デイリーニュース

  • 米国自由人権協会(ACLU)の弁護士:厳格な妊娠中絶反対法案にもかかわらず 「中絶は50州すべてで依然として合法です」

    米国各地の州で性と生殖に関する権利への攻撃が強化されるなか、28日最高裁判所は、胎児の性別・人種・または身体障害に基づく中絶を禁じるインディアナ州の法律への裁定を拒否しました。この棄却決定により、同法案に対する下級裁判所の差し止め命令の実効が継続されます。しかし最高裁は、インディアナのいわゆる「胎児埋葬法」の施行を許可する裁定をくだしました。この法令は中絶医院に、中絶された胎児を埋葬または火葬により処理するよう規定しています。同法令は、2016年、当時、知事であったマイク・ペンスが署名し制定されました。最高裁の裁決の意義と、ロー対ウェイド判決への脅威の高まりについて、ACLU上級職員のアレクサ・コービー・モリナスに話を聞きます。「今年起こっていることは、トランプ大統領の反中絶というアジェンダに力を得て、本当にそれを一歩先へと進め、…直接ロー対ウェイド判決に狙いを定め、中絶を禁止するという目標を掲げる政治家たちによる全国的で手に手を取った企てなのです」と彼女は言います。また、イリノイ州の産婦人科医で、ホープ女性クリニック(Hope Clinic for Women)所長であるエリン・キング博士にも、中絶を提供する医師たちが日々直面している危険について話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/5/29(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ミズーリ州の最後の中絶医院が差し迫る閉鎖に直面。ある産婦人科医(OBGYN)の反撃

    「これは予行演習ではありません。警告でもありません。これは現実であり、人々の健康への危機なのです」これは、[リプロダクティブ・ヘルス・サービスを提供し、プロチョイスを推進する非営利団体として知られる]「プランド・ペアレントフッド(Planned Parenthood)」代表であるリアナ・ウェンが、28日、ミズーリ州で唯一、中絶を行っている診療所が今週末までに閉鎖を余儀なくされ、事実上同州での合法的な中絶へのアクセスが停止される可能性がある、とのニュースが発表された時、述べたことばです。「プランド・ペアレントフッド」によると、ミズーリ州の保健省は、診療所の7人の医師への面談などの、一連の理不尽な要求をして、免許を更新しないと脅しています。同診療所で妊娠中絶を担当しているコリーン・マクニコラス医師は、記者団に対して「これは政府の最高レベルによる嫌がらせであり、医師を脅迫する試みだ」と語りました。米国内の6つの州では、中絶を行う医院が一つしか残っていませんが、ミズーリ州はその1つです。5月31日までに免許の更新ができなかった場合、1973年のロー対ウェイド最高裁判決が、憲法による中絶の権利を認めて以来初の、中絶サービスのない州になってしまいます。「プランド・ペアレントフッド」は、クリニックの閉鎖を止めるために訴訟を起こしました。29日の午後、セントルイスで公聴会が予定されています。

    dailynews date: 
    2019/5/29(Wed)
    記事番号: 
    1
  • デジュアン・デービス=コレイアとベン・ジェラスが語る大富豪によるモアハウス大学卒業生の学生ローン肩代わり公約

    大富豪の投資家ロバート・スミスは5月初め、歴史的に黒人が多い大学モアハウスカレッジの2019年の卒業生たちの学生ローンを全額払うことを申し出て、多くの人々を驚かせました。現在の学生ローンの平均は3万2000ドルです。全米では、4400万人が約1兆5000億ドルの借金をしてます。学生ローンは2022年までに2兆億ドルに増えると予想されています。全米黒人地位向上協会(NAACP)の元代表ベン・ジェラスと、スミスによる寄付から恩恵を受ける2019年のモアハウスカレッジの卒業生デジュアン・デービス=コレイアに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/5/28(Tue)
    記事番号: 
    4
  • ポール・メイソン 「欧州議会選挙でのブレグジット党の成功は保守党と労働党の失敗を示している」

