デイリーニュース

  • 「私はパリ、私はバマコ、私たちは人類」 犠牲者を追悼する慰霊場となったバタクラン劇場

    国連気候変動サミットに出席のためフランスに到着したオバマ大統領は、到着後すぐ11月13日に最悪の暴力事件が起きたコンサートホール「バタクラン」を訪れ、外に設けられた慰霊碑に一輪のバラを捧げ、犠牲者を追悼しました。デモクラシー・ナウ!が28日夜に訪れた時の現場の様子を放送します。

    dailynews date: 
    2015/11/30(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 世界的な気候危機への警鐘 パリの非常事態宣言に逆らって数千人がデモ規制に抗議

    国連気候変動会議(COP21)の前日、パリでは大規模なデモが中止されました。これは11月に起きた「イスラム国」によるテロ攻撃の余波として当局が公共の場でのデモを禁止したことによるものです。しかし29日、パリでは数万人が何ブロックにもわたるヒューマン・チェーンを作りました。このアクション後、パリ市民数千人と国際的活動家たちはフランス当局のデモ規制に挑み、市街地でのデモ行進を試みました。数百人態勢の機動隊が彼らを待ち受け、催涙ガス、音響爆弾、ペッパースプレーを使用しました。200人以上の抗議者が逮捕されました。現場の人々のインタビューをお届けします。

    dailynews date: 
    2015/11/30(Mon)
    記事番号: 
    2
  • パリで気候変動サミットが開幕 世界中で活動家が気候正義を求める

    本日からパリで開催される国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)を前に、世界各地では50万人を超す人々が街頭のデモ行進に参加しました。オバマ大統領など100カ国を超す首脳たちがパリに到着し、地球温暖化対策に関する合意をめざして2週間の会議に臨みます。11月29日は気候正義のためのグローバル・アクション・デーとされ、コロンビア、オーストラリア、ギリシャ、メキシコ、ブラジル、フィリピン、チリ、ケニヤ、カナダ、イギリスを含む国々でデモ行進が行われました。パリ首脳会議の現場からデモ参加者の声を中継します。

    dailynews date: 
    2015/11/30(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 『世界と私の間に』 タナハシ・コーツが語る アメリカで黒人として生きること

    トニ・モリソンはタナハシ・コーツの新著Between the World and Me(『世界と私の間に』)を「必読書」と呼びました。「ジェームズ・ボールドウィンの死後、私を苦しめてきた知的空虚感を埋めるのは誰だろうと思っていました。それは明らかにタナハシ・コーツです」とモリソンは言います。同書は15歳の息子サモリに宛てた書簡の形態をとり、子どもたちが警察の嫌がらせや残虐行為に遭遇したときの準備として、親子がしておくべき「話し合い」に例えられました。この本は回想、歴史そして分析で構成されています。7月にコーツはデモクラシー・ナウ!のスタジオでこの本とボルティモアでの生い立ちについて語りました。

    dailynews date: 
    2015/11/27(Fri)
    記事番号: 
    3
  • タナハシ・コーツが語る警察の凶暴性 「暴力は新しくない、カメラが新しいのだ」

    今日は、白人至上主義そして米国で黒人として生きることについて書いた衝撃的な本の著者タナハシ・コーツに、放送時間いっぱい話を聞きます。著書 Between the World and Me (『世界と私の間に』)はコーツの10代の息子サモリに宛てた書簡の形式をとっています。7月にコーツは故郷ボルティモアで刊行イベントを行いました。彼は歴史的なユニオン・バプテスト教会で話しました。「我々を守るために雇われた人々が、時に我々に致命的損害を与えていることに関して、いま国民的な議論が湧き上がってるようです。しかし、私にしてみると、こうした議論は昔からあったもので、多くの人々がそう思っているはずです。では何が新しいのかというと、カメラの映像で現場が見られるようになったことです。暴力そのものは新しい現象ではありません」とコーツは語ります。

    dailynews date: 
    2015/11/27(Fri)
    記事番号: 
    1
  • フアン・ゴンザレスの演説 プエルトリコ経済の「死のスパイラル」は 植民地政策の負の遺産

    カリブ海にある米自治領プエルトリコは、米国にとってのギリシャのような存在になるのか?同領土が壊滅的な経済危機と、急速な医療制度の崩壊に直面する今、多くの人がこのような疑問を持っています。プエルトリコは720億ドルの負債を抱えており、その内3億550万ドルが12月に支払い期限を迎えますが、少なくとも一部の負債を支払えない可能性が高まっています。米議会はこれまでオバマ政権が提案した、破産法第11条をプエルトリコにも適用すること、そしてメディケイド(低所得者向け医療扶助制度)とメディケア(高齢者向け医療保険)の予算をより公正にプエルトリコに配分するなどの法案ついて何の行動も起こしませんでした。在米のプエルトリコ系指導者らは、12月上旬にワシントンで議会に行動を求める大規模なロビー活動を計画しています。本日は感謝祭祝日特集番組として、デモクラシー・ナウ! の共同司会者フアン・ゴンザレスの演説Puerto Rico’s Debt Crisis: Economic Collapse in America’s Biggest Colony and What Can Be Done About It(「プエルトリコの債務危機--米国最大の植民地での経済崩壊とその対策」)を放送します。

    dailynews date: 
    2015/11/26(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 米国初のイスラム教徒下院議員: シリア難民の受け入れ拒否は恐怖と外国人嫌悪が要因

