デイリーニュース

  • 燃え上がるシリア:チャールズ・グラスが語る壮絶な紛争の起源と未来

    シリア戦争終結に向けた新たな国際会合が早ければ今週中に始まるとみられています。4年にわたるこの戦争で30万人以上が死亡、700万人を超える人々が家を失いました。ジョン・ケリー国務長官は10月23日、ウィーンでサウジアラビア、ロシア、トルコの外相たちとシリア危機について会談を行いました。ケリー国務長官は24日にはサウジアラビアを訪問、首都リヤド郊外でサルマン国王とも会談しました。同日、ケリー国務長官とセルゲイ・ラブロフ露外相は電話会談をしています。ラブロフ外相は、ロシアはシリアに議会選挙と大統領選挙の実施を求めると述べましたが、この数日前、シリアのバッシャール・アサド大統領はモスクワを電撃訪問しています。ラブロフ外相はまた、ロシアは欧米が後ろ盾となっている反体制派自由シリア軍を支援する用意があると述べ、「自由シリア軍の居場所が分かりさえすれば」と付け加えました。元ABCニュース中東主任特派員でシリアとイラクから帰国したばかりのチャールズ・グラスに話を聞きます。グラスはSyria Burning: ISIS and the Death of the Arab Spring(『燃え上がるシリア:ISISとアラブの春の死』)の著者です。

    dailynews date: 
    2015/10/26(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 「みんな容疑者」 エドワード・スノーデンの世界的プライバシー保護条約の呼びかけについて欧州人権トップが語る

    アメリカ国家安全保障局(NSA)の内部告発者エドワード・スノーデン、ピュリッツァー賞受賞ジャーナリストのグレン・グリーンウォルド、プライバシー活動家たちが、9月に世界的なプライバシー基準を設定する運動を始めました。彼らが提案する「プライバシーの権利、不適切な監視からの保護、内部告発者の保護に関する国際条約」は、国家による大規模なデータ収集や国民を監視する国家安全プログラムの導入の禁止を求めます。また、内部告発者の政治亡命をみとめることも各国に求めています。これは通称「スノーデン条約」とも呼ばれています。大規模監視の状態について欧州評議会人権委員会のニルズ・ムイズニエックスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/10/23(Fri)
    記事番号: 
    4
  • 米国によるテロ容疑者の引渡し&拷問の被害者が権利回復の要求を開始 欧州人権委員会トップが語る

    欧州の 25か国以上がCIAのテロ関係容疑者の他国への移送、拷問、秘密刑務所プグラムに協力したことがわかっており、いまだに説明責任の追及が続いています。「これは、欧州の面目を失わせる、あさましい話です。(欧州諸国は)これらの人権侵害の手助けをしていました。彼らは自国市民と国際法廷の前で説明を行うべきです」と欧州評議会人権委員会のニルズ・ムイズニエックスは話します。

    dailynews date: 
    2015/10/23(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 「保護を求めるのは犯罪ではない」 欧州人権トップが難民問題と 「恥ずべき」米国の対応を語る

    シリア、イラク、アフガニスタン、アフリカの一部から戦火を逃れて大量の難民がヨーロッパに押し寄せています。国連難民高等弁務官事務所の報告によれば、旅を続けるための費用を払うために性行為を強要される子どもの数が増えています。現在、国連は難民の扱いに関して組織的な人権侵害があったとして、チェコ共和国を批判しています。国連によると、チェコ政府は、難民が入国したり国に滞在することを防ぐために虐待を行っています。欧州評議会人権委員会のニルズ・ムイズニエックスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/10/23(Fri)
    記事番号: 
    4
  • 米国によるリビア不安化を無視した共和党のベンガジ公聴会はクリントンに的外れな質問ばかり

    民主党の有力大統領候補のヒラリー・クリントン前国務長官は 22日、リビアで起きた2012年の米国大使館襲撃事件を徹底的に追及する下院特別委員会で、長時間の証言を行いました。このベンガジ襲撃事件では米国大使クリストファー・スティーブンスのほか米国人3人が殺害されました。公聴会では、共和党の批判に対し、クリントンはベンガジ事件に関する自己の履歴を弁護し通しました。共和党は、当時国務長官だったヒラリー・クリントンが襲撃前の警告を無視し、襲撃後の対応も誤っていたと主張しますが、これまで行われた7回の議会調査で間違った行為は見つかっていません。クリントンは落ち着いた態度で共和党の質問に答弁し、閉会後に小委員会議長でサウスカロライナ州選出の下院議員トレイ・ゴウディは、この公聴会は何も新しい発見はなかったと認めました。CIAや国務省で分析官を努めた経験のあるメルヴィン・グッドマンは、ベンガジ公聴会はクリントンに弁明させるべきだった本当の問題を無視していたと指摘します。それは、米国によるリビア爆撃です。これにより、リビアの国内情勢が不安定化したことが、2012年のベンガジ大使館襲撃事件が起きる背景となっているからです。「議会で追及されたことは、どうでもいい問題ばかりだった。本当に重大なことは論じられなかった」とグッドマンは話します。

    dailynews date: 
    2015/10/23(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 共和党議員主導の公聴会でヒラリー・クリントンが証言する中 ベンガジでの被害者の友人が犠牲者を追悼

