デイリーニュース

  • ボルトン&ポンペオが戦争推進を続ける傍らトランプはイラン攻撃を取り止める

    危険が高まりましたが、報じられたところによると、トランプ大統領は一度承認した軍事攻撃を突然中止させました。その動きがあったときには、すでに作戦は初期段階が進行中で、軍艦と軍用機がすでに攻撃態勢に入っている状態でした。テヘラン大学の教授で2015年のイラン核交渉に携わったモハンマド・マランディに、テヘランからお話しいただきます。また、イランに関する数冊の著書があるニューヨーク市立大学教授で歴史家のアーバンド・アブラハミアンにも話を聞きます。トランプがイランと戦争をしたいかどうかは結局のところ問題ではない、とアブラハミアンは言います。ボルトンやポンペオたちが出した「ホワイトハウスの長期的アジェンダ」の方がずっと攻撃的です。「要は彼らはイスラム共和国を破壊したいのです」。

    dailynews date: 
    2019/6/21(Fri)
    記事番号: 
    1

    https://www.democracynow.org/2019/6/21/trump_cancels_iran_strikes_after_... 米軍偵察ドローン(小型無人機)を墜落させた報復に米国がイランを爆撃する

  • タナハシ・コーツ:「ジョー・バイデンは大統領になるべきではない」

    民主党の大統領候補となるべく予備選を戦うジョー・バイデンは、寄付集めのイベントで70年代から80年代にかけて人種差別主義者である上院議員らとの「礼儀正しい」関係を懐かしい思い出として披露し批判されています。6月18日にニューヨーク市カーライル・ホテルで行われたイベントで、バイデンは人種差別主義者だったミズーリ州選出民主党上院議員の故ジェームズ・イーストランドと、ジョージア州選出のハーマン・タルマージ上院議員との関係を懐かしがりました。報道によればバイデンは、「私はジェームズ・O・イーストランドと党員集会で一緒だった。…彼から「ボーイ」と呼ばれたことはない。私のことは「サン(son)」と呼んだ」と語りました。バイデンはまた、「ハーマン・タルマージは知りあった中でも一番意地の悪い男の一人だった。それでも、少なくとも彼との間にはある程度の礼儀があった。仕事となれば協力し合った」と語りました。コーリー・ブッカー上院議員、カマラ・ハリス上院議員、バーニー・サンダース上院議員、エリザベス・ウォーレン上院議員、ビル・デブラシオ市長を含む多くの民主党大統領候補がバイデンを批判しています。

    dailynews date: 
    2019/6/20(Thu)
    記事番号: 
    3
  • タナハシ・コーツ:賠償は奴隷制度のみならず 数百年に渡る窃盗と人種差別による恐怖への償いだ

    6月19日、米下院で奴隷への賠償に関する歴史的公聴会が行われましたが、そこで証言した著名な作家タナハシ・コーツに永遠の負の遺産としての米国奴隷制度、賠償に関する会話が過去5年間に米国でいかに進化したか、そして上院多数党院内総務ミッチ・マコネルに対する反論となった「H.R.40」法案支持の証言について話を聞きます。コーツは「アメリカは奴隷制度の上に成り立っていた」と語ります。

    dailynews date: 
    2019/6/20(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 作家タナハシ・コーツ 歴史的下院公聴会で奴隷への賠償を主張

    6月19日、下院司法委員会小委員会は米国の奴隷への賠償に関する歴史的公聴会を開きました。このトピックに関する公聴会は10年以上開かれていませんでした。この日は「ジューンティーンス」(Juneteenth)と呼ばれる記念日で、1865年6月19日はテキサス州ガルベストンの奴隷たちが、リンカーンが発行した奴隷解放宣言により奴隷制度がようやく廃止されたことを知った日です。また今年は大西洋を横断した奴隷貿易400周年でもあります。議会は今「アフリカ系米国人賠償提案のための調査および発案法」(Commission to Study and Develop Reparation Proposals for African-Americans Act)いう名の法案を検討しています。これは数十年間、ジョン・コニャーズ元下院議員が推し進めてきたものの実現しなかった法案を、ヒューストンの民主党下院議員シーラ・ジャクソン=リーが引き継ぎ提出したものです。この法案の名称「H.R.40」は、解放された奴隷に約束されたものの実現することのなかった「40エイカーの土地とラバ1頭」にちなみます。公聴会を前に共和党の上院多数党院内総務ミッチ・マコネルは、「150年前に起こったことで、今生きている人間には責任のないことへの賠償が良い案とは思えない」と発言しました。

    dailynews date: 
    2019/6/20(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 「殺されるかと思った」:4歳の少女が人形を万引きした嫌疑で警官が家族に銃を突きつける

