デイリーニュース

  • 喪に服す街の声:死者129人 数十年来の惨事となった攻撃後も動揺が続くパリ

    喪に服しているフランスは3日目を迎えました。11月13日夜、レストラン、コンサート会場、国立サッカースタジアムを標的とした一連の乱射事件および自爆攻撃が起きました。この同時攻撃で129人が死亡、数百人以上が負傷しています。これはフランス国内で行われた攻撃としてはこの数十年で最も破壊的なものとなりました。最悪の殺戮現場となった劇場「バタクラン」で行われていたロックコンサート会場では、3人の男が銃を乱射後、ベルトに装着した爆弾で自爆し、89人が死亡しました。11月19日までデモおよび公の場での集会は禁止されているにも関わらず、レピュブリック広場には数千人のパリ市民が追悼に訪れました。デモクラシー・ナウ!プロデューサーのサム・オルコフが14日、同広場で人々の声を聞きました。

    dailynews date: 
    2015/11/16(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 学内の人種差別に全米で学生が反乱 最新はNYイサカ・カレッジ

    ミズーリ大学でアフリカ系アメリカ人学生の蜂起が勝利を収め全米各地の大学に連帯集会が広がってから一週間のうちに、ニューヨーク州北部のイサカ・カレッジでも同様のデモが起こりました。11日、何千人もの教授陣、学生、学校職員がトム・ローション学長の辞任を求めてストに入りました。ローション学長は、アフリカ系アメリカ人の大学院生が白人同窓生2人から繰り返し「蛮人」と呼ばれていた件などの人種差別事件に対して十分な回答を行わなかったとして糾弾されています。イサカ・カレッジの学生会長ドミニク・レッキオと国際政治・アフリカ政治学教授のペイ・ショインカ=アイレウェレに話をききます。

    dailynews date: 
    2015/11/13(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 「明日の戦場」米軍特殊部隊がシリア入り アフリカでも密かに駐留拡大

    最近シリアに米軍特殊作戦部隊を送り込んで米国の戦場はさらに拡大し、世界全体での米国の戦闘地域は過去最大の規模に達しています。今年、特殊部隊が派遣された地域は過去最大の147カ国に達し、世界の国々の75%にあたります。この数字は、ジョージ・W・ブッシュ政権時代よりも145%増えており、どの一日をとってみても、この米軍精鋭部隊は70~90の国々に配備されていることになります。この衝撃的な数字を明らかにしたニック・タース記者が本日のゲストです。タースは長年、世界的な米国の軍国主義の拡大を追跡し、ウェブサイト『トム・ディスパッチ』(TomDispatch)などの媒体で公開しています。近著Tomorrow’s Battlefield: U.S. Proxy Wars and Secret Ops in Africa(『明日の戦場 ~アフリカにおける米国の代理戦争と秘密作戦』)では、アフリカという見過ごされがちな米軍の戦場のひとつ取り上げています。タースによると、現在、アフリカ54カ国のうち90%以上の国に米軍が関与しています。

    dailynews date: 
    2015/11/13(Fri)
    記事番号: 
    2
  • ベイルート爆弾攻撃:イスラム国による敵の領内への攻撃が続き 数十人死亡

    ここ数年で最もひどいベイルート攻撃に関してイスラム国が犯行声明を出しました。12日、レバノン政治運動集団ヒズボラの拠点で起きた2件の自爆攻撃により、少なくとも43人が死亡、200人以上の負傷者が出ました。自爆攻撃はラッシュアワーを襲い、一般市民の死者数を最大のものにすることを狙った模様です。イスラム国がシリア国外の敵に対して一般市民を標的にする攻撃を行ったという声明を出すのは、この2週間で2度目となります。エジプトのイスラム国系団体が、先月シナイ半島で224人以上の犠牲を出したロシア旅客機墜落に関与していたと表明を出しています。ベイルートで発行される新聞『デイリー・スター』のコラムニストのラミ・ホウリに話をききます。

    dailynews date: 
    2015/11/13(Fri)
    記事番号: 
    1
  • スティグリッツ:サンダース候補の主張は正しい 誰もが医療保険、病気休暇、家族休暇への権利がある

    ノーベル経済学賞受賞の経済学者ジョセフ・スティグリッツが、大統領選に出馬中のドナルド・トランプ、ヒラリー・クリントン、バーニー・サンダースについて語ります。「問題は米国が、全ての米国人に医療保険、家族休暇や育児休暇、病気休暇という基本的権利を保証できるほど豊かなのかということです。米国は先進国としては例外的に、これらの権利がは保証されておらず、そして米国社会はそれに耐え続けてきた。このような不平等を我々が容認し続けるのかどうか、ということが問題です」とスティグリッツは言います。「この点について、バーニー・サンダース候補は正しいと私は思います」

    dailynews date: 
    2015/11/12(Thu)
    記事番号: 
    4
  • 「あまりにも大きな間違い」:ジョセフ・スティグリッツ TPPを推進するオバマ政権を批判

