デイリーニュース

  • シェルを阻止? 北極圏に向かう石油船を阻もうとオレゴン州の橋からぶら下がった活動家たち

    カヤクティビスト(kayaktivists)、すなわちカヤックを使って活動するグループを含む気候正義活動家たちが、ポートランドに集結し、石油巨大企業シェルから北極氷原の破砕を委託されている船を阻止しようとしています。氷原の破砕はチュクチ海での採掘を容易にするために行われています。29日早朝、グリーンピースの活動家たちはポートランドのセント・ジョンズ橋から懸垂下降(ラッぺリング)し、船の「空域封鎖」を行いました。現地の橋の下にいる、グリーンピースUSA事務局長のアニー・レナードから状況を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/7/29(Wed)
    記事番号: 
    4
  • これは児童虐待: 移民拘留施設内の状況についてソーシャルワーカーが沈黙を破る

    ソーシャルワーカーとして長年の経験を持つオリビア・ロペスは、2014年10月にテキサス州の拘留施設「カーンズ郡レジデンシャルセンター」で働き始めました。しかし、自身が雇われたのは施設の医療面が充実しているように見せかけるためだとわかり、2015年4月に離職しました。ロペスは母親たちの懸念を施設の改善のために記録しようとしましたが、その試みはことごとく妨害されたと言います。「そこでの経験でわかったことは、子供を母親から引き離すのは虐待だということです」とロペスは語ります。7月28日にロペスは、議会革新議員団(Congressional Progressive Caucus)と下院司法委員会の民主党議員が組織した公聴会で証言しました。

    dailynews date: 
    2015/7/29(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 営利企業が運営するテキサスの移民家族拘留施設を連邦判事が糾弾

    連邦判事が民営の拘留施設の状態を「遺憾だ」として、移民の女性と子供たちの大量拘留を厳しく糾弾しました。これは米国の人権擁護者にとって重大な勝利と言っていいでしょう。連邦地方裁判所のドリー・ジー判事は、オバマ政権に対し、テキサス州の2つの施設に拘留されている2000人以上の女性と子供たちを90日以内に釈放する、でなければ、拘留を続ける正当な理由を示すよう命じる裁決をくだしました。移民弁護士たちは、この裁決がすでに革新的な影響を及ぼしていると指摘します。テキサス州の判事たちが、拘束された女性や子供たちを保釈金なしで釈放するように命じ始めているからです。ただし、多くの者は足首に電子モニターの着装を義務付けられています。共和党員たちは裁決を不服としてオバマ政権に控訴を求めています。テキサス州のカーンズとディリーにある拘留施設に収容されている大勢の人たちを依頼人にもつ、ベテラン移民弁護士のバーバラ・ハインズに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/7/29(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 交戦中の両陣営と戦う:トルコはイスラム国攻撃 をクルド攻撃の隠れ蓑にしている?

    報道によると、トルコ軍の空軍戦闘機は先週イラク北部のクルド人武装勢力に対する空爆を開始して以来、最大の空爆を実施しました。これにより事実上、クルド独立勢力との停戦は2年で終わりを告げました。ここ一週間のうちに、トルコ軍は2方面に対する戦闘を開始しました。攻撃対象のひとつはシリア国内で「イスラム国」を名乗る勢力、もうひとつはトルコ国内とイラク北部のクルド人勢力です。しかしクルド人はイラク北部でイスラム国と闘ってきた勢力です。ということはつまり、トルコは現在、交戦中の両陣営を空爆しているのです。北大西洋条約機構(NATO)は7月28日、ブリュッセルで緊急理事会を開き、全会一致でトルコの軍事行動への支援を表明しました。ただし加盟国の中には、クルド人への弾圧に懸念を示す国もあります。トルコ政府がクルド勢力を攻撃した時期は、国内の選挙で親クルド系の野党人民民主党が13%を獲得し、タイイップ・エルドアン大統領率いる公正発展党が2002年以来初めて議会の過半数を割り込む事態に追い込まれてから1カ月のタイミングでした。 トルコはこの一週間で、クルド人勢力のメンバーを標的にした一連の襲撃で1000人以上を拘束しました。米国クルド情報ネットワーク(American Kurdish information network)の責任者カニ・シュラムに話を聞きます。

