新たに発表された米連邦議会予算局(CBO)によるショッキングな報告は、共和党の医療保険制度改革法の代替案計画によって、2026年までに2400万人が医療保険をなくすと見積もっています。来年2018年だけで、1400万人が医療保険をなくす可能性があります。米政府はCBOの調査結果を否定しましたが、報道機関のポリティコは、米政府独自の分析は、代替案の下、今後10年間で2600万人が医療保険をなくす予想をしていると報じています。CBOによると、代替案によって連邦政府の財政赤字を3370億ドル削減できる予定ですが、共和党のこの法案で最大の恩恵を受けるのは富裕層になるだろうということです。「税政策センター」(Tax Policy Center)による新たな調査は、この計画のもとで、上から0.1%の富裕層が約20万7000ドルの減税を受けることを示しています。下院少数党院内総務のナンシー・ペロシは、米国史上最大の富の移転を推し進めようとしているとして、共和党を非難しています。「ニューヨーク・コミュニティサービス・ソサイエティ」(Community Service Society of New York)の保険活動の副代表で、「すべてのニューヨーカーに医療保険を」(Health Care for All New York)運動の共同設立者であるエリザベス・ベンジャミンに話を聞きます。