多くの人々にとって彼の名前は馴染みがないかもしれませんが、彼の曲は世界中で数百万人に歌われています。本日12月25日は、Brother, Can You Spare a Dime?(『兄弟、10セント都合してくれないか?』)などのヒット曲を作詞し、映画『オズの魔法使い』の音楽の作詞を手掛けたブロードウェイの作詞家イップ・ハーバーグの人生と作品を振り返ります。マンハッタンのローワー・イースト・サイドの貧しい家庭に生まれたハーバーグは、つねに自分の作品に強い社会的、政治的要素を織り交ぜ、人種差別や貧困と闘いました。生涯にわたり社会主義者であった彼は、ブラックリストに載せられ、生涯しつこくつけまわされつづけました。 ハーバーグの息子アーニー・ハーバーグに、父親の音楽と政治観について話を聞きます。そして、映画『オズの魔法使い』を詳しく検証し、ハーバーグのブロードウェイの曲をメドレーで聞きながら曲が作られた当時の政治状況を見ていきます。