デイリーニュース

  • 暗号化の終わり?NSAとFBI 主要なセキュリティ専門家たちの意見を無視し新たなバックドアを求める

    米国と英国が暗号化された通信への「例外的アクセス」を要求する中、ジェームス・コミーFBI長官は、8日、米上院情報委員会で暗号化に反対する証言を行う予定です。暗号化とは正しいキーまたはパスワードがなければ判読ができないようにする情報のスクランブリングを意味します。FBIとGCHQは、犯罪者とテロリストを追跡するために暗号化された通信へのアクセスが必要だとしています。世界でもトップ・レベルの14人の暗号研究者、コンピューター科学者、セキュリティ専門家たちが、政府にそのようなアクセスを断じて許してはならないという論文を発表しました。そのようなアクセスは、あらゆる機密データとより広範な通信インフラストラクチャーを危険にさらすというのです。同論文の著者のひとりでセキュリティ技術の第一人者ブルース・シュナイアーに話しを聞きます。

    dailynews date: 
    2015/7/8(Wed)
    記事番号: 
    2
  • マット・タイビ: 銀行家の投獄を拒み続けた元司法長官エリック・ホルダー ウォール街との関係が深い法律事務所に復帰

    ウォール街と政界との「回転ドア」人事(訳注:公職と民間企業での職を行ったりきたりすること)の最新例として、米司法長官を最近辞任したエリック・ホルダーは、司法省長官となる前8年間勤務していた法律事務所コビントン&バーリングに復帰します。コビントンに勤務中のホルダーの顧客は、UBSと果樹産業の最大手チキータを含みます。コビントンの顧客リストには、バンク・オブ・アメリカ、JPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴ、シティグループなど、金融危機における役割に対しホルダーが司法長官として訴追を怠った大手銀行の多くが含まれています。本日のゲストであるローリング・ストーン誌の辣腕ジャーナリスト、マット・タイビは「われわれがこれまで目にしてきた中でも最大級の回転ドア人事だ」といいます。

    dailynews date: 
    2015/7/8(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 米国で社会主義者が急増? バーニー・サンダースが記録的な聴衆を集め、ギリシャの反緊縮投票を称賛

    ギリシャの国民投票は米国の大統領選にも影響を与えています。民主党の大統領候補バーニー・サンダース上院議員は7月6日、次ぎのように述べました。「ギリシャ国民が、貧困者、子供、病人、老人に対するさらなる緊縮に『ノー』と言ったことを称賛します。巨大な富と所得の大きな不平等があるこの世の中に、より多くの失業と苦しみではなく、より多くの仕事と収入を生み出す経済を作ろうとしているギリシャの取り組みをヨーロッパは支援するべきだ」サンダースの反緊縮の立場は米有権者の共感を呼んでいます。サンダースは7月6日、メイン州のポートランドで9000人の前で演説しました。、また、サンダースは先週、ウィスコンシン州のマディソンで1万人以上の聴衆を集めました。この数は、2016年の大統領選の候補者が集めた最大の聴衆数です。リチャード・ウルフに、バーニー・サンダースについてと、社会主義者であることが何を意味するかについて話を聞きます。

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    2015/7/7(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 経済学者リチャード・ウルフが語るギリシャ危機のルーツ、債務救済、ヨーロッパでの反資本主義の台頭

    ギリシャの選挙民はヨーロッパの債権団からの包括的救済と引き換えの、さらなる予算削減と増税に反対しましたが、ギリシャで巻き起こっている債権危機の責任は誰にあるのでしょうか? ドイツは見せしめのためにギリシャをつぶそうとしているのでしょうか? ギリシャはユーロ圏を脱退するのでしょうか? このことは世界経済にどんな意味があるのでしょうか? マサチューセッツ大学アマースト校の経済学の名誉教授で、ニュースクール大学の客員教授であるリチャード・ウルフから話を聞きます。彼は最新刊Democracy at Work : A Cure for Capitalism(『仕事場の民主主義:資本主義の治療法』)を含む何冊かの本の著者です。チャンネル4ニュースの経済編集者ポール・メイソンからもギリシャのアテネから引き続き話を聞きます。

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    2015/7/7(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 「平等のヨーロッパ」:緊縮とは別の道を模索することを選んだギリシャ アテネから報告

    ギリシャのアレクシス・チプラス首相は、ギリシャの選挙民が国際緊急援助の条件を圧倒的多数で突っぱねた歴史的緊縮拒否の2日後、ユーロ圏の緊急サミットに参加するためにブリュッセルに到着しました。ギリシャ国民は7月5日、ユーロ債権団からの包括的な救済の交換条件である、さらなる予算削減と増税に対し61%対39%の投票で拒否の表明をしました。チプラスは、ギリシャの銀行が引き続き閉鎖されている中、新たな救済策の緊急提案をしようとしています。もしギリシャの銀行が資金不足になり、ギリシャが独自の貨幣を刷らざるをえなくなれば、1999年にユーロが始まって以来初めて、1つの国が脱退することになる可能性があります。ユークリッド・チャカロトスは7月6日、7月5日の国民投票の後辞任したヤニス・バルファキスの後任として、ギリシャの新財務相に就任しました。「平等のヨーロッパ」を求めているチャカロトスは、ギリシャの主要な救済交渉人を務めたことがあり、急進左派連合(シリザ)の党員となって10年ほどになります。バルファキスと同様に、チャカロトスもまた、ユーロ圏主要国から課せられた緊縮財政はギリシャを不必要に貧窮化させるとして、これに声高に反対してきました。アテネからチャンネル4ニュースの経済編集者のポール・メイソンと経済学教授のリチャード・ウルフに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/7/7(Tue)
    記事番号: 
    1
  • サウスカロライナ州は南部連合旗の取り外しを検討 旗を降ろした活動家に聞く

