デイリーニュース

  • 歴史的なイランの核交渉 協議最終段階、予断許さず

    6月30日は、イランと世界の主要6カ国によるイランの核計画の抑制をめぐる包括的合意の期限です。イランは外交的な打開に最後の一押しをくわえるべくウィーンに2人の高官を送りましたが、交渉は延長される見込みです。意見の大きな相違点としては、国際査察の受け入れ範囲や協議の最終年におけるイランの核活動などがあります。交渉団はまた、制裁解除のタイミングとイラン政府による核研究の範囲を決めようとしています。過去7年間CNNインターナショナルのためにイランで取材しているジャーナリストのレーザ・サヤから話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/6/30(Tue)
    記事番号: 
    2
  • デフォルトに向かうギリシャ さらなる緊縮についての核心的国民投票実施へ

    欧州からの新たな救済の鍵を握る国民投票を前に、数万人のギリシャ人がさらなる緊縮に反対する抗議行動を行っています。このデモは、ギリシャが6月30日の米国東部時間の午後6時の期限までに18億ドルの借款を返済できないことを認め、同国の金融危機が深まり、ユーロ圏からの離脱が懸念される中で行われています。ギリシャでは7月5日の日曜日に、新たな借款と引き換えに予算削減と増税という緊縮提案を受け入れるかどうかについて投票を行う予定です。ギリシャのアレクシス・チプラス首相は、この提案は降伏だとして、「ノー」と投票することを求めています。ニューヨーク市立大学のニューヨーク・シティ・カレッジ・オブ・テクノロジーの社会学教授で、Remaking Scarcity: From Capitalist Inefficiency to Economic Democracy(『欠乏の再定義:効率の悪い資本主義から経済的民主主義へ』)の著者であるコスタス・パナヨタキスから話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/6/30(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 「旗は今日降ろされる」:サウスカロライナ州議事堂の南部連合旗を取り外したブリー・ニューサム

    30歳のアフリカ系アメリカ人女性のブリー・ニューサムは27日、州議事堂の約9メートルの旗竿に登り、南部連合旗を取り外して逮捕されました。警察官が降りるよう叫ぶ間、ブリー・ニューサムは竿の頂上までよじ登り、旗を手でつかむとこう言いました。「あなたが増悪と抑圧と暴力を以て私を攻撃するなら、私は神の名を以てあなたと対決する。今日、この旗は降ろされる」。そして主の祈りと詩編第27編を唱えながら南部連合旗を降ろしました。地上に下りるとすぐ、ニューサムは下で見守っていたジェームス・タイソンと共に逮捕されました。この様子はネット上で広まり、世界中で視聴されました。ニューサムが連行された拘置所から、彼女の支持者に話を聞きます。南部連合旗はニューサムが外した1時間後に戻されました。州議事堂で27日デモを行っていた南部連合旗の支持者と、それに抗議するために集まった人々の双方に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/6/29(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 同性婚の勝利後もLGBTQ活動家は偏見からの保護と見落とされたトランスジェンダー問題に取り組む

    連邦最高裁が結婚の平等に歴史的判断を下したのを受けて、LGBTQ運動のリーダー達は連邦・州・地方の法的保護を雇用や住宅および商業分野に広げることに焦点を移しています。性的指向に基づく差別を禁止しているのは現在22州にとどまり、同性愛者に対する反差別法は全国的に一貫性と平等性に欠けるものとなっています。「人権キャンペーン」では現在、1964年の公民権法に基づき、全ての性的指向とジェンダー・アイデンティティーに対する連邦保護の拡大を提唱しています。その一方LGBTQ草の根運動の活動家達は全国規模の組織に対し、他の問題にも注意と資源を向けることを呼びかけています。その中には、ゲイとレズビアンの難民や庇護希望者、家族によって家を追い出されホームレスとなった若者の苦難、非常に高い割合でトランスジェンダーの人々が経験する暴力など様々な問題が含まれています。ホワイトハウスのイベントで「強制送還をやめて!」と叫んでオバマ大統領の発言を中断し、全米で報道されたトランスジェンダー活動家ジェニセット・グティエレスに話を聞きます。グティエレスは在留資格のないメキシコ出身の移民です。移民政策の議論で考慮されることの少ないLGBTQ移民のために設立された「ファミリア:トランス・クィア解放運動」(Familia: TQLM)の創設メンバーでもあります。

    dailynews date: 
    2015/6/29(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 愛が勝つ 長年の闘争を経て結婚の平等は「国の法」となる

    米連邦最高裁が全50州においてLGBTQ(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クィア)カップルに「基本的な婚姻の権利」を認めたのを受け、先週末、全米で同性カップルの結婚式が行われました。この歴史的な判決によって、残る14州が施行する同性婚禁止には終止符が打たれます。判決の影響を受けるカップルは数万組に上ります。判決の多数意見を支持したアンソニー・ケネディー判事は「結婚に対する理解の変遷は、自由が持つ新たな側面を新しい世代に明らかにしていく国の特徴だ」と述べ、「国家がゲイとレズビアンの人々を社会の中心的制度から閉め出すことは、国家としてかれらを貶めることだ」と付け加えました。先週末には各地でゲイプライドの祝典が行われ、同性婚の支持者達がLGBTの権利の為にやるべきことはまだあると強調しました。同性婚に関する最高裁訴訟で原告となった二組のゲストに話を聞きます。エープリル・デボアーとジェイン・ラウズはミシガン州の裁判でお互いの子供を養子にする権利を勝ち取りました。マーク・ソロモンはFreedom to Marry(結婚する自由)の全国キャンペーンの代表です。

    dailynews date: 
    2015/6/29(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ジェシー・ジャクソン師 「南部連合旗を白人至上主義文化もろとも引きずり降ろせ」

