デイリーニュース

  • W. バーバー牧師:ハイドスミス議員は絞首刑を茶化したが彼女の政策こそ貧者の首を絞めるものだ

    ミシシッピ州では27日、共和党の現職シンディ・ハイドスミス議員と民主党のマイク・エスピー候補との間で大接戦となった上院議員選挙の決選投票がおこなわれます。ミシシッピは2年前の大統領選挙でドナルド・トランプが20ポイントの差をつけて大勝した州です。エスピー候補が勝てば同州では南北戦争後のレコンストラクション(再建期)以降で初のアフリカ系上院議員の誕生となります。対立候補の現職ハイドスミス議員は、白人だけが通う人種隔離主義の高校を卒業した人物で、最近も南軍のキャップを被り他の南部連合グッズに取り巻かれてポーズした写真が話題になりました。今月に入ってからも選挙の支持者をたたえて、「公開の絞首刑に招いてくれたら最前列に座ります」と言っている映像がインターネットで急速に広がりました。ミシシッピ州はかつて、米国の私刑(リンチ)の中心地と考えられていました。「貧者の運動」(Poor People's Campaign)の共同代表で「破れを繕う者」(Repairers of the Breach)の上級講師を務めるウィリアム・バーバー牧師に話を聞きます。バーバーは最近、投票を呼び掛けるためにミシシッピ州に赴きました

    dailynews date: 
    2018/11/26(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 占領下の西サハラでの4日間 アフリカ最後の植民地の内側をとらえた希少映像

    本日のデモクラシー・ナウ!は、独占ドキュメンタリーを再放送します。占領下にある北西アフリカの西サハラにメディア封鎖をかいくぐって潜入し、数十年にもわたる先住民サハラウィの自由を求める闘いと、モロッコによる暴力的弾圧を取材しました。モロッコは国連と国際社会を無視し、1975年より同地域を占領してきました。モロッコによる占領への抵抗運動により、数千人が拷問、投獄、殺害されたり、行方不明になっています。1700マイル(約2700㎞)の壁が、西サハラの占領地にとどまるサハラウィと解放区に逃れた人々を隔離しています。国際メディアはこの状況をほとんど報じてきませんでした。西サハラへジャーナリストが足を踏み入れるのをモロッコが常に妨害してきたことが一因です。しかし2016年後半、デモクラシー・ナウ!は西サハラの都市ラユーンに潜入し、国際メディアとしては数年ぶりに占領地内部の状況を報じました。

    dailynews date: 
    2018/11/23(Fri)
    記事番号: 
    1
  • ノーム・チョムスキーが語るピッツバーグでの攻撃:ヘイト再燃はトランプの発言が招いたこと

    ひと月ほど前、ピッツバーグのシナゴーグ「ツリー・オブ・ライフ」に銃を持った男が乱入、ユダヤ人信者11人を射殺しました。この銃乱射事件は、ユダヤ人を狙った攻撃として米史上最悪といわれています。この事件の後、世界的に有名な大学教授で言語学者、政治的体制批判を続けるノーム・チョムスキーにピッツバーグ事件、イスラエルのガザ政策、そして米国における最近の右翼白人至上主義者による攻撃について話を聞きました。

    dailynews date: 
    2018/11/22(Thu)
    記事番号: 
    5
  • ノーム・チョムスキー:気候変動を否認する共和党のせいで人間社会の存続は危機にさらされている

    「キャンプ・ファイア」と名付けられた、気候変動の影響を受けたカリフォルニア州の山火事で死者数は増えつづけ、まだ数百名が行方不明のままです。本日は世界的に有名な政治的体制批判家で言語学者、作家のノーム・チョムスキーと気候変動についての会話を再放送します。チョムスキーは、共和党幹部が地球環境を犠牲にして「自分と友人たちの私腹を肥やすこと」に夢中だと警告します。「今すぐ決断をすべきです。人間社会がまともな形で存続できるかどうかは、文字通り私たちの決断にかかっているのです」

    dailynews date: 
    2018/11/22(Thu)
    記事番号: 
    4
  • 破壊への行進:トランプの核全廃条約撤退をノーム・チョムスキーが批判

    トランプ大統領は先日、米国がロシアと結んだ核兵器に関する画期的な条約を破棄する意向を表明しました。これは新たな軍備競争が引き起こされる恐れのある動きです。中距離核戦力全廃(INF)条約は、ロナルド・レーガン大統領と旧ソ連の指導者ミハイル・ゴルバチョフが1987年に調印しましたものです。INF条約では、核弾頭と通常弾頭を搭載したすべての短・中距離ミサイルが禁止されます。この条約によって、何千もの陸上配備ミサイルの破棄が促進されることになりました。世界的に有名な言語学者で政治体制批判でも知られる著者のノーム・チョムスキーに、INF条約の重要性とトランプの計画する条約離脱の影響について聞きました。このインタビューは10月に行われたものです。

    dailynews date: 
    2018/11/22(Thu)
    記事番号: 
    3
  • ノーム・チョムスキー:移民キャラバンは 米国が作り出した貧困と恐怖から逃れてきた人々