    アフリカ系アメリカ人の一家族がアリゾナ州のフェニックス市を訴えています。4歳の娘がファミリー・ダラー[アメリカの百円ショップ]の一店舗で人形を万引きした嫌疑で、警察官が家族に銃を突きつけました。ソーシャルメディアで広がったビデオの中では、複数の警察官が家族に銃を向け叫んでいます。中の一人は4歳の少女の父親ドラボン・エイムズに対し顔面を撃つと脅迫すらしています。このビデオはネット上で急拡散を続けています。少女の母親、アイーシャ・ハーパーが、子どもを抱いているから両手を上にあげることはできない、自分は妊娠中であるといっているのが聞こえます。フェニックスの市長と警察署長はこの事件について謝罪し、警察官の対応を批判しました。フェニックス市の活動家によれば、同市の市警は警察官による暴力や殺人がはびこっており、今回の事件は最新の一例にすぎません。2018年にフェニックス市では警察官の発砲事件が前年の2倍近くにあたる44件発生しており、同規模の市の中では全米最多でした。ドラボン・エイムズ、アイーシャ・ハーパー、そして家族の代理人ジャレット・モーピンから詳しく聞きます。家族は17日、市に対して1千万ドルの訴訟を起こしました。

    dailynews date: 
    2019/6/19(Wed)
    記事番号: 
    3
  • アレクサンドリア・オカシオ=コルテスの当選から1年 ティファニー・カバンがクイーンズ地区の地方検事選挙に立候補し支配層に挑戦

    アレクサンドリア・オカシオ=コルテスがニューヨーク市で、民主党下院の超大物ジョー・クローリーを破って2018年の民主党予備選に勝利し、ニューヨーク市の政治機構を一夜にして逆転させてから1年近くがたちました。以来、オカシオ=コルテスは、アウトサイダーから一転して、アメリカ中央政界において最も有力な政治家の一人となりました。もう一人の若い候補がクイーンズ区で歴史的大逆転を狙っています。同性愛ラティーノの31歳の公設弁護人[連邦、州、郡、市などに公務員として雇用され、貧困な被告人のための刑事弁護を専門に行う弁護人]ティファニー・カバンがクイーンズ区の地方検事選に立候補しています。彼女は、保釈金制度の廃止[裁判前、保釈金が払えないために有罪の確定がないにもかかわらず収監が続く容疑者の存在が問題となっている]、軽犯罪の起訴の廃止、性労働の非犯罪化、悪徳地主、不正な警官や入国税関管理局(ICE)の追及を掲げて選挙戦をたたかっています。カバンが選出されれば、クイーンズ区の刑事司法制度に大きな転換をもたらすばかりでなく、全米に新たな先例を打ち出すことになるでしょう。勝利には、いずれも制度改革を唱える7人の候補者による混戦を勝ち抜かなければなりません。候補者の中には、クイーンズの民主党エスタブリッシュメントの支持を受けたクイーンズ区長メリンダ・カッツもいます。民主党の予備選挙は6月25日。

    dailynews date: 
    2019/6/19(Wed)
    記事番号: 
    2
  • IT巨大企業があなたの財布を狙う戦争:フェイスブックが仮想通貨計画を公表 まきおこった猛反対

    フェイスブックが新しいグローバルに通用する仮想通貨リブラを発行する計画を発表しましたが、これは世界の金融システムを作り変えてしまいかねない動きの一つです。フェイスブックは18日、一年以上をかけて密かに計画を続けてきた仮想通貨についての詳細を公表しました。同社が来年、提供開始を予定しているリブラには、ビザ、マスターカード、ペイパルやウーバーなどの大企業が参画します。フェイスブックは、「数十億人に力を与えるシンプルな国際通貨と金融インフラ」を作りたいと述べています。この計画は既に金融規制当局や議員から猛烈な反対を受けています。民主党上院議員シェロッド・ブラウンは、「フェイスブックは既に大きすぎ力が強すぎる。そして同社はその力を使って、ユーザーのプライバシーを保護することなく、顧客データを食い物にしている。フェイスブックが監査されることなくスイスの銀行から危険な新仮想通貨を運営することを許すことはできない」とツイートしました。「アメリカン・プロスペクト」誌の編集長デイビッド・ダヤンから詳しく聞きます。彼が「ニュー・リパブリック」誌に書いた最近の記事のタイトルは、「あなたの世界を支配するためのIT巨大企業の最終戦争」(“The Final Battle in Big Tech’s War to Dominate Your World.”)です。

