デイリーニュース

  • 「私たちは大勢いる」2003年2月15日の世界的なデモはイラク戦争は阻止できなかったが 世界を変えたのかもしれない

    2003年2月15日、忍び寄る米国のイラク侵攻に対する反戦集会は史上最大の組織的なデモ集会となり、800近い都市で最大3千万人もの人々が参加して世界を揺るがしました。その数週間後には、米国の最初の砲弾がバグダッドに炸裂することになったのですが、このデモは1日だけの歴史的な偉業ではなく、永遠に世界を変えるような火花だった、と論じる新作ドキュメンタリー映画を紹介します。新作ドキュメンタリーWe Are Many(「私たちは大勢いる」)では、この歴史的な世界デモの日について、またそれ以降の政治運動をどのように方向づけていったかが描れます。この映画の監督兼プロデューサーのアミール・アミラニに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/11/6(Fri)
    記事番号: 
    5
  • 危険を逃れて来たら勾留と虐待が待っていた テキサスの収容施設の移民女性たちがハンスト決行

    ペンシルベニア州は、異論の多い家族勾留施設の閉鎖に向けた第一歩となりうる行動をとりました。この家族施設には、米国に保護を求めている何千人もの子連れの移民が親子ともに収容されています。州政府職員は、バークス郡レジデンシャル・センターに対し、保育施設として許可をしているのみで、家族の勾留施設としては許可していないとして、この施設の15年前からの認可を更新しないと通告しました。バークス勾留所は、オバマ政権の「抑止のための拘留」政策の一環であり、批判的な人々からは「国外追放工場」と呼ばれています。バークス郡の施設内を実際に見学したデモクラシーナウ!刑事司法特派員レネ・フェルツの取材レポートを見ていきます。

    dailynews date: 
    2015/11/6(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 家族勾留の終焉? ペンシルベニア州移民勾留施設 親子勾留の停止に追い込まれるか

    先週、テキサス州オースティンにあるティー・ドン・ヒュット(T. Don Hutto)外国人収容施設に勾留されている移民女性27人が、虐待をやめる事や即時釈放を要求して食事を拒み始めました。ほとんどの女性は、保護を求めて米国に逃れて来た中米出身者です。中米諸国では暴力や虐待が急増しています。彼女たちは、自由への希望もなしに収容所で苦しい生活を送り、脅威にさらされ、不当に監視されていると訴えています。移民局職員はハンストが行われていることすら否定しています。正確な人数は不明ですが、支援者によると、ハンストは今週になって大幅に拡大しており、おそらく数百人に達している模様です。ヒュットは国内最大の民間刑務所会社コレクションズ・コーポレイション・オブ・アメリカによって運営されています。移民収容施設でのハンストは全国各地に広がっており、この1カ月の間にすでに3件が発生しています。「中米やメキシコから女性たちが逃げてくるのは、危険にさらされているからです。ところが私たちは、彼女たちを営利目的の収容施設に放り込みます。こうした施設では利益をあげるために経費を節約し、粗末な食事を与え、収容者の医療や様々な必要をおろそかにしています。

    dailynews date: 
    2015/11/6(Fri)
    記事番号: 
    2
  • TPP全文公開 「思っていたよりもっと悪い内容」と批評家

    環太平洋経済連携協定(TPP)の詳細が明らかになり、批評家は心配していたよりもさらに悪い内容だと言います。米国と他の環太平洋諸国11カ国が、世界経済全体の4割を占める地域経済圏を形成する経済協定に合意してから数週間が経った11月5日、TPP協定の全文が公表されました。世界中の活動家がTPPに反対し、医療、環境、言論の自由、労働者の権利を犠牲にして、企業に利益をもたらすものだと、警告してきました。オバマ大統領が議会に対し、賛成か反対かを問う投票を求める前に、議会には協定を精査するための90日間の時間が与えられます。市民団体パブリック・シチズンのグローバル・トレード・ウォッチ代表でTPP批判の第一人者ロリ・ウォラックに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/11/6(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 人気俳優ヴィゴ・モーテンセン ローマ教皇、 政治における詩とアートを語る

    俳優、詩人、フォトグラファー、そして出版社も経営する、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのスター、ヴィゴ・モーテンセンが、先日再版されたばかりのアンソロジーTwilight of Empire: Responses to Occupation(『帝国の黄昏:占領への返答』)より自作の詩Back to Babylon(「バビロンへの帰還」)を朗読します。モーテンセンはまた、フランシスコ教皇の進歩派的傾向について、そして創造的な生活を送るものが直面する不公平について語ります。

    dailynews date: 
    2015/11/5(Thu)
    記事番号: 
    4
  • 優ヴィゴ・モーテンセン: 民主党大統領候補たちは 外交政策に関してはタカ派と大して変わらない

    大統領選予備選で米民主党の指名を目指すヒラリー・クリントンとバーニー・サンダースは、オバマ大統領の2017年任期終了まで米軍をアフガニスタンに残す計画に対する支持を表明しました。オバマ大統領は、2014年にアフガニスタンでの米軍戦闘任務公式終了を宣言しましたが、今年10月に段階的撤兵を一時停止すると発表しました。「多くの理由から、バーニー・サンダース候補を個人的には支持しています」と俳優ヴィゴ・モーテンセンは語ります。「サンダース候補は権力についての真実を語っていると思いますが、外交政策に関してはいろいろな意味で、ヒラリー・クリントン候補と同じくらいタカ派だと思います」

    dailynews date: 
    2015/11/5(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 「声を上げるべきだ」: 警官による殺害を批判したクエンティン・タランティーノ監督を ヴィゴ・モーテンセンが擁護

