デイリーニュース

  • 「死にたくない。この戦争は私の戦争ではない」: シリア人が主張 フランス国内最大の難民キャンプで

    フランスのパリから中継放送中のデモクラシー・ナウ!は、パリから北へ1時間半のカレー市にあるフランス国内最大の難民キャンプを訪れています。6000~7000人が一時しのぎのテントでキャンプ生活をしています。彼らの最終目的地はイギリスで、毎晩、キャンプの住人たちは英仏海峡トンネルへ向かうハイウェイに沿って出発し、トラックや貨物自動車に飛び乗ってイギリスへの国境を越えようとします。キャンプに足止めされている21歳のシリア人、マジドに話を聞きます。マジドは最近、スーダン人の男性ジョセフがハイウェイで車にひかれて亡くなったようすを説明します。12月5日にキャンプの住民たちは、ジョセフの死亡事故を起こした車の運転手を警察が止めなかったことに抗議し、「私たちは人間だ、犬ではない」「戦争を生き延びた人間が平和に生きるためにはどうしたらいいのか?」などと書いたプラカードを掲げました。今回の難民の流出規模は第二次世界大戦以降最大です。12月7日、国際連合は現状の資金拠出では「必要最低限の最重要な保護と救命援助すら提供不可能」として、200億ドルの追加支援を呼びかけました。国連関係者は、シリア、アフガニスタン、イラク、イエメン、南スーダンにおける戦争が世界中で6000万人近い人々が避難を余儀なくされている主因のひとつだと述べました。

    dailynews date: 
    2015/12/9(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ますます多くの都市が異常気象に直面する中、インド首相が関連付ける100年で最悪の洪水と気候変動

    インドでは南部の都市チェンナイでの壊滅的な洪水で少なくとも269人が死亡し、陸軍と空軍による救助作業が続く中、300万人以上がライフラインを絶たれています。この洪水は、ここ100年以来最悪と言われています。ナレンドラ・モディ首相は、この洪水は気候変動のせいだとしています。「あの地域で、今回のような規模の降雨量があったことはありません」と、インドのビジネス・スタンダード誌のシニア編集者ニチン・セシは言います。「明らかに降雨系が変化している傾向が見えています。そして都市部はこうした種類の異常気象に適合することができません。それで、インドのような発展途上国は、これ以上状況が悪化することがないよう、より良い新しい都市を築くための資金と技術が自分達には必要だと言っているのだと思います」。

    dailynews date: 
    2015/12/8(Tue)
    記事番号: 
    7
  • 「損失補償」:米国が国連気候会議の気候変動による損害への補償要求を妨害

    ツバルのエネレ・ソポアガ首相は12月7日、世界の首脳陣はセ氏1.5度あるいは華氏2.7度以上の温暖化を阻止しなければならないと述べました。気候変動の原因にはほとんど寄与していないながら、気候変動によって多大な影響を受けている多くの国が、国連の気候合意に「損失補償」(Loss and Damage)として知られる、気候変動の被害を調整する補償を含むことを求めています。しかし、本日のゲストが入手した文書は、米国がこうした国々に対し、そうした権利を諦めるよう圧力をかけていることを明らかにしています。ニチン・セシはインドのビジネス・スタンダード誌のシニア編集者です。彼の最近の記事のタイトルは、US and EU want Loss and Damage as a toothless tiger in Paris agreement(「米国とEUはパリ合意で損失補償条項を牙のない虎にしたい」)です。

    dailynews date: 
    2015/12/8(Tue)
    記事番号: 
    6
  • 気候専門の第一人者:危機は我々の想像以上に深刻で、科学者たちは自己検閲し危険を控えめに見ている

    フランス、パリでの国連気候変動会議に先立って、180カ国以上が二酸化炭素ガスの自発的削減を誓約しましたが、多くの気候正義団体は、地球温暖化を食い止めるためには、はるかに多くのことがなされるべきだと言います。気候危機は多くの科学者たちが認めているより、はるかに深刻という衝撃的なメッセージと共にパリ会議に参加した気候科学者の世界的な第一人者の1人に話を聞きます。ケビン・アンダーソンは、「チンダル気候変動リサーチ・センター」(Tyndall Centre for Climate Change Research)の代表で、イギリスのマンチェスター大学のエネルギーと気候変動学の教授です。彼は多くの科学者たちは自分たちの仕事を自己検閲し、気候変動の深刻さを控えめに言っていると言います。

    dailynews date: 
    2015/12/8(Tue)
    記事番号: 
    5
  • 戦争と気候変動:ジェレミー・コービンが語る野蛮な石油探索と持続可能な惑星となる必要性

    英国労働党党首のジェレミー・コービンはパリで12月7日、労働、労働組合、気候変動の関係について演説しました。番組では彼にさらに、戦争、石油掘削、気候の関係性について話を聞きました。「未開拓の石油資源を開発しようと急ぐ動きは、ある程度減少しましたが、確実にまた戻ってきます」と、コービンは言います。「その野蛮なことと言ったら。ラテンアメリカ諸国などの多くの国でおこなわれた石油掘削の野蛮なこと。そして、中東や他の場所では石油への渇望が見られます。私たちは持続可能な惑星にならなければいけません。我々には持続可能な未来が必要です。我々には持続可能なエネルギー資源が必要なのです。このままを続けることはないのです。」

    dailynews date: 
    2015/12/8(Tue)
    記事番号: 
    4
  • ジェレミー・コービンが関連付ける西欧諸国の空爆作戦と難民危機:因果応報

