デイリーニュース

  • 「体が固まってしまった」 米移民税関捜査局による医療虐待サバイバーの声

    【20/12/28/3】移民税関捜査局(ICE)によってジョージア州アーウィン郡収容所に収容された移民女性数十人がICEを相手取り、同意のない侵襲的な婦人科処置と手術を受けさせられ子どもを持つことが不可能となった人もいるとして、集団訴訟を起こしました。これらの処置は不要であったことが後に判明しています。訴状には、ジョージア州オシラのマヘンドラ・アミン医師の治療に関する少なくとも35人の女性による宣誓証言や、訴えに対する報復や本国送還の威嚇があったことが記されています。「プロジェクト・サウス」(Project South)の法律・広報責任者で共同弁護団の1人でもあるアザデ・シャシャハニは、「ICEが絶え間なく彼女たちを黙らせようとしたにもかかわらず、40人以上の女性が法廷宣誓証言を提出しました」と言います。不必要な医療処置を受けたと主張する女性2人に聞きます。ウェンディー・ドーウェは、同意のないままに卵管を切除されたと発言した後に、ジャマイカへ強制送還されたと言います。現在アーウィン郡のICE収容所にいるエリザベスは、不必要な医療処置を受けたと発言したため報復に直面していると言います。

    dailynews date: 
    2020/12/28(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 「優先順位が間違っている」 ロー・カンナ民主党下院議員 防衛予算に対するトランプの拒否権発動を覆すための投票はしないと述べる

    【20/12/28/2】トランプ大統領は先週、軍事予算7400億ドルを含む2020年度国防権限法(NDAA)に拒否権を発動しましたが、議会は拒否権を覆すとしています。トランプ大統領は、ソーシャル・メディア企業を保護する免責条項、そして現在南北戦争時の南軍司令官にちなんでつけられている基地の名称変更に反対するとして拒否権を発動しました。民主党下院議員のロー・カンナは、「トランプの拒否権発動の動機は不純」だが、拒否権を覆すためには投票しないと言います。「問題は7400億ドルという過大な防衛予算です。優先順位が間違っています」。

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    2020/12/28(Mon)
    記事番号: 
    2
  • ロー・カンナ米下院議員 コロナ救済金は1人2000ドルは必要 経済医療危機のさなかにこれ以上の緊縮財政は要らない

    【20/12/28/1】トランプ大統領は突然、9000億ドルの新型コロナウイルス対策予算を含む2兆3000億ドルの歳出法案に署名しました。法案には、ほとんどの成人が対象となる1人600ドルの現金給付、失業手当の延長、小規模企業への援助、ワクチン配布費用、立ち退きを禁止する連邦措置の一時的な延長などが含まれています。一方、署名の遅延により二つの失業救済プログラムが失効し、休暇をはさんで数百万人が不安の中に投げ込まれました。トランプはまた、アメリカ人の大半を対象とした2000ドルの現金給付を認めるよう法案の修正を議会に求めていましたが、共和党員の多数はこれに反対し、民主党指導部は賛成していました。カリフォルニア州選出のロー・カンナ民主党下院議員は、「署名の遅延や人々の不安に対する責任がトランプ大統領にあることは疑いがないと思っています。しかし1人2000ドルの現金給付が実現しないことについては、ミッチ・マコーネル共和党上院院内総務や共和党員に責任があります」と言います。

    dailynews date: 
    2020/12/28(Mon)
    記事番号: 
    1
  • ジョン・ル・カレ(1931-2020) イラク戦争 企業権力 アフリカの搾取などについて語る

    【20/12/25/2】世界的に有名なイギリスの小説家ジョン・ル・カレが12月12日、89歳で亡くなりました。ル・カレは、半世紀以上にわたり小説を書き続け、スパイ小説の第一人者としての地位を確立しました。彼は1950年代後半から60年代前半まで英国政府の諜報部員として働きました。これは東西冷戦の真っ盛りの時期であり、それが初期の小説の主題となっていました。後期の作品では、グローバリゼーションの不公平性、野放しの多国籍企業の権力、国家の諜報機関が企業利益を守るために果たす役割などに焦点を当てています。代表作には、『寒い国から帰ってきたスパイ』や『ナイロビの蜂』などがあります。ル・カレはまた、9.11同時多発テロ事件に対する米国の反応やブッシュ政権のイラク侵攻に対して激しい批判を行った人物です。2010年には、デモクラシー・ナウ!で異例の詳細インタビューに応じてくれました。

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    2020/12/25(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 「米国は発狂した」 ジョン・ル・カレが語る イラク戦争 イスラエル 米国の軍国主義

    【20/12/25/1】英国の伝説的な著名作家ジョン・ル・カレが89歳で亡くなりました。ジョン・ル・カレは、イラク侵攻に向けて突き進むジョージ・W・ブッシュ大統領やトニー・ブレア英首相を猛烈に批判していました。2003年1月に発表した「アメリカ合衆国は発狂した」という論考は、広く読まれました。ジョン・ル・カレは2010年にデモクラシー・ナウ!に出演し、その際に、この論考を自ら読み上げました。

    dailynews date: 
    2020/12/25(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 西サハラ:アフリカ最後の植民地の貴重な映像 米国はモロッコの西サハラ占領を承認

