デイリーニュース

  • 全米で飢餓が急増する中 世界中の飢餓も引き起こしている米国の貿易と外交政策

    【20/11/24/2】米国はホリデー・シーズンを迎えていますが、全米で数百万人が十分な食料を得ることに苦戦しています。飢餓救済団体「フィーディング・アメリカ」(Feeding America)は、米国に住むおよそ5400万人が、公衆衛生と経済の大規模な危機の中で安定した食料の確保ができていないと警告しています。米国における、十分な食料を確保できないという状況は「新型コロナウイルス対策法」(CARES Act)の連邦政府扶助計画が期限切れとなったこと受け悪化。また国連世界食糧計画は、2020年の終わりまでに深刻な飢餓が世界中の2億7000万人に影響する可能性があると予測しています。これは新型コロナウイルスのパンデミックが始まってから82%の増加です。作家、映画製作者で、食料政策のポッドキャストThe Secret Ingredient(『秘密の食材』)の司会者でもあるラジ・パテルに話を聞きます。彼は、米国ではパンデミックの前から飢餓はすでに憂慮すべき段階で、単にさらに悪くなっただけだと言います。「これはアメリカの労働階級に対する終わりなき戦争についての長い物語なのです」と、パテルは言います。

    dailynews date: 
    2020/11/24(Tue)
    記事番号: 
    2
  • フアン・ゴンザレスが振り返るニューヨーク市唯一の黒人市長デビッド・ディンキンズとビエケス島の活動家カルロス・“タソ”・ゼノン

    【20/11/24/1】デモクラシー・ナウ!の共同司会者フアン・ゴンザレスに、彼が取材したことのある2人の主要人物、ニューヨーク市長のデビッド・ディンキンズと、人々に愛されたプエルトリコの社会指導者カルロス・“タソ”・ゼノンの死について話を聞きます。「多くの人々は、(ディンキンズが)民主的社会主義が流行する前に民主的社会主義者だったことを忘れています」と、ゴンザレスは言います。ゴンザレスはまた、ディンキンズが南アフリカのアパルトヘイト政策に反対する運動を支援していたことを振り返ります。ニューヨーク市に、南アで活動する企業から市の年金基金の投資を引き上げるよう命じたり、ネルソン・マンデラが釈放された直後に彼をNY市に招いたこともありました。ゴンザレスはさらに、米海軍によるビエケス島の占領に反対する闘いを数十年にわたって導いた長年の活動家だったゼノンについて話してくれます。ビエケス島はゼノンの故郷で、米政府が兵器をテストし、軍事演習を行った場所です。

    dailynews date: 
    2020/11/24(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 人々のためのワクチン? 公的資金による研究で作られた新型コロナワクチンで儲けようとする製薬企業

    新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐワクチン開発の成功に世界が望みを託すなか、企業の監視団体は、医薬品の研究開発の多くは公的資金による研究に依存していると言います。「コロナワクチンへの投資も、ほとんどの薬と同様、実は納税者や政府の負担の上に成り立っているのです」と、「パブリック・シティズン」代表ロバート・ワイスマンは言います。

    dailynews date: 
    2020/11/23(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 全米黒人地位向上協会デトロイト支部代表 選挙結果を覆そうとするトランプについて「他国ならクーデターと呼ばれるだろう」

    共和党は、大統領選挙の敗北にもかかわらず、トランプ大統領を居座らせ続けようとする前例のない試みをおこなっており、その一環としてミシガン州に焦点を当て、選挙結果の認定の延期や、黒人が人口の圧倒的多数を占めるデトロイトの投票を無効にしようとしています。トランプ大統領は先週、ミシガン州の共和党員のグループとホワイトハウスで会いましたが、この会合は、ミシガン州の選挙人16人がバイデンに与えられることを阻止したいトランプが議員らに個人的な圧力を加えたものと見られています。全米黒人地位向上協会(NAACP)デトロイト支部の代表であるウェンデル・アンソニー牧師は、「これはアフリカ系アメリカ人の投票を無効にしてトランプに勝たせようとする試み」と言います。「他国で起こっていれば政治的クーデターと呼ばれます」。

    dailynews date: 
    2020/11/23(Mon)
    記事番号: 
    2
  • トランプの訴えは「フランケンシュタインの怪物」 選挙結果を覆そうとするトランプ・チームの企てを裁判官が酷評

    大統領選挙の結果をひっくり返そうとするトランプ大統領による前代未聞の活動が続いていますが、これまでトランプ司法チームが提訴した裁判のうち20を超える裁判が却下、または取り下げられました。トランプ・チームは現在、いくつかの州の選挙結果の公式認定の延期や阻止に力を注ぐ一方、デトロイト、フィラデルフィア、アトランタなど黒人人口の多い地区の票を無効にしようとしています。ニューヨーク・タイムズ・マガジン誌の常勤ライターであるエミリー・バゼロンによれば、トランプ司法チームの努力はこれまでのところ実質的な中身がなく、大統領の顧問弁護士ルディ・ジュリアーニが「裁判をケーブルニュースのように取り扱っている」状態です。より多くの共和党議員がトランプの民主主義を転覆する試みに対して立ち上がるべきだとバゼロンは言います。

    dailynews date: 
    2020/11/23(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 「市民社会に大きな打撃」 エジプトで最新の弾圧 代表的な人権監視活動家を逮捕

