新しい記事を寄稿しています。

    dailynews date: 
    2018/10/19(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 2018年の中間選挙には 記録的数の先住アメリカ人女性が出馬

    今回の中間選挙では記録的な数の先住アメリカ人(ネイティブ・アメリカン)の女性が出馬しています。少なくとも4人が、連邦議会初の先住アメリカ人女性議員を目指しています。その中にはニューメキシコ州のデブ・ハーランドや、カンザス州のシャリース・デビッズなどがいます。また3人の先住アメリカ人女性が州知事選に出馬しており、31人が地方議会選挙に立候補しています。ノースダコタ州ファーゴから「地球を守れ」(Honor the Earth)全米キャンペーン部長でオジブワ族(Ojibwe)弁護士のタラ・ハウスカ、そしてアラスカ州アンカレッジからインディアン・カントリー・トゥデイ(Indian Country Today)紙編集者のマーク・トラハントにも話を聞きます。トラハント記者はショショーニ=バノック族の一員です。ワシントン州シアトルより、ブラックフィート・ネイションの一員でポッドキャスト『ブレークダンス・ウィズ・ウルブス』(Breakdances with Wolves)の司会も務めるジャシ・ロスにも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/10/18(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 先住アメリカ人 ウォーレン上院議員のDNAテストに反発 先住アメリカ人を「政治的餌」に使うのはやめろ

    エリザベス・ウォーレン上院議員がDNAテストを受けて、自身がアメリカ先住民(ネイティブ・アメリカン)の血を引いていると主張したことで、全米の先住アメリカ人から批判が集まっています。チェロキー・ネイションのチャック・ホスキン・ジュニア州務長官は、「主権を持つ先住民族は市民権を認めるための法的条件をそれぞれ定めており、DNAテストは個人の親権鑑定などで血筋の証明には使用されるが、部族に所属している証明とはならない。DNAテストの結果でチェロキー・ネイションないしその他の先住民族に、漠然とであれ関係があると主張するのは不適切であり間違いだ」と語っています。ウォーレン議員のDNAテスト結果公表およびその後の報道について先住アメリカ人の活動家とジャーナリストに討論してもらいます。ノースダコタ州ファーゴから「地球を守れ」(Honor the Earth)全米キャンペーン部長でオジブワ族(Ojibwe)弁護士のタラ・ハウスカ、そしてアラスカ州アンカレッジから、インディアン・カントリー・トゥデイ(Indian Country Today)紙編集者マーク・トラハントに参加してもらいます。トラハントはショショーニ=バノック族の一員です。

    dailynews date: 
    2018/10/18(Thu)
    記事番号: 
    2
  • ウォーレン上院議員のアメリカ先住民の血筋は 彼女のキャリア・アップを支援したわけではないが 他の有色人種女性の妨げにならなかったのか?

    エリザベス・ウォーレン上院議員は、10月15日に自身がアメリカ先住民(ネイティブ・アメリカン)の血を引いていることを証明するDNAテストの結果を公表して以来非難を浴びています。今回の発表は、ウォーレン議員をしばしば「ポカホンタス」と呼び攻撃してきたトランプ大統領に直接答えたものです。スタンフォード大学遺伝子学教授は、ウォーレンの家系には6から10世代前にアメリカ先住民の先祖がいたという「確率が高い証拠がある」と語っています。ウォーレン議員はキャリアを積む過程でアメリカ先住民の血を引いていることを言及しながらも、それをキャリア・アップに利用したことはないと言っています。ボストン・グローブ紙のワシントン副支局長のアニー・リンスキーに話を聞きます。リンスキーはウォーレン議員の民族的バックグランドが彼女の学術的および政治におけるキャリア・アップの要素になったかどうかを調べるため、数百の書類を精査しましたが、民族的背景はキャリア・アップの「要素ではなかった」と結論付けました。

    dailynews date: 
    2018/10/18(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 米国が支援するイエメンでの戦争が激化する中 アラブ首長国連邦がイエメンの指導層殺害のため米国の傭兵を雇用

