デイリーニュース

  • 医師と看護師たちの反対にも関わらず共和党の法案を支持する米国立法交流評議会と営利医療業界

    米連邦議会予算局(CBO)は、共和党の医療保険制度改革法への代替案計画によって2026年までに2400万人が医療保険をなくすと見積もっています。番組では、この法案から誰が恩恵を受ける立場にあるのか検証します。ザ・インターセプトの調査記者リー・ファンに、「米国立法交流評議会」(American Legislative Exchange Council:ALEC)と営利医療業界が、医療従事者からの反対にも関わらず、共和党の計画を支持している理由について話を聞きます。また、同法案がオバマケア(医療保険制度改革法)を撤廃する3段階の計画の最初に過ぎないことについても検証します。

    dailynews date: 
    2017/3/14(Tue)
    記事番号: 
    2
  • ヘルスケアか金持ち優遇か? 富裕層が大規模な減税を受ける一方で共和党の代替案の下で2400万人が無保険者に

    新たに発表された米連邦議会予算局(CBO)によるショッキングな報告は、共和党の医療保険制度改革法の代替案計画によって、2026年までに2400万人が医療保険をなくすと見積もっています。来年2018年だけで、1400万人が医療保険をなくす可能性があります。米政府はCBOの調査結果を否定しましたが、報道機関のポリティコは、米政府独自の分析は、代替案の下、今後10年間で2600万人が医療保険をなくす予想をしていると報じています。CBOによると、代替案によって連邦政府の財政赤字を3370億ドル削減できる予定ですが、共和党のこの法案で最大の恩恵を受けるのは富裕層になるだろうということです。「税政策センター」(Tax Policy Center)による新たな調査は、この計画のもとで、上から0.1%の富裕層が約20万7000ドルの減税を受けることを示しています。下院少数党院内総務のナンシー・ペロシは、米国史上最大の富の移転を推し進めようとしているとして、共和党を非難しています。「ニューヨーク・コミュニティサービス・ソサイエティ」(Community Service Society of New York)の保険活動の副代表で、「すべてのニューヨーカーに医療保険を」(Health Care for All New York)運動の共同設立者であるエリザベス・ベンジャミンに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/3/14(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 米環境保護庁(EPA)の環境正義行政トップが辞職 EPA長官とトランプ大統領に抗議して

    米環境保護庁(EPA)のトップ官僚の一人が、トランプ政権による同庁の規模と任務の大幅な縮小案に抗議して辞職しました。ムスタファ・アリは1992年のEPA環境正義局設立に尽力し、共和・民主双方の政権下で任務を果たしてきました。先週まで彼は環境正義局のトップでした。EPA辞職後最初のインタビューです。

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    2017/3/13(Mon)
    記事番号: 
    4
  • 中国の警告 米国と北朝鮮は正面衝突する恐れがある 緊張と挑発が高まるなかで

    韓国の政治的混乱は、北朝鮮が数発の弾道ミサイル実験を実施してまもなくのことでした。トランプ政権は対抗措置として、ミサイル防衛システムを韓国に配備すると発表しました。一方、数十万人の韓国軍、米軍兵士が戦艦や戦闘機に守られながら、大規模な軍事演習を行っています。中国の王毅外相は先週、北朝鮮と米国は「衝突にむけて加速している列車のようだ」と警告しました。外相は双方に向けて緊張緩和を呼びかけました。シカゴ大学ブルース・カミングス教授、「ウィメン・クロスDMZ」(Women Cross DMZ)の創設者であり、国際調整担当のクリスチーン・アンと話します。

    dailynews date: 
    2017/3/13(Mon)
    記事番号: 
    3
  • カミングス教授:北朝鮮はトランプ大統領と安倍首相の会食時を狙ってミサイル実験を実施した

    北朝鮮が2月に行った弾道ミサイル実験は国際的非難を巻き起こしました。この実験は国連安保理事会決議に違反したものでした。北朝鮮は、これは中距離弾道ミサイルの実験であり、成功したと発表しています。実験が行われたのは、トランプ大統領が2月の週末、フロリダ州パームビーチに所有するマララゴ・リゾートで安倍晋三首相と会食しているさなかでした。この実験が実施されたタイミングの重要性についてブルース・カミングス教授と話します。

    dailynews date: 
    2017/3/13(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 大統領を退陣させる方法:汚職スキャンダルの中、大衆の抵抗運動が韓国大統領を罷免

    朴槿恵(パク・クネ)韓国前大統領は12日の日曜日、大統領公邸青瓦台を退去しソウル市南部にある私邸に戻りました。同国の憲法裁判所が贈収賄の容疑に関して朴氏の罷免を裁判官の全員一致で決定した2日後のことです。この判決は朴氏から、現職大統領に与えられる訴追免除の権利をはく奪し、朴氏は刑法違反の訴追に直面することになります。判決に至るまで、何カ月もの抗議運動がありました。朴氏の権力は、韓国議会が彼女の弾劾を圧倒的多数で可決した12月以来、すでに失墜していました。シカゴ大学ブルース・カミングス教授、「ウィメン・クロスDMZ」(Women Cross DMZ)の創設者であり、国際調整担当のクリスチーン・アンと話します。

    dailynews date: 
    2017/3/13(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 電子フロンティア財団代表:ウィキリークスがCIAのハッキングツール情報をテクノロジー大手企業に教えれば「皆の安全が増す」

