デイリーニュース

  • イスラエルとパレスチナ 刃物と銃撃による死者は数十人に 終わりなき占領が復讐に燃えた抵抗を加熱

    パレスチナ人による殺傷事件、イスラエルの取り締まり強化などによって、イスラエルおよびパレスチナ占領地内では暴力事件の死者が新たに増えています。イスラエルでは18日、21歳のアラブ系市民が兵士をナイフで殺傷した後、ベールシェバのバス・ターミナルで発砲、10人が負傷しました。犯人は射殺されました。これに伴い、人種によるプロファイリングの明らかな例として、第2の襲撃者と誤認されたエラトリア人男性が兵士と見物人の集団に銃撃され、殴打され死亡するということが起こりました。イスラエルは先週、東エルサレム内の地区を封鎖し、アラブ系住民への取り締まりを拡大、ヨルダン川西岸地区全体とガザ地区での軍事行動を継続しています。国連は先週、西岸地区およびイスラエルのパレスチナ人への襲撃としてはここ10年で最悪の事態だと述べ、「武力の過剰使用、個人の安全と生活権の侵害」を警告しました。イスラエルの市民権を持つパレスチナ人の人権弁護士ジャミール・ダクワル、「エルサレムでの紛争の処置を誤る」という新しい記事をニューヨーク・タイムズ紙に書いた「インターナショナル・クライシス・グループ」(ICG)の上級アナリストであるネイサン・スロールに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/10/19(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 米国史上最長の戦争がさらに延期 アフガン撤退を約束していたオバマ大統領 駐留を無期限延期

    オバマ大統領は、任期終了前にアフガニスタンから米軍部隊をほぼすべて撤退させる計画の見直しを発表しました。15日、オバマ大統領は治安情勢の悪化により現在駐留している9800人規模の部隊を2016年も維持することを余儀なくされたと述べました。オバマ大統領の任期が終了する2017年に、米国はアフガニスタン各地の4つの基地で少なくとも5500人規模の部隊を維持することになります。戦争開始から14年、タリバンは現在、アフガニスタン国内で2001年の米国侵攻以来最大の領域を支配下に置き、国土の半分を掌握しているとみる人もいます。表明に先立つ約1年前に、オバマ大統領は米国の戦闘任務完了を正式に宣言しましたが、米軍の軍事作戦は引き続き行なわれてきました。今回の動きにより、オバマ大統領の先の公約にも関わらず、戦争が次期大統領のもとでも続くことが確実になりました。「インターセプト」のリポーターで、漏えいされた政府文書を基にアフガニスタンでのドローン戦争を詳細に検証した新シリーズ『ドローン文書』を執筆したジェレミー・スケイヒル、ライアン・デブロー、コーラ・カリアーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/10/16(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 「ドローン文書」 誤情報と機密の「殺害チェーン」で容疑者をマーク 民間人の死

    「インターセプト」に掲載された『ドローン文書』シリーズは、標的の特定方法から誰が殺害の決定を下すかまで、ドローン戦争の内幕を明らかにしています。記事は、大部分の爆撃が当局関係者が信頼性がないと認めている「信号情報」(signals intelligence)すなわち電子通信データを基にして実施されていることなど、数々の不備を明らかにしました。『ドローン文書』の記事"The Kill Chain"(「殺人チェーン」)を執筆し、米国が大量のデータと人間による諜報活動から暗殺の標的をどうやって特定し選択するのか、オバマ大統領のデスクにいたるまでの流れを暴いたインターセプトのリポーター、コーラ・カリアーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/10/16(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 暴露されたドローン戦争 ジェレミー・スケイヒルが語る米暗殺プログラムの秘密 と内部告発者による漏えい

    米国史上最も機密な軍事作戦のこれまで知られなかった詳細が明らかにされました。調査報道サイト「インターセプト」(The Intercept) は漏えいされた政府文書に基づく大規模な暴露記事で、米国のドローン(無人機)暗殺プログラムを徹底検証しています。シリーズ記事「ドローン文書」(The Drone Papers)は、アフガニスタン、イエメン、ソマリアでの米軍の暗殺プログラムの内幕を暴露し、数々の不備や、意図された標的をはるかに超えた数の死傷者を出していることを明らかにしています。文書は「米国民に不正行為への警鐘を鳴らしたかった」と語る米国情報関係者により「インターセプト」に匿名で漏えいされました。暴露記事『ドローン文書』の筆頭執筆者である「インターセプト」のジェレミー・スケイヒルに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/10/16(Fri)
    記事番号: 
    1
  • ギデオン・レビー:米国はイスラエルの入植政策を批判する一方 占領継続には「自由裁量」の姿勢

    ハーバード大学での講演でジョン・ケリー国務長官は、暴力行為の多発と、ヨルダン川西岸地区でのイスラエル入植者増加との関連を示唆するかのような発言をしました。「ここ数年間で入所者数は大幅に増加しました」、「不満がたまり、現在、暴力行為が起こっているのです」とケリー長官は述べました。ケリーのコメントに対する反応を、イスラエルのハーレツ紙記者ギデオン・レビーに聞きます。「ジョン・ケリーの発言は偽善的です」レビー記者は言います「(米国が)本気で占領に終止符を打つ気があるなら、占領はとっくの昔に終わっていたことでしょう」

    dailynews date: 
    2015/10/15(Thu)
    記事番号: 
    5
  • 第3次インティファーダ? 軍事的占領終結を求めるパレスチナで 激しい暴力行為が広がる

