デイリーニュース

  • トランプ大統領は、イエメンで戦死した海軍特殊部隊隊員の妻を称賛 父親による調査要求は無視

    トランプ大統領は28日夜の議会演説で、海軍特殊部隊隊員のライアン・オーエンズの名誉を称えました。オーエンズは大失敗に終わったイエメンの村への急襲作戦で戦死しましたが、この攻撃では民間人25人も死亡し、中には13歳以下の子ども9人が含まれていました。トランプは28日夜、攻撃は「大成功」だったと述べ、オーエンズの妻キャリンに直接話しかけました。2分間のスタンディング・オベーションの後、トランプは、「彼はいま天国から見ています。おわかりですよね。彼はとても幸せです。なぜなら(拍手の長さで)記録を破ったと思いますから」と話しました。トランプは、攻撃の犠牲となった25人の民間人死亡者にも、またオーエンズの父親の批判にも一切言及しませんでした。オーエンズの父は、こんな攻撃を一体なぜ承認したのかと疑問を投げかけています。

    dailynews date: 
    2017/3/1(Wed)
    記事番号: 
    8
  • バーニー・サンダースはトランプ大統領演説を酷評:無視された気候変動、所得不平等、投票者抑圧

    米上下両院合同本会議におけるトランプ大統領、初の施政方針演説を受け、バーモント州選出上院議員で、2016年に民主党大統領予備選挙をたたかったバーニー・サンダースは厳しい批判を述べました。サンダースの28日夜の反応の一部を紹介し、彼の元顧問で経済学者のジェフリー・サックスと話します。

    dailynews date: 
    2017/3/1(Wed)
    記事番号: 
    7
  • がんサバイバーで障害者のオラ・オジウミ:「オバマケアを廃止するというトランプ大統領の方針にぞっとしました」

    ドナルド・トランプ大統領は28日の上下両院合同本会議での演説で、「オバマケアは破綻している」として、その改革を議会に呼びかけ、「今晩、私はまた議会に、オバマケアを廃止し、選択の幅を広げ、アクセスをふやし、コストを下げ、より良い医療を受けられる制度に改革するよう求めます」、「全ての米国人に、政府が認定する医療保険への加入を義務付けることは、米国にとって決して正しい解決策ではありませんでした」と述べました。ゲストのオラ・オジウミはコミュニティー活動家で26歳、障害者です。オバマケアこと、医療費負担適正化法(Affordable Care Act)の受益者の一人として、メリーランド州選出の連邦議会下院議員ステニー・ホイヤーに招待されて大統領演説に出席しました。彼女はがんサバイバーで、腎臓と心臓の移植手術も受けました。

    dailynews date: 
    2017/3/1(Wed)
    記事番号: 
    6
  • ナチスの政策を思い起こさせる動きートランプによる「移民犯罪記録追跡機関」創設

    28日の施政方針演説の中でトランプ大統領は、「移民犯罪被害者(VOICE=Victims of Immigration Crime Engagement )」という政府機関を新設する計画を表明しました。これに先立ちトランプは、国土安全保障省に対し、移民が犯した犯罪のリストの作成を指示していました。歴史研究者の中には、これをナチス時代のドイツがユダヤ人が犯した犯罪リストを公開していた政策と引き比べる人たちもいます。トランプ大統領の演説のそのくだりとともに、近日出版予定の書One Long Night: A Global History of Concentration Camps.(『ある長い夜:強制収容所の世界史』)の著者である、アンドレア・ ピッツアーに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/3/1(Wed)
    記事番号: 
    5
  • リンダ・サルスール:米国人ムスリムたちは 破壊行為にあったユダヤ人墓地のために すでに12万5千ドルの寄付金を集めた

    トランプ大統領は、議会での施政方針演説の初めに、全米各地の5つのユダヤ人コミュニティセンターに対する爆破予告と2つのユダヤ人墓地での数百におよぶ墓石への冒とく破壊行動、およびカンザス州での白人男性によるインド人青年の殺害―犯人は銃撃の前に「俺の国から出ていけ」と叫んだとされるーを非難しました。しかしトランプは、モスクを標的とした最近の攻撃については、言及しませんでした。この演説の数時間前に、トランプはこうした反ユダヤ事件は「偽旗作戦」(false-flag)攻撃、(敵対する相手が行っているかのように見せかけるため、敵になりすまして実行する作戦)かもしれないと示唆していました。ユダヤ人墓地破壊行為の修復のために12万5千ドルの基金集めに貢献した米国人ムスリム活動家、リンダ・サるスールの話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/3/1(Wed)
    記事番号: 
    4
  • ケリー・ライト・ヘルナンデス教授 強制送還計画を論評 「トランプは1950年代の脅し作戦を復活」

