デイリーニュース

  • バーニー・サンダース アイオワ州のフラッキングパイプラインに「ノー」 本日の党員集会で助けになるか?

    アイオワ州党員集会が全米の注目を集めていますが、あまり語られることのない地元の問題を見てみましょう。アイオワでは州を対角線上に横切って原油を輸送するバッケンパイプライン建設案をめぐり、論議が白熱しています。バーニー・サンダースはアイオワ州で遊説した際、このパイプラインをとりあげて、ライバルであるヒラリー・クリントンとの違いを強調しました。アイオワ州デモインからジャーナリストで歴史家のジェフ・ビガーズに話しを聞きます。ビガーズはアイオワ大学の招聘作家で「気候を語るプロジェクト」(Climate Narrative Project)の創立者です。

    dailynews date: 
    2016/2/1(Mon)
    記事番号: 
    2
  • アイオワの進歩派 クリントン対サンダースの対戦を評定 白人比率がきわめて高い州で米大統領選挙戦が幕開け

    2016年米大統領選挙戦が幕開けとなり、ホワイトハウスへの道が本日、アイオワ州から始まります。世論調査では両党とも接戦を示しています。共和党では、最有力候補者のドナルド・トランプがテキサス州の上院議員テッド・クルーズを僅かにリードしています。民主党ではバーモント州の上院議員バーニー・サンダースがかつてはヒラリー・クリントンに40ポイントも差をつけられていましたが、猛追し接戦となっています。アイオワ州は全米でも白人比率がきわめて高い州の一つですが、各党の大統領候補を最初に選ぶ州であるため、アイオワ州党員集会は選挙戦のなかで過大に大きな役割を果たします。大統領選挙運動はいまでは、アイオワ州での対決の1年前から始まり、実際の選挙日2016年の11月まで約2年がかりになっています。候補者たちは数ヶ月間、州に足を運び、有権者たちは1億5000万ドル以上の政治広告にさらされます。アイオワ州デモインからラジオ番組「ファロン・フォーラム」のホストで元アイオワ州議会議員のエド・ファロンに話しを聞きます。ファロンは、バーニー・サンダースの支持者です。もうひとりのゲスト、ウェイン・フォードは「アイオワ・ブラック&ブラウン大統領フォーラム」(Iowa Brown and Black Presidential Forum)の共同創立者兼共同議長、ヒラリー・クリントンを支持しています。

    dailynews date: 
    2016/2/1(Mon)
    記事番号: 
    1
  • レイプを生き抜いた被害者デイジー・コールマン 同様の体験の後自殺した娘の母親に会う

    パワフルな新作ドキュメンタリー『オードリー&デイジー』(Audrie & Daisy)についてのインタビュー第2部では、デイジー・コールマンのストーリーを見ていきます。2012年1月、コールマンは14歳で高校1年生でした。彼女は13歳の友達ページ・パークハースト共に高校のスポール選手の小さな集まりに招待されました。彼女たちは、男の子たちが家に迎えに来た時にはすでに飲酒をしており、デイジーはパーティーで気を失いました。彼女の話では、マシュー・バーネットという名の男子が、意識を失っている彼女に性的暴行を加え、それを高校レスリングのスター選手であるジョーダン・ゼックがビデオで撮影していたいうことです。バーネットは性交は合意の上でなされたと主張しています。その日の夜遅く、この男子生徒たちはデイジーを雪が積もっている彼女の自宅の庭に投げ降ろし、翌朝彼女の母親が半分凍っている娘を見つけました。当初、デイジーを暴行しそれを撮影したとして、この男子生徒たちは起訴がされましたが後に取り下げられました。マシュー・バーネットがフットボールの選手だったこと、そして彼の祖父がミズーリ州議会議員であったことが、ノダウェイ郡の検察官が起訴するかどうかという決定に影響力を及ぼしたのではないか、という疑念が高まりました。デイジーの母親メリンダが疑問の声をあげた時、彼女は職を失いました。

    dailynews date: 
    2016/1/29(Fri)
    記事番号: 
    4
  • 『オードリーとデイジー』:暴行された後自殺したオードリー・ポットの母が語る娘のストーリー 

