【20/11/09/3】ジョー・バイデン次期大統領と副大統領候補カマラ・ハリスが政権の準備を進める中、民主党の方向性に関して高まっている論議を引き続き見ていきます。下院多数党院内幹事ジェームズ・クライバーンは幾つかのサンデー・トークショーに出演し、「警察への資金拠出を削減せよ」の呼びかけを批判し、その呼びかけは民主党の下院議員候補たちを不利にしたと論じました。プリンストン大学アフリカ系アメリカ人研究学部の学部長であるエディー・グロード教授は「旧式の政治を彷彿させる方法で、国全体にかかわる大問題に対応するのは常軌を逸しています。彼らは分断を深め、自分たちが固執するレーガン主義の民主党員にアピールしようとしているようにみえます」と言います。「そもそもトランプを生み出した政治に戻るなど無意味なことです」。芸術家であり人種差別反対運動の活動家であるブリー・ニューサム・バスは、「(黒人有権者は)都合のいい時にスケープゴートにされ、酷い目に遭わされてきました。そんな動きは終わらなければいけません」と論じます。