    クレメンタ・ピンクニー師の通夜会場の外で、エマニュエル・アフリカン・メソジスト 監督教会で起きた大量殺人事件について、サウスカロライナ州出身の公民権運動指導者ジェシー・ジャクソン師にエイミー・グッドマンがインタビューを行いました。ジャクソン師は、「問題は、これが単なる不祥事か、それとも転換につながるかです」と指摘し、州議会議事堂から南部連合旗を撤去させる動きは、そこでとまってはいけないと主張します。「もし、それでも投票権への不当な制限が継続するなら、上首尾とはいえません。旗が降ろされても、人種差別的な取り締まりが継続するのであれば、それも不十分です」

    dailynews date: 
    2015/6/26(Fri)
    記事番号: 
    6
  • ウォルター・スコット殺害と教会大量殺人事件の後 「黒人の命も大事」がサウスカロライナで特別な意味を帯びる

    エマニュエル・アフリカン・メソジスト 監督教会銃乱射事件の容疑者ディラン・ルーフは現在、近郊の町ノース・チャールストンで今年初めに非武装のアフリカ系アメリカ人を射殺した警官マイケル・スレイガーの隣の房に収監されています。大量殺人事件の余波の中で、「黒人の命も大切」(Black Lives Matter)チャールストン支部の組織者ムヒイディーン・ドバハに、地元での積極行動主義について話を聞きます。「これは目新しい出来事ではありません。私たちは何百年ものあいだ攻撃され続けてきました。私たちの世代は、白人至上主義の構造の中で子どもを育てることを拒否します」と、ドバハは話ます。

    dailynews date: 
    2015/6/26(Fri)
    記事番号: 
    5
  • 40年前に南部連合旗を焼いたサウスカロライナ州活動家部レットバーニー 闘争は続くと語る

    サウスカロライナ州チャールストンにて、「サウスカロライナ・プログレッシブ・ネットワーク」の責任者で、自称「存命中の南部連合の戦争捕虜の最高齢者」ブレット・バーシーに話を聞きます。彼は1969年に南部連合旗を燃やして以来、いまだに保釈中の身であると話しています。バーシ‐はクレメンタ・ピンクニー師と知り合いで、「クレメンタに対する義理を果たすには、彼が捧げた犠牲を無駄にせず、それを逆手に取ってニッキー・ハーレー州知事と共和党議員たちの偽善と偏見に抗議することだと思います。彼らは、投票者に身分証明書の提示を要求する法制を推進しし、サウスカロライナ州におけるメデイケイド受給資格の拡大を阻止しました。

    dailynews date: 
    2015/6/26(Fri)
    記事番号: 
    4
  • アル・シャープトン師 「南部連合旗の撤去は歓迎だが、150年ほど遅かった」

    市民権指導者でMSNBC局の番組ホストをつとめるアル・シャープトンが、犠牲者の葬儀に際し、チャールストンの大量殺人事件と南部連合旗をめぐる論争の再燃について振り返ります。アラバマ州のロバート・ベントレー知事がアラバマ州議会議事堂から南部連合国旗を撤去したのに続き、サウスカロライナ州のニッキー・ハーレイ知事も今週、南部連合旗を州議会議事堂から撤去するよう要請しました。「150年ばかり遅きに失した。お前たちは南北戦争で敗北したと、誰かが教えてやるべきだった」とシャープトン師は話ます。

    dailynews date: 
    2015/6/26(Fri)
    記事番号: 
    3
  • サウスカロライナに深く染みつく奴隷制度:黒人教会が建つ通りには人種差別主義の議員の名前が

    今週、故クレメンタ・ピンクニー師の告別式がサウスカロライナ州議事堂で執り行われた際に、遺体を収めた棺は、州議事堂にいまだに掲げられている南部連合旗の前を通らなければなりませんでした。彼を殺害したディラン・ルーフがシンボルとして崇めていた、南北戦争時の南部連合の旗です。エマニュエル・アフリカン・メソジスト 監督教会はチャールストン市のカフーン通りに建っています。この通りの名称は、奴隷制度の擁護者として名高い故ジョン・C・カルフーンに由来しています。彼はサウスカロライナ朱上院議員で副大統領をつとめ、奴隷制度を「必要悪」ではなく、むしろ「積極的な善」であると唱えた人物です。「奴隷制度は、サウスカロライナ州の歴史に深く染み込んでいます」と、公民権運動活動家でサウスカロライナ州コロンビアを拠点にしているコミュニティ・オーガナイザーのケビン・アレグザンダー・グレイは語ります。グレイは、州議会議事堂から南部連合旗を撤去せよとの要求は、必要な変革の第一歩にすぎないと指摘し、「旗だけについて話をすることはできません。私たちがどこに向かって進んでいくかが大事なのです」

    dailynews date: 
    2015/6/26(Fri)
    記事番号: 
    2

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