デイリーニュース

  • 学生たちの勝利 ミシシッピ大学が南部連合軍の旗印が付いた州旗を撤去

    ミシシッピ大学では10月26日早朝、3人の大学警備員が南部連合軍の旗印が付いた州旗をオックスフォードにある同大学キャンパスの敷地から撤去しました。これは、学生自治会が州旗の撤去を可決したことを受けて行われました。今回の件は、4ヶ月前に白人至上主義者がサウス・カロライナ州のチャールストンで9人のアフリカ系米国人を殺害して以来起きている、南部連合の旗印の掲揚を公共の場からなくそうという動きの最も最近のものとなります。ミシシッピ大学の学部生で、全米黒人地位向上協会(NAACP)の同校支部の秘書であるドミニク・スコットから話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/10/27(Tue)
    記事番号: 
    6
  • ジョセフ・スティグリッツ:TPPによって 汚染者は二酸化炭素輩出制限をめぐり米国を訴えることができるようになる

    ノーベル賞受賞歴のある経済学者でコロンビア大学教授のジョセフ・スティグリッツが、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の危険性について警告します。「我々は、二酸化炭素の排出を制限する規制が必要になることはわかっています」と、スティグリッツは言います。「しかし、TPPの条項によって、企業は米国政府も含めて政府を訴えることができるようににります。TPPに参加する全ての政府を、地球温暖化につながる二酸化炭素輩出を制限する規制の結果としての利益の損失で訴えることができるのです」。

    dailynews date: 
    2015/10/27(Tue)
    記事番号: 
    5
  • ノーベル賞経済学者ジョセフ・スティグリッツが語る「米国経済の規制の書き換え」

    大統領候補者たちが経済政策をめぐり舌戦を繰り広げ、米議会では環太平洋パートナーシップ協定(TPP)が議論されていますが、米国を代表する経済学者の1人は米経済の包括的な見直しを求めています。ノーべル賞受賞経済学者でコロンビア大学教授のジョセフ・スティグリッツは新著Rewriting the Rules of the American Economy: An Agenda for Growth and Shared Prosperity(『米国経済の規則の書き換え:成長と共栄のための課題』)を出版したばかりです。

    dailynews date: 
    2015/10/27(Tue)
    記事番号: 
    4
  • 軍の後ろ楯 前大統領の投獄以来初の選挙でTVコメディアンが大統領に当選

    グアテマラでは10月25日、投票率が有権者の半数を割った大統領選で、右派寄りの元TVコメディアンで政治経験のないジミー・モラレスが勝利しました。モラレスの得票率は67%で、対抗馬である元大統領夫人サンドラ・トレスの得票率の2倍以上でした。今回の大統領選は、9月に民衆による大規模な抗議行動によって、当時のオットー・ペレス・モリーナ大統領が辞職に追い込まれたことを受けておこなわれました。ペレス・モリーナは現在、汚職罪で投獄されています。大統領に選ばれたジミー・モラレスは、長年続いた寸劇コメディショーで主役を務めたことで有名です。このショーはしばしば、一部から同性愛嫌悪で性差別的と批判される卑猥な寸劇を披露してきました。教師が授業に出席することを保証するために教師にGPSトラッカーを付けるといった奇抜な提案のいくつかを明らかにした以外、モラレスの政治方針はほとんど知られていません。グアテマラ市からジャーナリストで活動家のアラン・ネアンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/10/27(Tue)
    記事番号: 
    3
  • インドネシアの大規模プランテーション火災 煙害と二酸化炭素排出により環境への打撃大

    インドネシアのジョコ・ウィドド大統領は、大規模な森林火災で同国の大部分とマレーシアとシンガポールの一部が煙霧と有毒ガスで覆われていることを受け、米国訪問を途中で切り上げることを決めました。この火災の多くは、パーム油と製紙産業のプランテーションのための土地開墾を目的に、不法に野焼きをしたことが原因です。この火災は21世紀最大の環境犯罪のひとつといわれています。「世界資源研究所」(the World Resource Institute)によると、この火災は9月以来、米国全体の経済を上回る量の二酸化炭素を排出しています。

    dailynews date: 
    2015/10/27(Tue)
    記事番号: 
    2
  • パプアでの軍事弾圧とその他の人権侵害にもかかわらず、オバマ、インドネシア大統領を歓待

    オバマ大統領は10月26日、インドネシアの新大統領ジョコ・ウィドドと、気候変動、貿易、米国とインドシアの関係強化についてホワイトハウスで会談しました。オバマ大統領はインドネシアを世界最大の民主主義のひとつと表現しましたが、複数の人権団体はインドネシア軍による西パプアにおける進行中の抑圧と、宗教的少数派と女性の権利を制限する差別的法律を引き合いに出して、別のインドネシア像を描いています。インドネシアは、100万人以上を死亡させた1965年のインドネシア大虐殺事件の50周年をめぐる、いかなる議論も口封じしようとしていることでも非難されています。ヒューマン・ライツ・ウォッチのジョン・シフトンと、数十年にわたりインドネシアを取材しているジャーナリストのアラン・ネアンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/10/27(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 新・奴隷制の共謀 囚人労働を搾取する企業国家アメリカをクリス・ヘッジズが批判

