ビジャイ・プラシャド:BRICS首脳会議とグローバルサウスの協力が不公平な世界秩序を撤廃するカギを握る理由を説明

南アフリカではBRICS首脳会談が2日間の予定で開かれています。この5か国(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)が形成する経済ブロックがグローバルサウスの国々による国際フォーラムを築き上げることにより、世界情勢における米国や西側諸国の支配に対し無視できないような異議を突き付けられるようになるのでしょうか?インド出身の作家で評論家のビジャイ・プラシャドに聞きます。BRICSの5か国は現在、世界の人口ので40%、 経済規模では25%を占めていますが、ここに20か国以上の国々を新たに加えることを検討しています。「BRICSは、自分たちの政治的見解が真剣に受け止められていないと感じている国々が、それを押し出すための道具なのです」とプラシャドは言います。彼はトリコンティネンタル社会調査研究所(Tricontinental: Institute for Social Research)の所長です。「BRICSが自分たちを反帝国主義プロジェクトであると名乗るのは偽りだ」とする批判が昨日の放送でありましたが、そに対し、プラシャドはBRICSとその新開発銀行の歴史を説明して反論しています。BRICS諸国は「社会主義ブロックではありませんが、西側に言われたことを何でもそのまま受け入れるのは嫌だと言っているのです」とプラシャドは言います。

 

dailynews date: 
2023/8/22(Tue)
記事番号: 
3

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