デイリーニュース

  • 「施設のモンスター」:逃亡者の追跡が行われる中 ダニモーラ刑務所の改善要請を主張

    ニューヨーク州ダニモーラにあるクリントン矯正施設から脱獄した2人の逃亡犯が未だに捕まらない中、人権活動家で刑務所改革活動家のフィブ・ムアリム=ア クは大規模刑務所の改革の必要性を主張します。「この施設は、昔から暴行で有名な場所ですが、説明責任が一切ありません。ここは変わらなくて はいけません」とムアリム=アクは主張します。

    dailynews date: 
    2015/6/12(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 独房から街へ:何年もの独房収監の後に自由に立ち向かう人々

    米司法省の推計では、約8万人の囚人が独房に収監されています。中に は何十年も独房に収監されている人もいます。元ブラック・パンサー党のアルバート・ウッドフォックスは40年以上も独房に収監されています。 ウッドフォックスは今日にも釈放される可能性がありますが、ザ・マーシャル・プ ロジェクトとナショナル・パブリック・ラジオ(NPR)が実施した調査では、刑務所が何千人も の受刑者を独房からそのまま社会に送り出し、ほとんど何 の支援も準備も与えていないことが明らかになりました。最 終的に大半の人がホームレスになったり、刑務所に戻ったりしています。本日は、ザ・マーシャル・プロジェクトのクリスティー・トンプソンと、 以前収監されていた人たちによる共同体の「収監民共同体」の創設者フィブ・ムア リム=アクに話を聞きます。彼は、独房での5年間を含み、ニューヨークの刑務所で11年間過ごしました。

    dailynews date: 
    2015/6/12(Fri)
    記事番号: 
    2
  • タミル・ライス殺害:裁判官が警官に有罪判決に相当な理由があると判断 活動家らが逮捕を後押し 

    オハイオ州裁判官の一人が、遊び場でおもちゃの銃を持っていた12歳のタミル・ライスを射殺した警官に対し、殺人罪で逮捕または捜査する「相当な理由」があるとの判決を下しました。ク リーブランド地方裁判所のロナルド・エイドリーン裁判官は11日、警官を訴追するに足る根拠があると述べました。この判決が下されたのは、この事件の訴追を求めていたクリーブランドのコミュニティ・リー ダー達が6カ月たっても何の進展 もないことに業を煮やし、9日に、警 官の裁判を始めるよう裁判官に直訴するという異例の法的手段を取ったためで す。本日は、ライスの遺族の弁護士であるウォルター・マディソンとケース・ウェスタン・リザーブ大学社会正義研究所長ロンダ・ウィリアムズに 話を聞きます。ウィリアムズはタミル・ライスの事件で宣誓供述書に署名をした8 人のコミュニティー活動家の中の1人です。

    dailynews date: 
    2015/6/12(Fri)
    記事番号: 
    1
  • テキサスで中絶がさらに困難に 連邦裁判決 医師らは最高裁への上告を誓う

    米国では今週、生殖に関する権利に対し新たな一連の制限が行われました。テキサス州では9日、連邦控訴裁判所が反中絶条項を支持したことで、同州内には10以下の中絶医療施設しか残らない可能性があります。この判決は、中絶医療施設に総合病院並みの手術設備基準を義務づける規制や、中絶医が付近の病院から患者受け入れ特約を取得することを義務付ける規制を支持しました。医療施設側の弁護士の推定では、同判決が約20日後に発効された場合、州内の出産可能年齢の女性のうち約90万人が、最寄りの中絶医療施設が240キロ以上離れた場所にしかないことになります。医療施設側は、最高裁に上告する予定です。他方フロリダ州ではリック・スコット知事が、女性に中絶手術前に最低24時間の待機を義務づける法案に署名しました。そしてウィスコンシン州では、同州上院が妊娠20週以降の中絶を禁止する法案を通過させました。他州、そして連邦下院議会を5月に通過した同様の法案と同じく、これは妊娠20週以降の胎児は痛みを感じるという、医学的には根拠のないことが証明された説に則っています。「妊娠中絶権擁護全国連盟」(NARAL-Pro Choice)のテキサス支部長ヘザー・バスビーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/6/11(Thu)
    記事番号: 
    3
  • イスラム国がアルカイダを内部から破壊した方法

    2014年6月、自称イスラム国(IS)は、イラクおよびシリアで支配化においた領土にカリフ制を敷いたと宣言しました。以来イスラム国は拡大しつづけ、アフガニスタンから西アフリカに至るまで支部を作り、同時に世界中から新たな構成員を集めています。対策としてオバマ大統領は数千人の米兵をイラクに再派兵しました。10日には、さらに450人の派兵が発表されました。一方、イスラム国の隆盛で同地域でのジハード運動は新たな局面を迎え、アルカイダは実質的に崩壊の瀬戸際にあります。ガーディアン紙の新たな調査によれば、イスラム国はアルカイダに対し「クーデター」を実行し、内部から同組織を崩壊させました。イスラム国は、中東の中心部でアルカイダの支部としてはじまったものの、2014年にアルカイダの指導者アイマン・アル=ザワヒリの指示に背いた後、破門されました。以来イスラム国は繁栄した一方、ガーディアン紙によればザワヒリは現在、大部分のアルカイダの司令官らとは切り離され、忠誠心に頼ることでのみ組織をやっとまとめている状態だといいます。ガーディアン紙のシヴ・マリク記者に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/6/11(Thu)
    記事番号: 
    2
  • TPPへの反発広がる 公共医療への企業支配が強化、流出文書で明らかに