    18か月と450万ドルもの税金を投入した後、共和党先導のリビアのベンガジでの米国領事館襲撃事件の調査は、いよいよ山場を迎えました。22日、前国務長官で民主党の大統領候補でもあるヒラリー・クリントンが下院特別委員会で米国人4人が犠牲となった2012年の攻撃について証言を行います。証言は10時間におよぶ可能性があります。共和党はクリントン前長官が、攻撃の前兆を無視し、事件後の処理も誤ったとしています。これまでの報告書で警備上の怠慢の指摘があり、それに伴う解雇は行われたものの、クリントン前長官やその他の上級関係者の不正行為の指摘はありませんでした。多くの民主党員は共和党がベンガジ事件を、クリントン前長官の2016年大統領選出馬を妨害するために利用していると非難しています。証言を前にベンガジ犠牲者の友人2人に話を聞きます。故クリストファー・スティーヴンス大使の友人ヴィーナ・トレハンと、CIA請負業者で元海軍特殊部隊の故グレン・ドハーティの友人エルフ・エレフセンとアニー・トゥルーラーです。

    dailynews date: 
    2015/10/22(Thu)
    記事番号: 
    5
  • 「どこまでやるのか?」 ドローン・ペーパーズ漏えい後明らかになった 英国政府独自の「キル・リスト」

    調査報道サイト「インターセプト」(The Intercept)は、10月に入ってからドローン(無人飛行機)を使った米国の暗殺プログラムについて詳細な記事を発表しました。「ドローン・ペーパーズ」と呼ばれるこの漏えい文書は、標的の割り出しから誰が殺害の決定を下すかに至るまで、ドローン戦争の内部の仕組みを暴露しています。この記事は、同プログラムには多くの不備があることも明らかにしています。ドローンによる攻撃は、大部分が電子通信データまたは「信号諜報」(signals intelligence)を根拠としたもので、それらのデータは当局関係者も信頼できないと認めるものだということです。国際的慈善法律団体「リプリーブ」(Reprieve)理事長クライブ・スタッフォード・スミスに話を聞きます。 スミスによれば英国政府もアフガニスタンで殺害する人物をリストアップした独自の秘密「キル・リスト」を持っているということです。

    dailynews date: 
    2015/10/22(Thu)
    記事番号: 
    4
  • 米国の同盟国サウジアラビアが 民主派デモ参加者を斬首・磔の刑へ

    2012年に民主派デモを行ったサウジアラビアの若いデモ参加者が、斬首、磔の刑に処されようとしています。アリ・ムハンマド・アル=ニムアは17歳で逮捕され、「アラブの春」の最中にデモ隊を励ました罪で有罪になりました。彼はその罪で近日中に処刑されることになっています。アル=ニムア釈放を求める声が国際的に高まる中、10月、ロンドンのサウジアラビア大使館は「サウジアラビア王国は、内政へのいかなる干渉も、その主権、独立性、および公正な司法制度へのいかなる侵害も拒否する」と声明を出しています。サウジアラビアにおける死刑について報告書を先日発表したばかりの、国際的慈善法律団体「リプリーブ」(Reprieve)理事長クライブ・スタッフォード・スミスに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/10/22(Thu)
    記事番号: 
    3
  • グアンタナモ収容所の最後のイギリス人勾留者シャカー・アメール5000日の苦難の後ついに釈放へ

    グアンタナモ米軍基地収容所に抑留され続けた最後のイギリス人の14年にもわたる悪夢が、近く終わりを迎える可能性があります。米国は9月、起訴されることなく2002年2月からグアンタナモ収容所に勾留されてきたシャカー・アメールを釈放すると発表しました。アメールは、アフガニスタンで慈善活動をしていたときに誘拐され、米軍に引き渡されたと語っています。拘束中、アメールは拷問、暴力行為、睡眠剥奪を含む虐待を受け、1年近く独居房に閉じ込められていたと主張しています。ハンストを実行し体重が半減しました。アメールには2007年に釈放許可が下りていましたが、米国防総省が釈放を拒否してきました。米国は9月、アメールをついに釈放すると発表しましたが、議会が規定する30日の通知期間を経てからだということです。米国が発表どおりに釈放を実行するなら、アメールは10月25日に釈放され、妻と4人の子どものいるイギリスに帰国することができます。釈放の見込みが立った今でも、アメールは自分の待遇に対する抗議としてハンストを続けています。アメールの弁護士で、国際的慈善法律団体「リプリーブ」(Reprieve)理事長クライブ・スタッフォード・スミスに話を聞きます。

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    2015/10/22(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 「国内テロ」: ファーガソン近郊の黒人教会の連続放火 新たなヘイト・クライムへの恐怖をもたらす 

    ミズーリ州セントルイスでは、10日間のうちに黒人信者が多い6つの教会が焼けました。警察と消防関係者は、これらは間違いなく放火だと語っています。放火はすべて、セントルイス北側の半径3マイル内の地域で起こっています。この地域には1年以上前、非武装の10代のアフリカ系アメリカ人マイケル・ブラウンが警官に射殺され、そのことが全米で抗議運動が巻き起こるきっかけとなった町ファーガソンも含まれます。今回の事件の前、6月にはサウスカロライナ州のチャールストンで教会内乱射事件が起こり、その後も南部のアフリカ系アメリカ人教会が連続的に火事に見舞われています。その内3件は放火だと認定されました。白人至上主義者による黒人教会焼きうちは、南北戦争の時代から行われています。本日は2人のゲストをお招きしました。ロドリック・バートン師は10月10日に放火されたニュー・ノースサイド伝道者バプティスト教会の牧師です。そして米国自由人権協会(ACLU)ミズーリ支部事務局長ジェフリー・ミットマンです。

    dailynews date: 
    2015/10/22(Thu)
    記事番号: 
    1

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