グアテマラでは10月25日、投票率が有権者の半数を割った大統領選で、右派寄りの元TVコメディアンで政治経験のないジミー・モラレスが勝利しました。モラレスの得票率は67%で、対抗馬である元大統領夫人サンドラ・トレスの得票率の2倍以上でした。今回の大統領選は、9月に民衆による大規模な抗議行動によって、当時のオットー・ペレス・モリーナ大統領が辞職に追い込まれたことを受けておこなわれました。ペレス・モリーナは現在、汚職罪で投獄されています。大統領に選ばれたジミー・モラレスは、長年続いた寸劇コメディショーで主役を務めたことで有名です。このショーはしばしば、一部から同性愛嫌悪で性差別的と批判される卑猥な寸劇を披露してきました。教師が授業に出席することを保証するために教師にGPSトラッカーを付けるといった奇抜な提案のいくつかを明らかにした以外、モラレスの政治方針はほとんど知られていません。グアテマラ市からジャーナリストで活動家のアラン・ネアンに話を聞きます。