    賞に輝く映画監督クエンティン・タランティーノは、警察組合が自身の作品ボイコット運動をはじめたにも関わらず、警官暴力批判の取り消しを拒否しています。タランティーノ監督は、10月24日にニューヨーク市で行われた警察暴力に抗議する「立ち上がる10月運動」(Rise Up October )デモ中に、警官による数々の射殺を「殺人だ」と発言したことで論議を巻き起こしました。タランティーノ監督の発言には激しい批判が集中し、いくつかの主要警察組合が同監督作品のボイコットを呼びかけています。「(タランティーノ監督)は、頭に目がついている人間なら誰でも見たことを見たといっただけです」とアカデミー賞ノミネート俳優ヴィゴ・モーテンセンは言います。「問題なのは、一部の警官による権力の乱用を、もっと分別あるべき彼らの上司たちが暗黙に容認していることです。」モーテンセンはまた、テレビ局PBSの『チャーリー・ローズ』でのインタビューに「石油のためにこれ以上血を流すな」(No more blood for oil)と書かれたTシャツを着て出演したことで、右翼政治家から激しい批判を浴びた有名な事件も振り返ります。

    dailynews date: 
    2015/11/5(Thu)
    記事番号: 
    2
  • ヴィゴ・モーテンセン:『ロード・オブ・ザ・リング』で中つ国のために戦う王アラゴルンを演じた俳優 素顔は平和活動家

    数百万のファンには、ブロックバスター映画『ロード・オブ・ザ・リング』三部作で戦士王アラゴルンを演じた俳優として知られているヴィゴ・モーテンセンが本日のゲストです。平和、中東で続くく紛争、アメリカ帝国、歴史家の故ハワード・ジンとのコラボレーション、そして映画監督クエンティン・タランティーノが警察暴力反対を表明したことで、警察官の間に広がる同監督作品のボイコット運動などについて話を聞きます。モーテンセンは進歩的理念に賛同を表明し、自身の名声を活かして社会正義について意見を述べてきました。彼は『ロード・オブ・ザ・リング』三部作に加え、デヴィッド・クローネンバーグ監督作品『ヒストリー・オブ・バイオレンス』、アカデミー賞主演男優賞にもノミネートされた『イースタン・プロミス』、そしてゴールデン・グローブ賞助演男優賞にノミネートされた『危険なメソッド』など数々の作品に出演しています。モーテンセンは詩人、画家、フォトグラファーでもあり、オルタナティブな作品を手掛ける出版社も経営しています。自身が編集も手掛ける出版社パーシヴァル・プレスでは先日、2003年初版のTwilight of Empire: Responses to Occupation(『帝国の黄昏:占領への返答』)を再販しました。

    dailynews date: 
    2015/11/5(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 戦争の力:ブッシュ元大統領に反対したオバマ大統領が継続した国家安全保障体制

    在任期間が残り1年強となり、オバマ大統領が公約に掲げたグアンタナモ湾の米軍収容所の閉鎖は時間切れになりつつあります。グアンタナモへの外国人の収容はブッシュ政権時代から引き継がれ、オバマ政権でも継続されている政策のひとつです。オバマ大統領はCIA秘密収容所を閉鎖し、ブッシュ政権時代の残酷な拷問手法を禁止しましたが、ドローン戦争、大統領による秘密保持、内部告発者の投獄、そして大量監視は継続され拡大されさえしています。ピュリッツアー賞受賞者でニューヨークタイムズ紙の記者チャーリー・サベージの新著Power Wars: Inside Obama’s Post-9/11 Presidency(『パワー・ウォーズ:9.11後の大統領職 オバマ政権の内幕』)には、オバマ政権のテロ対策の遺産が記されています。

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    2015/11/4(Wed)
    記事番号: 
    4
  • 歴史的規模の麻薬犯罪者釈放と社会復帰促進 米国が刑務所の危機解消へ第一歩

    非暴力の薬物事犯で有罪とされた人々への判決改変への取り組みが続く中、受刑者の一斉釈放としては史上最多の6000人以上が、連邦刑務所から早期釈放されています。2014年の米国連邦量刑委員会の決定により、一定の麻薬犯罪者の刑期が短縮され、変更は過去にさかのぼって適用されました。対象者の多くは更生訓練施設に移送されたり自宅監禁になっていますが、3分の1近くを占める約1700人は在留資格のない移民で即時の強制退去に直面しています。今回の早期釈放は、元受刑者の社会復帰を促進するためにオバマ大統領が宣言した一連の措置を受けて実施されました。宣言の中には連邦政府当局に対し、採用過程において求職者に犯罪歴を問うことを禁止する「バン・ザ・ボックス」(banning the box)も含まれます。オバマ政権による一連の措置と、新たに釈放された受刑者の社会復帰の課題について3人のゲストと共に論じます。

    dailynews date: 
    2015/11/4(Wed)
    記事番号: 
    3

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