デイリーニュース

  • サンドラ・ブランド葬儀: ウォーラー郡初の黒人判事 ブランドの死をめぐり警官の辞職を要求

    サンドラ・ブランドがテキサス州ウォーラー郡へ移る前に何十年間も通ったシカゴ郊外の教会に、25日、故人を偲ぶため何百人もの人々が集まりました。ブランドはテキサスで新しい仕事を始めるはずでしたが、交通違反取り締まりで停車させられた後、逮捕され、独房で死体となって発見されました。28歳のアフリカ系アメリカ人ブランドの遺族は、蓋を開けた棺の前に立ちました。警察はブランドがごみ箱の内張りに使われていたプラスチックの袋で首吊り自殺を図った主張していますが、遺族の反論は続いています。イリノイ州選出連邦上院議員のディック・ダービンと下院議員のビル・フォスターは、米司法長官のロレッタ・リンチに宛て、ブランドの死に関し連邦捜査を行うよう求める書簡を送りました。ウォーラー郡での人種偏見に基づいたプロファイリングの歴史、そしてアフリカ系アメリカ人地域社会と警察との関係について、テキサス州ウォーラー郡初のアフリカ系アメリカ人判事を務めたデュウェイン・チャールストンに聞きます。チャールストンはまた、ブランドがどのようにして逮捕され、その死に対する調査がどのように行われたかについてもコメントし、警官グレン・スミスの辞職を要求しています。チャールストンはThe United States v.

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    2015/7/27(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 「彼女が自殺するはずはない」 #BlackLivesMatter共同設立者がサンドラ・ブランドについて語る

    クリーブランドでは今週末「黒人の命集会」(Black Lives Convening)運動が計画されています。番組では、警察に収監中に死亡したサンドラ・ブランドをはじめとする多くの人たちの事件について「黒 人の命も大切」(Black Lives Matter)運動の設立者3人と話し合います。パトリス・カルロスは、カリフォルニア州オークランドのエラ・ベイカー人権センターの真実と再投資プログラムの責任者であり、収監された人々やその家族の尊厳と権能のために戦っているロサンゼルスの草の根団体ディグニテイ・アンド・パワー・ ナウの創設者です。アリシア・ガルサは全米家事労働者連盟の特別プロジェクト責任者です。そしてオパール・トメティは「正当な移民のための黒人連帯」(Black Alliance for Just Immigration)の代表です。

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    2015/7/24(Fri)
    記事番号: 
    2
  • サンドラ・ブランドの姉 自殺説に反論 弁護士は当局が詳細の公表を控えていると主張

    テキサス州ウォーラー郡の警察職員は、警察の留置場で死亡したサンドラ・ブランドの死因は自殺によるものだと結論づけましたが、ブランドの遺族や友人は、彼女には自殺願望があったとする説明に異議を唱え、交通違反の取り締まりが逮捕にまで発展する以前に、彼女が自殺を図ろうとした痕跡はどこにもないと主張しています。サンドラ・ブランドの姉であるシャロン・クーパーに話を聞きま す。また、サンドラ・ブランドの遺族の弁護士、キャンノン・ランバートにも話を聞きます。彼は、警察が司法解剖を行った後、遺族には「断片的な情報のみ」しか伝えていないこと、またサンドラの遺体からマリワナが検出されたことの事件との関係性に反論しています。「ブランドは、悪びれずに堂々とものを言うという、今日の世界では何も問題のない態度を取った人であり、自己主張を持ち、自分の信念のために戦った人として記憶にとどめられるべきだ」とクーパーは語ります。

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    2015/7/24(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 追悼 セオドア・ビケル: 「屋根の上のバイオリン弾き」の俳優で活動家 イスラエルとパレスチナを語る

