『アメリカン・ドリームの裏切り』バーレット&スティールが新著を語る

2012/7/30(Mon)
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28分

ドナルド・バーレットとジェームズ・スティールは40年以上にわたりコンビを組んで調査報道を行い、ピュリッツァーはじめ数々の賞を受賞してきました。1991年に発表されたベストセラー『アメリカの没落』は邦訳も出ていますが、当時のアメリカの繁栄の陰でひっそり始まっていた異変、産業の空洞化と中流層の没落に警鐘を鳴らした名著です。20年後のいま、その続編にあたる、The Betrayal of the American Dream(『アメリカン・ドリームの裏切り』)が発表されました。

いまから思えば、米国の中流層の現在の惨状は過去数十年の政策によって着実に進行してきたことなのです。とびぬけた富裕層とグローバル企業だけが独り勝ちし、国内企業は没落、国民の生活は破たんし、教育や文化のような社会資産もぼろぼろに食い荒らされています。国の繁栄の柱ともいえる中流層を犠牲にして絶え間なく攻撃を加えるという異常な政策がどうして続いてきたのか。著者のお二人をゲストに、たっぷり話を聞きます。(中野真紀子)

*ジェイムズ・スティール(James Steele)バニティフェア誌の寄稿編集者。ドナルド・バーレットとのコンビで多数のジャーナリズム賞を受賞

*ドナルド・バーレット(Donald Barlett)バニティフェア誌の寄稿編集者。ジェイムズ・スティールとのコンビで多数のジャーナリズム賞を受賞

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字幕翻訳:山本義行/校正:桜井まり子
全体監修:中野真紀子