映画予告編:アメリカン・マスキュリニティーは幼い頃から植え付けられる

The Mask You Live In

 最近米国で話題になったNBCでのエドワード・スノーデン氏のアメリカのテレビによる初インタビューの直後、ジョン・ケリー米国務長官が スノーデン氏に対して“‘Man up‘ and come back to the United States.(”男らしく“米国に帰国(して処罰に対処すべきだ)”と発言したため、多くのメディアでは「男らしく」ということばに目をつけて話題をもり上げました。「Man Up! (男らしく)」の反対は「Being a Pussy(女々しく)」。こういったジェンダーへの決めつけ的な言い回しは、 オフェンシブ(攻撃的で不快) だと認識している私は、驚きました。

たとえば最近のデューク大学では、このような攻撃的な効果をもつ言葉は使わないようにしようという"You Don't Say"キャンペーンを展開しています。

誘拐された少女たちを救うより状況を悪化させる?アメリカ人の#ハッシュタグに警告

#BringBackOurGrils

事件の背景:デモクラシー・ナウ! リンク  「我々の少女たちを取り戻そう:バコ・ハラムの破壊的衝撃と軍による報復の板挟みになったナイジェリア国民」

キャンパスにはびこる性的暴力 たちあがったホワイトハウス

1in5

アメリカの女子学生の5人に1人が性的暴力を受けているが、被害を届け出ているのはそのうち12%にすぎない! ホワイトハウスはキャンパス内での性的暴力追放にまじめに取り組むよう大学当局に向けガイドラインを発表しました。政府はこれまでは対策を大学当局にゆだねる方針を取っていました。けれども、対応があまりにも生ぬるかったため、ついに指導に乗り出したのです。被害の実情と対策推進状況を政府に報告するよう圧力をかけ、予防・対処のモデルケースを提案し、ウェブサイト(notalone.gov)が新設されました。どこに行けばサポートを得られるかなど、被害にあった学生が頼りにできる役立つ情報がいっぱいです。

『叫べ!愛する気候よ』  エイミー・グッドマン(2011.11.30)

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国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)第17回締約国会議(COP17)が、今週、南アフリカのダーバンで始まる。が、コデニ・シンバの悲劇的な死を防ぐには遅すぎた。この17歳の少女は、国連会議開幕の前の晩にダーバンで亡くなった10人のうちの1人だ。住民350万人の海辺の町を激しい雨が襲い、洪水で家屋700軒が壊滅した。

シンバが眠っていたすぐ横でコンクリートの壁が崩れ落ちた。ある女性は手足をばたつかせてもがく1歳の赤ん坊を救おうとした。赤ん坊の両親は家の下敷きだった。努力は実を結ばず、赤ん坊は両親ともども息を引き取った。この事件が起きた時、2万人を超える政治家、官僚、ジャーナリスト、科学者、活動家が京都議定書の最後のチャンスかもしれない会議へと向かっていた。

「反体制派のグローバル化 タハリール広場からリバティー広場へ」 エイミー・グッドマン(2011.10.26)

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トロイ・デイビスと死の政治 エイミー・グッドマン(2011.9.14)

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死が喝采を浴びる、昨今の米国だ。 最近フロリダ州タンパで開かれた、共和党の大統領候補討論会の席上、CNNのキャスターが質問した。「医療保険に加入しないことにした人が、もし大病にかかった場合、死ぬにまかせていいものでしょうか?」。「いいとも!」という喝采が即座に会場を埋め尽くした。 別の討論会では、大統領候補に名乗りをあげたリック・ペリー テキサス州知事への質問で、知事が死刑執行を熱狂的に支持しているという話題があがると、知事支援の喝采がおこり、拍手はしばし鳴り止まなかった。 司会をしていたNBCニュース局のブライアン・ウィリアムズは、聴衆の反応を受け、こんな質問で切り返した。「234人が死刑になったと口にしただけでこの喝采です。この『熱狂』は、いったい何でしょう?」

サンフランシスコ・ベイエリア ムバラク化したBART警察 エイミー・グッドマン(2011.8.17)

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サンフランシスコで起きた警官によるホームレスの男性の殺害が、チュニジアからシリアまで広がった「アラブの春」の民衆反乱に重なるのは、その後に続いた抗議運動への弾圧だ。デジタルネットワーク化の進んだ現代社会では、通信能力は次第に基本的な権利と見なされつつある。開かれたコミュニケーションは、革命を煽る。独裁者を引きずり降ろすことだってできるのだ。自国民の力を恐れる政府は、抑圧と脅しで民衆を黙らせる。タハリール広場でもサンフランシスコの繁華街でも、それは同じだ。

ヒロシマからフクシマへ:日本の原子力の悲劇 エイミー・グッドマン(2011.8.10)

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1945年、米国は原爆の報告書をもみ消し、2011年、日本は福島の放射能汚染を隠蔽。我々はいつになったら学ぶのか?

エイミー・グッドマン

2005/10/17(Mon)
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再生時間: 
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アメリカ屈指の社会評論家バーバラ・エーレンライクが、求職中の中高年専門職に身をやつして求職活動に挑戦、現代アメリカの企業社会でホワイトカラーの仕事を得るとはどんな体験なのか、体当たりで取材しました。そこでわかったのは、大学に行き、会社に入って忠実な社員になる優等生コースをめざす人達が、しばしば破産に追いやられていることでした。(15分)

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