    2月28日夜の施政方針演説の中で、トランプは、米国は能力に基づく移民制度に改めるべきだと述べました。また、米国南部のメキシコとの国境に壁を建設し、国の安全を確保するためと称して滞在許可のない非正規移民を厳しく取り締まると表明しました。カリフォルニア大学ロサンゼルス校の歴史研究者、ケリー・ライトル6・ヘルナンデスの話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/3/1(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 記録的な軍事費大幅増加を求めるトランプ大統領 レーガン& ブッシュ両大統領をはるかに凌駕

    トランプ大統領は、軍事予算を10%増にあたる6000億ドル増加させる一方で、他の省庁の予算を大幅に削減することを提案しました。削減には、環境保護庁や国務省が含まれそうです。上下両院合同本会議での演説でトランプは「私は軍再建の予算を議会に送り、国防予算の強制削減措置の停止と米国史上で最大級の国防費増額を求めます」と語りました。

    dailynews date: 
    2017/3/1(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 「わたしの大統領ではない」:米国人ムスリム活動家のリンダ・サスール トランプ大統領施政方針演説への招待を拒否

    トランプ大統領は、上下両院合同会議での就任初の施政方針演説で、軍事予算の大幅な増加や、オバマケア(医療保険制度改革)の廃止と手直し、メキシコ国境での壁の建設、国の安全を確保するためと称する滞在許可のない非正規移民の厳しい取り締まりを表明しました。本日の円卓討論では、まず米国人ムスリム活動家で「ワシントン女性行進」(Women’s March on Washington)の共同代表も務めたリンダ・サスールに話を聞きます。彼女は施政方針演説に招待されましたが、出席しませんでした。

    dailynews date: 
    2017/3/1(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 「あなたはイスラム教徒ですか?」:モハメド・アリの息子と元妻が語るフロリダ空港での拘束と尋問

    あなたはイスラム教徒ですか? あなたの名前をどこで得ましたか? これは、伝説的ボクサー、故モハメド・アリの息子が2月初旬、黒人歴史月間のイベントに参加した後ジャマイカからフロリダに入ったとき空港で入国管理局員たちによって投げかけられた質問です。モハメド・アリ・ジュニアが自分はイスラム教徒だと述べると、当局は彼を拘束し2時間以上にわたって尋問したと報じられています。アリは自身の母親カリラ・カマチョ=アリと一緒に旅していました。彼女は偉大なボクサーの2番目の妻であり、彼の最初の4人の子供の母親です。彼女も拘束されました。彼ら2人と彼らの弁護士であるクリス・マンシーニに話を聞きます。

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    2017/2/28(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 「裏切りの10年」:米国が1930年代に50万人以上の米国市民をメキシコへ追い出した過程

    ドナルド・トランプ大統領は2月28日、議会に向けて初の大統領演説を行う予定です。トランプが強制送還の増加を推し進めていることと、イスラム教徒が主流を占める一部の国の市民の米国への入国を妨害していることへ抗議として、民主党議員が移民へ傍聴券を譲渡するという行為が始まっています。しかし、メキシコ系の人々が仕事を奪っていると非難されて悪者扱いされ、米国を去るよう強要されるのは今回が初めてではありません。1930年代の大恐慌時代、米国に住んでいた100万人以上の人々がメキシコに強制送還されました。そのうち、約60%はメキシコ系の米国市民でした。この、見落とされることの多い米国史の一節についての著名な研究者で、カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校の米国史とメキシコ系米国人研究の教授であるフランシスコ・バルデルマに話を聞きます。彼はDecade of Betrayal: Mexican Repatriation in the 1930s(『裏切りの10年:1930年代のメキシコ人の送還』)の共著者です。

    dailynews date: 
    2017/2/28(Tue)
    記事番号: 
    2

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