    アラブ首長国連邦(UAE)がイエメンの政官指導層の暗殺を実行するため傭兵を雇ったとする衝撃的な調査報道が明かるみに出ました。米国の特殊作戦に携わった元エリート兵士らが、「テロリスト」と見なされる人々の殺害に加わるよう、アラブ首長国連邦に有給で雇用されました。アラブ首長国連邦は、イスラエル系アメリカ人のエイブラハム・ゴランが設立した米国の会社スピア・オペレーションズ・グループ(Spear Operations Group)と協働しました。ゴランはニュースサイト「バズ・フィード(BuzzFeed)」に、「イエメンには、標的を定めた暗殺計画があり、私が指揮していた」と語っています。このグループの最初の標的とされたのは、アル・イスラー党の現地指導者でした。2011年のノーベル平和賞受賞者タワックル・カルマンもこの政党の党員です。この事件を明らかにしたバズ・フィード・ニュースのジャーナリスト、アラム・ロストンから詳しく聞きます。彼の最新記事は、「中東の君主が政敵殺害のために米国人の元兵士を雇用。これが戦争の未来像?(“A Middle East Monarchy Hired American Ex-Soldiers To Kill Its Political Enemies. This Could Be The Future Of War.”)」です。

    dailynews date: 
    2018/10/17(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 反体制派弾圧史 カショギ以前にも運転の権利を主張したフェミニストを標的にした過去

    サウジアラビアのジャーナリストでワシントン・ポスト紙のコラムニストであるジャマル・カショギの衝撃の死に関して、新事実が明らかとなり、国際的に怒りの声が高まっています。サウジアラビアが長年にわたり反政府活動家を標的としてきた歴史について調査報道記者のサラ・アジージャから話しを聞きます。サウジアラビアで女性の運転禁止令が廃止される数週間前にサウジ政府は、同国の著名な女性の権利活動家数人を逮捕しました。逮捕された中には、数十年にわたり女性の運転の権利を求めてきた女性が含まれています。サラ・アジージャは「危機の報道のためのピューリツアーセンター」(Pulitzer Center for Crisis Reporting)の支援を得てサウジアラビアから報道を続けてきました。調査報道サイト「インターセプト(The Intercept)」への最新の寄稿記事のタイトルは、「ジャマル・カショギは最初ではない---サウジアラビア政府は何十年も海外の反体制活動家をつけ回してきた(“Jamal Khashoggi Wasn’t the First – Saudi Arabia Has Been Going After Dissidents Abroad for Decades.”)」です。

    dailynews date: 
    2018/10/17(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ジャマル・エルシャヤールが語る カショギの死への対応でサウジアラビアと中東の将来が決まる

    ワシントンポスト紙の記者ジャマル・カショギが失踪し、死亡が推測されている件で新たな詳細情報が浮上しています。カショギは、2週間以上前にイスタンブールのサウジ領事館で、身体を切断された時、まだ生きていたという報道です。トルコのある消息筋は、カショギは7分後に死亡したと述べています。ニューヨーク・タイムズ紙によれば、殺害に関与したと見られるサウジアラビア人15人のうち4人は、モハメド・ビン・サルマン皇太子の警護特務部隊と直接のつながりがあります。アルジャジーラの上席記者で国際的な受賞歴のあるジャマル・エルシャヤールから詳しく聞きます。彼は昨年、独立系ニュースサイト「ミドル・イースト・アイ(Middle East Eye)」に、「モハメド・ビン・サルマンの台頭:警鐘が鳴らされるべき」("The rise of Mohammed bin Salman: Alarm bells should be ringing.")と題する記事を寄稿しています。

    dailynews date: 
    2018/10/17(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 『1人ゼロ票』の著者キャロル・アンダーソン:トランプは有権者抑制のおかげで2016年の大統領選に勝利した

    ドナルド・トランプは2016年の大統領選を有権者抑制で勝ち取った。キャロル・アンダーソン教授は彼女の新刊One Person, No Vote: How Voter Suppression Is Destroying Our Democracy(『1人ゼロ票:有権者抑圧が我々の民主主義を破壊する過程』)の中で、こう主張しています。この本は、米国各地で制限的な投票法が増えてきた過程を追っています。アンダーソンはその中で、2013年の最高裁判決が1965年に制定された投票権法を骨抜きにし、以来アフリカ系米国人の選挙参加がいかに組織的に損なわれてきたかを検証しています。2016年の大統領選までに、全米の黒人有権者の投票率は66%から60%以下に減少しました。この減少傾向はミルウォーキーのような重要エリアではさらに大きく、投票率は2012年の78%から2016年には50%以下に落ちています。トランプ大統領はミルウォーキーがあるウィスコンシン州で2万3000以下の投票数の差で勝利しました。アトランタのエモリー大学のアフリカ系米国人研究科の代表であるキャロル・アンダーソンに、彼女の新刊と近く行われる中間選挙について話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/10/16(Tue)
    記事番号: 
    4

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