    サンダンス映画祭からお送りしています。本日は、性的暴行を受けた後、ソーシャルメディアでいじめを受け、それが全国的に大きく報道された女子高生2人のストーリーを見ていきます。オードリー・ポットとデイジー・コールマンはお互いを知りませんでした。デイジーはミズーリ州メアリービルの小さな田舎町に、オードリーはカリフォルニア州サラトガ郊外のシリコンバレーに住んでいました。しかし、2人は似たような経験をしました。2人とも、パーティで酒に酔って意識を失っている間に知り合いで信用していた男の子たちによって性的暴行を受けたのです。その後2人ともソーシャルメディアで嫌がらせを受け、自殺を図りました。デイジーは一命をとりとめましたが、オードリーは助かりませんでした。サンダンス映画祭で封切られた新作ドキュメンタリー映画、『オードリー&デイジー』(Audrie & Daisy)では、10代の2人のストーリーと彼女たちに起こった事件が、家族やコミュニティにどのように影響し、全国的な対話へと広がったのかを見ていきます。第1部では、オードリー・ポットの母シーラ・ポットにパーティーで性的暴行を受けた8日後に15歳のオードリーが首つり自殺をした時の様子を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/1/29(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 元ソルトレークシティー市長 2002年冬季五輪時の大規模監視でブッシュ政権の閣僚らを提訴 

    元ユタ州ソルトレークシティー市長のロッキー・アンダーソンは、2002年冬季オリンピック開催中にブッシュ政権が行ったと言われる政府による電話、テキストメッセージ、メールでのやり取りの監視に対して訴訟を起こしました。ブッシュ政権は「監視コーン」を広範囲にわたって配置し、1970年代に成立した監視法を侵害したとアンダーソンは語ります。この監視法は、70年代のチャーチ委員会の審問で、同様の公民権の侵害が暴かれた後に成立したものです。

    dailynews date: 
    2016/1/29(Fri)
    記事番号: 
    2
  • トランプ欠席の共和党大統領候補討論会 シリア、プランド・ペアレントフッド、イスラム恐怖症で対決

    アイオワ州党員集会前の最終討論会で、28日共和党の大統領候補7人が対決しました。少なくとも世論調査では最有力候補となっているドナルド・トランプは、FOXニュースのアンカーを務めるメギン・ケリーを討論会の司会から外すことをFOXニュース側が拒否したため、討論会をボイコットし3マイル離れたところで自らイベントを開催しました。本日はその討論会から「プランド・ペアレントフッド」について、「イスラム国」に対抗するためシリアを無差別に「絨毯爆弾」する提案について、そしてイスラム教徒に対するヘイト・クライムについての抜粋を放送し、第三党から大統領に立候補している元ソルトレークシティー市長、ロッキー・アンダーソンの反応を聞きます。アンダーソンは元民主党員で、かつてマサチューセッツ州知事選でミット・ロムニーを支持をしていたこともあります。2012年彼は正義の党(Justice Party) から大統領選に出馬しました。アンダーソンは弁護士であり、人権団体「人権への至高の道(High Road for Human Rights)」代表も務めています。

    dailynews date: 
    2016/1/29(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 戦争を終らせるため戦地からの報道にこだわった: 「ISIS」に殺害された記者ジェームズ・フォーリーの人生と功績を描く新作映画 

    サンダンス映画祭からお送りしています。本日は、2014年8月に自称「イスラム国」に斬首された米国人ジャーナリスト、ジェームズ・フォーリーについての新作映画を特集します。フォーリーはイラク、アフガニスタン、リビア、シリアから現地報道した、フリーランスのジャーナリストでした。2011年、フォーリーはリビアで拉致され44日間拘束されました。解放から1年後、今度はシリアで拉致されたのでした。その姿は、斬首による処刑ビデオがネットで流されるまで見られることはありませんでした。自身の仕事についてフォーリーは、「前線での取材は重要だと私は考えています。現場で撮った写真やビデオや実体験がなければ、どれほど酷い状況なのか、世界に向けて発信することはできません」と語っていました。息子の死後、母のダイアン・フォーリーは、欧州諸国とは異なり、拉致犯とは交渉もしないし身代金も支払わないという米政府の方針に対する批判の先頭に立っています。2015年11月、ダイアン・フォーリーは議会で、息子がフランス、スペイン、ドイツ、イタリア、またはデンマーク国籍保持者であれば、今でも生きていただろうと証言しました。ダイアン・フォーリーの運動も手伝って、2015年、オバマ政権は人質事件に対する米政府の方針を一部修正することを発表しました。ジェームズ・W・フォーリー・レガシー基金(James W.

