デイリーニュース

  • ニクソン大統領弾劾に賛成票を投じた元下院議員:トランプの司法長官更迭はニクソン時代を思い起させる

    米民主党は、今回の歴史的中間選挙において下院で25議席以上を共和党から奪回して、下院での支配権を握り、2年前にトランプ政権になって以来初めて議会での召喚権を獲得しました。この選挙の翌日、トランプがジェフ・セッションズ司法長官を更迭したことで、多くがトランプとリチャード・ニクソン元大統領を比較しています。11月7日、CNNのジェイク・タッパーは、セッションズ解任は「土曜の夜の虐殺をスローモーションで数か月かけてやっている」新たな一章のようだと語りました。「土曜の夜の虐殺」とは1973年、ウォーターゲート事件を捜査中だった特別検察官を解任するようリチャード・ニクソン大統領に命じられた当時の司法長官エリオット・リチャードソンと司法副長官が辞任した有名な事件です。ニューヨーク選出の元下院議員で、ニクソン大統領弾劾を決めた下院司法委員会の一員でもあったエリザベス・ホルツマンに話を聞きます。ホルツマンの新著はThe Case for Impeaching Trump(『トランプ弾劾への根拠』)です。米国自由人権協会(ACLU)の全米法務部長でジョージタウン大学ローセンターの法と公共政策学教授であるデイビッド・コールにも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/11/8(Thu)
    記事番号: 
    2
  • トランプ大統領 セッションズ司法長官を更迭し 自身に忠実な支持者ウィティカーをムラー捜査の監督役に任命

    ドナルド・トランプ大統領はジェフ・セッションズ司法長官を更迭し、トランプに忠実な人物として知られるマシュー・ウィティカーを司法長官代理に任命しました。ウィティカーは、セッションズ長官の首席補佐官で、過去にロバート・ムラー特別検察官の捜査を「魔女狩り」と呼んだことがあります。今後は彼が司法長官代理としてロシア疑惑の捜査を監督することになるため、この捜査の将来と、トランプがムラーを解任するかどうかが焦点となっています。今までロシア疑惑捜査を監督してきたロッド・ローゼンスタイン司法副長官を差し置いてウィティカーを長官代理に任命し捜査の監督を任せることの適法性について疑問を持つ専門家もいます。米国自由人権協会(ACLU)は「ジェフ・セッションズは米国近代史でも最悪の司法長官だった。これは事実だ。しかし米国の法執行機関のトップの更迭は、政治的な動機で行われるべきではない」との声明を発表しました。ACLUの全米法務部長でジョージタウン大学ローセンターの法と公共政策学教授であるデイビッド・コールに話を聞きます。コールの新著はEngines of Liberty: The Power of Citizen Activists to Make Constitutional Law(『自由の構築者--憲法を守る市民運動の力』)です。

    dailynews date: 
    2018/11/8(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 「愛の勝利」フロリダ州の住民投票で重罪の前科を持つ大勢の人々の投票権が回復される

    フロリダ州では、住民投票により州憲法の改正提案(Amendment 4)が承認され、少なくとも140万人が投票権を回復しました。重罪判決を受けて投票権を剥奪された人々のうち、殺人と性犯罪を除く人々の投票権が回復されました。州憲法の修正には60%以上の住民の賛成が必要でしたが、結果は64.5%という圧倒的多数でした。この勝利は、フロリダ州の政治を未来永劫にわたって変えることになるでしょう。今回の州知事選では、最新の開票速報数によれば共和党のロン・デサントス候補がわずか5万5千票あまりの僅差で優位に立っています。対立候補はフロリダ州で史上初のアフリカ系アメリカ人知事を目ざしていた民主党のアンドリュー・ギラム候補です。州憲法修正運動の先頭に立って闘ってきたデズモンド・ミードから詳しく聞きます。彼は「フロリダ州権利回復連合」(the Florida Rights Restoration Coalition)の代表であり、「公正な民主主義を求めるフロリダ州民」(Floridians for a Fair Democracy)の座長です。ミード自身が重罪の前科を持ち、今回の修正で投票権を回復した約140万人の中の一人です。

    dailynews date: 
    2018/11/7(Wed)
    記事番号: 
    5
  • 史上最年少の女性下院議員となる社会民主主義者のアレクサンドリア・オカシオ=コルテス:トランプの独裁傾向の進行を阻止しよう

    29歳の社会民主主義者アレクサンドリア・オカシオ=コルテスが史上最年少の女性下院議員となりました。オカシオ=コルテスは6月の予備選で、10期下院議員をつとめ民主党内4位の座を占める現職有力議員ジョー・クローリーを破り全米の注目を集めました。中間選挙では、ニューヨーク州第14選挙区で78%の票を獲得し、共和党の対立候補アンソニー・パパスに圧勝しました。選挙の夜、オカシオ=コルテスはクイーンズで勝利を祝いました。デモクラシー・ナウは、『インターセプト』との共同選挙特番でそこに居合わせました。アレクサンドリア・オカシオ=コルテスから議員としての抱負を詳しく聞きます。

    dailynews date: 
    2018/11/7(Wed)
    記事番号: 
    4
  • カトリーナ・バンデン・フーベル:民主党はトランプの責任を問う一方で大胆な進歩的政策の提案を