    英国の欧州議会選挙では、テリーザ・メイ首相の辞任発表の直後、ナイジェル・ファラージ率いるブレグジット党が31%の得票率で第1党になりました。与党の保守党は5位でした。ジャーナリストのポール・メイソンに労働党にとっての今回の選挙の意味と英国のブレグジット(欧州連合離脱)の先行きについて話を聞きます。「欧州の民主主義運動」(Democracy in Europe Movement: DiEM25)の 行動方針調整役を務める デビッド・アドラーにも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/5/28(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 若者主導の環境ストライキが広がるなか欧州議会選挙で緑の党が記録的勝利

    欧州議会選挙では多くの国で緑の党の人気が急上昇し、ドイツでは第2党、フィンランド、フランス、アイルランドでも勢力を拡大しました。欧州委員会の次期委員長は、オランダの緑の党のバス・アイクハウトになると見られています。若い環境活動家でドイツ緑の党のメンバーでもあるルイザ・ノイバウアーに、同党の次のステップについて話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/5/28(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 欧州議会選挙 中道派が後退する一方で左派と極右は躍進

    欧州議会選挙は5月最終週末、中道政党が数十の議席を失う一方、極右と緑の党の候補者たちが大きく前進して終わりました。フランスではマリーヌ・ルペン率いる極右の国民連合党が、フランスのエマニュエル・マクロン大統領率いる中道連合にわずかに上回りました。イタリアでは、極右の同盟党が得票率34%を獲得し第1党となりました。同盟党は、イタリアのマッテオ・サルヴィーニ副首相が党首を務めています。欧州議会で、いくつかの右派欧州連合懐疑派政党がわずかに勢力を拡大しましたが、投票者の約75%は依然として統合ヨーロッパを標榜する政党を支持しています。「欧州の民主主義運動」(Democracy in Europe Movement: DiEM25)の行動方針調整役を務めるデビッド・アドラーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2019/5/28(Tue)
    記事番号: 
    1
  • ノーム・チョムスキー: 民主党のロシア疑惑追及はトランプへの「巨大な贈り物」 2020年の再選もありうる

    米民主党は、大統領弾劾のための調査開始を検討しています。世界的に著名な反体制派で言語学者、作家のノーム・チョムスキーは、「ロシアゲート」は政治的な危険を招いていると指摘します。

    dailynews date: 
    2019/5/27(Mon)
    記事番号: 
    6
  • ノーム・チョムスキー:グリーン・ニューディールはまったく正しい考えだ

    再生可能エネルギーへの投資を通じて米国の二酸化炭素排出を2030年までに終わらせ、米国経済を転換することを求める議会決議への支持を拡大するため、グリーン・ニューディールの支持者たちが全国ツアーを行いました。デモクラシー・ナウ!は4月、ボストンで、ノーム・チョムスキーと、グリーン・ニューディールと1930年代のニューディールの教訓を論じました。

    dailynews date: 
    2019/5/27(Mon)
    記事番号: 
    5
  • ノーム・チョムスキー:トランプはネタニヤフ再選のためイスラエルの選挙に大胆に介入した

    イスラエルでは選挙の結果、ベンヤミン・ネタニヤフ首相が元国防軍参謀総長ベニー・ガンツを僅差で打ち負かし、過去最長の5期目に突入しました。デモクラシー・ナウ!のエイミー・グッドマンと対談したノーム・チョムスキーは、トランプ大統領が米国大使館をエルサレムに移し、国際法に背いてゴラン高原でのイスラエルの主権を認めるなど、繰り返しネタニヤフを支援することで、いかに直接的にイスラエルの選挙に介入したかについて話しました。

    dailynews date: 
    2019/5/27(Mon)
    記事番号: 
    4
  • ノーム・チョムスキー:「恥知らず」なアサンジ逮捕が米国の領土外での実力行使を浮き彫りに

    ウィキリークス創始者ジュリアン・アサンジの弁護士は、英当局がアサンジの身柄を米国に引き渡すことのないよう闘うと述べました。アサンジは7年近くかくまわれていたロンドンのエクアドル大使館から英警察によって強制退去させられています。デモクラシー・ナウ!のエイミー・グッドマンは4月、ノーム・チョムスキーとの対話で、アサンジの逮捕とウィキリークス、米国のパワーについて聞きました。

    dailynews date: 
    2019/5/27(Mon)
    記事番号: 
    3

Pages