    7月21日に91歳で亡くなった、俳優、ミュージシャン、作曲家、そして活動家として著名な故セオドア・ビケルの追悼特集をお送りします。ビケルはブロードウェイの「サウンド・オブ・ミュージック」でフォン・トラップ大佐の役をつくり出し、「屋根の上のバイオリン弾き」のテヴィエ役を2000回以上も演じたことで知られています。ビケルはフォークシンガーとしても人気があり、ピート・シーガーと一緒にニューポート・フォーク・フェスティバルを創始しました。彼は、ギター、マンドリン、バラライカ、ハーモニカなどを使って弾き語りもしました。ビケルは20以上のアルバムを発表しており、その多くはヘブライ語やイディッシュで録音されました。イスラエルやユダヤ人としての生き方に強い共感を持つセオドア・ビケルでしたが、イスラエル政府の政策に対する率直な批判を恐れず、特に約4万人のベドウィン系アラブ人を先祖伝来の土地から強制移住させるという異論の多い措置については、声高に批判してきました。「ひとつ断言できるのは、人間を家畜のように扱ってはならないということです」と、ビケルは2014年の長編インタビューで語りました。「どんな人でも、人間としての尊厳と敬意をもって扱われなくてはいけません。 特に、自分たちが、それを剥奪された過去を持つユダヤ人は、そのことを忘れてはいけません」 。

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    2015/7/23(Thu)
    記事番号: 
    2
  • #SayHerName: サンドラ・ブランドが独房で死亡した翌日 またも警察拘束中に黒人少女が死亡 正義を求めるデモが行われる

    テキサス州で28歳のアフリカ系アメリカ人女性サンドラ・ブランドが独房で死亡しているのが発見され、当局が首吊り自殺だと発表した事件で、彼女の逮捕について新たな情報が明らかになりました。ブランドは車線変更の際ウィンカーを出さなかったとして停車を求められましたが、ダッシュボード・カメラの映像から、テキサス州警察官ブライアン・エンチニアがブランドを強制的に車から下ろすと、タバコの火を消さなかった彼女に対し「(お前に)火をつけてやろうか」と脅迫したことがわかっています。ウォラー郡のグレン・スミス保安官は、ブランドが看守に以前自殺未遂をしたことがあると告げたと主張しています。しかしブランド家の弁護士によれば、遺族は彼女がこれまで自殺を図ったことがあるという証拠はないと主張しています。一方、ABCテレビ地元支局は、拘束中にブランドが友人に残した留守電メッセージを入手。逮捕時のビデオでは、ブランドが警官が彼女の頭を地面に強く押しつけていると非難し「耳が聞こえない」と訴えている場面が映されていました。テキサス当局は、公開された52分にわたるパトカーのダッシュボード・カメラ映像が編集されている疑いを否定し、マザージョーンズ誌の取材に対し、映像に見られる問題点はユーチューブにアップロードした際にエラーがあったためだと話しています。

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    2015/7/23(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 『世界と私の間に』:タナハシ・コーツ徹底インタビュー 黒人として米国に生きる

    Between the World and Me(『世界と私の間に』)の著者、タナハシ・コーツに時間いっぱいを使って話を聞きます。この新著は、米国の白人至上主義、そして黒人として米国に生きることを描いた衝撃的な一冊です。本文は次の一節で始まります。「あなたに知って欲しいことがある。黒人の身体を破壊すること、それは米国の伝統です。代々受け継がれてきた遺産なのです」。同書は、コーツの15歳の息子サモリに宛てた書簡の形態をとり、回想と歴史、分析で構成されています。同書の出版と機を一にして、チャールストンでは白人至上主義を自認する人物によって9人のアフリカ系アメリカ人の信徒が黒人教会で襲撃され、テキサス州では28歳のアフリカ系アメリカ人のサンドラ・ブランドがウインカーを出さずに車線変更したことで逮捕された後にショッキングな死を遂げました。また、スタテンアイランドでのエリック・ガーナー、ファガーソンでのマイケル・ブラウンの警察官による殺害から一周年にもあたります。コーツはいまは釈放された政治犯のマーシャル・“エディ”・コンウェイと作家のジェームス・ボールドウィンから受けた影響や、コーネル・ウェストやニューヨークタイムズのコラムニスト、デービッド・ブルックスなどによる同書への批評について話します。

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    2015/7/22(Wed)
    記事番号: 
    3
  • フアン・ゴンザレス: 配車サービスのウーバー社「あらゆる手をつくして」規制の試みに対抗

