シリア戦争終結に向けた新たな国際会合が早ければ今週中に始まるとみられています。4年にわたるこの戦争で30万人以上が死亡、700万人を超える人々が家を失いました。ジョン・ケリー国務長官は10月23日、ウィーンでサウジアラビア、ロシア、トルコの外相たちとシリア危機について会談を行いました。ケリー国務長官は24日にはサウジアラビアを訪問、首都リヤド郊外でサルマン国王とも会談しました。同日、ケリー国務長官とセルゲイ・ラブロフ露外相は電話会談をしています。ラブロフ外相は、ロシアはシリアに議会選挙と大統領選挙の実施を求めると述べましたが、この数日前、シリアのバッシャール・アサド大統領はモスクワを電撃訪問しています。ラブロフ外相はまた、ロシアは欧米が後ろ盾となっている反体制派自由シリア軍を支援する用意があると述べ、「自由シリア軍の居場所が分かりさえすれば」と付け加えました。元ABCニュース中東主任特派員でシリアとイラクから帰国したばかりのチャールズ・グラスに話を聞きます。グラスはSyria Burning: ISIS and the Death of the Arab Spring(『燃え上がるシリア:ISISとアラブの春の死』)の著者です。