    オバマ政権は環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の利点を強調しますが、同協定への反発は広がり続けています。ウィキリークスは、TPPの秘密文書の一部を新たに公開しました。今回は公共医療と製薬業界に関するものです。新たに明らかにされた草案の詳しい内容によると、TPPにより、大手製薬企業は公衆の医薬品へのアクセスに対してさらに強い権限を与えられ、公共医療制度は弱体化されることになります。また流出した草案は、議会による医薬品の価格引き下げを、TPPが阻止できる可能性を示唆しています。さらに、TPPにより認められるとみられる慣行の1つに「エバーグリーニング」と呼ばれるものがあります。これは、製薬企業が自社製品に微妙に手を加え新たな特許を取得することで、特許期間を延長できるようにするものです。「パブリック・シチズン」のピーター・メイバードゥークと、ヒューマン・ライツ・ウォッチのジョン・シフトンにTPPに対する懸念について話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/6/11(Thu)
    記事番号: 
    1
  • アルバート・ウッドフォックスの釈放なるか?米国最長時間 独房監禁状態にある囚人の釈放に抗うルイジアナ州

    ルイジアナ州は、元ブラックパンサー党員で、米国最長時間独房監禁状態にある アルバート・ウッドフォックスへの裁判所の釈放命令に対して控訴し、釈放を遅延させています。2015年初め、ルイジアナの大陪審は、ウッドフォックスが1972年に看守を殺害したとして再起訴しました。この犯罪に関し、ウッドフォックスと「アン ゴラスリー」の仲間でいまは亡きハーマン・ウォレスは、政治活動をおこなったために濡れ衣を着せられたと主張し続けました。ウォ レスは、釈放後3日目の2013年10月1日に死去しました。8日、ジェイムズ・ブレイディ米連邦 裁判所判事は、ウッドフォックスの釈放を命じたのみならず、再審を禁じました。ウッドフォックスは、この事件での過去2回有罪判決を受けましたが、その判 決はいずれも覆されました。ところが9日、ルイジアナ州は第5巡回裁判所に控訴し、同裁判所は12時午後1時まで、ブレイディ判事の命令に延 期命令をだしました。ウッドフォックスの弁護士たちは10日午後5時までに回答を提出しなければなり ません。ウッドフォックスの弁護士ジョージ・ケンドールと、29年間を独房監禁で過ごした「アンゴラ・スリー」のロバート・キングに話を聞き ます。

    dailynews date: 
    2015/6/10(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 戦争は何十年も続くのか?イ スラム国の進撃から1年 米国は数百人のイラク増派を検討中

    オバマ政権は、イラクの兵力を 増強するため新たに400~500人の米兵を派遣し、アンバル州 に新たな軍事基地を設立する計画を検討中です。イラクにはすでに約3000人の米兵が駐留し、イラク軍の訓練や顧問を務めています。米政府はこれらの 駐留米兵について、5月に「イスラム国」を名乗る勢力の手に落ちたラマディ市の 奪還を試みるためイラク軍の訓練を支援する顧問であると説明しています。モスル奪還の計画は、2016年まで延期される可能性がありま す。イスラム国の軍勢がイラク第2の都市モスルを制圧したのは、1年 前の今週でした。現在、モスルはいまなおイスラム国に掌握されたままです。米政権に近い顧問たちの話では、イスラム国を敗退させ るには、数十年かかる可能性があります。イラクとシリアでの戦争について2人のゲストに話をききます。マルコ ム・ナンスは、アラビア語に堪能な、引退した元対テロ情報将校で1987年に初めてイラクで任務につき、 数々の戦闘に加わりました。パトリック・コウバーンは英インディペンデント紙の中東通信員で、イラクとシリアから記事を書き、帰国したば かりです。

    dailynews date: 
    2015/6/10(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 虹の戦士:死者を出したグリーンピース船の爆破事件から30年 フランスは謝罪するのか?

    2015年7月で、グリー ンピースは活動史の大転換点となった事件から30周年を迎えま す。グリーンピースの旗艦「虹の戦士」(Rainbow Warrior )号は、1985年7月10日、フランス の情報機関によって爆破され、ニュージーランドのオークランド沖 に沈没しました。この船は、南太平洋でのフランスの核実験に抗議するために出港準備中でした。この攻撃でグリーンピースの写真家フェルナンド・ペレイラが死亡しました。本日のゲストのピー ター・ウィルコックスはこの船の船長で、ボートが爆破されたときに乗船していました。

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    2015/6/9(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 北極の30人:気候問題の新たな戦場で石油掘削阻止のため体を張ったグリーンピース活動家たち

    北極圏は現在、世界的な環境闘 争の中心地のひとつです。北極圏での気 温が上昇する中、世界最大規模の石油企業数社が、かつては年間を通じて氷で覆われていた 手付かずの新巨大油層に目をつけています。環境保護活動家らは、自然のままの北極圏を守り、石油を地下に埋まったままにしようとして、反対しています。グリーンピースの活動家らが ロシアの国営石油会社ガスプロムの所有するロシアの石油掘削装置によじ登ろうとして世界の注目を集めた2013年の抗議行動を振 り返ります。この事件で、全部で28人のグリーンピー ス活動家と2人のジャーナリス トが逮捕され、ロシアに送られました。そこで彼らは海賊行為で起 訴され、2カ月間拘束されま した。彼らには最長で禁錮15年の刑が宣告され、「北極の30人」(Arctic 30)として知られる ようになりました。この抗議行動に 従事したグリーンピース船の船長で、ロシアの刑務所で2カ月間を過ごした ピーター・ウィルコックスと、グリーンピースの長年のメンバー で、新刊Don’t Trust, Don’t Fear, Don’t Beg: The Extraordinary Story of the Arctic 30(『信じない、怖がらない、求めない:北極の30人の衝撃的な物 語』)の著者であるベン・スチュワートの2人から話を聞きま す。

    dailynews date: 
    2015/6/9(Tue)
    記事番号: 
    2

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