11月3日は米国の「選挙の日」で、全米で有権者が住民投票や市や州の代表者の選出を行います。最も注目された選挙戦のひとつであるケンタッキー州の知事選では、ティーパーティ(茶会)の支持を得たマット・ベビンが勝利し、過去40年以上の間で、2人目となる共和党知事が誕生しました。テキサス州のヒューストンでは、性的指向や性同一性などをめぐる差別を禁じる市議会の法案が撤回されました。批評家によると反対派は「恐怖をあおり」、LGBT反対キャンペーンを展開しました。オハイオ州では、医療や娯楽用のためのマリファナ合法化の法案が否決されました。多くの合法化提唱者たちは、オハイオ州で商用のマリファナ栽培の独占権がキャンペーンに出資した富豪投資家たちに与えられることになるとして反対に回りました。サンフランシスコでは個人宅の短期レンタルを制限する法案が否決されました。成立していれば個人宅を仲介するウェブサイト「エアビーアンドビー(Airbnb)」の規制につながる法案でした。本日の公職選挙の結果をネイション誌(The Nation)の政治記者ジョン・ニコラスと共に伝えします。