    今週ウィキリークスが公開した、Vault 7(第7保管庫)と呼ばれる数千の文書について、電子フロンティア財団(EFF)代表のシンディー・コーンに話を聞きます。Vault7は、アップルやアンドロイドの携帯、スマートテレビ、そして自動車までもハッキングするCIAのプログラムについて書かれた文書です。その中には、携帯電話を丸ごと乗っ取って、Signal、Telegram 、WhatsAppなどの暗号化メッセージアプリをCIAが回避できるようにするツールについての記載もあります。他の文書には、サムソン社のスマートテレビをハッキングし、電源を切っても会話の音声を録音できる監視装置に変えてしまう、「垂れこぼしの天使」(Weeping Angels)と呼ばれるCIAと英国諜報機関のプログラムの概要が書かれています。また別の文書では、CIAが欧州、中東、アフリカを監視するための秘密拠点としてドイツのフランクフルトにある米国総領事館を使用していたとの記載がありました。「CIAがこうした情報をずっと抱え込んでいたのは大問題です。テクノロジー企業に渡して、私たちの安全のために問題点を修正するようにさせるべきです」とコーンは話ます。

    dailynews date: 
    2017/3/10(Fri)
    記事番号: 
    4
  • パレスチナ人ヒップホップスターのタメール・ナファール 新作映画『ジャンクション48』でイスラエルの人種差別政策と闘う

    公開されたばかりのJunction 48(『ジャンクション48』)という映画を通して、イスラエルについて引き続き考えていきます。この映画は、テルアビブ近郊のパレスチナ人とユダヤ人が混住する貧しい都市に住むラップシンガー志望のパレスチナ人カリームに焦点をあてています。『ジャンクション48』ではカリームとパレスチナ人の恋人マナールや友人たちが、ヒップホップを使ってイスラエルの政策に立ち向かっていく様子を描いています。カリーム役はパレスチナ人ヒップホップグループ「DAM」のラップシンガー、タメール・ナファールが演じています。この映画について、監督のウディ・アローニと主演のタメール・ナファールに詳しく話を聞きます。

    dailynews date: 
    2017/3/10(Fri)
    記事番号: 
    3
  • BDS支持者を狙ったイスラエルの入国禁止措置に 活動家は「我々が勝っている証拠」と挑戦的態度

    トランプ大統領は難民や一部のムスリム多数国の出身者に対する一時的な入国禁止を試みて国際的な注目を浴びましたが、最も親密な同盟国の一つも独自の入国禁止令を制定しました。今週イスラエル議会は、「BDS」として知られる、イスラエルに対する「ボイコット、投資引き揚げ、制裁」運動の支持者を入国禁止とする法案を可決しました。BDS運動は、イスラエルに圧力をかけて国際法の順守と、パレスチナ人の人権尊重を求める国際的なキャンペーンです。イスラエル議会は、イスラエル人以外の者が、ボイコット運動を支持したり、支持する団体に所属している場合は、入国を禁止するという法律を可決しました。採決後、議会のウェブサイトには「近年、イスラエルをボイコットする呼びかけが広まっている。これはイスラエル攻撃の新段階であるが、我が国はこれまできちんと準備してこなかった」というメッセージを掲載しました。本日は3人のゲストに話を聞きます。ユダヤ系米国人団体「平和のためのユダヤ人の声」(Jewish Voice for Peace)代表レベッカ・ヴィルコメーソンと、新作映画 Junction 48(『ジャンクション48』)の関係者2人。監督のウディ・アローニはイスラエルと米国の二重国籍です。主演のタメール・ナファールはパレスチナ人の俳優です。

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    2017/3/10(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 移民権利運動のリーダー 数百人の支持者が見守る中 移民税関捜査局への定期出頭から帰還

    10日(木)のデモクラシー・ナウ! で、著名な移民権利保護活動家ラヴィ・ラグビアが、移民税関捜査局(ICE)に赴いて定期チェックを受ける直前に話を聞きました。その後どうなったかの情報をお送りします。トリニダード・トバゴ出身のラグビアは、合法的に米国に移民しましたが、15年前に刑事犯罪で有罪判決を受けました。2011年からは何度も執行延期措置を得て強制退去を免れていましたが、トランプ大統領の下では延期措置を受けられないかもしれません。デモクラシー・ナウ! のスタジオを去った後、ラグビアは記者会見を行い、集まった数百人の支持者を前にスピーチを行ってからICEに出頭しました。このまま拘束される可能性もあります。定期チェックには彼の妻と弁護士、牧師、4人の選挙で選ばれた公職者が同伴しました。結果は玉虫色でした。2018年までの執行延期を得たものの、来月に再度出頭するよう言われました。彼は米国籍者と結婚し、米国で生まれた娘がいるにもかかわらず、ICEの職員は彼に渡航文書を準備するよう指示しました。これはしばしば強制退去の最初の手続きとなります。

    dailynews date: 
    2017/3/10(Fri)
    記事番号: 
    1

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