デイリーニュース

  • スティグリッツ:サンダース候補の主張は正しい 誰もが医療保険、病気休暇、家族休暇への権利がある

    ノーベル経済学賞受賞の経済学者ジョセフ・スティグリッツが、大統領選に出馬中のドナルド・トランプ、ヒラリー・クリントン、バーニー・サンダースについて語ります。「問題は米国が、全ての米国人に医療保険、家族休暇や育児休暇、病気休暇という基本的権利を保証できるほど豊かなのかということです。米国は先進国としては例外的に、これらの権利がは保証されておらず、そして米国社会はそれに耐え続けてきた。このような不平等を我々が容認し続けるのかどうか、ということが問題です」とスティグリッツは言います。「この点について、バーニー・サンダース候補は正しいと私は思います」

    dailynews date: 
    2015/11/12(Thu)
    記事番号: 
    4
  • 「あまりにも大きな間違い」:ジョセフ・スティグリッツ TPPを推進するオバマ政権を批判

    環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)が米議会で議論される中、ノーベル経済学賞受賞の経済学者ジョセフ・スティグリッツに話を聞きます。「皮肉なのは、米国大統領の『(TPPは)貿易ルールを中国が作るのか、それとも米国が作るのか、という問題なのだ』という発言です」とスティグリッツは言います。「本当の問題は、誰が貿易ルールを作るのか、米国民が民主的過程を経て作るのか、それとも企業が作るのか、ということだと私は思います。そしてそれが誰のために作られたのか、つまり企業のためか、それとも市民全員のためなのか、ということも問題です」

    dailynews date: 
    2015/11/12(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 「米経済は機能していない」:ジョセフ・スティグリッツ 広がる経済格差 最低時給15ドルを求める戦いを語る

    11月10日、全米数百都市でファストフード店の従業員が、最低時給15ドルおよび労働組合組織の権利を求めて職場を放棄したことで、所得格差の是正を求める戦いへ全米から注目が集まりました。「最低時給15ドルを求める戦い」(Fight for $15)デモ参加者の一部は、ミルウォーキーで行われた共和党大統領候補討論会の会場前で声を上げました。討論会では億万長者ドナルド・トランプをはじめとした共和党大統領候補は最低賃金の引き上げを拒否しました。ノーベル経済賞受賞の経済学者で、新著Rewriting the Rules of the American Economy: An Agenda for Growth and Shared Prosperity(『米国経済の規則の書き換え:成長と共有された繁栄のための課題』)を出版したジョセフ・スティグリッツに話を聞きます。「米国経済の仕組みはどこか間違っている」とスティグリッツは言います。「底辺では最低賃金が45年前、ほぼ半世紀前からずっと変わっていないいう事実がある。これは生活できる賃金ではないのです」

    dailynews date: 
    2015/11/12(Thu)
    記事番号: 
    2
  • ネタニヤフ首相をイベントに招いた「センター・フォー・アメリカン・プログレス」 漏えいメールからスタッフへの検閲が明らかに

    オバマ大統領およびヒラリー・クリントンと密接な関係を持つ進歩的シンクタンク、「センター・フォー・アメリカン・プログレス」(CAP)が、今週ワシントンでイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相を招いてイベントを開催しました。報道によれば、リベラル派であるCAPがネタニヤフ首相に発言の場を設けたことに、一部のスタッフは怒りと反対の声を上げたということです。ネタニヤフ首相は冒頭の挨拶で「進歩的聴衆」と対話をしたかったと語りました。このイベントの数日前には、CAPがイスラエルに批判的な執筆者を検閲したという疑惑が浮上、新たな論議を呼びました。調査報道サイト「インターセプト」が公開した新たに漏洩された2011年と2012年のメールから、CAPはイスラエル政府の政策を支持し大きな影響力を持つ組織から依頼を受け、記事の編集、執筆者への口止めや批判の撤回などを含む、編集上の重要な決定を下したことが明らかになっています。CAPの元スタッフで現在はネーション誌に寄稿する記者アリ・ガリブに話を聞きます。ガリブは同センター用に執筆した自身の記事1点が検閲されたと語ります。

    dailynews date: 
    2015/11/12(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 新作ドキュメンタリー『リトル・サイゴンの恐怖』:ベトナム人ジャーナリストたちの未解決の殺人事件は米国と手を結んだ殺人グループによる犯行? 

    1980年代に、5名のベトナム系米国人記者が米国内で殺害されました。連邦捜査局の長期に渡る調査にも関わらず、殺人犯たちが裁判にかけられることはありませんでした。事件を調査した驚くべき新作ドキュメンタリー映画は、当局による事件の再捜査への道を開くでしょうか。公共放送サービス局PBSのドキュメンタリー番組『フロントライン』でTerror in Little Saigon(『リトル・サイゴンの恐怖』)を制作したジャーナリストのA・.C.・トンプソンとリック・ローリーに話を聞きます。トンプソンとローリーが右派のベトナム人亡命者の準軍事組織と記者5名の死とをつなげる新たな証拠、さらにはこの組織に司法の手が伸びないよう米政府が支援した可能性を示す証拠を明らかにします。

    dailynews date: 
    2015/11/11(Wed)
    記事番号: 
    4
  • キューバ系米国人の大統領選候補テッド・クルーズとマルコ・ルビオ: 移民法改革への姿勢に反し 「移民の子」物語を強調

