デイリーニュース

  • ホンジュラスでベルタ・カセレス殺人事件裁判の結審間近 真犯人が裁きを受けることはあるのか?

    8人の男が、環境活動家ベルタ・カセレス殺害の容疑で裁判にかけられています。カセレスは2016年にラ・エスパランサの自宅で銃撃されて死亡しました。判決は今週に言い渡される予定です。カセレスの暗殺は、彼女が先住民地域社会の保護と巨大な水力発電ダム計画に対する反対運動でゴールドマン環境賞(Goldman Environmental Prize)を受賞した翌年に起こりました。カルフォルニア州立大学サンタ・クルーズ校の名誉教授ダナ・フランクから詳しく聞きます。彼女の近著のタイトルは、The Long Honduran Night: Resistance , Terror, and the United States in the Aftermath of the Coup.(『ホンジュラスの長い夜:クーデターの後に続く抵抗、テロと米国』)です。

    dailynews date: 
    2018/11/28(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 「自然災害ではない」とダナ・フランク: 米国が支援したホンジュラスのクーデターで移民危機が激化

    米国は、メキシコとの国境で難民認定を求める人々に対し催涙ガスを発射したことで非難を浴びていますが、ホンジュラス国内の危機に目を向け、なぜこんなに多くの人々が母国ホンジュラスから逃れようとしているのかを考えてみましょう。ホンジュラスは、壊滅的な麻薬戦争と政治危機のため、世界で最も暴力がはびこる国の一つとなっています。こうなる一端をになったのは米国が支援した2009年のクーデターです。カルフォルニア州立大学サンタ・クルーズ校の名誉教授ダナ・フランクから詳しく聞きます。彼女の近著のタイトルは、The Long Honduran Night: Resistance , Terror, and the United States in the Aftermath of the Coup.(『ホンジュラスの長い夜:クーデターの後に続く抵抗、テロと米国』)です。

    dailynews date: 
    2018/11/28(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ホンジュラスの大統領の弟がコカイン取引で逮捕 住民は麻薬戦争の暴力を逃れて移民化

    ホンジュラスのフアン・オルランド・エルナンデス大統領の弟が、麻薬の密輸と銃規制違反の容疑により米国内で逮捕されました。マンハッタンの米連邦地裁検事ジェオフリー・バーマンは、大統領の弟トニー・エルナンデスが「米国を最終目的地にしてホンジュラスを通過する数トン規模のコカイン取引の全段階に関与している」と糾弾しました。エルナンデスはまた、ホンジュラス国内に輸送されたコカインの護衛のため、重武装させた警備隊を提供した容疑も受けています。この護衛隊にはホンジュラスの国家警察の警察官やドラッグ不正取引者が含まれています。カリフォルニア州立大学サンタ・クルーズ校の名誉教授ダナ・フランクから詳しく聞きます。彼女の近著のタイトルは、The Long Honduran Night: Resistance , Terror, and the United States in the Aftermath of the Coup.(『ホンジュラスの長い夜:クーデター後に続く抵抗、テロと米国』)です。

    dailynews date: 
    2018/11/28(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 米国の刑務所が抱える精神衛生の危機 ニューヨークの刑務所で起きた死亡事件が明らかにするその理由

    非営利報道機関「マーシャル・プロジェクト」(Marshall Project)による新たな大規模調査は、2015年にニューヨーク州キャッツキルの厳重警備の刑務所で看守たちとの言い争いの後に死亡した囚人カール・テイラーの物語を深く掘り下げることによって、米国の刑務所における精神衛生の危機について検証しています。2015年4月、サリバン刑務所で突然の死を迎えたカール・テイラーは、強姦罪で有罪判決を受け27年の刑期を務めている最中でした。このアフリカ系米国人の受刑者は1995年に収監されたとき、妄想性精神障害と妄想性人格障害と診断されていました。2015年の4月までには、テイラーはサリバン刑務所の精神病とされた受刑者のための特別区域に収容され、10年近くを独房で過ごしていました。そうした環境でテイラーは看守の一人と諍いを起こし、結果的に死につながったのです。調査報道記者で、Why Is Karl Taylor Dead?(『なぜカール・テイラーは死んだのか?』)の著者であるトム・ロビンスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/11/27(Tue)
    記事番号: 
    4
  • 気候変動により加速された干ばつと米国が煽った暴力が中米から数千人を追い立てた

    トランプは、難民申請を希望して米国境に向かう、あるいは国境に居座っている中米からの数千人の移民を本国に送還するようメキシコに要請しています。この数日前に、中米からの難民申請希望者の一部が、軍備強化されたサンディエゴ近くの国境を無理やり越えようとした際、米国境警備隊は群衆に向けて催涙ガスを発射しました。トランプは次のようにツイートしました。「メキシコは、あの旗を振っている移民たちを移動させるべきだ。彼らの多くは、冷酷無比な犯罪者たちで本国に戻るべきだ。飛行機でもバスでもどんな方法でも構わないが、米国には入国させない。必要なら我々は国境を永久に閉鎖する。議会は壁の予算を認めろ!」数日後には、アンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドールがメキシコの新大統領に就任する予定です。ロペス・オブラドールの次期政府は、難民申請が処理されるまで、難民希望者を強制的にメキシコに留め置くことをトランプ政権と取り決めたかについては否定しています。アメリカ・フレンズ奉仕団の米国/メキシコ国境プログラムの部長ペドロ・リオスに、サンディエゴから話を聞きます。彼は移民キャラバンを記録してきたグアテマラ、メキシコシティ、ティファナの取材旅行から最近戻ったばかりです。

    dailynews date: 
    2018/11/27(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 武器を持たない十代の少年をメキシコの地で射殺した国境警備隊員が過失致死罪で無罪に