    米国初のムスリム下院議員でミネソタ州選出(民主党)のキース・エリソンは、パリ襲撃事件を受けて、米下院が先週可決した、イラクとシリア難民の米国内への受け入れを制限する法案に反対しています。共和党が支持しているのは、米連邦当局の最高幹部が、難民認定を求めてイラクとシリアから来る人々、一人一人の承認手続きを行うという対策です。エリソン下院議員は、「米国は2001年以降、75万人の難民を受け入れています。その中で、テロには関わった人は一人もいません」「なぜ私たちはIS(イスラム国)に脅されたというだけで、難民受け入れ政策をそっくり改革しようとするのでしょうか」と述べています。

    dailynews date: 
    2015/11/25(Wed)
    記事番号: 
    4
  • キース・エリソン米下院議員 警察官によるジャマー・クラーク射殺事件への隠し立てのない徹底調査を要求

    ミネソタ州選出のキース・エリソン下院議員は、10日前の11月15日に起きた警官によるジャマー・クラーク射殺事件の映像の公開と事件の透明な解明を要求する人々と共に声をあげています。当局は、クラークは暴行の通報で駆け付けた警官たちと乱闘になり、頭を撃たれたと発表しています。しかし、複数の目撃者は、クラークは手錠を掛けられた状態で撃たれたと証言しています。ミネアポリス市のマーク・リンゲンバーグとダスティン・シュワルツ両警官は調査の間、休職状態に置かれています。エリソン議員は、連邦司法省によるクラークの死の調査も要求してきましたが、この調査は現在、始まっています。11月18日に警察が抗議者たちへの手入れを行った際、迷彩服姿でガス銃のようなものを手にした警官が、エリソン議員の息子のエレミヤに銃口を向けました。エリソン議員は「これは良識の欠如」であり、「非暴力の活動家たちに対して武器を構えるのは攻撃的であり、状況のエスカレーションを抑えるのにまったく役立たない行為だ」と述べています。

    dailynews date: 
    2015/11/25(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 目撃証言:ミネアポリス市で「黒人の命も大事」の抗議行動を白人至上主義者と思しき人々が襲撃

    11月23日の夜、白人至上主義者と思しき人々がデモの隊列に向けて発砲し5人を負傷させたことを受け、24日、ミネソタ州ミネアポリス市の路上に「黒人の命も大事(Black Lives Matter)」 の活動家たちが1000人近く集結しました。警察は警察署前で起きたこの銃乱射事件との関連でこれまでに3人を逮捕しています。報道によると少なくとも、銃撃者の1人はマスクを付けていました。逮捕された3人は全て白人です。当局はこの襲撃をヘイトクライムとして扱う可能性があります。射撃事件の目撃者たちは警察が襲撃に対処するまで異常に長い時間が掛かったうえ、活動家たちに向けて催涙ガスを使用したと証言しています。23日の襲撃時には、警察が武器をもたない24歳のアフリカ系アメリカ人のジャマー・クラークを射殺したことに抗議するため、「黒人の命も大事」の活動家たちが警察署の前に集まっていました。クラークの事件は、現在、連邦司法省が調査中です。当局は、クラークは15日に、暴行の通報で駆けつけた警官たちとの乱闘の末、頭を銃撃されたと発表しています。しかし、複数の目撃者が、クラークは手錠を掛けられた状態で撃たれたと証言しています。23日夜の襲撃を目撃したレスリー・レッドモンドに話を聞きます。レッドモンドはセントトーマス大学法学部の学生で、黒人法学部学生自治会の代表です。

    dailynews date: 
    2015/11/25(Wed)
    記事番号: 
    2
  • シカゴ警官を殺人罪で訴追 ラクアン・マクドナルドを16回射撃する場面を捉えた映像の公開後

    シカゴの警察官が公務中の発砲で、第一級の殺人罪に問われるのは30年ぶりです。白人の警官であるジェイソン・バン・ダイクは、17歳のアフリカ系アメリカ人のラクアン・マクドナルドを殺害した嫌疑で、11月24日に逮捕され、保釈を認められずに拘束されています。事件が起きたのは1年以上前の2014年10月20日で、バン・ダイクはマクドナルドを16回撃ち、そのうちの数回は背後からの射撃でした。警察はマクドナルドが小型ナイフを手にバン・ダイクに突進して来たと主張しました。しかし、新たに公開された、パトカーに備え付けられたカメラによる映像が映しだしたのは、少年が複数のパトカーに背を向けて去って行くところにもう1台のパトカーが近づいて来るシーンでした。無音の映像では、その後、ジェイソン・バン・ダイク警官がパトカーから飛び降り、拳銃をマクドナルドに向けて発砲した姿が見られます。少年の身体は集中砲火を浴びて転倒しますが、歩道に倒れた後も射撃は続きました。バン・ダイクは銃撃事件後も24日に身柄を拘束されるまで、有給で内勤の仕事に就いていました。バン・ダイクは昨年10月のこの射殺事件のほかに、過剰な武力行使、不当逮捕、人種差別発言などで、これまでに少なくとも18件、市民からの苦情を受けましたがいずれも懲戒処分には至りませんでした。

    dailynews date: 
    2015/11/25(Wed)
    記事番号: 
    1

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