    イスラエルおよび占領地区で暴力行為が頻発する中、イスラエル政府はパレスチナ人地区封鎖に数千人の兵士と国境警察を配備、チェックポイントを設置しました。今回の取り締まりは、組織化されていないパレスチナ人がイスラエル人を刺す事件が連続発生したことで行われています。イスラエル側は、ナイフやその他の武器を手にしたパレスチナ人による犯行で10月に入ってから、市民7人が殺害され、さらに多くの負傷者がでているとしています。イスラエル側の部隊は少なくとも11人のパレスチナ人容疑者を射殺しましたが、全員が武装していたのか、または危害を及ぼす可能性があったのかについては疑問視されています。10月中に子ども8人を含むパレスチナ人少なくとも33人が殺害され、1600人以上が負傷しています。今回の衝突の原因の一部は、エルサレムのアル=アクサ・モスクをイスラエル側がコントロールしていること、そしてユダヤ人入所者によるパレスチナ人への攻撃が未だに続いていることへの懸念があります。このことでヨルダン川西岸地区では新たなデモが行われ、第3次インティファーダの話題が再燃しています。3人のゲストをお招きしました。

    dailynews date: 
    2015/10/15(Thu)
    記事番号: 
    4
  • ノーマン・ソロモン: スノーデンに関するクリントの発言は「偽善よりも悪い」

    10月13日の米民主党大統領候補者討論会で、国家安全保障局(NSA)による違法な大衆監視を内部告発したエドワード・スノーデンをどう処すべきか、候補らはそれぞれの見解を示しました。「スノーデンは非常に重要な情報を盗み、それは運の悪いことに多くの悪の手に渡りました」と最有力候補のヒラリー・クリントンは言いました。「ですから帰国の暁には、その報いを受けるべきです」。他の候補者4人は、スノーデンの行為を評価し、不正行為を暴露した功績を考慮すべきだとしました。ベテラン活動家で「公共情報精度向上研究所」(Institute for Public Accuracy)事務局長のノーマン・ソロモンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/10/15(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 禁固刑のCIA内部告発者ジェフリー・スターリングの妻 沈黙を破り大統領恩赦を求める

    禁固刑を受けたCIA内部告発者の妻が10月15日、異例の記者会見を行います。現在服役中の元CIA職員ジェフリー・スターリングの妻ホリー・スターリングは、ワシントンの全米記者クラブで会見を行い、大統領恩赦を求める予定です。スターリングは、失敗に終わったイランの核プログラム弱体化への米の取り組みをニューヨークタイムズ紙記者ジェームズ・ライゼンにリークし、機密情報漏えい罪で3年半の禁固刑を受け服役中です。ライゼンは後に、危険なこの作戦が実際はイラン核プログラムを援助することになった可能性があったと暴露しました。2015年1月、スターリングはスパイ行為を含む9の重罪で有罪判決を受けました。記者会見を前にホリー・スターリングと、ベテラン活動家で「公共情報精度向上研究所」(Institute for Public Accuracy)事務局長のノーマン・ソロモンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/10/15(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 次のスノーデン? 内部告発者がドローンによる無人攻撃と オバマ政権の暗殺プログラム文書を大量リーク

    新たに漏えいされた政府文書から、世界各地で展開される米国による機密のドローン(無人飛行機)暗殺プログラムの詳細が、空前の規模で明らかになろうとしています。調査報道サイト「インターセプト」(The Intercept)の記事によれば、The Drone Papers(「ドローン・ペーパーズ」)と呼ばれるこの漏えい文書は、米国のドローン攻撃機による無人空爆の大部分が電子通信データまたは「信号諜報」(signals intelligence)を根拠として行われており、その諜報データは当局関係者も不十分だと認める信頼性のないものであることを明らかにしました。また同文書により、ドローン攻撃は正確であるとする政府の主張も信憑性を失いました。ドローンを使ったアフガニスタンにおける空爆では、35人の直接標的に対し、少なくとも219人が犠牲となりました。他にも、空爆で諜報活動に支障がでたこと、そして身元不明の男性が犠牲となったにも関わらず、彼は「戦死した敵兵」と表示されてきたことも明らかになっています。それを否定する証拠が上がるまでその表示は変わらないということです。同文書は匿名の米諜報関係者が、「インターセプト」に漏えいしたものです。

    dailynews date: 
    2015/10/15(Thu)
    記事番号: 
    1
  • バーニー・サンダース 民主社会主義を擁護 「カジノ資本主義」を攻撃

    民主党候補討論会で、バーニー・サンダースは民主社会主義を擁護し、自分は資本主義者ではないと宣言しました。「カジノ資本主義では、少数の人間が巨額の財産を所有し、大多数の人間はごくわずかな財産しか持たない。ウォール街の貪欲と無謀は、カジノ資本主義で経済を破綻させてしまった。私は、カジノ資本主義者か?いや、そうは思わない」とサンダースは発言しました。ヒラリー・クリントンはこの国は資本主義を自滅から救う必要があると応じました。

    dailynews date: 
    2015/10/14(Wed)
    記事番号: 
    7

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