欧州からの新たな救済の鍵を握る国民投票を前に、数万人のギリシャ人がさらなる緊縮に反対する抗議行動を行っています。このデモは、ギリシャが6月30日の米国東部時間の午後6時の期限までに18億ドルの借款を返済できないことを認め、同国の金融危機が深まり、ユーロ圏からの離脱が懸念される中で行われています。ギリシャでは7月5日の日曜日に、新たな借款と引き換えに予算削減と増税という緊縮提案を受け入れるかどうかについて投票を行う予定です。ギリシャのアレクシス・チプラス首相は、この提案は降伏だとして、「ノー」と投票することを求めています。ニューヨーク市立大学のニューヨーク・シティ・カレッジ・オブ・テクノロジーの社会学教授で、Remaking Scarcity: From Capitalist Inefficiency to Economic Democracy(『欠乏の再定義:効率の悪い資本主義から経済的民主主義へ』)の著者であるコスタス・パナヨタキスから話を聞きます。