ミズーリ大学でのアフリカ系米国人による蜂起で、トップ2人が辞任を余儀なくされました。ティム・ウルフ総長と、コロンビア校のR・ボーエン・ロフティン学長は11月9日、構内での人種差別に対する彼らの対応への抗議を受けて辞任すると発表しました。アフリカ系米国人の学生たちは、偏見と野蛮な行為に対する2人の対応を手ぬるいと評し、それに対する数週間の抗議デモを繰り広げていました。転機となった11月7日、アフリカ系米国人のフットボール選手たちがデモに参加、ウルフが辞任するまで全ての試合と他のチーム活動をボイコットすると表明しました。大学構内で「人種差別はここにある」(Racism Lives Here)デモを組織したミズーリ大学の学生ダニエル・ウォーカーと、ミズーリ大学黒人研究科の主任、ステファニー・ショネカンに話を聞きます。「ミズーリ大学に入学した黒人学生たちにとって、(人種差別的な)出来事は通過儀礼のようなものです」と、ウォーカーは言います。「変化を本当にもたらすために、こうした抗議行動がこれほどまでに大きくならなければならなかったのはひどいことだと思います。私たちがこの大学で長い間経験してきたことに必要な注意を向けるために、学生たちは命を懸けようとしていました」。