    10日に行われた共和党大統領候補討論会で候補者のうち2人、テッド・クルーズとマルコ・ルビオ両上院議員はキューバ系米国人です。 クルーズとルビオについて、キューバ系マイアミの政治に関して20年以上報道してきたジャーナリストのアン・ルイーズ・バーダックに話を聞きます。バーダックはポリティコ誌に寄稿し、最新の記事では、ルビオの家族とマイアミの麻薬の顔役とのつながりを探っています。バーダックはクルーズとルビオが自分の家族の過去をキューバ亡命者として語ることを疑問視し、両候補が直面している移民法改革の課題について話します。

    dailynews date: 
    2015/11/11(Wed)
    記事番号: 
    3
  • ジャミル・スミス:アフリカ系米国人を悪漢に仕立て続けてきたあげく共和党が直面している「黒人のブギーマン」ベン・カーソン

    神経外科医のベン・カーソンは、いくつものエピソードで自伝を美談に仕立てあげたのではないかという疑惑が浮上する中、大統領選で共和党の指名の有力候補の座を維持しています。ウィスコンシン州ミルウォーキーで10日に開催された共和党候補者討論会で、カーソンは自伝の信憑性を問う最近のニュース報道について質問を受けました。ニュー・リパブリック誌のジャミル・スミスに、カーソンと共和党について聞きます。「共和党の政策には黒人のブギーマンの強迫観念がつきまとっています」とスミスは言います。「ウィリー・ホートン(訳注:かつての大統領選で民主党候補の政策を攻撃するために共和党がポスターに使用した黒人の凶悪犯。服役中に許された一時帰宅から戻らず、強盗・レイプなどの犯罪を犯した)がいまは刑務所に入っていようが、今回の選挙戦中でも利用できる悪漢を探し続けています。「黒人の命も大事(Black Lives Matter)」も使おうとしましたが、うまくいきませんでした。共和党には党内に目を向け、ベン・カーソンをなんとかするよう勧めます。彼は自分について虚偽の物語を語っているからです。」

    dailynews date: 
    2015/11/11(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 共和党大統領候補指名争い討論会 シリアと移民問題で激論 最低賃金引き上げ反対だけは異議なし

    米大統領選の共和党候補者による4回目のテレビ討論会が、10日の夜、ウィスコンシン州のミルウォーキーで開かれました。ステージに上る候補者数は前回よりも絞られ、候補者14人のうちゴールデン・タイムに登場したのは8人。支持率が低いニュージャージー州知事クリス・クリスティーやマイク・ハッカビーは「前座」の討論会にまわされました。ドナルド・トランプとベン・カーソンの二人はその発言が問題視され、さらにカーソンには自伝の美談をでっちあげた疑いが浮上していますが、最有力候補者として一座の中心の位置を守りました。トランプは1100万人の在留資格のない移民を国外退去させる公約を改めて主張し、ライバル候補のカーリー・フィオリーナを批判してブーイングを受びました。一方、討論会で起きた最大の失態は、テッド・クルーズが5つの政府機関を閉鎖したいといいながら、その機関の名を挙げられなかったことです。会場の外では全米で展開された最低時給の15ドルへの引き上げを求める「『ファイト・フォー15(Fight for 15)』の日」抗議運動で数百人が集結しましたが、ランプ、カーソン、マルコ・ルビオ上院議員の有力候補3人は全員、最低賃金の引き上げ反対では意見が一致しています。

    dailynews date: 
    2015/11/11(Wed)
    記事番号: 
    1
  • エジプト、有名レポーターのホッサム・バーガトを釈放 改めて思い知る弾圧の継続

    エジプトで人権活動家でもある有名ジャーナリストが釈放されました。11月8日に起きた彼の逮捕は大きな物議を醸していました。ホッサム・バーガトは、アブドルファッターフ・アッ=シーシー大統領政権に対するクーデターを計画したとされる26人の軍将校の極秘有罪判決を公表したことで拘束されました。バーガトは、国家安全保障に有害な誤ったニュースを報道した罪で数時間にわたって尋問されました。当局は11月9日、彼を4日間拘束すると発表しました。しかしエジプトと世界中での抗議を受けてバーガトは11月10日の朝に釈放されました。独立系ジャーナリストでデモクラシー・ナウ!のエジプト特派員であるシャリフ・アブドゥル・クドゥースにカイロから話を聞きます。

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    2015/11/10(Tue)
    記事番号: 
    4
  • 「イエールは変われる」:アイビーリーグ校で学生たちが人種差別と対決

    ミズーリ大学での抗議行動と同じような構図が米国の一流アイビーリーグ校の1つで展開されています。コネチカット州にあるイエール大学で11月9日、1000人以上の学生たちが大学構内での人種差別をめぐるデモ行進を行いました。この「立ち直りの行進」(March of Resilience)は、有色人種の学生たちが人種差別にあったという複数の出来事をうけてのものです。ある有色人種の女性が白人でないという理由で学生友愛会のパーティーへの参加を拒否されたという話がある一方、ハロウィーンで学生に向けて発せられた、文化価値を貶めるような衣装を使わないように、という勧告を否定した教職員が非難の的になっています。11月9日に学生たちが唱えたスローガンの中には「私たちを止めることはできない。イエールは変われる」というものもありました。イエール大学でアフリカ系米国人研究を専攻し、「黒人学生連合」(Black Student Alliance)の代表でもあるレックス・バーローに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/11/10(Tue)
    記事番号: 
    3

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