【21/01/07/1】トランプ大統領の扇動を受けて暴徒化した右派のトランプ支持者が米連邦議会に乱入し、手続きを中断させた数時間後、連邦議会はジョー・バイデン次期大統領の勝利を認定しました。「未遂に終わったクーデター」と称されるこの混乱で4人が死亡しました。今回の暴動は、2020年の大統領選はジョー・バイデンが勝つよう不正に操作されたという、トランプ大統領の嘘が、右翼メディアとSNSによって数か月にわたり拡散された結果でした。1月6日にワシントンで行われた集会で、トランプは連邦議会議事堂に向かうよう支持者に呼びかけました。この呼びかけを受けて、支持者たちはフェンスを押しのけ議事堂前に並ぶ警官の列を破り、議事堂内に侵入、事務所も荒らしたため、議員たちは避難を余儀なくされました。反人種差別主義者活動家で住宅の権利活動家ブリー・ニューサム=バスは2015年、サウスカロライナ州議事堂前で南部連合国旗を引きずり下ろし逮捕されました。彼女は「警察は、警官や政府による人種差別に抗議する運動に対しては、あからさまな軍装備で対抗するのに、昨日(ワシントンで)警察が展開した対応はそれとはあまりに異なる」と語ります。「米国の警察の主な役割が公共の安全を守ることではなく、人種差別を継続することであることは明らかです」(Image Credit: Jim Urquhart/Reuters)