    先日、カリフォルニア州の連邦判事がトランプの亡命申請禁止令を一時停止しましたが、中米における米国の外交について、世界的に著名な大学教授で言語学者、そして政治的体制批判を続けるノーム・チョムスキーとの会話を再放送します。現在アリゾナ州の大学で教鞭をとるチョムスキーはツーソンでインタビューに応じました。チョムスキーは50年間教えてきたマサチューセッツ工科大学(MIT)の名誉教授でもあります。チョムスキーには中米キャラバンについてと、国家安全保障問題担当の大統領補佐官ジョン・ボルトンが11月はじめにベネズエラ、キューバ、ニカラグアを「独裁のトロイカ」および「恐怖のトライアングル」と呼んだことについて話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/11/22(Thu)
    記事番号: 
    2
  • ブラジルの刑務所でルーラに面会したノーム・チョムスキー ジャイール・ボルソナーロ政権での「最悪の事態」を警告

    ブラジル大統領に選出されたジャイール・ボルソナーロは来年1月に就任予定です。本日は政治的な体制批判を続ける、世界的に著名な言語学者で著作家のノーム・チョムスキーと米大統領選直後に行ったインタビューを放送します。ボルソナーロの大統領就任は、30年以上前にブラジルの軍事政権が終わりを迎えて以来、最も極端な政治的方向転換となります。ボルソナーロは元陸軍士官で、ブラジルの独裁軍事政権を称賛し、拷問には賛成で、政敵を傷つけ、投獄、追放すると脅しています。ボルソナーロは薬物取引の疑いがある者は警察が殺せと煽り、女性政治家に対し醜すぎてレイプする価値もないと言い放ったこともあります。ボルソナーロ政権は「ブラジルにとって最悪の事態」だとノーム・チョムスキーは語ります。

    dailynews date: 
    2018/11/22(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 戦争のコスト:9.11以降の17年間に 地球規模の「テロとの戦い」で約50万人が死亡

    ジョージ・W・ブッシュ大統領が2001年の「9.11同時多発テロ」直後に「テロとの戦い」を宣言して以来、イラク、アフガニスタン、パキスタンで約50万人もが暴力が原因で死亡しました。これはブラウン大学の「コスト・オブ・ウォー(戦争のコスト)」 プロジェクトが発表したニュース報道です。9.11から17年以上たった今、アフガニスタンでの戦争は、米国史において最長の戦争です。「コスト・オブ・ウォー」の報道によれば、イラク、アフガニスタン、パキスタンでの暴力で、兵士、武装勢力、警察、請負業者、ジャーナリスト、人道援助活動家、そして一般市民含む、48万人以上が、暴力が原因で死亡したということです。加えて、水の欠如、下水やその他のインフラの問題、戦争関連の病気のために、その数倍もの人々が間接的に死亡しています。アフガニスタン、イラク、パキスタン、シリアでは、2100万人が戦争によって住居を奪われ、現在、戦争難民や国内避難民となっています。いわゆる「テロとの戦い」の世界での総費用は、まもなく6兆ドルを超えるということです。「コスト・オブ・ウォー」プロジェクトの責任者であるネタ・クローフォードに話を聞きます。彼女はボストン大学の政治学教授で、政治学部長です。

    dailynews date: 
    2018/11/21(Wed)
    記事番号: 
    3
  • イスラエルはヤセル・アラファトを殺害したのか?調査報道が明らかにするイスラエルの秘密暗殺プログラム

    イスラエルの諜報当局は、ロネン・バーグマンの新著Rise and Kill First: The Secret History of Israel’s Targeted Assassinations(『起き上がって、まず殺せ:イスラエルによる標的暗殺の秘史』)を書かせないために必死の工作を試みました。本書はイスラエルによる超法規的殺害プログラムの詳細を明らかにした驚くべき本です。イスラエルは、バーグマンが歴史的文書にアクセスするのを防ぐために国家機密法を変更したり拡張したりしました。それでもこの本を書くにあたり、彼は数千もの書類を精査し、1,000人の情報提供者に会うという、前例のないアクセスを得ました。その結果は驚くべきもので、イスラエルが第二次世界大戦以降、西側のどの国よりも多くの人々を暗殺したという、イスラエルの標的殺害プログラムの深層を探る調査報道となっています。パレスチナ解放機構(PLO)の元議長、アラファト氏を殺害しようとしたイスラエルの多くの試みと、それが成功した可能性ついて、ロネン・バーグマンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/11/21(Wed)
    記事番号: 
    2
  • トランプ大領領 ジャマル・カショギ殺人の責任追及よりも「サウジアラビアとの関係」を選択

    サウジアラビアのジャーナリスト、ジャマル・カショギが、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子の命令で暗殺されたという圧倒的な証拠が提示されたにもかかわらず、トランプ大統領は20日、不可解な感嘆符を多用した「アメリカ・ファースト」と題された異例の声明文で、サウジアラビアを擁護しました。その中で、トランプは「皇太子はこの悲劇的な事件を、知っていたのかもしれないし、そうではないかもしれない!それはそれとして、我々はジャマル・カショギ氏の殺人事件を取り巻くすべての事実を知ることは決してないだろう。いずれにしても、我々にとっての関係とはサウジアラビア王国との関係なのだ」と述べています。この声明文は、先週16日にワシントン・ポスト紙が、CIAがサウジのムハンマド・ビン・サルマン皇太子がジャマル・カショギの殺害を命じたという「非常に確信ある」結論に至った、と報じた後に出されました。サウジ当局は、カショギの死を 稀で権限を持たない殺人として片付けようとしましたが、最近のニューヨーク・タイムズ紙の報道によると、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子の統治が始まって以来、敵とみなされた人々を暗殺するために民間企業が雇われていたということです。イスラエルの調査報道記者で、この事件の暴露に寄与したロネン・バーグマンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/11/21(Wed)
    記事番号: 
    1

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