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    2015/7/29(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ホンジュラスで大規模デモ 追放されたセラヤ大統領が2009年のクーデターでのヒラリーの役割を語る

    ホンジュラスでは7月24日、同国のフアン・オルランド・エルナンデス大統領の退陣を求めて約2万5000人もが参加するデモ行進がありました。この抗議行動が行われたのは、民主的に選ばれたホンジュラス大統領マヌエル・セラヤがクーデターで追放されてから6年目にあたります。セラヤ元大統領がデモクラシー・ナウ!の独占インタビューに応え、新たに発生した抗議行動、2009年のクーデターの余波、当時の米国国務長官ヒラリー・クリトンがセラヤ追放に果たした役割について語ります。「[オバマ政権は] 一方ではクーデターを非難しながら、他方ではクーデターの指導者たちと交渉していたのです」と、セラヤは言います。「クリントン国務長官も、それに加担しました。米国が対ホンジュラス政策の二枚舌を継続した結果、ラテンアメリカ諸国の政府は、米国政府の外交政策に不信感を抱き、不安定感が強まることになりました」。米国は公式にはセラヤの政権復帰を支持しましたが、新たに暴露されたEメールが明らかにするところでは、クリントン長官はクーデター後にホンジュラス大統領に就任したロベルト・ミチェレティとの裏の連絡ルートの確立を図っていた模様です。ヒラリー長官はEメールで、クリントン元大統領の顧問だったロビイストのラニー・デイビスの名前をあげて、「彼に頼んだらミチェレティと話せるかしら?」と書いています。

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    2015/7/28(Tue)
    記事番号: 
    3
  • エチオピア刑務所での438日間:ジャーナリストが語る逮捕と模擬処刑とテロ罪

    オバマ大統領は7月27日にエチオピアを訪問した際に、同国政府に対して「ジャーナリストたちやメディア、反対意見にもっと発言の場を与える」よう要請し、報道の自由について軽く言及しました。「ジャーナリスト保護委員会」(The Committee to Protect Journalists)はエチオピアを、アフリカ大陸で最もジャーナリストの監禁をおこなっている国の1つとしています。少なくとも11人のジャーナリストとブロガーが現在刑務所に入っています。他の6人はオバマが訪問する直前に釈放されました。番組では2人のスウェーデン人ジャーナリストの驚くべき物語を取り上げます。2人は、1970年代以来、独立のための闘いが続いているオガデン地区でのスウェーデンの石油会社ルンディン・オイルの活動を報道するため、2011年ににエチオピアを訪れました。ジャーナリストのマーティン・シビエとジョハン・パーソンは、ソマリアからエチオピアへの国境を越えた5日後、エチオピア軍によって銃撃され捕らえられました。「私たちは2人 とも逮捕のときに撃たれました。そして砂漠に収監されました」と、シビエは言います。「彼らはスティーブン・スピルバーグのような人物を連れてきて、私たちが逮捕されたときに何が起こったかについての擬似ドキュメンタリーを作りました。後からその人物は地域の副代表だとわかりましたが。

    dailynews date: 
    2015/7/28(Tue)
    記事番号: 
    2
  • オバマが民主主義を賞賛するエチオピアでは、直近の総選挙で与党が全議席を獲得

    オバマ大統領は7月27日、現職の大統領として史上初めてエチオピアを訪問しました。しかし彼は、エチオピアが「民主的に選ばれた政府を持つ」と二度も言及したことで、批判されています。国際人権団体がエチオピアの民主主義は「偽り」だと非難しているのを無視しているからです。例えば直近の選挙では、エチオピアの与党が国会の547議席の100%を獲得しました。ヒューマン・ライツ・ウォッチは、最近の報告書でエチオピア政府を次のように批判しました。「権力者たちは恣意的な逮捕や政略的な起訴を使い、ジャーナリストやブロガー、抗議者そして野党の支持者と思われる人たちを黙らせています」。シラキュース大学っでアフリカ系米国人研究と政治学を教えるホレス・キャンベル教授の話を伺います。キャンベル教授はアフリカの政治について幅広く執筆してきました。キャンベル教授が「カウンターパンチ」誌に掲載した最新の記事は”Obama in Kenya"(ケニアのオバマ)です。

    dailynews date: 
    2015/7/28(Tue)
    記事番号: 
    1
  • オバマ大統領 エチオピアと父親の故郷ケニアを訪問 テロ対策 同性愛者の権利 雇用を語る

