「民衆詩人」の誉れ高い大学教授のマーティン・エスパーダは、しばしばチリの詩人パブロ・ネルーダと並び称され、彼の世代を代表する「ラティーノ詩人」として広く知られています。最新の詩集Vivas to Those Who Have Failed(『挫折者たちに万歳』)は、ウォルト・ホイットマンの詩の一節を表題にしています。この詩集は、1913年のパターソン絹工場ストライキへの賛辞から始まっています。このストライキは、ニュージャージー州の移民労働者を中心に労働環境の改善と一日8時間労働を要求したものです。続いて、今日に至るまでの闘争や不正について語り、武器を所持していないアフリカ系アメリカ人の警官による殺害や、米国内で起きた一連の銃乱射事件などにも言及しています。また、エスパーダの父親で著名なフォトジャーナリストであり、教師であり活動家だった故フランク・エスパーダへの追悼もあります。エスパーダ教授を迎え、詩を朗読してもらいます。