    ニューヨーク市では、ウーバー(Uber)社の400億ドルの配車サービス事業[訳注:携帯電話のアプリを使った配車サービス。タクシー/ハイヤーのライセンスを取れば誰でも自前の車を使いフルタイム/パートタイムの運転手として登録できる。]を巡り、その急成長に一時的な上限を設定しようとする法案の決議が検討されヤマ場を迎えています。デモクラシー・ナウ!の共同司会者フアン・ゴンザレスによると、ウーバーはあらゆる手を使って反撃する決意を固めています。ニューヨークのタクシー運転手たちはウーバーのパートタイム運転手方式は、フルタイムのプロの運転手にとって脅威であり、運転手全員の収入低下をもたらすと言います。ゴンザレスは、ウーバーは世界各地の40カ所で、大きな紛争に直面していると指摘します。フランスではタクシー運転手が暴動を起こしてウーバーの車両を焼き払う事件が起き、仏政府がウーバーの運営方法は違法だと表明する事態になりました。

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    2015/7/22(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 「お前に火をつけてやろうか!」 テキサス州の独房で死体で発見されたサンドラ・ブランド 新たに公表された車載カメラが捉えた逮捕の瞬間

    テキサス州の警察当局はサンドラ・ブランドの逮捕の様子を録画した警察の車載カメラの映像を公開しました。28歳のアフリカ系アメリカ人女性のブランドは先週、車線変更の際にウインカーを出さなかったとして警察に停車を命じられ、その後、テキサス州ウォーラー郡の留置所の独房で死んでいるのを発見されました。 当局はブランドの死を自殺と発表しましたが、友人や遺族は異議を唱えています。今回公開された映像の中では、ブランドは警察官のブライアン・エンチニアにタバコの火を消すように命じられ、自身の車の中で吸って何が悪いと反論し、エンチニアから「お前に火をつけてやろうか!」と脅されています。先に公開された通行人が撮影した映像には、警官に向かって「頭を地面に叩きつけないで」「これじゃ、何を言っているか、聞くこともできない!」と叫ぶブランドの姿が映っていました。テキサス州議会上院議員のロイス・ウエストは報道陣に対し、新たに公開された車載カメラの映像を見れば、そもそもブランドの逮捕自体に正当性がなかったことが明らかだ、と述べました。

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    2015/7/22(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 「アフリカのピノチェト」:米国が後ろ楯した元チャド独裁者イッセン・ハブレが直面する戦争犯罪裁判

    アフリカからのニュースです。チャドの元独裁者イッセン・ハブレの裁判が7月20日にセネガルで始まりましたが、7月21日にハブレの弁護士が裁判に現れなかったことを受けて45日延期されるという予期せぬ展開になりました。イッセン・ハブレは米国の元同盟者で、「アフリカのピノチェト」と呼ばれてきました。彼は1980年代に8年間政権の座にあった間に最大で4万人を殺害したことで起訴されています。ハブレは彼の犠牲者たちによる20年間の抗議行動の後に作られた特別裁判所で審理されています。裁判延期についての7月21日の声明文の中で、ヒューマン・ライツ・ウォッチの弁護士リード・ブロディは次のように述べました。「もちろん犠牲者たちは非常に失望しています。しかし彼らはこの裁判を起こすために25年間も闘ってきました。45日の延期が審判に向けての長い道のりを変えることなどありません」。デモクラシー・ナウ!は、裁判のためにセネガルに向かうリード・ブロディにニューヨークでインタビューしました。ブロディは1999年以来、イッセン・ハブレ政権の犠牲者たちと共に活動してきました。

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    2015/7/21(Tue)
    記事番号: 
    4
  • 米国支援の反カストロテロは終わったのか? 米国とキューバの国交回復を振り返る

    キューバと米国の数百人の高官が7月20日、50年以上ぶりのキューバ大使館再開を記念してワシントンD.C.に集まりました。連邦議会議員のラウル・グリハルバとバーバラ・リー、俳優のダニー・グローバー、元米外交官ウェイン・スミス、弁護士でWho Killed Che?: How the CIA Got Away with Murder(『誰がチェ・ゲバラを殺したか?: CIAが殺人罪を免れた過程』)の共著者であるマイケル・スミスとマイケル・ラトナー、「政策研究所」(the Institute for Policy Studies)のフィリス・ベニスとジェームス・アーリー、その他の人々に話を聞きます。

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    2015/7/21(Tue)
    記事番号: 
    3

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