    dailynews date: 
    2019/6/19(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ペンタゴン・ぺーパーズの弁護士が語る ジュリアン・アサンジの起訴は「報道取材過程を犯罪と見なすことだ」

    ロンドンの判事はウィキリークスの創設者ジュリアン・アサンジに対し、本格的な身柄引き渡し審理のために2020年2月に裁判所に出廷することを命じました。米国の連邦検事たちは、スパイ法違反の17の罪状を含む18の罪状でアサンジを起訴しています。これは、第一次世界大戦時代に作られた法律でジャーナリストまたは出版者が起訴される初めてのケースです。アサンジは、もし英国が米国による彼の身柄引き渡し要請を受け入れるなら、彼の命は「実質的に危険にさらされる」と述べました。アサンジは現在、2012年保釈中に逃亡した罪でロンドンのベルマーシュ刑務所で50週間の禁錮刑に服しています。ニューヨークタイムズ紙の元法務顧問であるジェームス・グッダールに話を聞きます。彼は1971年、内部告発者のダニエル・エルズバーグによって漏えいされた「ペンタゴン・ペーパーズ」(ベトナム戦争に関する国防総省の機密文書)を出版することをニューヨークタイムズ紙に強く勧めました

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    2019/6/18(Tue)
    記事番号: 
    2
  • ムハンマド・ムルシ:クーデターから6年 エジプトで初めて民主的に選出された大統領が裁判所で死亡

    エジプトの元大統領ムハンマド・ムルシが6月17日、カイロの法廷内のガラス製のケージの中で倒れ、死亡しました。67歳でした。ムスリム同胞団の最高幹部だったムルシは2012年、エジプトで初めて、そして今に至るまで唯一の民主的選挙で大統領に選出されました。その1年後、エジプト軍最高評議会議長のアブドルファッターフ・アッ=シーシーが率いる軍事クーデターによってムルシ政権は転覆しました。ムルシの死の一方、アッ=シーシーは、AP通信がエジプト近代史上最も厳しいと呼ぶ反対派への弾圧で、数万人の人々を投獄し続けています。ムルシは最後の発言のなかで、彼は依然としてエジプトの合法的な大統領だと主張していました。ムルシは長期の独房への監禁も含め人生の最後の6年間を刑務所で過ごしました。彼の家族や複数の国際人権団体は、ムルシは必要とされる医療を与えられていないとして 、刑務所の劣悪な環境とムルシへの処遇を頻繁に非難してきました。ムルシは6月18日の朝、カイロで埋葬されました。デモクラシー・ナウ!の特派員で、カイロの独立系メディア「マダ・マスール」(Mada Masr)の記者でもあるシャリフ・アブドゥル・クドゥースに話を聞きます。

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    2019/6/18(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ドキュメンタリー『16発の銃弾』 シカゴ警察による少年の殺害はシステムのうそを暴露した

    2014年にシカゴで10代のアフリカ系米国人、ラクアン・マクドナルドが殺され、市警が隠蔽(いんぺい)をはかった事件をめぐるドキュメンタリー作品“16 Shots”(『16発の銃弾』)が話題を呼んでいます。当時17歳だったマクドナルドは、ジェイソン・バン・ダイク警官(当時)から16発の銃弾を浴びました。バン・ダイクは2018年、マクドナルド殺害をめぐり、第2級殺人で有罪とされ、6年9カ月の実刑判決を受けました。バン・ダイクはさらに、マクドナルドに向けて発射した16発の弾丸について、1発について1件、合計16件の加重暴行で有罪とされました。このドキュメンタリー作品はケーブルテレビ局「ショウタイム」で放映されています。監督を務めたリック・ロウリーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/6/17(Mon)
    記事番号: 
    2

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