    ピュリッツアー賞受賞ジャーナリストで活動家、長老派教会牧師のクリス・ヘッジズは10月24日、警察暴力を終わらせるためニューヨークで行われた「Rise Up October(立ち上がれ10月)」でスピーチをしました。 ヘッジズの新著はEmpire of Illusion: The End of Literacy and the Triumph of Spectacle(『虚構の帝国 リテラシーの終焉とスペクタクルの勝利』)です。ヘッジズは警察の暴力と大量投獄が家族に与える影響について話しました。「配偶者から切り離された、時には永遠に切り離された夫婦がいる。 兄弟姉妹も引き裂かれてきた。しかし今朝、私たちは何よりも、子どもたちのことを思おう。両親が監獄に入れられた子どもたち、または両親が二度と刑務所から帰ってこない子どもたち、小さな人生が打ち砕かれ、子ども時代が盗まれ、親が刑務所に入れられた痛ましい喪失と汚名に耐え、この世界の無情を理解することができない子どもたちのことを」とヘッジズは訴えました。

    dailynews date: 
    2015/10/26(Mon)
    記事番号: 
    5
  • Rise Up October(立ち上がれ10月)で クエンティン・タランティーノ、コーネル・ウエスト、犠牲者の家族が警察の暴行を非難

    ニューヨーク市では、警察の残虐行為に抗議する「Rise Up October(立ち上がれ10月)」が3日間にわたって行われ、24日には数千人が参加しました。警察の暴力の影響を受けた40家族が全米から参加、コーネル・ウエストやクリス・ヘッジズなどの学者、劇作家イブ・エンスラーや映像作家クエンティン・タランティーノなど有名人も参加しました。現場の声をお届けします。カディアトゥ・ディアロは、1999年2月4日に警察の銃弾41発を浴びて死亡した西アフリカ出身の移民アマドゥ・ディアロの母です。アマドゥ・ディアロが殺されたのは、武器を持たず、自宅玄関の鍵を開けている時でした。ニューヨーク市警察の路上犯罪ユニットは後に解散しています。「アマドゥ・ディアロ以降、何人が不当な殺され方をしたのでしょう」とカディアトゥ・ディアロは言います。「数え始めることも出来ません。私は多くの葬式に参列しました。多くの家族とも繋がっています。私たちは恨んでいるわけではない。法執行機関は、私たちが彼らに反対していないことを知るべきです。彼らに反対しているわけではない。警察の残忍性に反対しているのです」。

    dailynews date: 
    2015/10/26(Mon)
    記事番号: 
    4
  • イスラエル人入植者、ナイフを振り回しながら人権団体創立者であるラビを襲撃

    イスラエルでは連日、パレスチナ人による殺傷事件とイスラエル政府の取り締まり強化による緊張が続いています。10月1日以降、殺傷現場およびヨルダン川西岸地区とガザでの抗議行動の最中に射殺されたパレスチナ人は58人に上っています。イスラエル警察は、パレスチナ人に刺殺、または射殺されたイスラエル人は10人と発表しました。一方、覆面をしたイスラエル人入植者が「人権のためのラビ」(Rabbis for Human Rights)共同創設者でラビのアリク・アッシャーマンをナイフで攻撃するビデオがインターネット上で急速に広まりました。これは、西岸地区のナブルス近郊アワルタ村で、イスラエル人入植者がパレスチナ人のオリーブの木に放火する様子をアッシャーマンが撮影しようとしたときに起こりました。ビデオでは、覆面をした男がポケットからナイフを取り出し、後ずさる55歳のラビに繰り返し突進する様子が映っています。覆面男はまた、ナイフで脅しながら、アッシャーマンに殴る蹴るの暴行を振るいました。この入植者は最終的に逃走しました。「人権のためのラビ」(Rabbis for Human Rights)を1988年に共同創立したラビのアリク・アッシャーマンに話を聞きます。この団体はパレスチナのオリーブ収穫を守るため、ボランティアを10年以上にわたり派遣しています。

    dailynews date: 
    2015/10/26(Mon)
    記事番号: 
    3
  • チャールズ・グラス 「トニー・ブレアは正しいーISIL台頭の共同責任はサダム・フセインの排除者たちにある」

    英国のトニー・ブレア元首相は25日、インタビューに応え、サダム・フセインの排除がISIL誕生の要因になったとする主張には「いくぶんかの真実がある」と認めました。「2003年にサダムを排除した我々が、2015年の状況に何の責任もないとは言えない」とブレアはCNNで述べました。チャールズ・グラス記者に最近のイラク訪問、そして新著Syria Burning: ISIS and the Death of the Arab Spring(『燃え上がるシリア:ISISとアラブの春の死』)について話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/10/26(Mon)
    記事番号: 
    2

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