    3ヶ月前の2015年9月に英国労働党党首に選出されてから初めての米国のテレビインタビューで、ジェレミー・コービンが難民危機について語ります。「我々は、もっと多くのシリア難民に門戸を広げ、受け入れるべきだと思います。そしてまた、絶望的な難民キャンプで暮らしている人々も受け入れるべきだと思います。なぜならそうしたキャンプは人道的ではないからです。」と、コービンは言います。「国境に金網や電子監視システムを置くことで世界の将来を保証することはできませんよ。世界の絶望的な不平等を何とかして、世界中で起きているで環境変化がもたらす不均衡な影響に取り組むことで初めて、世界の将来を保証できるのです。」

    dailynews date: 
    2015/12/8(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 「法のブラックホール」:ジェレミー・コービンがグアンタナモの閉鎖を要請、シェイカー・アーマーの釈放を歓迎

    英国労働党党首に選出されてから初めての米国のテレビ/ラジオのインタビューの中で、ジェレミー・コービンはグアンタナモ米軍基地の閉鎖を求めています。「罪状も裁判も訴訟手続きも人身保護令状もないままで、今や14年間もグアンタナモ基地に人を閉じ込めておくなんて、一体全体私たちはどうしてしまったというんでしょう? 法のブラックホールです」と、コービンは言います。「あの場所は閉鎖されるべきです」。彼は最近、グアンタナモから釈放された最後の英国人シェイカー・アーマーを英国議会で迎え入れました。

    dailynews date: 
    2015/12/8(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 「平和的な世界を求める」:独占インタビューで英国労働党党首ジェレミー・コービンが語るシリア空爆への反対

    3ヶ月前の2015年9月、ジェレミー・コービンが英国の最大野党である労働党の党首になり世界に衝撃を与えました。彼は同党の社会主義の根源に立ち戻ることを表明、公共交通機関の再国有化、大学授業料の無料化、家賃統制、高所得者の給与を制限するための国家的最高賃金を推進すると公言しています。コービンは長年の反戦活動家で、かつては「英国戦争反対同盟」(Stop the War Coalition)の代表でした。彼は12月第1週、デービッド・キャメロン首相がシリア空爆開始を許可することに反対票を投じました。この投票の前日キャメロンは、空爆に反対するのはテロリストに共感しているからだとしてコービンを非難しました。パリの国連気候会議から、エイミー・グッドマンがジェレミー・コービンに話を聞きます。これは彼が労働党党首に選出されてから初めての米国のテレビ・ラジオのインタビューです。コービンに、彼がシリア空爆に反対する理由、彼が首相なら核爆弾投下を世界から根絶させるという主張、そしてイスラム国(ISIL)に誰が資金提供しているかを見つけ出そうという彼の訴えについて話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/12/8(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 元ISIS人質ニコラス・ヘニン:難民受け入れがISISへの最善策

    ISISの人質となったフランス人ジャーナリストで著者のニコラス・ヘニンは、モハメド・エムワジによって10カ月間、拘束された経験を持っています。西欧諸国が難民受け入れの門戸を閉ざす動きについてヘニンに話を聞きます。「難民を歓迎することは、私たちの国に対するテロの脅迫ではありません。難民受け入れがテロから我々を守るワクチンのようなものになるのです。社会、コミュニティ間での相互作用があればあるほど緊張は弱まるからです」とヘニンは言います。「『イスラム国』は世界の対立を信じています。彼らの最終目的は私たちの国の内戦、少なくとも大きな社会的混乱です。中東では大規模な戦争です。彼らが戦っているのはその為です。私たちは彼らの物語を封じ、難民を実際に受け入れなければなりません。彼らの物語を完全に壊すことが必要です」。

    dailynews date: 
    2015/12/7(Mon)
    記事番号: 
    4
  • シリア空爆は罠 元ISIS人質ニコラス・ヘニンが警告

    オバマ大統領は6日、異例のテレビ演説を執務室から行い、自称「イスラム国」が新しい段階に入ったと述べ、米国の対「イスラム国」戦争を擁護しました。オバマ大統領は死者14人を出したカリフォルニア州サンバーナディーノの銃乱射事件にふれ、同事件は「無実の人々を殺すことを意図したテロ行為」とし、軍事力使用への承認の継続を議会に求めるとともに、イラク、シリア内で自称「イスラム国」が制圧する地域に爆撃を続ける計画を示しました。10カ月間シリア国内でISISに人質として拘束され、地下牢に監禁されていた仏ジャーナリストのニコラス・ヘニンに話しを聞きます。彼は後に斬首された米国人記者ジェームズ・フォーリーとスティーブン・ソトロフと共に拘束されました。二人の斬首を撮影したビデオ映像は世界中で視聴されました。ヘニンは人質として拘束されていた間、米国人の救援活動家ケイラ・ミューラーとも短時間会ったことがあります。ミューラーは拘束中に、米国主導の空爆で死亡したとみられます。フランス人ジャーナリスト3人と共に2014年4月に解放されたヘニンは、シリア爆撃への反対を切々と訴えました。「これらの爆撃はすべて悲惨な影響を及ぼします。シリアの人々をISISの手中に追いやっているのです」。

    dailynews date: 
    2015/12/7(Mon)
    記事番号: 
    3

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