テリーザ・メイ首相が下院に諮ったEU離脱協定案は15日、政権与党の提案としては近代英国史上で最悪の敗北を喫しました。英国をEUから離脱させる条件についてメイ首相が数カ月かけてとりまとめた協定案は、反対432票、賛成202票で否決され、メイ首相の指導力ならびに英国の将来について政治的不透明性が立ち込めています。下院議会は16日にメイ内閣の不信任決議案を票決する見通しです。英国の政治・文化雑誌『ニュー・ステイツマン』に寄稿する作家、映画製作者のポール・メイソンから詳しく聞きます。同誌への最新の寄稿記事のタイトルは、“To avoid a disastrous failure, Labour must now have the courage to fight for Remain” (「将来の混乱を避けるため、労働党は今、EU残留のためにたたかう勇気を持たねばならない」)です。