    2012年に米国とメキシコの国境のフェンス越しに16歳のホセ・アントニオ・エレナ・ロドリゲスを銃撃、死亡させ過失致死罪に問われていた国境警備隊員のロニー・スワーツの裁判で、陪審団は無罪と評決しました。陪審は過失致死罪を問うことが妥当かどうかを決めただけで、検察官がスワーツの3度目の裁判を求めるかどうかはわかりません。前回の裁判の陪審は、殺人罪ではスワーツに無罪判決を言い渡しましたが、より軽度の過失致死罪については全員一致の評決に至ることことができませんでした。当局は、スワーツが発砲する前、ホセ・エレナ・ロドリゲスは国境のフェンス越しに国境警備隊員たちに石を投げていたと主張しています。しかし検察医たちは、ホセは最大で11回撃たれており、そのうちの1つを除く全ての銃弾は後ろからのもので、この十代の少年は地面にうつぶせになったまま後ろから撃たれたという結論に至ったと述べてます。エミー賞受賞の調査報道記者で、米国の公共放送サービス(PBS)の番組「ニュースアワー」(NewsHour)の特派員であるジョン・カルロス・フレイに話を聞きます。彼はホセ・アントニオ・エレナ・ロドリゲスの殺害について幅広く取材してきました。

    dailynews date: 
    2018/11/27(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 目撃証言 米国境警備隊が中米諸国からの難民申請者たちに催涙ガスを発射する前に「警告はなかった」

    米国境警備隊 は11月25日、軍備の増強されたサンディエゴ近郊の国境を、無理やり越えようとした中米からの難民申請希望者たちに催涙ガスを発射しました。この行為についてメキシコ政府は徹底調査を要求しています。攻撃された人々の中には母親と小さな子供たちもおり、彼らは拡散する催涙ガスのなかで息をつまらせ泣き叫んでいました。こうした移民たちは、ホンジュラス、グアテマラ、エルサルバドルの出身者がほとんどで、母国の蔓延する暴力と貧困と大量失業から逃れてきた人々です。国境警備隊による催涙ガスの使用は広く非難されています。トランプは現在、難民申請を希望して米国境に向かっている、あるいは国境近くに居座っている中米からの数千人の移民たちをそれぞれの本国に送還するようメキシコに要請しています。アメリカ・フレンズ奉仕団の米国/メキシコ国境プログラムの部長ペドロ・リオスにサンディエゴから話を聞きます。彼は国境警備隊員たちが11月25日に米国とメキシコの国境で中米諸国からの移民たちに向けて催涙ガスを使うのを目撃しました。

    dailynews date: 
    2018/11/27(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ビル・マッキベン 「新政府報告書は気候変動が生物の生息可能域を狭めていることを改めて示した」

    気候変動についての憂慮すべき報告書がまた新たに発表されました。今回は、地球温暖化を公然と否認してきたホワイトハウスによる報告です。環境保護団体「350.org」共同創設者のビル・マッキベンと、公衆衛生学研究者のクリスティー・エビをゲストに迎え、トランプ大統領の環境政策、アレクサンドリア・オカシオコルテスが唱えるグリーン・ニューディール、気候変動の高まる脅威と闘うには何が必要かについて議論します。

    dailynews date: 
    2018/11/26(Mon)
    記事番号: 
    4
  • トランプ政権が葬りたい政府報告書 そこには温暖化が健康に与える悪影響が長々と書かれている

    ホワイトハウスは、気候変動についての憂慮すべき報告書をブラックフライデー(11月の第4金曜日)に発表しました。年間で最も報道が滞るブラックフライデーに発表したのは、気候変動を否定してきたトランプ大統領の立場と真っ向から矛盾する1656ページにのぼる政府のアセスメントをもみ消すためとみられます。「全米気候アセスメント報告書」(the National Climate Assessment)と呼ばれるこの報告書は、気候変動の影響を免れる地域は米国のどこにもなく、温暖化は山火事の増加やインフラの崩壊、大気汚染、農作物の破壊、疫病の増加につながると警告しています。報告書はさらに、地球温暖化で今世紀終わりまでに米国経済が10%縮小することもありえると指摘します。これらの所見は、環境保護のための規制は雇用にダメージを与え、経済成長を妨げるというトランプ政権の主張への鋭い批判となっています。同報告書で気候変動が人間の健康に与える影響についての章の筆頭執筆者を務めた、シアトルにあるワシントン大学の国際保健学教授、クリスティー・エビに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/11/26(Mon)
    記事番号: 
    3
  • W. バーバー牧師:中米から来た移民への催涙ガス噴射は非人道的で憲法違反 モラルを欠く行為

    米国の保護を求めて中米から亡命希望者が押し寄せているメキシコのティフアナで24日、厳重な警備が敷かれた国境線を越えようとする者が出たため、米国の国境警備隊が人々に催涙ガスを発射しました。母親や小さい子供たちは催涙ガスの拡散で息を詰まらせ、泣き叫ぶままに放置されました。彼らはホンジュラスやグアテマラ、エルサルバドルから、暴力や貧困、大量の失業から逃れて来た移民です。「貧者の運動」(Poor People's Campaign)の共同代表で「破れを繕う者」(Repairers of the Breach)の上級講師を務めるウィリアム・バーバー牧師に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/11/26(Mon)
    記事番号: 
    2

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