    環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)が米議会で議論される中、ノーベル経済学賞受賞の経済学者ジョセフ・スティグリッツに話を聞きます。「皮肉なのは、米国大統領の『(TPPは)貿易ルールを中国が作るのか、それとも米国が作るのか、という問題なのだ』という発言です」とスティグリッツは言います。「本当の問題は、誰が貿易ルールを作るのか、米国民が民主的過程を経て作るのか、それとも企業が作るのか、ということだと私は思います。そしてそれが誰のために作られたのか、つまり企業のためか、それとも市民全員のためなのか、ということも問題です」

    dailynews date: 
    2015/11/12(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 「米経済は機能していない」:ジョセフ・スティグリッツ 広がる経済格差 最低時給15ドルを求める戦いを語る

    11月10日、全米数百都市でファストフード店の従業員が、最低時給15ドルおよび労働組合組織の権利を求めて職場を放棄したことで、所得格差の是正を求める戦いへ全米から注目が集まりました。「最低時給15ドルを求める戦い」(Fight for $15)デモ参加者の一部は、ミルウォーキーで行われた共和党大統領候補討論会の会場前で声を上げました。討論会では億万長者ドナルド・トランプをはじめとした共和党大統領候補は最低賃金の引き上げを拒否しました。ノーベル経済賞受賞の経済学者で、新著Rewriting the Rules of the American Economy: An Agenda for Growth and Shared Prosperity(『米国経済の規則の書き換え:成長と共有された繁栄のための課題』)を出版したジョセフ・スティグリッツに話を聞きます。「米国経済の仕組みはどこか間違っている」とスティグリッツは言います。「底辺では最低賃金が45年前、ほぼ半世紀前からずっと変わっていないいう事実がある。これは生活できる賃金ではないのです」

    dailynews date: 
    2015/11/12(Thu)
    記事番号: 
    2
  • ネタニヤフ首相をイベントに招いた「センター・フォー・アメリカン・プログレス」 漏えいメールからスタッフへの検閲が明らかに

    オバマ大統領およびヒラリー・クリントンと密接な関係を持つ進歩的シンクタンク、「センター・フォー・アメリカン・プログレス」(CAP)が、今週ワシントンでイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相を招いてイベントを開催しました。報道によれば、リベラル派であるCAPがネタニヤフ首相に発言の場を設けたことに、一部のスタッフは怒りと反対の声を上げたということです。ネタニヤフ首相は冒頭の挨拶で「進歩的聴衆」と対話をしたかったと語りました。このイベントの数日前には、CAPがイスラエルに批判的な執筆者を検閲したという疑惑が浮上、新たな論議を呼びました。調査報道サイト「インターセプト」が公開した新たに漏洩された2011年と2012年のメールから、CAPはイスラエル政府の政策を支持し大きな影響力を持つ組織から依頼を受け、記事の編集、執筆者への口止めや批判の撤回などを含む、編集上の重要な決定を下したことが明らかになっています。CAPの元スタッフで現在はネーション誌に寄稿する記者アリ・ガリブに話を聞きます。ガリブは同センター用に執筆した自身の記事1点が検閲されたと語ります。

    dailynews date: 
    2015/11/12(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 新作ドキュメンタリー『リトル・サイゴンの恐怖』:ベトナム人ジャーナリストたちの未解決の殺人事件は米国と手を結んだ殺人グループによる犯行? 

    1980年代に、5名のベトナム系米国人記者が米国内で殺害されました。連邦捜査局の長期に渡る調査にも関わらず、殺人犯たちが裁判にかけられることはありませんでした。事件を調査した驚くべき新作ドキュメンタリー映画は、当局による事件の再捜査への道を開くでしょうか。公共放送サービス局PBSのドキュメンタリー番組『フロントライン』でTerror in Little Saigon(『リトル・サイゴンの恐怖』)を制作したジャーナリストのA・.C.・トンプソンとリック・ローリーに話を聞きます。トンプソンとローリーが右派のベトナム人亡命者の準軍事組織と記者5名の死とをつなげる新たな証拠、さらにはこの組織に司法の手が伸びないよう米政府が支援した可能性を示す証拠を明らかにします。

    dailynews date: 
    2015/11/11(Wed)
    記事番号: 
    4
  • キューバ系米国人の大統領選候補テッド・クルーズとマルコ・ルビオ: 移民法改革への姿勢に反し 「移民の子」物語を強調

    10日に行われた共和党大統領候補討論会で候補者のうち2人、テッド・クルーズとマルコ・ルビオ両上院議員はキューバ系米国人です。 クルーズとルビオについて、キューバ系マイアミの政治に関して20年以上報道してきたジャーナリストのアン・ルイーズ・バーダックに話を聞きます。バーダックはポリティコ誌に寄稿し、最新の記事では、ルビオの家族とマイアミの麻薬の顔役とのつながりを探っています。バーダックはクルーズとルビオが自分の家族の過去をキューバ亡命者として語ることを疑問視し、両候補が直面している移民法改革の課題について話します。

    dailynews date: 
    2015/11/11(Wed)
    記事番号: 
    3

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