国境警備員が米国籍保有者を含む旅行者の携帯を没収しパスワードを要求する事例が増加しています。このような捜査はオバマ政権下で急激に増え、2016年には2万5000件となりましたが、この数は今年更に急増するとみられています。NBCニュースによれば、今年2月だけでも500点以上のデバイスが捜査の対象となりましたが、この数は2015年全体を通した数を上回るものでした。ACLU(米国自由人権協会)の「言論、プライバシーおよびテクノロジー・プロジェクト」(Speech, Privacy, and Technology Project)の専従弁護士エーシャ・バンダリに話を聞きます。バンダリ弁護士は先日、Can Border Agents Search Your Electronic Devices? It’s Complicated(「国境警備員はあなたの電子デバイスを捜査できるのか? 答えは複雑」)と題された記事を執筆しました。