    【20/12/24/1】米国はモロッコが西サハラを併合することを承認する世界初の国となりました。トランプ政権は国際人権デーである12月10日に、この大きな政策転換を発表しましたが、これは最近モロッコがイスラエルとの国交を正常化した4番目のアラブ国となった合意の一部です。本日はデモクラシー・ナウ!の独占ドキュメンタリーを特別再放送します。デモクラシー・ナウ!は2016年後半、アフリカ北西部の西サハラで報道封鎖を破り、都市ラーユーヌへの潜入に成功、数十年に渡るモロッコによる暴力的な弾圧に耐え、自由を得る為に闘う西サハラの人々を取材し、占領下で何年も報道されることがなかったこの地域から、国際報道チームとしては初の報道を成し遂ました。この映画に登場したサハラ人の多くは現在、警察の包囲下にあるか、潜伏中です。

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    2020/12/24(Thu)
    記事番号: 
    1
  • カリフォルニアでは人口の40%がラテン系アメリカ人。アレックス・パディヤ、同州初のラテン系アメリカ人上院議員に

    【20/12/23/3】カリフォルニア州の州務長官アレックス・パディヤが、ギャビン・ニューサム知事から、カマラ・ハリス次期副大統領の後任となる連邦上院議員に指名され、同州を代表する初のラテン系アメリカ人上院議員となる歴史を築きました。パディヤは、26歳でロサンゼルス市議に選出されて公職を開始し、その後州議会議員となって2期務め、続いて州務長官に選ばれ2期を務めてきました。「これはラテン系アメリカ人の歴史的重要性の現実を反映しています」と、ロヨラ・メリーマウント大学の政治学教授であるフェルナンド・ゲラは述べます。彼はまた、ロサンゼルス研究センターの所長でもあります。

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    2020/12/23(Wed)
    記事番号: 
    3
  • ダイアン・ラビッチ:バイデンが選んだ教育長官は、デボスの公立学校への攻撃を覆えさなければならない

    【20/12/23/2】ジョー・バイデン次期大統領は、コネチカット州の公立校教育長官であるミゲル・カルドナを教育長官に指名し、次期政権にとって3人目のラテン系アメリカ人の登用となりました。カルドナは元教師であり、退任する教育長官ベッツィー・デボスからの急激な変化を意味します。デボスは今月初め、教育省のキャリア官僚たちに、次期政権に「抵抗」するよう促しました。カルドナはプエルトリコ系で、小学校4年生の教師としてそのキャリアを開始し、2019年8月に、ラテン系アメリカ人として初めてコネチカット州の教育関係公職のトップ となりました。作家で教育史家であるダイアン・ラヴィッチは、「彼はベッツィ・デボスではありません。米国のすべての、あるいはほぼ全ての教育者は、とてもわくわくしています」と語ります。彼女は、ジョージ・H.W.ブッシュ大統領の下で教育次官補を務めました。「カルドナは、その職歴を通じて、ずっと公立学校に関わってきました。これは、過去4年以上にわたる公立校での教育や公立校教師への攻撃を見てきた多くの人々にとって、大きな朗報です」

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    2020/12/23(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 「イラクにいるよりも酷い」:退役軍人で救急医療 (ER)医師:パンデミックが病院を限界点に追いこんでいると述べる

    【20/12/23/1】米国で新型コロナウィルスの一日あたりの新感染者が平均20万人を超えるなか、クリーボン・ギルマン医師に話を聞きます。救急医のギルマン医師は、米国での流行が始まって以来、最初はニューヨーク市で、現在はアリゾナ州ユマで患者を治療しています。ギルマン医師はまた、海兵隊の衛生兵を務めたイラク戦争の退役軍人でもあります。彼は、新型コロナウィルス患者を治療した経験を、公開日記につけてきました。アリゾナのICUのベッドは満杯である、とツイートした後に解雇されましたが、その後、人々からの激しい抗議が起き、復職しました。「このパンデミックはイラクにいるよりもひどい」とギルマン医師は述べます。「このウイルスはトロイの木馬であり、人々の中に隠れているのです。人は知らぬうちにそれを家に持ち帰り、家族すべてに感染させ得るのです」

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    2020/12/23(Wed)
    記事番号: 
    1
  • トランプが画策する選挙結果逆転:民主主義への攻撃か 自身が大金を稼ぐための策略か?

    【20/12/22/3】トランプ大統領は2020年大統領選の結果を覆す方法を引き続き探す一方で、巨額の政治資金を集め続けています。その額は、大統領選当日の11月3日以降に集めた2億5000万ドル以上を含み、10月中旬以降5億ドル以上となっています。ニューヨークタイムズ紙は、トランプが調達した2億5000万ドルのうち6000万ドル以上が、退任後に運営する新たな政治活動委員会に流れていると報じています。これは退任する大統領としては前例のない活動資金です。トランプが、この調達した資金をどう使えるかにはほとんど法的な制限がなく、彼はそれを自身の4億2000万ドルという莫大な負債を清算するために使うことも、2024年の大統領選出馬のための資金に使うこともできます。「これは全く前例のないことです」と、大統領選以来トランプの資金集めを入念に追っている「キャンペーン・リーガル・センター」(Campaign Legal Center)の連邦改革部長ブレンダン・フィッシャーは言います。「これはホワイトハウスを離れたトランプが、共和党で影響力を持ち続けると同時に彼自身と家族に経済的な利益をもたらすために利用できる、ほとんど規制のない政治的手段なのです。」

    dailynews date: 
    2020/12/22(Tue)
    記事番号: 
    3

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