    オバマ大統領は26日、エチオピアのアディスアベバに到着しました。ソマリアのアル・シャバブに対する対テロ対策、人権侵害、そして隣国南スーダンでの迫り来る飢饉について、指導者たちと話し合うことが訪問の目的です。現職の米大統領がアフリカ連合本部の所在地エチオピアならびに、父親の故国でもあるケニアを訪問するのは、初めてです。26日、ケニアの首都ナイロビでの主要な演説の中で、オバマは自身を『ケニア系アメリカ人』と呼び、「出生証明書を取得するためケニアに行くんだ」とする[訳注:オバマは実はアフリカ生まれで大統領になれる資格はないと主張する人たちが根強く存在する]人たちをジョークで笑いとばしました。ケニアの主要な英語版新聞デイリー・ネイション紙の記者でオバマ訪問を取材したアグレー・ムタンボにナイロビから最新情報を聞きます。また、ケニア出身のジャーナリストで、国連のニュースとメディア部門の政治顧問かつ元責任者のサリーム・ローンにも話を聞きます。ローンは2005年から2012年までケニアのライラ・オディンガ首相の報道官を務めました。

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    2015/7/27(Mon)
    記事番号: 
    4
  • 『みんなで癒す』:「黒人の命も大切」全国集会 警察によるティーンへの催涙スプレーアタックで閉幕

    週末、オハイオ州クリーブランドに「黒人の命も大切(Black Lives Matter)」支持者千人以上が集まり、警察による暴力および、移民の権利、経済的正義とLGBTQの権利など、その他の差し迫った問題について全国の注意を喚起する歴史的な会合となりました。開会式では、警官に殺害された20人を超えるアフリカ系アメリカ人の遺族がステージに上がり、正義を求めて戦い続ける意思を表明しました。『デモクラシー・ナウ!』のメサイア・ローズがオハイオ州クリーブランドの現場で会議の参加者に話を聞きました。参加者の一人は、「ここは学びの場、癒しの場、政治化する場、ラディカルにさせる場」だと言います。このイベントは、やるべき課題は山積みだということを明らかにするできごとで終わりました。26日、大勢の大会参加者の見守る中、警官が14歳の少年を酩酊の容疑で逮捕しようと試みました。「黒人の命も大切」の参加者たちはパトロールカーの周りを囲み、少年を車外に出させようとしました。そのうち一人の警官が催涙スプレーを群衆に向けてまき始めました。このビデオはネット上に上がり口コミで拡がりました。

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    2015/7/27(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 『あと少しで僕も死んだ黒人男性の一人に』:デンバーのテーンが回想する2009年の交通違反取締り時の警察によるリンチ

    オーラル・ヒストリー(口述歴史)・プロジェクトの「物語り隊(StoryCorps)」がリリースしたばかりの『交通違反取締り』と題するビデオをご紹介。登場するのは、アフリカ系アメリカ人男性のアレックス・ランダウです。彼は白人の養父母に育てられ、肌の色には何の違いもないと教えられました。しかし2009年、デンバーの警官たちにより道路脇に停車させられ殴り殺されそうになった時、肌の色による違いはないとする世界観への信念を失いました。アレックスと白人の養母パッツィ・ハサウェイが、その晩何が起きたのか、そしてこの事件が彼の人生にいまなおどのような影響を与えているのか語ります。事件以来、ランダウは、警察による過剰な暴力の行使を阻止し、ボディーカメラの装用はじめ、警察の透明性と説明責任を促進する取り組みに携わっています。

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    2015/7/27(Mon)
    記事番号: 
    2

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