    【20/11/20/4】エジプトでは、活動家やジャーナリストに対する前例のない取り締まりの一環として、同国を代表する人権団体の事務局長が逮捕されました。ガッサー・アブデルラゼックが自宅で逮捕されたのは、「エジプト個人の権利イニシアチブ」(Egyptian Initiative for Personal Rights)の他の2人の職員が逮捕された数日後のことでした。この動きは、2013年にモハメド・モルシ前大統領を倒して政権に就いて以来、何千人もの人々を投獄してきたアブデル・ファッタ・エル・シシ大統領が、ここへきて弾圧を大きくエスカレートさせていることを示しています。「一連の逮捕はエジプトの市民社会にとって大打撃です。この国の市民社会全体に衝撃が走りました」と、エジプト最後の独立系メディア「マダマスール」の記者で、デモクラシー・ナウ!の特派員でもあるシャリーフ・アブドゥル・クドゥースは言います。

    dailynews date: 
    2020/11/20(Fri)
    記事番号: 
    4
  • アストラ・テイラー: トランプが選挙を盗もうとする中、この「非常に非民主的な」制度の改革が必要

    【20/11/20/3】トランプ大統領は20日、ミシガン州議会の共和党幹部をホワイトハウスに呼び出しました。これは選挙結果を覆そうとする画策の一環です。トランプ陣営は、共和党の州議会議員に圧力をかけて、有権者の意思を無視して、親トランプ派の選挙人を選出させようとしています。映画What is Democracy?(『民主主義とは何か』)や著書Democracy May Not Exist, but We'll miss It When It's Gone(『民主主義など存在しないのかもしれないが、無くなってしまえばさみしいものだ』)で民主主義の現状を見つめてきたアストラ・テイラーに聞きます。

    dailynews date: 
    2020/11/20(Fri)
    記事番号: 
    3
  • アストラ・テイラー: バイデンは就任初日に学生ローンの債務取り消しが可能だし 運動がそれをさせねばならない

    【20/11/20/2】次期バイデン政権は、連邦政府の学生ローンの債務取り消しを求める圧力の増大に直面しています。これについてはジョー・バイデンも、大統領令を通じて、議会の承認を回避して実施することを検討中と報じられています。デット・コレクティブ(負債共同体)メンバーのアストラ・テイラーは、学生ローン債務の取り消しは、債務を負った者たちにとっても、より広い経済全般に対しても、恩恵をもたらすであろうし、またバイデン政権がしかける進歩的なアクションの大きな波の一部になる可能性もあると述べます。「選挙終了の直後には...民主党が上院を制することができなかったため、バイデン政権の統治能力に悲観的な見方がなされていました。でも、バイデンが強硬策をとる覚悟を決め、それが共和党のやり方であることを理解する気になれば、民主党にも同じことができるはずですに」とテイラーは言います。

    dailynews date: 
    2020/11/20(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 「バイデンは強気でやれ」 オカシオコルテスやコーリー・ブッシュが民主党全国委員会前の気候抗議で熱弁

    【20/11/20/1】先住民、人種的正義、気候変動の活動家たちは19日(木)、ワシントンDCの民主党全国委員会(DNC)ビルの外を占拠し、次期大統領ジョー・バイデンに対し、直ちに気候変動対策を実行し、グリーン・ニューディールを承認するよう求めました。活動家たちはまた、新政権の組閣に当たってはロビイストなど産業界と密接な関係を持つ人々を入閣させないよう要求しています。この抗議運動では、ニューヨーク州選出のアレキサンドリア・オカシオコルテス下院議員や、今回ミズーリ州で下院議員に選出されたコリー・ブッシュなど、多数の議員が発言しました。発言の抜粋を放送します

    dailynews date: 
    2020/11/20(Fri)
    記事番号: 
    1
  • バイデンが製薬や化石燃料企業と深い関係をもつ人物を政権上層部に指名 進歩派は「企業からの影響を受けない組閣」を求める

    【20/11/19/3】気候変動および人種正義活動家は労働組合メンバーは、新たに当選した下院議員たちと共に、民主党全国委員会本部に集まり、パンデミック、経済、気候変動という様々な問題が絡み合う危機に取り組むようジョー・バイデン次期大統領に求めています。また、最近発表された補佐官の中に製薬会社や化石燃料企業と密接な関係を持つ人物が含まれていたため、バイデンに「企業からの献金を全く受けない(コーポレート・フリー)」の組閣も要求しています。進歩派グループ「ジャスティス・デモクラッツ」(Justice Democrats)のスポークスパーソン、ワリード・シャヒードは、草の根レベルの要求を満たすためには次期政権に圧力をかけ続けることが重要だと語ります。「2008年のオバマ大統領とは異なり、バイデン政権には蜜月期間はほとんどありません」とシャヒードは言います。(画像クレジット: Twitter/@sunrisephilly)

    dailynews date: 
    2020/11/19(Thu)
    記事番号: 
    3

Pages