デイリーニュース

  • ドナルド・トランプは新たなジョージ・ウォレス? 1968年大統領選で人種分離主義者ウォレス陣営の選挙責任者 共和党最有力候補のレイシズムを値踏み

    評論家たちはドナルド・トランプと人種分離主義者のアラバマ州知事ジョージ・ウォレスの1968年大統領選での言葉が似ていると指摘しています。2015年11月にはアラバマ州バーミングハムでの遊説会場でトランプが「そいつをここから連れ出せ!」と叫んだことを受け、トランプの支持者たちが「黒人の命も大事」(Black Lives Matter)の抗議者を蹴ったり殴ったりしましたが、トランプは事件後、「(あの抗議者は)痛めつけられて当然だったかもしれない。あの人がやったことには虫唾が走った」と語り、支援者たちを弁護しました。ジョージ・ウォレスの娘のペギー・ウォレス・ケネディもまたこの2人の選挙戦を比較しましたが、父親はトランプほど極端ではなかったとしています。ジョージ・ウォレスの1968年の大統領選で全米選挙戦責任者を務め、その後、公民権弁護士で社会正義活動家へと転身した、自称「改心した元人種差別主義者」のトム・ターニプシードに話をききます。また、ネイション誌の編集者兼発行人カトリーナ・バンデン・フーベルにも話をききます。

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    2016/1/15(Fri)
    記事番号: 
    2
  • この共和党レースは何のため? 予備選開始間近のサウスカロライナ州討論会が見せたトランプ候補の過大な役割

    14日夜、共和党大統領候補者たちにより主要州サウスカロライナ州での初の討論会が開かれました。サウスカロライナでの予備選の投票は、2月20日に行われ、アイオワ州とニューハンプシャー州に続き、党大会や予備選が行われる3番目の州にあたります。最新の世論調査では、最有力候補のドナルド・トランプが全米で支持率33%で圧倒的なリードを維持し、2番手のテキサス州上院議員テッド・クルーズに13ポイントの差で水をあけています。しかし、クルーズは初戦となるアイオワ州で最近、急伸し、現在、トランプと互角です。トランプは支持率2位で最高位のライバルであるクルーズに対し、キューバ人の父親とアメリカ人の母親との間で、カナダで生まれたため大統領になる資格があるのかという疑問を投げかけて対決しました。14日の共和党討論会について、ネイション誌の編集者兼発行人であるカトリーナ・バンデン・フーベルと、1968年の大統領選で人種分離主義者のアラバマ州知事だったジョージ・ウォレス候補の全米責任者を務めた後、公民権弁護士となり、社会正義活動家へと転身した、自称「改心した元人種差別主義者」のトム・ターニプシードに話をききます。

    dailynews date: 
    2016/1/15(Fri)
    記事番号: 
    1
  • ジェーン・グドール 畜産の脅威 共和党による気候変動否定 ベジタリアンである理由を語る

    ジェーン・グドールは、気候変動および環境保護問題における世界的な発言者のひとりです。著名な霊長類学者であるグドールは、チンパンジーおよびヒヒについての画期的な研究で知られています。12月にパリで行われた気候変動サミットで、共和党による気候変動の否定、食事と気候変動の関係、汚職と集中的な農業から「熱帯雨林を守りたい」という思い、そして気候変動への懸念からベジタリアンになった経緯についてグドールに話を聞きました。

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    2016/1/14(Thu)
    記事番号: 
    4
  • 健康と業界ロビーの勝負 新たな食事指針で 米政府は食肉産業に屈したと専門家

    健康および環境保護の専門家は、オバマ政権が新たな食事指針において食肉産業に屈したと非難しています。新たな指針では砂糖消費量の削減を奨励している一方、肉の消費量削減は勧めていません。これは、世界保健機関(WHO)が加工肉がガンの原因になる可能性があるという研究結果を先日指摘したにも関わらず、食肉産業が強力なロビー活動を行った結果でした。ジョージタウン大学教授で、同校「オニール米国内および国際保健法研究所」(O’Neill Institute for National and Global Health)所長、WHO公衆衛生法協力センター(World Health Organization Collaborating Center on Public Health Law)所長のローレンス・ゴスティンに話を聞きます。

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    2016/1/14(Thu)
    記事番号: 
    3
  • カリフォルニア州メタンガス流出で数千人が避難 米政府は全米の天然ガス施設規制に乗り出すか?

    BP原油流出事故以来全米最大の環境汚染といわれる、ロサンゼルスでの天然ガス流出は1月14日で84日目を迎え、これまで1億5000万ポンド以上のメタンガスが流出しました。ポーターランチ地区では3000近い家庭が仮設住宅に避難しています。カリフォルニア州のジェリー・ブラウン知事は先週、同地区に非常事態を宣言しました。メタンガスは強力な温室効果作用があり、二酸化炭素の86倍の気候変動促進効果があります。ピーク時には、一日で450万台の排気ガスに相当する汚染が起こりました。周辺地域住民への影響が懸念されるだけでなく、ポーターランチ地区のガス流出事故によりカリフォルニア州の他の地域および全米各地での同様の事故に対する懸念が高まっています。同じような天然ガス貯蔵施設はカリフォルニア州に14か所、全米では400カ所以上あります。これらの施設では老朽化したインフラおよび不十分な規制という問題がはびこっていると、批判的な人々は指摘します。2人のゲストに話を聞きます。カリフォルニアから環境保護基金(Environmental Defense Fund)石油ガス・プログラム担当責任者ティム・オコナーと、事故の起きた貯蔵施設の近隣に所在する「ルネサンス住宅所有者組合」(Renaissance Homeowners Association)理事長のデヴィッド・バーレンです。