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    2016/1/28(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 『入植者たち』:パレスチナ自治区でのイスラエル人入植の歴史とその影響を描く新作映画

    イスラエル占領のヨルダン川西岸地区に、新たに住宅153軒を建設するというイスラエルの計画に対し、国際的な非難が高まっています。監視団体「ピースナウ」(Peace Now)によれば、イスラエルの国防相は先週、同地区での新たなユダヤ人用住宅の建設を許可したということです。国連の潘基文事務総長は、この計画を「パレスチナの人々や国際社会に対する侮辱」だと厳しく批判しました。これに対してイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、国連事務総長の批判は「テロに追い風を送る」ものであり、「国連は中立性も道義的な力も、ずいぶん前に失った」と返答しました。一方、オバマ大統領は1月27日の国際ホロコースト記念日に在ワシントンのイスラエル大使館を訪れ「われわれは皆ユダヤ人なのです」と述べました。本日はサンダンス映画祭で世界初公開されたばかりの秀作The Settlers(『入植者たち』)の監督、シモン・ドータンに過去数十年におよぶパレスチナの地でのイスラエルの入植地建設とその影響について話を聞きます。ドータン監督は、入植について「よく話題になり激論される問題なのですが、実態はあまり知られておらず、議論も誤解に基づいていることが多い」と言います。

    dailynews date: 
    2016/1/28(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 黒人初のオスカー受賞監督ロジャー・ロス・ウィリアムズ 『アニメで息をふき返した人生』と「白人ばかりのアカデミー賞」 論争を語る

    ロジャー・ロス・ウィリアムズにサンダンス映画祭で初上映されたばかりの新作Life, Animated(『アニメで息をふき返した人生』)」について聞きます。ウィリアムズは2010 年に、 Music by Prudence(『プルーデンスが奏でる音楽』)で アカデミー賞短編ドキュメンタリー賞を受賞し、初めてオスカーを手にしたアフリカ系アメリカ人監督になりました。また、長編ドキュメンタリー作品God Loves Uganda(『神はウガンダを愛する』)は批評家たちから絶賛されました。受賞についてウィリアムズは「歴史の重みを感じる」と語ります。「アカデミー賞はハリウッドの現状を映し出しているにすぎません」とし、アカデミー賞はボイコットしないが、代わりに、若手の映画作家たちの指導を続けることでマイノリティへの認識と多様性の推進に努めたいと語ります。

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    2016/1/27(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 自閉症を受けとめて―息子の強みを支えたジャーナリストのロン・サスカインド 親たちへのアドバイス

    新作ドキュメンタリー映画Life, Animated (『アニメで息をふき返した人生』)で、ジャーナリストのロン・サスカインドは、息子オーエンとの体験を語ります。オーエンは、3 才の時に退行性の自閉症と診断されましたが、その後大学に進学し、現在は二つの仕事に携わっています。ベストセラーとなった著書Life, Animated: A Story of Sidekicks, Heroes, and Autism (『アニメで息をふき返した人生 相棒、ヒーロー、そして自閉症』)を踏まえながら、ロン・サスカインドは、自分も含め自閉症の子をもつ親たちは、自分達の子供が何に対して熱心かを見つけようと取り組んでおり、「不足しているものと強みとを結び付けることで、子供たちが困難をきりぬけることがよくあります」と話します。さらに、乏しい社会的資源の中で自閉症の子供に合う学校や支援のある生活環境を探す親の苦労や、保険会社が自閉症の子供に益する療育費をカバーするよう求める支援運動について論じます。

    dailynews date: 
    2016/1/27(Wed)
    記事番号: 
    2

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