    民主党が8年ぶりに下院で多数党に返り咲きました。民主党の今後について、『ネイション』誌の発行人で編集者のカトリーナ・バンデン・フーベルから詳しく聞きます。6日の中間選挙で、民主党は下院を制するのに必要な23議席を上回る議席を上乗せしましたが、上院では共和党が議席を増やし、多数党の座を握り続けています。民主党院内総務ナンシー・ペロシは民主党リーダーとしての地位を譲らず、下院議長に復帰する構えです。

    dailynews date: 
    2018/11/7(Wed)
    記事番号: 
    3
  • キャロル・アンダーソン:大規模な投票抑圧がジョージア州知事選の決定要因となる可能性

    ジョージア州の知事選挙では、ブライアン・ケンプ候補が民主党のステイシー・エイブラムズ候補に対し僅差のリードを保っています。エイブラムズが当選すれば、米国史上初めての女性州知事になります。今のところケンプ候補が僅かにリードしていますが、数千の不在者投票が未開票のため、エイブラムズ候補は敗北を認めていません。現在、ケンプ候補の得票率は50.5パーセントですが、50パーセントを切れば、決選投票にもちこまれます。ジョージア州の知事選挙は、現職の州務長官であるブライアン・ケンプ候補による投票妨害があったとする批判が各方面からあがっています。エモリー大学のアフリカ系アメリカ人研究学科長であるキャロル・アンダーソンに詳しく聞きます。最新の著書は、One Person, No Vote: How Voter Suppression Is Destroying Our Democracy(『一人ゼロ票~投票妨害が如何に民主主義を破壊しているか』)です。

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    2018/11/7(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 歴史的な中間選挙でトランプに審判が下る 民主党の女性パワーが下院の奪還と7州の知事選勝利に貢献

    歴史的な中間選挙で、民主党が下院で24以上の議席を奪還して支配権を奪いました。これにより民主党は2年前にドナルド・トランプ大統領が当選して以来初めて大統領を弾劾訴追する権限を手に入れました。下院では民主党が多数を制しましたが、上院では共和党が2議席を増やしました。中間選挙は女性にとって画期的なものとなりました。米国史上初めて女性の下院議員の数が100人を超えます。また史上初めて、先住民女性2人とムスリム女性2人が当選を果たしました。『ネイション』誌の発行人で編集者のカトリーナ・バンデン・フーベルと人種的平等を求める組織「カラー オブ チェンジ」(Color of Change)の責任者ラッシャッド・ロビンソンから詳しく聞きます。

    dailynews date: 
    2018/11/7(Wed)
    記事番号: 
    1
  • フロリダ州は140万人の元重罪犯の投票権を回復させる憲法修正法案4を住民投票で問う

    フロリダ州では、暴力犯罪ではない重罪で服役したた140万人の元受刑囚の投票権回復を可能にする憲法修正の提案(Amendment 4)が住民投票にかけられます。フロリダ州では成人人口の10%にあたる、アフリカ系住民の5人に一人が犯罪歴のために投票する資格がありません。米国全体では、610万人以上が重罪の前科のために投票資格を持ちません。全米で4つの州が、重罪の前科を理由に生涯にわたって投票権を剥奪していますが、フロリダもその1つです。エイミー・グッドマンは10月にフロリダ州メルボルンに行き、「フロリダ権利回復連合」(the Florida Rights Restoration Coalition)のデズモンド・ミード代表にインタビューしました。元ホームレスの彼は、フロリダ州で元重罪犯の投票権回復をめざす闘争を主導しています。

    dailynews date: 
    2018/11/6(Tue)
    記事番号: 
    5
  • コロラド州の反フラッキング住民投票潰しに複数の石油・ガス大手企業が数百万ドルを出費

    コロラド州の有権者は、11月の住民投票に州全体の反フラッキング(水圧破砕法)法案を含めることに成功しました。「住民投票事項112」(Proposition 112)は、企業が新たな油井を掘削する際、住宅や学校、河川、その他の「脆弱」と指定される地域から最低2500フィートの距離をとることを義務付けるものです。これは現行の州規制の2.5倍から5倍の距離です。 この法案は、産油量の大きな郡の土地の95%で新たな油井を禁止することになるかもしれないという前例のない規模の取り組みです。石油業界の経営者たちは、「住民投票事項112」に促されて全米で同じような法案が出てくるかも知れないと戦々恐々で成り行きを見守っています。この対策に、業界は数百万ドルを使って「住民投票事項112」打倒を図る一方、フラッキングのような産業を規制する地方自治体を土地所有者が告訴できるようにする憲法修正提案を住民投票議案に加えるために数百万ドルを費やしました。キャピタル&メインの調査報道記者であるデビッド・シロタに話を聞きます。

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    2018/11/6(Tue)
    記事番号: 
    4
  • 2018年の中間選挙で非白人の女性が連邦議員や州知事に立候補 勝てば歴史的な偉業

    歴史的な数の非白人の女性たちが11月6日の選挙で公職に立候補しています。記録的な数の非白人の女性を含む、少なくとも255人の女性が議員候補として立候補しています。ジョージア州では、ステイシー・エイブラムズが同州初の黒人知事、そして全米初の黒人女性州知事になることが期待されています。一方、ニューメキシコ州では、デブ・ハーランドが全米初のアメリカ先住民女性議員になるかもしれません。エイブラムズの対立候補ブライアン・ケンプが多くの人種差別的広告を出す中、「ステーシー・エイブラムズが代表している選挙組織と選挙運動には非常に変革的な」何かがあると、「デモクラシー・イン・カラー」(Democracy in Color)の代表で、「シー・ザ・ピープル」(She the People)の創設者であるアイミー・アリソンは言います。

    dailynews date: 
    2018/11/6(Tue)
    記事番号: 
    3

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