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    2016/1/14(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 戦争屋はがっかり? 米とイラン 核合意の発効直前に起きた米水兵の領海侵犯事件を迅速に解決

    オバマ政権のイラン外交に反対する人々にとり、運のない一週間となりました。1月13日、イランは米水兵10人を解放しました。米哨戒艇2隻がペルシャ湾のイラン領海に侵入してから24時間も経たぬうちのことです。あと数日でイラン核合意が発効し、経済制裁が緩和され、数十億ドルに上るイランの資金凍結が解除される、という時に起きた事件でした。これは米・イラン関係の新たな時代の幕開けとなるのでしょうか?もうじき出版されるLosing an Enemy: Obama, Iran and the Legacy of Diplomacy (『敵を失う――オバマ、イランと外交の遺産』)の著者で「全米イラン系米国人協議会」(National Iranian American Council)のトリタ・パルシに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/1/14(Thu)
    記事番号: 
    1
  • メディア・ベンジャミン: グアンタナモ 朝鮮半島 「有毒な」米国とサウジアラビアの関係が2016年のオバマ大統領の最重要議題

    メディア・ベンジャミンは正義と決断を求めて政治家たちに直面対決する活動で世界的に有名な「コードピンク」(CodePink)の共同設立者です。ベンジャミンは軍国主義と拷問に反対して声をあげたため議会の公聴会から何回も排除されています。2013年に、オバマ大統領のドローンとグアンタナモ収容所に関する政策を非難してオバマ大統領の発言を何度も遮ったことはよく知られています。応酬の最後にオバマ大統領は、「あの女性の発言は耳を傾けるに値する」と述べました。オバマの最後の一般教書演説を機に、ベンジャミンがオバマの残り1年になった任期中に実現を望む外交政策の概要を述べます。

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    2016/1/13(Wed)
    記事番号: 
    4
  • タビス・スマイリーが「人種差別に火をつける放火魔」のドナルド・トランプへの企業メディアの無批判な報道を非難

    ブロードキャスターのタビス・スマイリーは今週、米国のメジャー放送局ABCの政治討論番組「ジス・ウィーク」(This Week)に登場し、ドナルド・トランプは「改悛の情がなく、すぐキレる、宗教差別と人種差別に火をつける放火魔」だと発言してニュースダネになりました。トランプはスマイリーを「憎悪に満ちた人物であり人種差別主義者」と呼んで応戦しました。スマイリーはトランプに反論すると共に企業メディアに対しても、共和党のこの最有力候補の見解に対する「反応が手ぬるい」と非難しました。

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    2016/1/13(Wed)
    記事番号: 
    3
  • テキサス州生まれの海兵隊退役軍人が米国の移民政策により無国籍状態

    人種および移民への正義を求める活動家で海兵隊の退役軍人であるクラウディア・パラシオスに話を聞きます。パラシオスは連邦政府が中米からの移民家族を国外退去するために新たに施行した強制捜査に抗議し、8日にニューヨーク市内で交通を妨害して逮捕された7人のうちのひとりです。パラシオスは病院ではなく、助産師の助けを借りてテキサス州で生まれました。母親が国外退去を恐れていたためです。米軍はパラシオスの出生証明書を認め、海外赴任も含め、5年間の軍務に就かせましたが、国務省はパラシオスのパスポートの発行を拒否しています。「米国が私の出生証明書を認めないので、私は基本的に無国籍状態です」とパラシオスは言います。

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    2016/1/13(Wed)
    記事番号: 
    2
  • もうひとつの一般教書演説: 革新主義者たちが論じるオバマの遺産と残任期間1年への要望

    12日夜、オバマ大統領は任期最後となる7回目の一般教書演説を行いました。オバマは次期政権を狙う共和党の予備選候補者たちを暗に批判しながら、自らの業績を擁護し、具体的な政策提案は避けながらも、ムスリムや移民、米国民低所得者など社会的弱者層を非難の的にすることに異議を唱えました。オバマはイランとキューバとの歴史的な協定を擁護する一方、米国は「世界最強の国」だと豪語しました。オバマは富裕な献金者の桁外れな影響力に歯止めを掛けるよう政治体制の変革を求めるとともに、気候変動に対し、人為的変動の否認をやめることを含め、意味ある対策を取るよう議会に促しました。番組では5人のゲストを迎え、オバマ大統領の一般教書演説と任期最後となった1年間への要望を論じます。ゲストのドナ・エドワーズは、メリーランド州選出の民主党下院議員で連邦上院議員候補です。タビス・スマイリーは、公共放送のブロードキャスターで著述家、アリシア・ガルザは「黒人の命も大事」(Black Lives Matter)の共同創設者、メディア・ベンジャミンは女性主導の平和活動団体「コードピンク」(CodePink)の共同創設者、クラウディア・パラシオスは移民への正義を求める活動家で退役軍人です。

    dailynews date: 
    2016/1/13(Wed)
    記事番号: 
    1

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