    サウスカロライナ州議会は、州都コロンビアの州議会議事堂の敷地から南部連合旗を取り外すかどうかについての審議を始めます。ゲストは南部連合旗を自分の手でひきずり降ろした30歳のアフリカ系アメリカ人女性ブリー・ニューサムです。チャールストンの教会銃乱射から10日後、犠牲者の1人であるクレメンタ・ピンクニー牧師の葬儀の翌日にあたる6月27日、ニューサムは州議会議事堂で約9メートルの旗竿によじ上り、旗を手でつかみ「私は神の名を以てあなたと対決する!」 「今日この旗は降ろされる!」と叫びました。地上に降りるとすぐに彼女と仲間の活動家ジェームズ·タイソンは逮捕されました。この抗議はネット上で広まり、世界中で視聴されました。ニューサムとタイソンが彼らの行動について詳しく話します。

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    2015/7/6(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 「民主主義は脅迫できない」:ギリシャ有権者 圧倒的多数で債権団が求める緊縮財政策を拒否

    ギリシャの国民投票は国際的な救済条件を圧倒的多数で拒否し、緊縮策反対の歴史を刻みました。投票は61%対39%で反対票が上回り、欧州債権団の救済策と引き換えにしたさらなる予算削減と増税にギリシャ国民は反対を表明しました。投票前の世論調査では僅差が予想されていましたが、開票結果は「ノー」がギリシャ全土で賛成票を上回りました。ギリシャでは5日夜、勝利を祝う人々がアテネのシンタグマ広場を埋め尽くしました。国民投票の結果は、ギリシャの経済危機を招いた緊縮策の拒否だけでなく、国内銀行にとっては命綱となる金融支援をも拒絶したことになります。欧州中央銀行は新たな緊急融資を検討する会議を開きますが、ギリシャでは国内銀行の閉鎖が続いています。チプラス首相は2670億ドルの債務の再編について、債権団との新たな協議に臨むと述べました。ヤニス・バルファキス財務大臣は6日、債権団はもはや自分が交渉に関わらないことを望んでいるとして突然の辞任を表明し、「債権者の憎悪を誇りを持って引き受ける」と述べました。

    dailynews date: 
    2015/7/6(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 『勝利を我らに』:フォークの象徴的存在で活動家のピート・シーガーを彼自身の言葉と歌で振り返る

    7月4日の米独立記念日の特別番組を伝説的なフォーク・シンガーで活動家だった故ピート・シーガーの追悼で締めくくります。現代のアメリカ・フォークミュージック運動を築くのを助けた人物として、シーガーは70年近くの間、音楽的なまた政治的な象徴となってきました。シーガーがデモクラシー・ナウ!に2回登場した時のハイライトをお送りします。そのインタビューのところどころで、シーガーは『ウィ・シャル・オーバーカム(勝利を我らに)』、『天使のハンマー』、『花はどこへ行った』など彼の名曲のいくつかを歌っています。また彼の「不屈の楽観主義」と呼ばれてきたものについても話しています。「小さなことが大きなことにつながることに気付いてください。それが[アルバム]Seeds(『シーズ』)で伝えたかったことです」と、シーガーは語りました。「そして、新約聖書には次のような素晴らしい寓話があります。種まき人が種をまくと、いくつかの種は歩道に落ちて踏まれて成長しない。いくつかの種は岩に落ちて成長しない。しかし、いくつかの種は休閑地に落ちて成長し何千倍にもなる。あなたがした小さな良いことが、夢にも思わなかったようなことを数年後にもたらすかもしれないのです。」

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    2015/7/3(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 「この旗は今日降ろされる」:サウスカロライナ州議事堂の南部連合旗を取り外したブリー・ニューサム

    30歳のアフリカ系アメリカ人女性のブリー・ニューサムは6月27日、州議事堂の約9メートルの旗竿に登り、南部連合旗を取り外して逮捕されました。警察官が降りるよう叫ぶ間、ブリー・ニューサムは竿の頂上までよじ登り、旗を手でつかむとこう言いました。「あなたが増悪と抑圧と暴力を以て私を攻撃するなら、私は神の名を以てあなたと対決する。今日、この旗は降ろされる」。そして主の祈りと詩編第27編を唱えながら南部連合旗を降ろしました。地上に下りるとすぐ、ニューサムは下で見守っていたジェームス・タイソンと共に逮捕されました。この様子はネット上で広まり、世界中で視聴されました。ニューサムが連行された拘置所から、彼女の支持者に話を聞きます。南部連合旗はニューサムが外した1時間後に戻されました。州議事堂で27日デモを行っていた南部連合旗の支持者と、それに抗議するために集まった人々の双方に話を聞きます。

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    2015/7/3(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 「奴隷にとっての独立記念日」 フレデリック・ダグラスの歴史的演説をジェイムズ・アール・ジョーンズが朗読

    7月4日の米独立記念日の特別番組をフレデリック・ダグラスの言葉で始めましょう。1818年頃、奴隷として生まれたダグラスは奴隷解放運動の主要な指導者になりました。1852年7月5日、彼はニューヨーク州のロチェスターのロチェスタ-婦人奴隷反対協会で、「黒人にとっての独立記念日の意味」という最も有名な演説のひとつを行いました。歴史家ハワード・ジンの名著Voices of a People's History of the United States (『民衆のアメリカ史の声』)のパフォーマンス・イベントで、俳優のジェイムズ・アール・ジョーンズが行った朗読をお届けします。まず、ジンがジョーンズを紹介するシーンからスタートです

    dailynews date: 
    2015/7/3(Fri)
    記事番号: 
    1

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